2020年08月13日

【お知らせ】flier book labo 9~12月のご案内

本の要約サイトのflier(フライヤー)には月5000円のプレミアム会員制度があります。TALKという20分音声コンテンツが楽しめたりする読書コミュニティなのですが、9~12月、パーソナリティを務めます。研究室名を「ミタニ教授の独り言」としたので、なんでもありです。flierにある要約の紹介もしますけどね(笑)

本日12時から受付開始で80名限定、とか。
大嶋祥誉さん、尾原和啓さん、岩佐文夫さんらのTALKも楽しみです。



高いですけれどご興味ある方はこちらのサイトからどうぞ。
https://www.flierinc.com/book_labo

2020年08月02日

KITのオンライン公開講座が8/5に!

お知らせです。
本年度、私の最初のKITプロモーション公開講座が8/5夜に。
今からでも参加可能です〜。「紙コップ演習」未体験の方はぜひ。「ビジネス“発想”思考」

■ 場所: オンライン形式(ビデオ会議システムのZoomを利用)
■ 定員: 40名
■ 費用: 無料
■ スケジュール
2020年8月5日(水)19:00 – 21:30
18:30 –       ・・・(受付開始)
19:00 – 19:30 ・・・ 「イノベーションマネジメント研究科」説明会/三谷宏治 教授
19:30 – 21:00 ・・・ 「ビジネス“発想”思考」講座/三谷宏治 教授
21:00 – 21:30 ・・・ 「質疑応答&グループ相談会」/KIT教員、修了生、事務職員

※注意事項
・公開講座では、ハサミ、紙コップ3つ、水500ml程度(水道水で可)を使用します。お手数ですが、当日はお手元にご用意くださいますようお願い致します。

2020年07月30日

「クリエイティブ思考によるポストコロナの解法 #4 教育に対する私的提案 ー3つの力の共育法ー」

6/8に行われたco-lab主催のオンラインイベント「クリエイティブ思考によるポストコロナの解法 #4 教育に対する私的提案 ー3つの力の共育法ー」の要約がアップされました。 https://www.co-lab.jp/report/post-covid-19-4/



「ちっともポストコロナの解法」じゃないじゃん! その通り。そんなものではないのだ。

2020年07月19日

ThinkCentre M93P – TinyをSSDに換装したよ

先月頑張ったPCネタである。
以前、MacBookPro(2010)のHDDを、SSDに換装したことがあるのだが、それは中身がまっさらになってもいい状況だったので気楽だった。でも今回は、そうはいかない。れっきとしたわが家の業務用ミニPCなのだから。

2015年2月に13万円で買ったlenovoのThinkCentre M93P – Tinyは、超小型でそこそこのスペックである。

・CPU:インテル Core i5-4590T
・メモリー:8GBx2 PC3-12800 DDR3

でも500GBのHDDがどうにも遅い。当時はそれでも良いと思っていたのだが、最近は動作も不安定になるし立ち上げにも数分かかるし。で、ついに買い替えを決断した。
ところが、上記以上のスペックで、SSDも500GB以上で、省スペースで、とやっていくと、どうしても15万円はかかってしまう。

だったらダメ元でSSD換装にチャレンジしようと思い立った。家にはいくつかSSDも余っていたし…。
結局、丸3日かけて5回失敗した後に、ついに成功(多分)。

・入替先の500GB SSDをPCに外部接続したが表示されない(認識はされていたのでディスクの管理で「割り当て」た)
・入替先のSSD自体の故障でクローニングできない(エラーセクターが回避できない)
・別の1TB M.2 SSDをアダプターに入れて接続。HDDから中身をクローンしたが起動せず(クローン時の設定ミス)
・設定を「ディスククローン」にすることで解決

いったい何回、つなげたり外したり、開けたり閉めたり、ネットで調べたりしたことやら。

これは成功の5歩手前くらいのときの写真。もう出来た、簡単じゃんと思っていた幸せなとき。

コストパフォーマンスはすごくよかった。
使ったソフトは、AOMEI Backupperの 無償版のみ。操作はとっても簡単だった。設定間違えたけど。

新たに購入したのは、
・2.5インチSSD /HDDをUSB 3.0につなげるアダプター1199円
・上記のM.2 SSD用のエンクロージャーアダプター999円のみ
で2000円ちょっと。
家で遊んでいた1TB M.2 SSD(SATA3.0)はもともと1.8万円くらいだから、それを入れても2万円で済んだ。
作業時間として10時間以上は掛けたけどね(笑)

