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2011年11月15日

第6戦:瀬戸市教育フォーラム「はやぶさの奇跡」 11/13

規模的には今年最大なのがこのイベント。愛知県瀬戸市が企画した、「はやぶさ」絡みの大イベントだ。

(公式ブログはこちら

夏、瀬戸市の29の小中学校から「宇宙」をテーマとした作品を募集することから始まり、11/13日曜日には市の文化センターで約1000人の市民(と近隣のみなさん)が集まる中、講演と表彰式が行われた。

 

メイン講演は、はやぶさのイオンエンジン開発責任者の國中均 JAXA教授が60分。そのマエセツとして、レクチャートークなるものを20(と子どもたちの表彰式のコメンテーター)。

「はやぶさ」のマエセツなのでいつもと同じ内容というわけにも行かない。しかも20分という短時間。

どうしようかなあと頭を絞ること数ヶ月(ホントに)、前日に思いついたものも含めて、中身の濃い「体験・体感型」講演ができたかなと思う。

 

・サンプルリターンの価値と難しさ

・圧倒的スピード

・はやぶさの名前の秘密

・空気抵抗と涙滴型流線型

・はやぶさのカタチの秘密


という流れと説明をしつつ、なぜそうなのかを確かめる大実験を3発。

 

・空気の重さ大実験(巨大風船をどーーーん)

・流線型大実験(ロケット風船をびしゅっ)

・サンプルリターン大実験(会場3チームに分かれてロケット風船を後ろまで往復させる)

 

特に3番目は事前に練習もできない、一発モノ。会場の1000人全員が参加して、3本のロケット風船を前から後ろに、そして最後部のスタッフに渡して、また前にリターン!

これが意外と簡単ではない。あっちへ飛んだり、こっちへ飛んだり、戻っちゃったり。

早く早くと会場は大人も含めて大興奮。

 

でも、途中のプレゼンテーション部分も、とってもうまい会場との掛け合いになって、よかった。

 

「はやぶさの名前は、もともと何の名前~?」

「トリー!!!」と何人もの子どもたちが叫ぶ。

 

「じゃあ、他にはどんなはやぶさって名前の付いたものを知ってる?」

「新幹線!!!!」男の子中心の声が飛ぶ。

 

「大当たり。でもこんなのもあるよ」とスズキ隼を見せ「時速312kmだ!」

「おーー。すげー」と感嘆の声。

 

「こんなのもある。一式戦闘機
隼だよ。時速560km

大人向けのネタだったが、2階席から男の子の声が飛ぶ。

「かっこいいーーーー」

 

子どもたちは、1000人に囲まれても、臆さず、大声を張り上げていた。

大風船に触りたいヒト!という呼びかけにも、「はーい!!!」と何百人もの手が挙がったね。

 

たぶんこのノリは、トークの一番最初の「大声競争」で生まれたもの。  

こんにちは~と言えば、会場はこんにちは~と答える。そしておもむろに私は騒音計を取り出す。

みんなの元気をこれでハカるよ!

はやぶさは、とっても「元気」だった。どれだけの元気があったか見せましょう。

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M-V 5号機(はやぶさ搭載)の打ち上げ映像


会場にはこれを大音量で流す。みんなその音の大きさにビックリする。

 

「みんな、はやぶさと大声競争だ!」「4チームにわけますよ」

「まずはスタッフチーム!市職員や教育委員会関係の方立ってください。少数ですが模範演技をお願いします」

最前列の関係者席に座る議員さんたちが「俺たちも?」という顔だったので、笑顔で促す。「そうです」

せーの、こんにちは~!

 

おお、見事100デシベル超え!

 

次は小学生とそれ以下の子どもチーム。3400人が「はやぶさーーー!

中学生・高校生チーム。10人?(笑)が「イトカワーーーー」

その他の大人チームが数百人で「こんにちはーーー!

