カテゴリー: 08 執筆生活

2011年07月01日

執筆日記T2「伝える」と「伝わる」は違う

今は10月出版予定の「考え伝え議論する本」の原稿書きの季節なのだけれど、先週くらいから8月出版の『ペンギン、カフェをつくる』の校正作業等が本格化。
昨日もバリウム飲んだあと、再校ゲラと格闘していた(笑)

今回の原稿では「伝わる」ようにする、が最大のテーマ。
図だけ見ても内容が分かるように。
パッと読んでも言いたいことが伝わるように。

ステップを跳ばさず、でも冗長にならないように。
楽しくしっかり社会人初心者が学べる本にしようと思う。

『正しく決める力』のさらに入門版かなあ。10月にかんき出版から。


メディアでの紹介

今をときめく受験塾、SAPIXの機関誌で、『ルークの冒険』が紹介された!
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中学受験向けのもので、親が読む内容だと思うけれど、そこから関心を持ってもらえるといいねえ。
さて、受験ママ・パパたちに響くかな~~~。


他にはバリバリの子育て本である
President Baby
AERA with Kids
にほぼ同時に取材を受けて、記事になった。

President Babyは「兄弟揃って頭のいい子の家ではお父さんが強かった」という内容。
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お父さんが云々と言うよりは、「稼いでいるヒトが偉いのよ」ということをきちんと示していることかね、とも思う。

AERA with Kidsは「夏休みにはお手伝いをさせよう!!!」という分かりやすいお話で、14ページの大特集。お手伝い本の権威である辰巳さんたちと一緒に、コメントをいっぱい取り上げていただいている。
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今日も暑いね。でも部屋で終日作業の予定(笑)

2011年06月10日

執筆日記T1 「伝える」をテーマに

『ペンギン、カフェをつくる』のデザイン作業が進んでいる。 

ルークも登場するのでそのイラストとか、アサオさんとミナ子さんのイラストも~(笑)

図版とDTPは『ルークの冒険』や『ハカる考動学』でお世話になったムーブの新田由起子さんだ。

そしてデザインはデジカルの荻原弦一郎さん。
デザインされた『もしドラ』の大ヒットもあり、相当お忙しいようだが、どんなカバーになるのか、まことに楽しみである。 


そして、昨日から次の本へと始動開始である。 
まずは目次案から、なので詳細の予定はどうなるかわからないが、秋を目指して書いていく。 

テーマは『伝える』なのだが、もちろん池上彰さん流でもなく、養老孟司さん流でもない、私なりの「伝える」力を考えたい。 
で、内容もそうだが、表現形式をどうするのか・・・・。 

ターゲットはビジネス初心者、学生たちなので、わかりやすく。 
いや、きっとわかりやすいだけでは足りない。もっと面白さや、刺激が必要だ。 

流石にマンガは書けないが、う~~~ん。 


閑話休題:『海皇紀』
 
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全45巻、そろえた!川原正敏さんのものはみな好きだが、海皇紀はベストだ。 (修羅の門、もちろんいいんだけど・・・)
かぎりなく帆船の操船技術の話が出てくるし、それの素養は全くないのだが、実に面白い。 
近所の文教堂さんで5冊ずつ買っていたのだが、昨日で全巻そろった。 
次女も受験勉強の合間に読んでいるが「もっと書けば良いのにねえ」と言っていた。でも、完結まで10数年。これくらいが良いのでしょう。後は外伝、期待しよう~。

2011年05月25日

執筆日記P6:いよいよデザイン!

今日は新宿御苑前まで電車で。

デザイン会社さんと打ち合わせ。
今回の本をお願いするのは、「もしドラ」も手がけたデジカルの萩原弦一郎さん。

これまでにさまざまな本のデザインを手がけられているが、

「まじめとフマジメの間」

をバランスできる方なのかな、と勝手に思っている。
楽しみである。


ルークのイラスト等は、『ルークの冒険』でお世話になったムーブの新田さんにお願いすることになるだろう。これまた楽しみ。

いずれにせよ、あと1ヶ月で全部終わらせねばならない。
夏休み前に出版、が目標である。


そして実は次の本の原稿も書き始めないと・・・(爆)
できるのか!?