肝心のPC性能はどうなったかというと、 HDDに比べれば数倍の速度になって、今のところ安定稼働している。
それはM.2 SSDとしてのスピードからは5分の1くらいなのだが、実務上はまったく問題ない。クローンも上手くいったようで不自由はない。 やればできるもんだ。
あの3日間で「ThinkCentre M93P – TinyでのSSD換装」について、随分ノウハウを積んだように思うが、もう2度と使わないだろうな、そのノウハウ。合掌

2020年06月28日

オンラインおうち学校

明日と水曜はとても久しぶりの、小学生向け授業。そして生まれて初めての、子ども向けオンライン授業。
低学年中心なので、Zoomでの必殺技「ブレイクアウトセッション」も使えない。さてさて、うまくいくのでしょうか。
世界中どこからでも参加できます!! 子どもだけでもOK!

6/29、16~1700 イロのフシギ


7/1、16~1700 カタチのフシギ

2020年06月16日

『戦略読書〔増補版〕』発刊!そして…

6/1、ついに『戦略読書〔増補版〕』が発刊となりました。

1万文字以上を書き足し、100冊以上ブックガイドも増やして、でもA5変形版の単行本とは体積比で半分以下の小ささ。価格も税抜き1000円で単行本の半分強。これはお得だ!(笑)

これはまさに「血と汗と創意工夫の結晶」なのですが、それは文庫版のあとがきに書いたので、そこで。
もちろん、まずは本自体を読んでみて、いくつ見つけられるかチャレンジを(笑)

新刊が出たらなんと言っても書店巡りです。
いくら本を出しても、店頭に並んでいなければ、本は売れません。
じゃあ、ドーンと積んであれば良いかというと、そこには責任が発生します。いくら積んでも大して売れないのであれば、すぐに展開は縮小されます。厳しいのです(T-T)
東京だと地元二子玉川の3店の他に、丸善の丸の内本店・日本橋店、三省堂書店の有楽町店・池袋本店・神保町本店、紀伊國屋の新宿本店・大手町店、そしてBook1stの新宿本店(コクーンタワーのB1,1階)には必ず行きます。
丸善 日本橋店は出版社からの発送日である6/1 にはもう大展開されていて(゚◇゚)ビックリ。

そして6/2には丸善 丸の内本店でも。

これくらいになると、プレッシャーが掛かってきます。1日数冊売れましたでは済まされません。ドキドキです。
この写真は、1階正面通路のビジネス書新刊コーナー(の文庫本棚)だったのですが、3階文庫本売り場では大きな展開はなく、内心「大丈夫かなあ」と思っていました。

それから2週間後、また丸善 丸の内本店を訪ねたら、上記の展開がなくなっているではありませんか!うわっ。
恐る恐る正面奥へと歩みを進め、新刊コーナーを巡りましたが平積みで少しあるだけ…。う~ん。これはマズい。
そのときふと見上げるとそこは丸の内本店での週間ランキングコーナー。

なんと、文庫で6位!!!
文庫は判型だけの話なのでノンジャンル。五木寛之やカミュや原田マハと戦わなくてはなりません。そこで東野圭吾より上だなんて!!こんなこともう一生無いかも。
でもやっぱり1階で大きく展開してる場所はなく、では3階文庫本売り場へ行こうかと思ったその瞬間、目の前を、両手に『戦略読書〔増補版〕』を山ほど抱えた店員さんが歩いているではありませんか。そして特設の平台にズンズン積んでいきます。 ほどなく完成したのが 、コレ!

12面120冊の階段積みにしたディスプレイです。
素晴らしい。もう責任はともかく、嬉しいの一言です。
作業を終えた店員さん(1階売場長さん)としばし歓談と密談を少々(笑)
その後、店長・副店長さん、3階の文庫本担当の方ともお話ししました。

次にお邪魔したのがBook1st新宿本店。HALのコクーンタワーB1Fがビジネス書売り場、1Fが文芸書や文庫です。ここで大陳(たいちん、大量陳列の意味。スーパー用語であり書店用語ではない。たぶん…)が行われているとの噂を聞き、行ってきました。
いつも通りまずはB1Fに。ここには著者別の「三谷宏治」コーナーがあるんですよねえ。そしてその隣には、面陳も。文庫版も入ってます!

