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2019年04月13日
EHT:事象の果てを見極める直径1万kmの眼
EHT。この3文字の意味は、なんでしょう。
これは先日、始めてブラックホールの直接観測に成功した電波望遠鏡群の名前です。
その中核は先日完成したALMAですが、今回は望遠鏡間の距離の長さが勝負なので、南極点電波望遠鏡も参加(支援)している。その名の通り南極点の直上にあるのだけれど、標高は2800mと高く湿度ゼロの絶好の観測点なのだ! 観測には水蒸気が邪魔だからね。ただし、気温はマイナス50℃、しかも地面が毎日2.5cmも動く!!厚さ3000mの氷の上に乗っかっているからなのだが、超精密測定をする最中に動き続けるとは・・・・・・。これらを統合して運用するのはとんでもない作業なのでした。
おっと話が逸れた。EHTとはEvent Horizon Telescopeの略。ではこのevent horizonとは?
直訳すると「事象の地平線」。事象とはこの世で起こるすべてのことで、地平線とはそれが観測される限界点。ここから先は重力が強すぎて光すら抜け出せないので、観測はできないただの暗黒になる。つまりはこの「事象の地平線」こそがわれわれがブラックホール(黒い穴)と呼ぶものなのだ。
ブラックホールの各部を説明するインフォグラフィック。 Credit: ESO, ESA/Hubble, M. Kornmesser/N. Bartmann
EHTはそれに挑んだ。M87のブラックホールは太陽系サイズで超巨大なのだが、M87が余りに遠いので細部まではわからなかった。0.1光年の光の塊(シッポ付き)だったのです。
引用元:国立天文台
でもEHTの視力では0.01光年の細部までわかる! そしたらちゃんとシミュレーションを元にした想像図通りだったというわけ。
Two simulations of M87, the image on the right is closer to what we might actually see. (Credit: Andrew Chael)
EHTとは事象の最果てに挑む、究極の望遠鏡なのでした。
2013年06月07日
大江戸線の天使
昼過ぎ、都庁方面から青山一丁目に向かう大江戸線。結構混んでいる。
座ったものの、向かいの席も人がいっぱい。
新宿駅で多くの人が降りた。
ふと見ると、向かいの席にSuicaがコロリン。なんと!
素早く拾って、ホームに降りて、声を上げる。
「誰かSuica落としてませんか?」
でも、反応はなく、たまたま目があったお嬢さんも、クビを横に振る、、、
さあ、困った。
一旦、電車内に戻るが、さてこのSuicaをどうしたものか。
しばし、ドア近くで悩む。
ホームのベルが鳴る。
ああ、仕方ない。改札まで持っていってあげるか。きっと落とし主はそこで立ち往生するはずだし。
と、決めて電車を出たら、さっきのお嬢さんがこちらを見ている。
唇が動く。
「持って行きましょうか?」
天使だ!
「お願いします」とSuicaを渡す。そして電車に、、、
と、思ったがドア(正確にはホームドア)は目の前で無情にしまり、私はホームにポツリ。
お嬢さんは少し、申し訳なさそうな顔をしてから、軽く会釈をして改札へと歩き出す。
ま、次の電車ても間に合うのは、電車に乗る前から確認ずみ。だから改札までSuicaを持っていこうと決めたのだし。
大江戸線 新宿駅。15秒間の、お話しでした。
結果的には、小さな親切の、連携プレー、となったかな。
2012年11月14日
2012年06月16日
『リーガル・ハイ』第9話を見たか!堺雅人を聴いたか!