ちなみに新宿御苑前に電車で行くと、行って戻ってで面倒だったので、二子玉川→渋谷で副都心線乗り換え→新宿三丁目、で歩いた。
新宿高校の前を通って、御苑の一部を歩いて、数分であった。

梅雨入り前の、爽やかな1日。

明日は名古屋のKTC高校で授業だ!

2011年05月18日

執筆日記P5:I→T→Π

アイ、ティー、パイ

最後のは小文字だと円周率でおなじみの π である。
大文字にすると、横棒に、縦棒2つのカタチとなる。

さて、執筆も終盤であるのだが、Π型人材のススメを書いている。

でもその前に、T型にならないと話にならない。
ところがこの横棒がくせ者である。

なんのことだか通説がない。


「広く浅い知識やスキル」や「教養」ですが、一体なんだかよくわかりません。
広く浅いったって、森羅万象すべてはムリですし、教養って世間常識や古典のことでしょうか。
どの範囲をどのくらい学ぶことなのでしょう。そしてそれはどうやって身につけるべきものなのでしょうか。


という感じ。
私が定義したのは、世間やヒトへの関心興味、である。


共通の関心事があるからこそ、ヒト同士は共感し、コミュニケーションがとれるのです。T型の横棒は、そういったヒト同士をつなぐアームのようなものでもあるのです。


そして、そのアームを強くするにはどうすれば良いのか?
ズバリ、新聞を読め、である。


毎日隅から隅までざっと目を通せば、それだけでまずは十分です。世の中って何だかわかります。そこでのみんなの関心事が何だかわかります。
ネットだけじゃダメなんです。幅が狭すぎますし、ヒトはもともと興味あることしか追いかけないので。


他にも手軽な方法、あるかなあ。

2011年05月14日

執筆日記P4: ペンギン、カフェをつくる

作る、造る、創る 

どれもつくる、で、使い分けはそれほどは難しくない。 

制作、製造、創造。 

いや、本当はちょっと面倒くさい。創造的な製造や制作はあるし、制作と製造の間もグレーだ。 

本の中で企画したペンギンカフェは、結構、面白いモノになったと思う。 
なので、逆に使い分けがややこしくなり、つくる、とすることにした。 

などと考えていた、新聞などでも、そうしているのが目につくようになった。 
こんな簡単な漢字なのに、ひらがなにするなんて!(笑) 

本を書くたびに、ひらがなにするのか漢字にするかは悩むところ。 
業界用語?ではひらがなにすることを「開く」というらしいのだが、その前につく単語の具合によっては、読みづらくなるモノもあり、気を遣うのであった。 


さて、まあ、こんな制作裏話はいいとして、ペンギンカフェである。 

一昨日、東洋経済新報社の編集さんと二子玉川で打ち合わせをやった。 
企画の相談以来だから、数ヶ月ぶりなのだが、企画段階では 
・カフェ 
・ペンギン 
などは全く入っていないので、そのお披露目でもあった(笑) 

玉川高島屋SCのスタバの大きな長テーブルに、原稿を広げて、 
概要を説明した後、しばらく読んでもらった。 

私は周辺をうろうろ。ときどき遠目にその後ろ姿を眺めてみたり・・・。 

10分後、戻ってみたら 
「おもしろいですね、これ!」 


よかった。 
早速、今後のスケジュールや方針を打ち合わせ。 

夏休み前を目標にしているので、実はかなり急がなくてはならない。 
・原稿の完成 
・デザイン 
・イラストや図表 

レイアウトとページ数に合わせて、原稿を仕上げても行くのだが、それはデザインが決まらないと確定できない。 
また、図表の量も然りである。 

なので、早々にデザイナーを手配してもらって、デザインをつくり、図表の場所を決め、そこから原稿の増減を考えることにした。 

つまり並行作業である。 

あと数週間。 
ここからがクオリティをあげるためには、とても重要な作業となる。 

がんばろう! 