この本は判型でなく、やはりビジネス書と並んでいる方が売れるんじゃないか、などと担当の方とお話し。さっそく、3面平積みの『新しい経営学』の一部を使って展開してみましょうか、との話になりました。

でも、凄かったのはやはり1Fでした。

文庫コーナーを彷徨った後、文庫のレジ横に新刊の面陳コーナー。そこにズラリ。

ここで店員さんをつかまえてご挨拶したら「もっと並べているところあるんです!」と正面レジ前の新刊コーナー(というかタワー)に連れていってくれました。
それが、これ!

奥が鏡の新刊タワーです。各出版社1冊ずつの推し本が36面!
この左手がキャッシャーなので、お客さんはここを通らざるを得ません。
これはなかなかの衝撃的風景でした。お腹いっぱいです。
もう後は、より多く手に取ってもらえるのを祈るしかありません。

帰宅後Amazonを除いたら「カテゴリー1位」のマークが。
もともとの「読書法」ではUnlimitedの関係ない本が1,2位を占めていて、ずっと3位だったのですがフシギなことに「図書館情報学」には本来の読書法の本がズラリと並び、そこで1位となっていました。

φ(゚Д゚ )フムフム…。なんにしろめでたい。

時節柄、『戦略読書〔増補版〕』のプロモーションイベントはオンライン中心。
6/10 730~900 『戦略読書〔増補版〕』@朝渋 (無料)
6/17 1900~2030 『戦略読書〔増補版〕』@アカデミーヒルズ(150名満席、有料、本付き)
7/9 1900~2100 『戦略読書〔増補版〕』@KIT① (Zoom、本提示が参加条件)
と続きます。 全国どこからでも参加できます!これぞオンラインパワー。
そしてついにリアル版も。
7/16 1900~2100 『戦略読書〔増補版〕』@KIT②(40名限定、本持参が参加条件 )
申し込みはお早めに~。

2020年05月27日

オンライン講義、というよりその他のIT化の効用について

明日は女子栄養大でのZoomでの3時間講義 2回目。もう今からドキドキである。



ただこの間、オンライン講義とはある意味関係ない2つのITツールの効用を体感した。マイクロソフトのTeams(ティームズ)と、Google Formsだ。
女子栄養大は講義のオンライン化に当たって、マイクロソフトのTeamsやStreamなどを使うことに決めた(数名の外部講師が特例としてZoomを使っている)。正直、Teamsは始めてだったし、仕組みに慣れなくて大変だった。128人向けの講義資料のZoom対応だけで手一杯だったから。
でも、G Formsで宿題出して、その返答がリアルタイムで見れ、自由記入欄で窮状や問題を訴える者がいれば、即座にその学生にTeamsでチャット形式のフォローが出来る。素晴らしい。
今までのシステムでもメールは出せたが、やりやすさが10倍違う。学生たちもチャット形式のコミュニケーションに慣れているので、こちらの呼びかけに対して気軽に返答してくれる。128名全員とこれをやったら死んじゃうけど、声を上げる学生にパーソナルな対応が出来るのはとてもよいこと。

これは講義自体がオンラインでもリアルでも変わらないことなので、来年以降も使っていこう。
私はTeamsやG Formsの機能の、ほんの一部しか使いこなしてはいないけれど、たった2週間でこれだけの効用を感じられるのだ。最初はイヤイヤだったのに。
これこそが断絶的進化。非常事態にあって全員(教職員・学生)が半強制的にやり始めたことが、思わぬ効果を明らかにし、それが急速に定着する。
私も反省しなきゃね。食わず嫌いはいかん。

でも早稲田大学ビジネススクールではMoodle(ムードル)というのを使っていてそっちの操作も覚えないといけない。ううう。

2020年05月13日

『ジャパネットの経営』、髙田旭人の挑戦は続く

カリスマを継ぐことの難しさを、自分を変え、社員を変えることで実現していることがわかる。
それを示す多くの施策、実例が数十も盛り込まれていて、納得感は高い。
https://www.amazon.co.jp/dp/4296104918

