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2011年03月10日

44歳の私からの、挑戦状

今日は午後いっぱい、KIT虎ノ門で働いていた。

2時間くらいのつもりが、結局4時間ほど。
いったん帰るつもりがそのまま、数分先のホテルオークラでの会食へ。

キャリアインキュベーションのお二方と、出版祝いということでの楽しいお食事会だった。

そうしたら最後に、3年前に書いた、「3年後の自分へのメッセージカード」を渡された。
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そうだった、確かに書いた覚えがある。

読んでみて、内容も少し、思い出した。


なんだか照れくさいが、こんな内容だった。


「47歳の私へ

子どもたちの未来への架け橋に、

自ら風を起こせる存在に、

なれているかな?」


今読むと、自分への挑戦状でもあるね。
結果として今がどうかはわからないが、読んで思ったことが一つ。


3年間、同じ気持ちでやってこられた。


それはちょっと、誇らしく、嬉しかった。

2010年09月06日

ケーキよりフォーク。だってロンギヌスの槍だもの

注文殺到の「ネルフ本部型ケーキ」受注再開へ、9月10日の昼12時から。 
http://www.narinari.com/Nd/20100914177.html
だそうだ。フィギュアとフォーク付き。


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なんとフォークはロンギヌスの槍!
フォークだけのために、10個くらい買ってしまいそうだ・・・ 

詳細は、こちら


ケーキは食い尽くせばいいが、綾波フィギュア10個は困るなあ・・・
せめて、綾波じゃなくてエヴァにして・・・

2010年08月04日

青、緑、少年

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恵比寿ガーデンプレイスの青空

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砧公園の木々

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公園にいた虫取り少年




夏のある日

2010年07月29日

朝焼け

東京 世田谷 4:48の空。 

南の空には、白い月。 

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東の空には、小さな黒雲が足早に流れていた。 
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風が気持ちよく、しばらく屋上に。 



5時過ぎに西の空を見たら、微かに虹が。 
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朝、地から湧き出る龍のようだった。



2010年07月05日

健康診断とアクセンチュア アルムナイパーティ

高校を卒業して家を出て、一人暮しになったときから、しばらく、献血をよくしていた。
人助けになり、かつ血液検査をしてくれるので、一石二鳥。
私なりの健康管理だった。
BCGに入ったら、なぜか新入社員から全員、バリウム付の半日人間ドックが義務化されていた。
場所は同じビルの中の医院なのでラクチン。
不思議に思わなかったが、どうも普通の会社では35歳か40歳以降らしいと、あとで知った。
やっぱり高リスクの仕事なんだろうか(笑)
いやいや、健康管理に気をつけていた会社だったと思おう。
KIT虎ノ門でも年1回、健康診断がある。
でも、2007年には半年間で3回、受ける羽目になった。
アクセンチュアを2006年に辞めたが、健康保険の企業組合に任意で残った。
そして、健康診断はいつ受けても良かったので、毎年1~3月頃に受けていた。
ところがKITに就職することになり、そのとき健康診断書がいる、と。
先月受けた人間ドックの結果ではダメらしい・・・
そして4月に入社したら、KITでは健康診断が6~7月と決まっていた。
だから半年に3回。
折角なので実験をした。
ちょうどコレステロール値が高めだったので、集中的に努力してみたが確かに数値はちょっと改善した。
たらこ一腹 一気食い、とかはやっぱり良くないね(爆)
というわけで今日は一年ぶりの健康診断。
ありがたいことだが、指定の病院がちょっとしょぼいのが玉に瑕(笑)
就職してからINSEAD留学時を除いて、24年間 毎年バリウムを飲み続けてきたわけだ。
診断方法の進歩も見てきたことになる。
味の改良、飲む量の低下、お腹の押し方、体の回転のさせ方。
医学が着実に進歩していることを感じさせる数分間だ。
健康第一。これからも。
そうそう。
先週はアクセンチュアのアルムナイパーティが横浜オフィスにて開催された。
バックオフィス業務がみなとみらいに集中されているのだ。
アクセンチュアは不況も何の其の。日本でもうすぐ5000人、世界では20万人企業になるとか。
卒業生たちのネットワークはとても幅広く濃密である。
「辞めてから本当の価値が分かる」との評も、あながちウソではない。
それだけじゃ、もちろん困るけれど(笑)
ますます、発展していって欲しい。

2010年06月18日

落とし物。

お昼、渋谷で打ち合わせ。 
ビルを出たら、雨がぽつぽつ。 

二子玉川に着いて駅から歩き始めたら、さらに、ぼつぼつぼつぼつ・・・ 


高島屋の交差点を越えたあたりで、落とし物発見。 
ヒョウ柄の、髪ゴム?