仮書題を「ペンギン、カフェをつくる」とした。 
元は「発想力講座」みたいのだったから、ジャンプである。 

でも、「もし」とかはつけない予定(笑)

2011年05月10日

執筆日記P3: オーバーハングの向こう

今回の本の最大のチャレンジは、サイドストーリーの面白さ

ペンギンのルークが、主人公。

私は本が好きなので、いっぱい読んできたが、それはあくまで消費者として。
いちいち内容を分析なんかしないし、ストーリー作りを学んだこともない。

ただ、いっぱい読んできたから、面白いのと面白くないのはわかる。
書いたものを、自分で読んでつまらなかったら、そりゃダメである。

ただこれも怪しくて、自分で書いているから先入観だらけで客観的とはとても言えない。

それでも、『ルークの冒険』のときはストーリーを一応最後まで考えてから、書き始めた。怖かったからだ。

でも今回は、ほんの途中までしか答えをつくらず、見切り発車でスタートさせた。
5月末という〆切りのためでもあるが、なんとなくそんな書き方をしたかったせいもある。

サイドストーリーだから、あんまり分量はかけられない。
でも浅くちゃ、ツマラナイ。

書き始めてから2週間ちょっと。
ここ数日は、サイドストーリーに集中して、書き続けた。

登り切れるかどうかわからない断崖絶壁を、フリークライミングしている気分で、特に今朝くらいは、最後のオーバーハング(出っ張っている斜度90度以上の部分)を登っている気分。
これできてまとまりがつかなかったり、答えがつまんなくちゃ大落下である。


でも、さっき、なんとかそれを越えた。

ストーリーが膨らむ中で出てきたものが起点になって、アイデア自体が3つも出てきた。

たとえば
「ペンギンにかわいい以外の取り柄はないの!」と突っ込むヒトあり。
それに頑張ってルークが答える。あげた特殊能力『個体識別能力』が・・・。


どちらも自分だけになんだか面白い(笑)
問うのも、答えるのも。


あー、気分が良い。


明日はサイドストーリーの最後、『名前をつくろう』だ。

明後日は編集さんと打ち合わせ。彼女はまだ、このサイドストーリーの存在を、知らない・・・はず?

2011年05月02日

執筆日記P2:ジャンプスタート

ここ数日やったこと。 

・友人に相談して、ペンギンカフェのアイデア作り 
・カフェのストーリー作り 
・過去や現在のもので当てはまるものをとりあえずコピペ 
・外国人旅行者が撮った写真、をYouTubeで確認 
池井戸潤とのランチで気分転換(笑) 

サイドストーリーの出来が、この本の勝負だと思うけれど、まずは埋められるものを埋めても見ようかな。 
ということで、今のところ、3万文字くらい。 

本のコンセプトを考えれば、6~7万文字だと思うので、もう半分! 

ここからが、長いのだけれど(笑) 


これから3週間で一旦書き上げて、1週間で再構成して、5月末に初稿提出、が大スケジュール。 


できるかな~~~

2011年04月25日

執筆日記P1:ペンギンカフェ

ここ数日、うんうん唸っている。

次の本の構成を考えているのだが、さすがに簡単には出ないのである。

もともとは簡単で、『観想力』のライト版、というもの。
当然、東洋経済新報社からなのだが、なぜか5月末初稿、ということに決まったのが3月、という・・・。

今、ダイヤモンドオンラインに書いているものも使えるし、と高を括ってもいたが、いやいや、そんな簡単ではない。
なんたってライト版である。

ライトバンなら四角くして大きくすればすぐ出来るが、ライト版というからには顧客層の飛躍的拡大を目指すモノでなくては意味がない。
そのための工夫は何だ?

『観想力』以降何をしてきたかといえば、
・テーマの平易化と一般向けの書き方:『正しく決める力』『発想の視点力』
・テーマの絞り込みと見開き完結:『ハカる考動学』『コンサルタントの整理術』
・リアルキャラの導入:『お手伝い至上主義でいこう!』
・架空キャラとストーリー:『ルークの冒険』

そう、今回も、キャラとストーリーの導入を狙っている。
『もしドラ』の圧倒的不可思議さは、ビジネス書なのに部活動のことしか語っていない点にある。それで、ビジネスパーソンに売れるのだ。

かといって、二番煎じじゃつまらない。

どんなストーリーが、面白いだろうか・・・
これをずっと考えていた。

そして今日遂に思いついたのが、Caféである。
面白いCaféを作るのだ!

もちろん?キャラはルーク。

だから、とりあえずは『ペンギンカフェ(仮称)』なのである。



今、The Penguin Cafe Orchestraを聞きながら、書いている。
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さて、これは本当に実現するだろうか。
ルークはいったいどんなCaféを創り上げるだろうか。


〆切りまであと35日(爆)

2011年03月25日

Amazonのナゾ:カテゴリー3位と10位!