髙田旭人は先代を尊敬しその遺産を大切にしながらも、より長く、社員とともに成長し続けるために幹部たちに、そして社員一人一人に自ら考えること、行動することを求めている。
それはカリスマと共に育った組織には、大変なこと。
でも髙田旭人は飽くことなく問い続ける。「自分ではどう思うの?」と。
そして語り行動し続ける。「この会社で働いてよかった」とみなが感じられるように。
曰く「アットホームで、かつストイックな経営」だ。

一番刺さったのは「正しいことをすれば結果はついてくる」というフレーズ。
戦略的に正しいことであれば、後はそれを徹底・改善し続けることで実現する。
先義後利ならぬ先正後利かな。

ただ、 副題は「東大卒2代目の僕が カリスマ社長の後を継ぎ 大事にしてきたこと」なんだけど、ダマされてはいけない(笑)
読むと実はそんな生やさしいことではなかったことが、よくわかる本。「ジャパネットチャレンジデー」の企画を通すために、会議出席者全員に「明社長と僕とどっちにつく!」と迫ったこととかね。これは、怖い。 でもそうやって代替わりは成されるわけだ。うんうん。

ちなみに、いま休止しているクルーズ船ビジネスへの思いも語られている。
復活できるといいね。

2020年05月11日

今の「9月入学」議論には大義もなにもない

学校の9月入学について早稲田大学総長が書いている。(5/11/2020 日経朝刊)
一言で言えば、大義も目的も経済性もない、という趣旨だがまったくその通りと思う。

・大義は「国際化」だが、それは9月入学の問題でなく英語で学べるかどうかの問題。早稲田などはそれがあり9月入学も可能にしており既に留学生も多い
・目的は「子どもたちの学習時間の確保」だが、これからさらに8月末まで学習機会が奪われ家庭でストレスを溜めることになる
・経済性上は、学生は卒業後に収入を得るタイミングが半年遅れることに耐えられるのか、私立校は半年分の収入がなくなると2~4割は倒産する、国全体として卒業年齢が欧米より1年遅れることになり労働力はさらに減る(今は半年遅れ)

なんと今朝の世論調査結果によれば、半数以上が9月入学に賛成、なのだそうだ。これは本当に上記のことをわかっていての答えなのだろうか? 「子どもたちの学習時間の確保」という極めて実務的問題を、感情的に捉えているだけに思える。田中総長に言わせれば「抜本的対策が必要という雰囲気に流されている」状態だ。

公立小中高ではオンライン授業が進まない、私立は進んでいるから収入による教育格差だと叫ぶヒトたちもいるが、まったく違う。受け側にスマートフォンさえあれば、オンライン授業は今すぐ出来る。それを阻んでいるのは「できない先生がいるから」「もっていない子がいるから」とかの悪平等主義に過ぎない。極論すれば「できる先生」が学校に一人、いや、都道府県毎にひとりいれば成り立つのがオンライン授業なのだから。スマートフォンなどを持っていない子どもたち(小学生で3人に1人)には、いますぐ供与すればいい。機器は中古でいいから寄付で集めて、auやdocomo、ソフトバンクにつながせてもらおう(当面5月末まで50GB無料)。

この数ヶ月の子どもたちの学習遅れはパンデミックのせいではなくて、日本の教育が準備を怠っていたせい(だけ)でもなくて、今の決断と行動力の欠如によるものだ。
原因はともかく、じゃあ対応は? だから決断して行動すればいい。再開できる学校はすぐ再開しよう。できないところは、いますぐ少数の教員でオンライン授業を始めよう。手の空いた教員はフォロー側に回ろう。

これからだってパンデミックは何度も起こるだろう。その度に日本は半年ずつ入学時期を遅らせていく気なのだろうか。

2020年04月16日

子育てにちょうどいいミシン

元生徒さんの新商品ミシン、昨今のマスク需要もあって大いに売れているらしい。



でもただコロナ特需というだけでなく、
・高いデザイン性
・徹底的な使いやすさ
・1万円という低価格
と、若い子育て層を狙った凄い商品なのだ。

作品例も子育てに集中し、作成動画やレシピ・型紙も豊富。



重さも2kgちょっとしかなく、乾電池でも動く!



商品名は子育てにちょうどいいミシン」。老舗ミシンメーカー アックスヤマザキの挑戦は続く。
山崎一史さん、ガンバレ!