周りを見るが、落とし主は分からず、拾ってガードに掛けておく。 


もうしばらく行くと、また落とし物。 

今度は赤ちゃんのクツ。片方。 

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すぐに拾うが、そんなには濡れていない。 
おそらくは落とされたばかり。 

周りを見るが、それらしき親子連れはいない。 


これも道路脇の、濡れにくそうな木陰において歩く。 


もう一つの交差点を越えマロニエコートの辺りでベビーカーのお母さん発見。 
まあ、二子玉川にはベビーカーのお母さん、は一杯いるのだけれど。 

ともかく、追い抜きざまに、赤ちゃんを見る。 
片方靴が脱げてないかな? 

残念ながら、両足とも脱げていた。否。裸足だった。 

7~9ヶ月児の男の子。 


無印良品の向こうの自転車置き場で自転車を拾い、走り始めたら、またさっきのお母さん。 

気になったので、もう一回、横から観察。

2秒。 

ん、ベビーカーの座面の下に、メッシュの荷物入れ…
そこにさっき見たベージュの靴が1つだけ見えた! 

間違いない。 


お母さんに話しかける。 
「クツを落としてませんか?」 

きょとんとする若いお母さん。 
ベビーカーの下をのぞき込んで「あっ」 

「向こうに落ちてましたよ」 

すぐにお礼を言って戻ろうとするお母さん(たち)。 


でも、落とした場所からはもう100メートル以上あったので、そこで待っていてもらい、取りに行く。 
雨中とは言え、自転車ならあっという間。 


待っていたお母さんに、クツを渡して、一件落着。 


よかったよかった。 

観察眼(一回目は見落としたが…)と、行動、だね。

2010年06月14日

はやぶさ さようなら Good-bye Hayabusa

昨晩、世界初のサンプルリターンを成し遂げた(たぶん)小惑星探査機 はやぶさ が還ってきた。

そして本体は、オーストラリア上空で、燃え尽きた。
最後に遺した映像が2つ。
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カプセル分離後に、姿勢を変えて、地球を撮したもの。(JAXA
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燃え尽きた瞬間。左は天の川。(朝日新聞
NHK BS1の映像ではさらに、本体が爆発的に四散する様子や、でもカプセルが燃え尽きずに小さく光り続ける様子が見られる。
結局、はやぶさが旅した距離は60億kmという。
光の速度(秒速30万km)ですら、2万秒、つまり5時間半かかる距離だ。
時速1000kmのジェット機に乗りっぱなしで行くとすれば、なんと600年掛かる!
小惑星イトカワ上にいたときは、地球から3億km。
電波で操作しようとしても往復30分以上かかるのでリモートコントロールなど不可能。
「もう少し減速して」「いや、もうぶつかってますけど」
という会話をすることになる。
だから自動制御でがんばった。
サンプル採取は大成功とはならなかったけど、よくやった。
よく還ってきた。
JAXAのみなさん、ごくろうさま。
そして、はやぶさ、ごくろうさま。そして、さようなら。

2010年05月31日

はやぶさが、還ってくる

はやぶさが還ってくる。 

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7年ぶりに、宇宙の彼方から。 

2003年5月に地球を旅立ってから、旅すること10億キロメートル以上(たぶん)。 
地球一周が4万キロメートルだから・・・25000周?よくわからん。 
時速1000kmのジェット機で行こうとすると、ノンストップで100万時間。つまり100年以上掛かる。そんな距離を、旅してきた。 

はやぶさが試みたのは、史上初めての小惑星(イトカワ)に接触し試料を取って帰ってくるミッション。 
サンプルリターン、というやつだ。 
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メインエンジンは既に使えず、サブ4つのうち3つも故障した。 
本体も地球大気への再突入で燃え尽きる。サンプルボックスを正確にオーストラリアの砂漠に落とすために。 