堺雅人、大好きである。
といってもちゃんと見たのは『篤姫』と『塚原卜伝』のみ。
基本、役柄はおとなしめである。
今回の『リーガル・ハイ』は、堺雅人が主人公役と聞いて見始めたのだが、以来、録画して欠かさず見ている。
なんとも堺雅人演じる弁護士 古美門研介(こみかど けんすけ)のエキセントリックなこと。
カネのためにならどんな訴訟も引き受け、無敗神話を誇る。
淀みなく繰り出される激辛の毒舌は、内容はともかく、聞いているだけで気持ちがいい。
6/12の第9話は「恩讐の村人よ…美しき故郷を取り戻せ!!」前編である。
化学工場を誘致し、過疎から立ち直った南モンブラン市。
しかしそこで老人たちを中心に、公害被害が出始める。
立ち上がる老人たちは古美門を頼るが、けんもほろろに追い返す。
「みじめな老人どもは大嫌いだ!」
「彼らには、戦争とズワイガニ食べ放題付きツアーの区別がまったくついていない!」
途中から手伝い始めた古美門だったが、逆に老人たちは化学工場を所有する大企業社長の「誠意ある」言葉にあっさり矛を収めようとする。
「誠意が見れたらいい」「絆を確認出来た」「見舞金 一人20万円で十分だ」
古美門は激高する。
「この村は昔、蚕を飼い美しく絹をつむぎ、絹美(きぬみ)と呼ばれました」
「それが過疎になり補助金目当てに合併をくり返し、南モンブラン市と名を変え、今や大企業にゴミ屑扱いされています」
「これで土地も水も蘇るんでしょう、病気も治るんでしょう、工場は汚染物質は垂れ流したままだけどきっともう問題は起こらないんでしょう。だって、絆があるからぁ!」
「老人だからなんだ。病気がちだからなんだ。いたわって欲しいですか、慰めて欲しいんですか」
「先人たちに申し訳ないとは、子々孫々に恥ずかしいと思わないんですか。何が南モンブランだ、絹美村は本物のモンブランよりも遥かに美しいと、どうして思わないんですか!」
「誰にも責任を取らせず、見たくないものを見ず、みんな仲良しで暮らして行けば楽でしょう。しかしもし、誇りある生き方を取り戻したいのなら、見たくない現実を見なければならない、深い傷を負う覚悟で前に進まなければならない、戦うとはそういうことだ!グチなら墓場で言えばいい!」
「カネがすべてではない? カネなんですよ。あなた方が相手に一矢報い、意気地を見せつける方法は、奪われたものと踏みにじられた尊厳にふさわしい対価を勝ち取ることだけなんだ。それ以外にないんだ!」
堺雅人の口から迸る、圧倒的なセリフたち。
参った。
3回聞いたが、3回涙が出た。
別にストーリーそのものに感動したとかではない。
このセリフの言葉ひとつひとつに、彼の表現力に負けたのだ。
同時に、この第9回のテーマ(くり返し述べられる主題)にも。
「絆や誠意に逃げるな。誇りを取り戻したいなら、傷を負おうと戦え」
次女にその話をしていたら、「お父さんがドラマ見るなんて珍しいね」
確かに。
『坂の上の雲』(足かけ3年、年末のみ数回ずつ)とかを除けば、篤姫以来である。いや篤姫も半分くらいしか見ていなかったが。
ああ、最終回が待ち遠しい。
いや、もったいなくて、すぐには来て欲しくない。
う~っむ。
2011年12月10日
コレステロールとオシム
今日KIT虎ノ門大学院に行ったら、日本私学振興会・共済事業団から「QUPIO」というキレイな冊子が送られていた。
見ると、半年前にやった健康診断についてのものであった。
なんで今頃.。意味ないなあ(-_-;)
ところがよく見ると、単なる数値の羅列と紋切り型の記事が列ぶパンフレットではない!
