男性への子宮頸がん(HPV)ワクチン接種の費用助成について調べたよ(東京都)
男性へのHPVワクチン接種について
2025~26年度におけるHPVワクチン男性任意予防接種の助成状況(東京23区と多摩地区)の表をつくったよ。意外と大変だったがいろいろわかった。
結論としては費用助成やその対象は大分進んできた。既に全自治体が(接種は任意だが)全額補助を行っている。
ただ女性では来年度から感染予防率9割の9価ワクチン(シルガード9)にほぼ全面的に切り替わるが、男性は厚労省の認可が遅く昨年だったので、まだ4価(感染予防率5~7割)が中心。でも中央区など4区は昨年中に対象に含めていた。見込みで予算を立てていたのだろうが流石だね。
また26年度の予算案などを確認したら、26年度から9価も対象と明示しているところが23区で4つ、多摩地区で10も確認された。多摩地区はこれでほとんどすべてだ!
9価への転換は国の方針でありすぐ進むだろうけれど、問題は接種率。まだ「任意」だから全然進んでいない。これでは男女間での感染が続きいつまでたっても「集団免疫」に達しない。オーストラリアではもう集団免疫状態に達していて、子宮頸がんの発症率が激減したというのに。
これまで男性を接種対象としてこなかったのは主要国では日本だけ。毎年3000人弱の女性が亡くなる病気を根絶できる手段があるのに、なぜやらない。それも一生に一度(接種は2回か3回)、1人数万円のワクチン助成で可能だというのに。
これは国家や自治体の問題でもあるが、個人(特に保護者)の問題でもある。少なくとも9価が助成対象になったら、必ず考えて欲しいもの。副反応の日本人データも揃ってきたのだし、親はただ子どもたち(小6から高1男女)に接種の判断を委ねるのではなく、自ら調べて考えて話し合って欲しい。これは明確に、命の問題なのだ。
【追伸】ワクチンJAPANによれば、現状の高1女性の接種率は52%に留まる。都道府県別には山形が断トツで73%。他の県も頑張ろうよ。



