カテゴリー: 03 生きる力

2010年11月23日

物知り三女:アスクル編

アスクルの家庭版、アスマルでお買い物。 
お茶やパスタが届いた。 

もともと文房具から始まった、アスクルの歴史を語る父。 

そこで次女が、H高校近くの文房具店はH校生だと安くしてくれるんだって、と。 

へー、それって安いの?と突っ込む三女。 

いや、たぶんそれほど安くは無いと思う・・・。と次女防戦。 


お父さんはまたまた問題。 


文房具店は基本的に安くありません。ではなぜアスクルは安いのでしょうか? 


間髪入れずに三女「だってお店構えなくていいじゃん」 

ぴんぽ~ん。良い答えです。 

ん?そこでしぼんでいるのは次女かな?三女に全くかなわなかったねえ(笑) 
捲土重来、頑張りたまえ。 


その後、文房具業界における流通構造の複雑さとか、それをアスクルがどう破ったのかとかを、語った父でした。 

そこでも三女は、 
「そう言えば、K文具(小学校前の文房具やさん)のおばさんも、今度市場に行くからそれを過ぎたら商品あるからまた来て、って言ってた」 
と当意即妙なアシスト。 

意外と物知り、かつ、話の流れに入るのが上手な三女なのでした。 


そう言えば昨日、4月からの読書カードを見せてくれた。 
現在累計39冊、9376ページ。 
累計1万ページで「読書家」の称号が贈られる。 

へーーーーー。いつの間に・・・。

2010年11月23日

物知り三女:CO2編

CO2は不況になると減るんだってね、と次女。 
去年はCO2減ったらしいよ、と。 

(´・∀・`)ヘー、なんでー、とお母さん。 

工場とかモノを作らなくなるからじゃない、と次女。 

そこに三女、「でも、家族とかは増えてるんでしょ」 

よく知ってるね~。家庭からのCO2はどんどん増える一方なのだ。 


じゃあ、それはなぜ? 


三谷家で考えてみましょう。去年から今年、CO2量は(おそらく)増えています。 
それはなぜでしょうか。 

・お父さんがエアコンつけっぱなしだから!→それは昔からです 
・待機電力!→わずかですな 
・パソコンとか買い換えたから→そう?最新のはみんな省エネだよ 


答えは「テレビが大きくなったから」です。 

もちろん省エネなんだけど、前のよりは面積で4割も大きいから、消費電力は多くなってる。 
リビングのパソコンも、省エネタイプなんだけど、ノートからの買い換えだからやっぱり消費電力は大きくなってます。 

ここで三女がまた一言。 

「世帯が増えたから」 

ん?三谷家で考えているから、世帯は同じだよね。ただ、全体としてはひとり暮らし世帯が増えているからこれは非効率だよね・・・ 

と言ってから気がついた。 
そうです、三谷家でも世帯が増えていました。 

長女がひとり暮らしをしているので、その分は確実に、増えている。 
エアコンかけずに、夏は汗だらだら、秋冬は服だるまで過ごしているにしても、だ。 


大正解。 


お父さんはちょっと悔しかったので、エコポイントが大型化を促進しているとか、高速道路料金の値下げとか、車の減税・補助金とかがいかにCO2増加に貢献しているか、をさらに力説したのでした。

2010年11月09日

明治安田の大学生調査から分かること

大学生に関する意識調査

明治安田生活福祉研究所によるものだが、かなり面白い調査結果が見て取れる。 

もとデータを見れば分かるが、何よりも「仲間が効く」と言っている。 
http://www.myilw.co.jp/life/enquete/pdf/18_01.pdf 

・内定率が高いのは「おひとり派」より「お仲間派」・・・22% 対 51% 
・内定率が高いのはサークル経験「なし」より「あり」・・・ 31% 対 51% 

・子どもを持ちたい比率が高いのは「おひとり派」より「お仲間派」・・・26% 対 62% 
  (親の年収によっても差があるが、数ポイント差に過ぎない) 

・大学満足度の要因の最大項目は「友人」 


斎藤佑樹投手じゃないが今年のキーワードは「仲間」か。 
・一緒に戦う仲間 
・応援してくれる仲間 
・戦う相手としての仲間 

恋人や友人・ライバル、すべてを仲間として大切にし、受け入れられる姿勢。 
それを伸ばす方が、就職や結婚に対して、塾より学校よりずっと大事だよ、と。 


さて、これをどう育てていくのか!

2010年09月23日

三女のジャンプ

1. いきなり大人の本を読むようになった。 

これまでは「若女将は小学生」シリーズとかだったのが、最近は「告白」とか・・・ 
これは、友人の影響らしい。 

本人も『ライブ』の感想文で「山田 悠介の本には残酷な場面が多い」と自覚しながら、 
「友情の強さを感じた」「多くのことを学んでいる」と書いている。 

(ちなみにAmazonでの大人による評価は、必ずしも高くない。実は子ども向けの本??)


また、書く文章も、上手になった。びっくり。 
上記感想文の評価は「A-」(マイナスは漢字間違い(笑)) 

夏休み終盤ごとに「感想文なんて書けないっ」て、困っていた子が、どうしたの? 