Amazonの「カテゴリー分け」は、いつもナゾである。 

Amazon側が行うが、いつどこにどうして分類されるかは、不明でおかしな分類にされたり、いつまで経ってもそのままのときもある。 

今日見たら、突如2冊ともカテゴリー分けされがされていた。 

『ルークの冒険』は、 
>教育・学参・受験 
>教育学>一般 
の2つに。 

『お手伝い至上主義でいこう!』は、 
> 暮らし・健康・子育て > 妊娠・出産・子育て > 家庭教育 
にのみ。 
そうしたらさっきの時点で、総合2441位で家庭教育で3位!! 
トップをとるのは難しいが、「カテゴリー上位」は何よりの宣伝になる。かつヒトの目にとまる。 

ルークの方も総合1228位に教育・学参・受験で36位、教育学の一般で10位! 

この調子で頑張って欲しい。 

でも、まだ『お手伝い至上主義でいこう!』は 
>通常4~6日で発送します 
の状態。 市川倉庫、早く完全復旧して(T-T) 


ちなみに『ルークの冒険』は、リアル書店でも良い感じとの情報アリ。 
・丸善本店では動きがよく、追加発注が掛かった! 
・芦花小近くの正文堂でも、あっという間に5冊売り切れ(私のファン(小6)が報告してくれた) 

早く二子玉川の文教堂さんに列ばないかなあ~。 

2011年03月23日

「お手伝い大賞」当選者5名発表!

『お手伝い至上主義でいこう!』発刊を記念してTwitter上で行われた『お手伝い大賞』の当選者の発表が、今日あった。(それもTwitter上)


プロセス紹介
・自分がやった(もしくは子どもの)面白いお手伝いを、ハッシュタグ(#otetsudai)付きでつぶやく
・その中から抽選で、いや、私が独断と偏見で、面白いものを5つ選ぶ
・当選者には『お手伝い至上主義でいこう!』を1冊ずつプレゼント!


個別にはプレジデント社の公式アカウント(@President_Books)上ですでに発表されたが、文章が多少省略もされていたので、以下に全文を。(但しここでも一部、割愛、統合アリ)

赤字が私のコメント。

yone1969さん

飼っていた蜜蜂を食べにくるスズメ蜂を魚すくい網で捕まえて足で潰すこと。蜜蜂は網の目から逃げるからスズメ蜂だけ捕獲が可。サンダルは厳禁。夏休みの手伝いでした。深追いは厳禁。蜜蜂を貪って我を忘れてる時にパカッと。しくじったらむやみやたらに動いてはいけません。 #otetsudai

凄いです。この世に「スズメ蜂を捕らえる」というお手伝いが存在するとは、知りませんでした。生きる力が、身につきますね・・・。

 

kobamuさん

我が家では、「家の仕事」と言ってます。35歳の兄妹は、新聞取り、風呂洗い、布団干し、料理、カーテンの開け閉め、洗濯干し&たたみ、料理、畑仕事など、今は何でも手伝ってくれますが、後十数年続くかが課題。三谷さんの本読まなきゃ! #otetsudai

お互いライバル心を燃やしつつ、助け合ってやっている姿が目に浮かびます。最高ですね!

 

thomaxJaさん

生ごみを埋めるからって,庭に穴を掘るのが,一番記憶に残っています。 RT @President_Books: 【お手伝いコンテスト開催中!】子供のころ「私がやっていたちょっと面白いお 手伝い」を、 #otetsudai

庭に穴を掘る。なんだかちょっと宝探しのようでドキドキしますね。

 

mayomaxxさん

毎週火曜日、母の帰りが遅い日には、子ども3人でカレーをつくっていました。おいしいカレーを研究して、コーヒーの粉末入れたり、チョコ入れたり。本当にスパイスに入れてるカレー屋さんがあることを都会に出てから知って、感動したなあ。 #otetsudai

子どもたちの思い切った創意工夫が素晴らしい!私がやったのは精々、醤油を入れる、くらいでした。

 

norudarakeさん

小学生の頃おばあちゃんのお散歩に一緒に行くお手伝いをしてました。おばあちゃんは痴呆症だったので母が心配して。おばあちゃんは私の事を母だと思っていたのでいつも母の名前で呼ばれてました(笑)あの頃一緒に歩いた道は様変わりししまってちょっと寂しいですね #otetsudai

娘たちの投票では、これが一番でした!親子三代の心の繋がりが、見えますね。