 

最後、全員で「はやぶさーーーっ!」と叫んでまたまた100デシベル超え。

 

ああ、大声出すって気持ちいいねえ。

みんなの元気もワカッタよ。

じゃあ、これからはやぶさの話をしよう。

 

そんな風に始まった、レクチャートーク。

1000人との20分は一瞬で過ぎた。(よく20分で収まった、というべきか(笑))

 

最後にみなに語りかける。

「はやぶさは、宇宙で孤独だったでしょうか」

「いや、一杯の星に囲まれて、きっと楽しかったと思います」

「みなさんも、星空を見上げてください」

「そしたら宇宙がもっと好きになります」 

 

数百人が出してくれたアンケート。

・たいへん面白い 75

・面白い  22

・普通   2

・面白くない 1

(未記入を除く比率)

 

表彰式では私独自に「三谷賞」を2組に。賞品は『ルークの冒険』

そのせいか、会が終わったあと片付けのとき壇上で、小学生女子からサイン攻めに(笑)

みんな、また会おう。

 

写真は当日配布の素敵なパンフレット。

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それにしてもよくぞ1000人、集めたものだ。感服。

2011年11月11日

第4戦:アカデミーヒルズ『一瞬で大切なことを伝える技術』出版記念セミナー 11/10

11/09は『一瞬で大切なことを伝える技術』の発売日(出版社からの配本日)であったのだが、そういう感慨にふけるヒマもない1日だった。
そして11/10の早朝、気がついた。
今日の夜の準備がまだじゃないか!?

プレゼンテーション資料は作った。PPT2007で。でもアカデミーヒルズには2003しかないので、PCを持ち込まねばならない。でも私はMacBookProしかもっていない。
なのでkeynoteに移し替えていたのだが、そこで作業が止まっていた。
しかも配布する抜粋版や、ワークシートもまだ!

担当の中村さんからは「当日午前中にください」と言われていたのに、昨日1030からの打ち合わせ@二子玉川を入れてしまったゾ。

朝5時から作業にかかり、1020完成を目指す。
でもこんなときに限って、新しいアイデアを思いつく。それもちゃちゃっと入れる。

電光石火の作業が終わり、ブジ、1020に、送信。
で、二子玉川ライズ カタリストBAに打ち合わせに向かう。


午後は、ダイヤモンドオンラインの記事を書く。そして夕方に向け、お出かけ仕度。これは5分(笑)
開始45分前に来てと言われていて、余裕を持ったら70分前に着いてしまい、しばし彷徨う。
六本木ヒルズはすっかり冬のたたずまい。暖色系が今年のメッセージらしい。
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1900、いよいよ出版記念セミナーが始まる。
今回初登場ネタも多いので、うまく行くか心配だったが、会場は最初の「自己紹介タイム」から盛り上がる。
いつものとはちょっとだけ違う、仕掛けのあるものだ。

そしてその後、どんどん本の中核である『重要思考』演習を進める。節電、TSUBAKI、伊右衛門・・・。
で、最初に戻ってくる。

「さてもう一度、自己紹介タイムデス。今度は『重要思考』で自分を説明してください」


ほめる力も少しやって、研修終了。
即、本の販売とサイン会開始(笑)

本持参の方や、昔の本のカバーを持ってきて「こちらのもサインを!」という方も。
でも大部分は、もともとのファンでなく初めての方。

なのに41冊もの本が、売れた。参加者の約50%!
感激である。


その後、かんき出版のみなさんとミニ打ち上げ。
これも珍しく、おつき合い。昨日のダイヤモンドHBR打ち上げがうらやましかったから?でもないけれど。

11時過ぎまで本の話で盛り上がる。
あー、良い仕事したねっって感じ。


翌日、アンケートをじっくり見る。

・大変満足した 60%
・満足した         36%
・ふつう             2%
・不満               1%
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個人的目標には届かなかったが、初物なのでヨシとしよう。

そして「普通」とされた2名、「不満足だった」とされた1名、の方のコメントは次への反省材料に。
さて、次へ!

2011年11月05日

『一瞬で大切なことを伝える技術』の面白い始まり

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一瞬で大切なことを伝える技術』、今回初めて「テスト販売」をやっている。
私じゃなく、かんき出版が、だけれど。

東京近郊の数店を選んで、見本刷りの本を置いてもらい、先行販売してもらう。
その売れ行きを見て、その後の営業施策を打ち出すわけだ。

どこでテスト販売するかはもちろん秘密だが、これまでに判明している分もある。

・秋葉原の有隣堂AKIBA店(お店側がツイッターでつぶやいた)
・文教堂 二子玉川ライズ店(私の地元(笑))

まるで宝探しである。

そうそう、ホントにそうなのだ。
実は初版にのみハガキ大のチラシが入っている。
業界用語で「投げ込みチラシ」と言うそうだが、それが「セミナー申込券」になっているのだ
KITのHPから申し込めるのだが、『一瞬で大切なことを伝える技術』をテーマにしたセミナーに、申し込めるのであった。