2. キーボード入力が速くなった 

ここ1年、劇的に。 
イータイピング コメット級の長女に比べればまだまだだが、人差し指級だったのがいまやチャカチャカと。 

原因は・・・隠れてやっていたブログ。 
これも友だちに誘われて、ちゃっと的に。 

別の友人のお母さんから「三女ちゃんから招待がきた」と報告があり、止めさせたが、まだ隠れてやっている感じ。


さてさて。 


3. しゃべるようになった 

友だちとはしゃべるが、姉たちや親たちとはあんまり、という感じだったのが、突然しゃべるように。 

長女がいなくなって「おしゃべりスペース」に空きが出たからなのか、そういうお年頃なのか。 
いろいろ報告してくれる。 
ただ、ケッコウ、級友や先生たちへの批評が多い。これは次女と同じ(笑) 


4. 嵐にお熱 

これは従来通り。お小遣い(月1000円)のほぼ8割は、嵐に消える。

2010年09月21日

長女と親友との真剣議論:part 1

長女は親友と二人、専業主婦願望が強い。 
良い妻、お母さんになり、ボランティアでみんなを助ける、が夢である。 

そんな二人の最近の中心話題は「どうやって、良い結婚相手を見つけるか」だとか。 


で、議論の結果 
「そういう男性(含む高収入)のいる世界は、限られている」 
「そこに自分たちが入っていかないとダメ」 
「だから、自分たち自身が手に職を付けてがんばらないと」 
となったとか。 

まあ、良いんじゃないでしょうか(笑) 


たまたま、プレジデント社に打ち合わせに行き、受付にある本を手に取った。 
セレブ妻になれる人、なれない人』 

ぱらぱらめくったらプレジデントによるアンケート結果が。

曰く、 

「年収800万円以上の妻の無収入率は18%に過ぎない」 
「上流男性ほど高収入女性と結婚する」 

そうな。ほー。 



編集のN女史が一冊くれたので家に持って帰ったら、その副題 
『 ― 年収1000万円以上の男性と結婚できる人の小さな習慣』 
を見て、次女がつぶやいたとさ。 

「年収1000万円でセレブなの???」 

鋭い(笑) 



かつ、幸せは、お金ではありません。 
余裕があることは、いいことですが、君たちだって前のマンションでの「5畳間に子ども3人」生活、楽しかったでしょ。

2010年08月18日

2010夏の後半。準備完了、かな

残り半分を切った8月の予定。 


1. 8/22.23 
伊豆で合宿。カラケンという伝統行事だ。 
烏山地区の公立小中学校 歴代PTA会長や校長さんが、一堂に会するらしい… 
そこで1時間お話しする。 

テーマは、「生きる力」。サバイバルとヒマと貧乏とお手伝いの話を。 
サバイバルは珍しく「灼熱」を使う。 


2. 8/24 
Sloganで大学3年生(と院1年生)相手に研修。 
夜の2時間@KIT虎ノ門。 

テーマは「整理術」。最新刊をもとに仕事術やスタンスを話す。 
新ネタなので、新規にイロイロ作っている。人からアドバイスも受けながら、手探りだが、ま、なんとかなるでしょ(笑) 
http://www.goodfind.jp/2012/seminar/detail.html?sc_id=93 


3. 8月末 
季刊のビジネス誌『Think!』秋号の原稿の〆切だ。 
テーマは「問題発見力」 

特集全体は「問題解決力」なのだが、なぜか私だけ「発見力」(笑) 
初期インタビュー、初期分析、初期仮説の失敗、から入り、日経ビジネスのサービス満足度調査を深掘りし、ハカる考動学へと。 


進捗状況 
・1.2.3ともほぼ準備完了 
・3は昨日書き上げて、編集長の齋藤さんに送った 
・2も昨日作って、推敲・議論中 
・1は昨日手をつけて、さっき完成 


これで週末まではのんびりしていられるなあ。 
あ、土曜は花火か。

2010年08月12日

ISL U18リーダーズキャンプ 今日が最終日

44名の高校生を中心とした若者たち(中学生も数名)が、紀尾井町のISLに。 

文字通り全国から集まった「社会に対して行動する」子どもたちだ。 

U18 リーダーズキャンプ」と称して5泊6日の合宿を行っている。 
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世界について学び、日本について議論し、体を動かし表現する訓練をし、スピーチで大人たちにぶつかっていく。 

昨日が5日目、「自分ビジョン」スピーチの日だ。夜には150人の大人たちを前に、代表者たちがスピーチをする。 


私の役割はそのスピーチ改善のお手伝い。 
「コツ解説」と「個別指導」と。 

でも、流石に5日目でみんな疲れているし、眠いし(笑) 
「コツ解説」は発想力演習を流用してのおもしろ系で、やることにする。 
「イロの不思議」とか「なぞなぞ」とか。 