なんとオンデマンド印刷で、ズバリ私向きのものになっていたのであった。
開いてまず最初は
「ミタニコウジさんは、病院へ行っていただきたい方です。」
との宣告文が。
そして記事本文はこう始まる。
「崖を歩いている人は、落ちやすい人ですよね。このページを読んでいるあなたは、まさに崖の上を歩いているひとです。」
放置して金をムダにするな、家族を悲しませるなと、ほとんど罪人扱いである。いや、確かに共済からすればゴクツブシ候補に間違いあるまい。共済事業団の執念を感じさせる。
次をおそるおそる開いてみる。するとそこには
「あなたのLDLコレステロールは141mg/dl。今の状態を軽視していませんか?」
と、私の検査値がズバリ見出しに。
それより何より、オシムの顔がコワイ。
そして記事にはこうあった。
「オシムは脳梗塞で倒れました」「既にペースメーカーを入れていて、定期的に病院に通っていましたが、それでも倒れたのです」
「早めに手を打って予防に努めておこうではありませんか」
明らかに事例の選定ミスである。
定期的に病院に行ってもダメだった事例で、病院に行けというのは相当、説得力に欠ける。
もちろんオシムが悪いわけではない。選定者がおそらくサッカー好きだっただけである。
でも、われわれ(病院送り予備軍?)の気持ちがまったくわかっていない。
拙著『一瞬で大切なことを伝える技術』を是非、読んで欲しい。
ちなみにその次の頁に、検診数値が書いてある。
LDLコレステロール 141 mg/dl。おお、去年よりは下がったねえ。そして病院に行く目安は・・・140 mg/dl、とな。
う~ん、惜しかった。
でも、こんな面白い冊子を見られたのだからヨシとしよう。
もちろん、来年はもらわぬよう気をつけますけどね。
2011年12月09日
環状2号線と虎ノ門ヒルズ!
虎ノ門ヒルズ、知ってますか?
今、KIT虎ノ門大学院のお隣で工事中のあれです。
森ビルが建設中の53階建てのビルです。なので仮称、虎ノ門ヒルズ。
53階建ては都内でも2番目の高さとか。
でもこの物件の一番の特長はその高さではなく、地下部分にあります。
地下を大きな道路が貫通しているのです。
環状2号線なんて聞いたことないですよね。戦後すぐ計画され、建築制限だけが掛かったまま放置されていたプロジェクトが、なんと昨年動いたのでした。
新橋駅の第一京浜から虎ノ門病院脇の外堀道路までが結ばれます。
今更つくる価値があるのかまったくわかりませんし、たった1.5kmに2700億円をつっこむ理由もわかりません。
でも、森ビルはこれを商機と見なしました。
道路脇の森17ビルを撤去し、周辺の土地を地上げし、東京都から環状2号線の地上権を数百億円で買い取って、虎ノ門ヒルズの建設を決断したのです。
もう2年半ほどで、完成します。
この事業、森ビルにとっておそらくは1000億円以上を投入してのバクチである。(六本木ヒルズは総事業費2700億円!)
お隣でもあるので、もちろん、成功して欲しい。
虎ノ門&愛宕は、週末でもヒトの集まるような町に、生まれ変わるのだろうか!?
丸の内だって変わったんだ。きっと不可能ではないはず。
えいえいおー。
ただここしばらくは、建設現場の様子を、じっくり楽しませてもらいましょう。
働く自動車も一杯で、ほんと楽しい(笑)
メインタワー。一週間で1層以上、積み上がっていく感じ。
今しか見られない地下道路。年末で上を覆ってしまうので。
新橋へ伸びる環状2号線。ほとんどは地下。地上は道路と広い公園に。
2011年07月03日
けるひゃー!?
ジャパネットタカタで高圧洗浄機を買った。K4.00という。
ケルヒャーという、ドイツメーカーのものだ。
一昨年に次いで2台目だ。
2台欲しいわけではなくて、付属品に惹かれてのこと。
古いのは福井に送って活躍してもらおう。
1戸建ての面倒なところだが、コンクリート部分やテラスや玄関アプローチとか屋上のウッドデッキとか、結構汚れる。
高圧洗浄機はものすごく便利である。
スカッと綺麗になる。爽快である。
でも今年のジャパネットタカタのカタログを見ていたら、UFOみたいなアタッチメントが。
これで面をキレイにするのが楽になりそうだったので、購入してみた。
年に2回くらいしか使わないのだが、今日は玄関や庭周りに2時間半。
テラスと屋上で1時間。
面白かった(笑)
途中、お散歩中のおばあさんがすたすた寄ってきて
「どうこれ?」「何気圧?」と。
知りませんがな(笑)
でもこれで十分役に立ちますよ、と丁寧にご説明。
清掃屋さんに「業務用じゃないと圧力低くてダメ」と言われていたらしい。
「いいわ~、買おうっと!」
「これ、あれ?ジャパネットとか?」
その通りです。ジャパネットタカタ、恐るべし。
ケルヒャーの日本での販売は、ジャパネットタカタによって支えられている感じである。
そのおばあさんは、「買おうっと!」とリピートしながらスタスタ陽気に立ち去った。
一緒にお散歩中だったらしい連れのじいちゃんは、まったく気にすることなく、ずっと先を歩いていた・・・。
2011年06月22日
渦巻きと来たら、ぶた
だそうである。
煙の出ないタイプも売れているのかな?渦巻きだけ?