昨日、かんき出版のみなさんと打ち合わせ。
そのとき、見本刷りを10冊いただいた。
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初版時に10冊、増刷時に各々1冊、が業界スタンダードみたい。

カバーのデザインは井上新八さん。イラストはムーブさんである。
印刷がとてもキレイで、凝っている。銀色の質感が、素敵である。
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ヴァンヌーボという名前の紙に、光沢PP(ポリプロピレン)加工をするとこういう感じになるのだとか。担当編集者 濱村さんのこだわり指定だ。

是非手にとって、見てももらいたい。


11/9が発刊日。それから配送されて書店さんに列ぶのは来週末かなあ。
多くのヒトに、手にとってもらえることを祈ろう。

Amazonでは総合ランキングが昨日から今日、ずっと200位台。ありがたいことである。

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(これは近所の道ばた花壇の花。鮮やかなこと限りなし)

2011年11月01日

怒濤の11月の静かな始まり

日曜月曜と、家にいた。ゆっくりするつもりでもあったのだが、11月のイベントの準備を始めたら、ほとんどつぶれた。

プレゼンテーションスライドの作成と配付資料の作成。これが3イベント分。
来週でもいいやと思って始めた作業なので、急かされることなく、逆に効率的にできた。「早めにやる」の効用である(笑)
(『特別講義 コンサルタントの整理術』参照)

それに溜まっていた名刺の整理。
これが2ヶ月分で100枚くらい。目視チェックでOCRの読み取りミスを補正せねばならない。
名刺情報はプロモーション(や年賀状)にも使うので、必須データなのだ。


さて11月のイベントは予定表によれば・・・

11/2.3(水・木) 福井県生活学習館 「決める力と発想力講座」 

11/9(水)       田園調布雙葉 高3「ハカる考動学」

11/9(水)       DHBR イベント「マーケティングを問い直すとき

11/10(木)     アカデミーヒルズ 「伝える技術」 

11/13〈日)     瀬戸市 教育市民フォーラム「はやぶさの奇跡

11/14(月)     日経丸の内キャリアセミナー「発想の拡げ方・深め方-座って悩まず、動いて考える!

11/15(火)     文教大「社会人基礎力講座」

11/16(水)     日体幼稚園PTA研修「決める力と生きる力」

11/21(月)     郡山市赤木小  「ルークの冒険」
                    同 保護者講演 「お手伝い至上主義でいこう!」

11/23(水)     四日市市立内部東小子ども&PTA

東京だけでなく、福井・福島・愛知・三重・神奈川、と各地転戦である。

この中で最大は瀬戸市の教育市民フォーラム。子どもたち・親たち向けで1000人集客目標の大イベントだ。でも、主役はイオンエンジン開発を担当されたJAXAの國中教授。
なので、気は楽である。

単独だと日経丸の内キャリア塾が300人目標。他も100人クラスで大物が続く。

でも、一番学びがあるかもしれないのは10名前後の田園調布雙葉の授業。
ここでは過去も、いろいろな気づきがあった。
「ほめる力」研修はここで生まれたものだし、彼女らからのコメントでわかったこともいっぱいあった。
今年2回目の授業だが、さてどうなるかな~。

そしてなんといっても11/9には『一瞬で大切なことを伝える技術』が出る。
そのための隠しイベントも、この他に入ってくるのだ(笑)
書店さんにもご挨拶にまわりたいし、なかなかに忙しそう。


多くのみなさんに会えるのが、とても楽しみな、これからの30日間である。

2011年10月08日

11月の新刊タイトル決定。『一瞬で大切なことを伝える技術』!

昨日、かんき出版内で会議があり、私の11月の新刊タイトルが決まりました。


『一瞬で大切なことを伝える技術』

です。
これまで『伝える技術(仮)』としてきましたが、これからは『伝える技術』、『一瞬で伝える技術』もしくは『一瞬で大切なことを伝える技術』と書きます(笑)

Facebookでいち早く公開したところ、いろいろなコメントが寄せられました。

・ズバッと来た / ズドンと来る感じ / その技術、素直に欲しい
・即買いしそう
とかに加えて、

・『伝える力』by池上彰 と競合しないか?このタイトルへの思いは?
・『伝わる技術』の方が良くないか?
という提起も。

それへの回答でもないですが、本質を突くコメントもいくつか。
・伝えたいことは、シンプルにしないと伝わらない
・一瞬で伝わらなかったら、ずっと伝わらないです
・コミュニケーションはまさに一瞬。そこに踏み出せないところをどう突破するのか