それでもはやぶさは還ってくる。



光瀬龍 「たそがれに還る

2010年04月30日

自由が丘Luzのトイレ戦略

今日もあまりに天気が良いので、自由が丘まで自転車で。 

自由が丘は、そもそも住宅地だが、商業施設がそれを浸食しどんどん拡大している。 
それでもちょっと行けば閑静な住宅街だけれどね。 
田園調布もお隣だし。 

で、Luzというテナントビルの地下、T’sレストランに入った。 
「動物性食材を一切使わない」という自然食品系のこだわりの店だ。 

ランチが1300円とちょっと高め(食べたのはデザート付き1500円)だが、とてもオイシい。 


でも私が、入り口側の席でずっと見ていたのは地下フロアの人の流れ。 

地下に降りて来る人の、7割方が2軒あるお店ではなく、トイレに吸い込まれていく。 
男性用、女性用、車いす用が一つずつ。 

それは見ていてびっくりするくらい。 
ほとんどのヒトが慣れた感じで、すいーっと、トイレに。 

8割女性だが、男性もいる。20~30代が中心だが、年配の方もいる。 


これは… 
・フリーで手軽に入れる綺麗なトイレが近くにない 
ということなのだろう。 

単独のレストランだとお店に入らないとトイレは使えない。 
多くの手軽に入れるお店は物販店でトイレは使えない。 
コンビニもそれほど多くはない。 


では、T’sレストランとしてどうかというと… 
悪くないと思う。 

綺麗なトイレが女性を大量に集客してくれているようなものだ。 
ここで網を張っていれば… 

もしかしたら、B1という不利な立地を挽回するための意図的なオープン・トイレ設置ではないのかと思うくらい、盛況な自由が丘Luz B1のトイレであった。

2010年01月08日

スーパーコンピュータが速いわけ

本を書いていて、調べ始めた。

もともと学生時代から興味があったので、少しだけかじったことがある。

クレイ社が世界一高価なイスと言われたCray-1を作ったのが1976年だから・・・小6の頃。
Cray X-MP/4が出たのが83年で大学1年生。
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物理学を学ぶものとしては、その計算能力と、それらが作り出した「計算物理学」の世界はなんだか結構衝撃だった。

方程式がキレイに解けなくても、計算でムリヤリ解いてしまえ!
と言いながらその裏では、エレガントな計算方法がそれを支えていたりする。

ハードウェアも斬新だった。パイプライン処理や並列化。
創造的な手法がどんどん投入されていった。

いまやそれらはワンチップに収められ、一個数万円で手に入る。
・Cray X-MP/4   0.9GFLOPS 1500万ドル
・Intel Xexon     40GFLOPS   200ドル

これはLINPACKベンチマークによる性能測定値だが、現代のCPUチップは、当時世界最速だったCrayの45倍速く、価格は7万分の1ということだ。

恐ろしい・・・

それはともかく。
現代のスーパーコンピューティングの鍵は、超並列化と分散処理だ。

現在世界最速は昨年末出たCrayのJaguarだが、それまではIBMのRoadrunnerだった。
価格は100億円。
でもそこで使われていたCPUは、PS3に入っているCellと、AMD製のOpteron。
どちらも数万円で手に入る。

これを数千個並列で動かす技術が超並列化だ。

1000個の数字を足し算するとして、電卓をもった人が1人で黙々とやれば、999回足すことになる。でも、500人が並んで2つずつ足せば、10回 しかかからない。
約100倍のスピードだ。


そしてもう一つの技術が分散処理。
似た技術だが、もっと多くのCPUに処理をばらまく。例えば家でお暇にしているパソコンにも。

宇宙からの電波をみんなで解析しようというSETI@homeプログラムでは、世界中のパソコンの空き時間を提供してもらうことで(つまりタダで)、700TFLOPSというとてつもない計算能力を実現している。

これはRoadrunner級の性能だ。世の中、いろいろ考えるもんだねえ。


さて、これがどう本に繋がるのか・・・
お楽しみに。