私は煙の出る渦巻きの、ファン。
昔から大好きで、冬でも焚くことも(笑)
学生時代、閉めきった六畳一間で焚いて、しばらくして起きたら視界が真っ白。
部屋の上半分だけ、煙が溜まっていたのだった。
久しぶりに、ぶたさんも買おうかなあ。
それにしても渦巻き蚊取り線香、まだ日本国内で生産されていたとは。
それが一番の驚きであった。
2011年05月07日
電車の女王
土曜の朝、田園都市線に乗った。
虎ノ門へ向かうための10時頃の各駅停車だ。
数メートル先に、お化粧をしている女性の姿が見えた。
あら、土曜と言うに珍しい。
「今日は寝坊したの!」
という感じではなく、ヒザに載せている化粧ポーチといい、手鏡の動かし方といい、堂に入ったもので、毎週もしくは毎日の日課と見た。
おっと、ビューラーに続いて、マスカラの登場。
みるみる、遠目にもわかるくらい、まつげが巨大化していく。
電車は結構混んでいて、席は全て埋まっている。
立っている人も、多い。
桜新町で彼女の隣が空いた。でも誰も座らない。
あれれ。
化粧を完成させた彼女は、頭のゴムを外して髪型を整える。
念入りに、念入りに。
しばらくしてまた鏡を取り出して、厳しい目で再チェック・・・。
自分に見惚れていただけかもしれない。
そうしたら三軒茶屋で逆の隣が空いた。でもやっぱり誰も座らない。
あれれ。
3人掛けのイスの真ん中に、堂々と座る彼女はもちろんいささかも動ずることなく、マスクを取り出し装着する。
当然、鏡を出して再チェック・・・。
そして渋谷で降りて立ち去った。
彼女は両隣だけが空いていたことをどう感じていたのだろう。
それだけが、いささか気になった、朝の出来事であった。
いや、きっと、気付いてなど、いなかったのだろう。うん。
2011年04月20日
九品仏の、花
今日は田園調布雙葉の高3女子向けに「決める力」演習、と子育て論(笑)
東急大井町線の九品仏駅から商店街を下り、環状八号線を越える。
玉川浄水場脇の急坂を下ると、右側が小学校で左側が幼稚園。
休み時間には、屋上広場から、そして校庭から、元気な小学生の女の子たちの声が聞こえる。
だからここを通るのが、私はとても好きである。
そして突き当たりが、中高校。
もうお邪魔するようになって5年目、だろうか?
おっとその前に、見事な八重桜。
写真は「ブラックガラス」のバンに映る姿である。
アクセンチュア出身の小林潤一郎さんのもつ選択授業『社会情報論』が、今日の戦場だ(笑)
相手は8名。もちろん初対面である。
最初のノリはちと悪く、ビビったが徐々に盛り上がり、最後はまあまあだったかな。
直後に参加者が乱打したFeedbackは・・・
・私の短い人生の中で自分で決めたことは本当にわずかだし、不安もありますが、今日教えていただいたことをいかし、壁を取り払って、悩むよりもむしろ楽しんで決断をしていけたらいいなぁと思いました。
こんな感じ。
みなさん、頑張ってね。決める『技』を、身につけよう。
これから一年が、みなの人生で初めての、決断と実行の時なのだから。
九品仏の商店街で、洒落たカフェを見つけた。
花屋かと思うほど。
名前もズバリ、花カフェ。
お昼にランチのカレーを食べた~
入ったときは一人だったが、出るときには他に3組。
盛況であった。