この本では『重要思考と呼んでいますが、おそらく、伝えることの本質は表現方法ではなく、中身と構造という思考法なのです。そしてそれらが実は超単純で、複雑な構造や手順は必要ありません。

MECEもピラミッドストラクチャーも、要りません。

自分が言いたいコトは相手にとって重要なコトなのか、という点だけきちんと考えればよいのです。
それが明確なら、大切なことを、一瞬で伝えられるのです。

ああ、そんな本なんですけどね。
店頭で、ネットで、うまく伝えられるといいなあ・・・・。

カバーデザインは2週間後。
発売は1ヶ月と1日後。
アカデミーヒルズでの発刊記念研修(有料)はその翌日。

おまけ。
先日『発想の視点力』の中国本土版が刊行されました。
本日、見本が届きました。これで、台湾版と合わせて中国全土制覇です(笑)
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2011年09月02日

2011年度後半戦の予定 ~11月はちょっと忙しそう

2011年度も、はや後半戦。

いや、今年は早くなかったかな。あまりに色んなことがあったから。
3月11日の衝撃は、4~5月まっで続き、特に原発関連の問題は未だに日本を揺さぶり続けている。

地震で揺れ、原発で揺れ、円高で揺れた半年だった。

でも収まったわけではない。

この超円高が定着すれば、半年後には4割の企業が拠点を海外に移すという。
原発再開がされなければ、稼働中のものも順次定期点検に入り、半年後にはまた電力危機が来る。
がれきの撤去は8割進んだが、再建すべき街のプランはまだ何も決まっていない。

まだまだ、やることはいっぱいある。


個人的にも後半戦の予定が、いろいろ決まってきた。
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もともと10月にはまったく研修や講演の予定がなく、不思議に思っていたが、急に増えた。


9/9(金)   横浜市教育委員会「主幹研修」(500人!)
9/21(水)  長岡市旭岡中 中2 91名授業とPTA講演

10/3(月)  ライブラリートーク@六本木アカデミーヒルズ 
10/26(水)11/2(水)の夜、と11/3(木)
                 福井県生活学習館 「決める力と発想力講座」(女性30名x2) 

11/9(水)  田園調布雙葉 高3 授業
11/9(水)  DHBR イベント
11/13〈日) S市イベントナビゲーター
11/14(月) Nキャリアセミナー(女性300人!)
11/15(火) 文教大 キャリア教育授業
11/16(水) 日体幼稚園PTA講演「決める力と生きる力」
11/23(水) 四日市市立内部東小子ども&PTA

12月は空白だが、地方公演も、充実してきた(笑)
これ以上、増やすのも何かと思うが、六本木アカデミーヒルズでの研修や、福島県の小学校での
授業とかは、増えるかな。


あ、他にもやるべきことがあった!

「伝える技術 特訓講座」

11/14に出る次の本に合わせて、新しい研修パッケージをつくって世の中に提供すること。


これも11月か・・・・(笑)

2011年08月19日

第145回 芥川賞・直木賞授賞式 潜入レポート

というほどのものではないが、部外者が行くとどう見えるかということを少々(笑)

友人でもある池井戸潤が『下町ロケット』で直木賞を受賞した。
パーティに来るかと言うから、行くと答えた。こんなチャンスは一生に一度である。逃す手はない。

場所は東京駅近く、日比谷の東京會舘である。

1730受付開始。1750頃付いたが、1000人の参加者を捌くために、記帳所が横に10列以上あったのは流石であった。

名前を書いて(マジック、筆ペンの他に、筆と硯もあった!)、パンフと参加証シールをもらって入場である。
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まず驚くのが、明和電気社長、土佐信道サンも、ブログで書かれているが「黒い」こと(笑) 
みな服装が、ダークなのだ。

出版社系が黒の背広、作家系が着流しかイロジャケット、銀座系がドレス、とまことにわかりやすい構成であったが、まあ、黒が8割かなあ。


そして定刻10分遅れで1810スタート。
そっけないアナウンスのみでさらっと授賞式が始まり、正賞の時計と副賞の賞金目録が渡される。
そして、選考委員の代表者スピーチと受賞者のスピーチが続く。

北方謙三さんのスピーチは、とても味わい深かった。
「池井戸潤さんの作品は、いつも通俗(的であること)が問題と言われていた」
「でも彼はその作風を変えず、通俗を貫き、そしてその先に到達した」
と。

池井戸潤のスピーチも、受けを狙わずピシッとしていて、聞いていて気持ちよかった。
因みに今日は、受賞後の記者会見時の黒Tシャツにジーンズではなく、普通の黒背広。あれ、出版社系じゃん(笑)

「銀行系、企業小説から文芸書に移ろうとしたがうまく行かなかった」
「開き直って書いた企業小説が『空飛ぶタイヤ』」
「そうしたらこれが直木賞候補になり、そして文芸書コーナーに列ぶことになった」

彼の作家としての道を振り返り、そしてこの先を指し示す、淡々としたスピーチだった。

「読み終わって、ああ楽しかった、面白かった、と言われる小説を書き続けたい」
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川賞・直木賞あわせて受賞者1名だったので、さくさく進行した。
最後の日本文学振興会 会長挨拶が終わっても、まだ1830。
乾杯の音頭もなく、そのままパーティへと移行していく。

出版社系、作家系、銀座系、ともにここからがお仕事である。
営業あり、お世話あり、そして北方謙三さんの周りには女性陣が華やかに陣取る。
メディアのカメラやビデオカメラも自然とこちらに(笑)
流石、似合うねえ。


部外者の楽しみは、なんといっても著名作家を発見することと、東京會舘の食事である。
前者は簡単(笑)
後者もそのバラエティと美味しさはビックリである。真紅のロングスカートに身を包んだバンケットガールのみなさんも質高く、きびきび働いていましたねえ。


そのなか、延々と来場者との挨拶や懇談を続ける池井戸潤。彼の前には常に数十名が門前列をなしている。
彼はもちろん立ったまま・・・・。ごくろうさまなのであった。
最後にちょっと挨拶して、写真を撮ってもらって、退出。


彼にはこの後、さらに2次会3次会と続くらしい(笑)
体、壊さないようにね。原稿は待ってくれないから。
直木賞って大変ね。

でも、美味しかった~

2011年08月15日

書店巡り:その1

日曜の午後、電車で都心の大型書店を回ってみた。 

まずは主に、先日のtwitterで登場したお店を。 
おっとその前に、二子玉川駅構内のBook1stに立ち寄ってと。 

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なんで、お隣がホリエモンの本なのかは、ナゾ。う~っむ。 

めげずに東京駅まで40分。隣接のオアゾにある丸善本店にお邪魔する。 
ここは新刊コーナーで一列使っていただいているところ。 

おっとその前に、お店の入り口近くにこんなものが。 
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近寄ってみると、なんと手書きのルークじゃないの。しかも正確。

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目も赤いし。 

担当の方(男性)曰く「ペンギンが可愛かったので」 
ありがとうございます。 
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つぎに有楽町の三省堂に行くつもりが中央線に乗ってしまい、新宿へ。 
途中で気がついたが、まあ、いいやとそのまま突撃。 
紀伊國屋本店ではこんな感じ。 
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奥に「発想の視点力」があるねえ。場所はばっちり。ちょっと奥だけどね。 

おっとその前に、正面入り口で池井戸潤コーナー発見。 
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最大限の扱いであった。 

それからお向かいのジュンク堂新宿店へ。 
担当の方にご挨拶。パラパラマンガを気に入っていただいたのであった。 
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もっと大きな扱いになるよう、がんばろう~ 

それから丸ノ内線で銀座に戻り、三省堂の有楽町店へ。 
ビジネス書は2階なのだが、新刊だと1階にも列ぶ。探すとなんと!!! 
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確かに「宇宙人の視点」で寄生獣ミギーが登場する、のだが・・・これはすごい。 
そして2階で担当の方とご挨拶。 
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このポップは普通だね。そう、頼まれて私がその場で書いたのであった。 
次はもっと面白いのを書こう。うん。 

さて帰ろうか・・・おっとその前に、やはり1階に池井戸潤コーナー発見。 
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瓦版までつくって、ものすごい凝っているのよこれが。 
今度、サイン会もするらしい。その価値はあるねえ。 


いったん帰ってから、二子玉川ライズの文教堂へ。新刊コーナーで2面の扱い。 
うれしいね。 

丸善でひとり、手にとってパラパラするのを発見! 
でも購入には至らず。おしい。 

2011年08月13日

書店員さんたちの「つぶやき」

Twitterを、書店員さんたちはかなり活用されている。
「ペンギン、カフェをつくる」でのつぶやきを、拾ってみた。

まず12日に丸の内勤務の書店員さんが

@diesuk diesuk 
昨日はいってた新刊:『ペンギンカフェをつくる』どんな本だか、中身はまだみてないけど、なんか可愛らしくていい感じ。


そして、13日夜になって「発想の視点力」でもお世話になった有隣堂のAKIBA店さんが、

@yurindo_akb 有隣堂ヨドバシAKIBA店 
【ビジネス】【新刊】『ペンギン、カフェをつくる-ビジネス発想力特訓講座 』三谷宏治著 東洋経済新報社 
ペンギンのルークがカフェづくりで学ぶ、発見力を身に付けるための様々な視点とは・・・。イラストがカワイイです。E2-5棚などにて。(N)


13日深夜には、三省堂の有楽町店さんと、海老名店さんで、こんな「会話」が(笑)

@yrakch_sanseido 有楽町三省堂書店 
超気になってた新刊!三谷宏治さんの新刊「ペンギン、カフェをつくる」
Suicaペンギングッズコーナーじゃなくて、ビジネス書コーナーだよ!

@yrakch_sanseido 有楽町三省堂書店 
「ペンギン、カフェをつくる」に、コミック「寄生獣」ミギーの言葉が!
いいこと言ってるなぁ、ミギー!

@ebina_sanseido 三省堂書店海老名店 
え?なにそれ?H RT

@yrakch_sanseido 有楽町三省堂書店 
さすが反応がマルちゃん! RT

@yrakch_sanseido 有楽町三省堂書店 
「もしミギーがカフェのオーナーになったら」みたいなビジネス書が出るかもしれない。もしミギ。宇宙人の視点で人間の行動を観察してカフェは大繁盛! 

@ebina_sanseido 三省堂書店海老名店 
料理人がパラサイトだったら、裏で何を料理してるか想像できるからやだな。。。H RT 



面白いですねえ。あと3往復くらい見てみたかった(笑)
そして、「観想力」もずっと置いていてくださっているジュンク堂の新宿店さんは、パラパラマンガに着目!

@junkushinjuku  ジュンク堂新宿店社会担当
かわいいオマケを発見しました。
発想の視点力や、正しく決める力が、好評な三谷宏治さんの新刊
「ペンギン、カフェをつくる」(東洋経済新報社)
ペンギンのルーク、頑張ってます。
発想力を養える書籍です。
左上に、色んなルーク。と思ったらパラパラ漫画になってました。
かわいい。


これからも、Tweetが広がると良いなあ。
明日ともかく、書店に行ってみよう~。

写真は、丸善の本店であるオアゾ店(@丸の内)。とても大きく扱っていただいている。
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この場所は、責任が重くもあるのだ~。ガンバレ、ルーク!

2011年08月11日

本日8/11『ペンギン、カフェをつくる』発売!嬉しいことと困ったこと

嬉しいこと。
本日8/11、『ペンギン、カフェをつくる』が東洋経済新報社から発売となった。
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久しぶりの?ビジネス書だ。
でも、主人公は『ルークの冒険』のルークなのであった。長老の命によりイワトビペンギン ルークが、画期的カフェを、この日本でつくるのだ!

面白い15の視点でビジネス発想力を鍛える演習書でもある。
こうご期待。

まだ書店には列んでいないようだが、全国の書店さんに向けて、ルークがもくもくと行進中な感じでイメージしている。
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どきどきである。
Facebookの「三谷3研究所」でも発見報告を受け付けている。


困ったこと。

Amazonでは、予約から発売に切り替わるとき、しばしば

「一時的に在庫切れです。次の入荷時期は不明です」
というなぞの状態になる。

在庫があっても、だ。

せっかく買おうという人がいても気がそがれる、とてもいやな状態だ。
半日か一日たつと通常の「在庫あり」になったりするのだが、それまでに1000位前後から2000位に。もったいないなあ。


嬉しいことと困ったこと。
新刊の底本とも言える『観想力 〜空気はなぜ透明か』も少しだが増刷された
Amazonなどではここ数ヶ月品切れで、中古品が新品とほぼ同じ価格で売られるという異常事態が続いていた。ロングテールと言いながら、Amazon等はそういうテール部分の管理が非常に甘い。
もう少しシステマティックなチェック態勢をつくって欲しいもの。

かつ「仕入れて欲しい」と出版社側から営業してもすぐには動かない。さてさてAmazonではいつになったら『観想力』新品が売られるのか・・・。


なんだか、毎回Amazonには振り回されている。
特に「在庫」と「ランキング」にはとっても・・・。ランキングなんて1時間ごとでなくて、1日ごとで十分である。ほんとにもう。