ただ、個別指導をしても思ったが、みんな立派なもんである。 
問題意識、行動、向上心。 

自分と比べても仕方ないが、高校時代の自分に「もっといろいろやれたんじゃないの?」と突っ込みを入れたくなるほどである。 


数名のチーム内で互いにフィードバックもするのだがそれもしっかりしているし、みな、少しでも自分のスピーチを良くしようと、食らいついてくる。 
もちろんヒトによってデコボコはあるが、それで良いのかな、とも思う。 

互いに刺激し、刺激され、学び、支え合った5日間だっただろう。 
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今日は6日目の最終日。 
午前中だけだが、有意義に、過ごして欲しい。 


ISLスタッフの皆さん、夏休みを全て投入された大人サポーターの皆さん、後輩たちのために頑張った大学生サポーターの皆さん、協力頂いたJCの皆さん、そして多くの講師の皆さん、ごくろうさまです。 

この活動が、より多くのヒトたちの支援を受けて、これからも続きますように。

2010年08月03日

長女の落とし物とおまわりさん

先々週、夜中に次女と近所を歩いていたら、お財布を落としたらしい。 

家まであと300Mくらいのところなのに。 

慌てて探しに戻ったが、なぜかない。 
私もひとり懐中電灯もってウロウロ。完全に不審者状態。 

結局見つからず「誰かに拾われたのだろう」ということに。 
中身は 
・学生証 
・銀行カード 
・現金 
等々。珍しく、9,000円も入っていた、普段は500円くらいなのに。 

でも問題は、外身。

おじ(私の弟)に、誕生祝いか何かでもらった大切なものだったのだ… 


夜のうちにカードを止めさせ、交番に届けに行かせた。 

駅前の交番に長女と次女が23時過ぎにノコノコ。 

すぐ名前と学校を聞かれて、「大学生です」と答えたら、その若いお巡りさんは 
「18歳ってこと?またまた~」とスルー。 

その後、住所やらを書いているときにそのお巡りさん、本当に大学生だと分かって(証明するモノは何もないが)驚愕したらしい。 

中学生が、な~に夜中にウロウロしてるのよ! 
くらいに思っていた様子。 
(東京都の条例では、18歳未満は23時以降、子どもだけでウロウロしてはいけない) 


ま、なんといいますか。 


因みに、財布は未だ行方知らず。川に捨てられちゃったかねえ。

2010年08月01日

次女との冷戦とシェ松尾・広尾

先週、5日間くらい、高2の次女と口をきかなかった。

きっかけは、夕焼け。


あまりにキレイだったので、屋上でしばし鑑賞。

2階に降りて書斎に戻るとき、1階にいた次女に階段上から声を掛けた。
「凄くキレイだよ。見に行きなよ」

次女は、だだだと階段を上っていったがその時、私には聞こえないように文句を言った。
「勉強してるのに何で行かなきゃ行けないの」

それが私の耳に入ったものだから、さあ大変(笑)

文句があるなら行かなきゃ、いい。
いや、行く行かないの問題でなく、陰で文句を言う態度が気に入らん!


彼女にも言い分はある。

お父さんにNoとは言いにくい。それでさんざん苦労していた姉の姿を見ているし。
そんなことになるなら、ガマンしてでも言われたとおりやった方が良い。
だから私はガマンしてやることにしている。それじゃ、ダメなの?


なるほどね。

でも、陰口は、ダメ。


てな、わけで私は怒っていることを示すために、彼女と口をきかないことにした。
まあ、要は無視したわけだ。

そして5日。

彼女も自主的に折れるタイプでもないし、もう伝わったかなと思い休戦を決意。
冷蔵庫からお茶を出すときに声を掛ける。

「あなたも飲む?」

彼女も普通に返事をする。「飲む」

お茶をついで、一応一言。

「これでケンカは終わり」

「はぃ」

「あなたもイヤだったんだろうけれど、お父さんも(陰で言われて)スゴくイヤだったことは理解してね」

「はぃ」


その午後、彼女の高校で三者面談。
仲直りしていたので、私が行くことにし、先生と談笑。

終了後、早稲田まで時間があったので広尾ガーデンヒルズのシェ松尾の喫茶に。
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前に長女と来たことがあったが、久しぶりだ。


雨降って地固まる。
いや、まあ、固まんなくても良いけど、あんまり溜め込まないようにね。

2010年07月25日

「修羅場」に関しての一考察

その一: 修羅場を作らぬよう努力せよ 


コンサルタントの整理術』の中でさんざん書いたのは、 
・〆切り間際の火事場のバカヂカラなど信ずるな 
・それより早めに手をつけて、ジワジワ進めよ 
ということだった。 

早めに手をつけることで、良いことはいっぱいある。 
生産性も上がるし、リスクも減る。 

もちろん精神衛生上も、よい。 
気の弱い(私のような)ヒトにはこれ以上の効用はない。 



その二: 修羅場でこそヒトは育つ 


一方、人材育成的側面を考えたとき、修羅場には大きなマイナスと共に、大きな効用がある。 
マイナスはもちろん、気力体力の摩滅だ。 
修羅場が続けば、退職率は跳ね上がるし、傷病者も続出する。 

しかし、ヒトは失敗の中でこそ多くを学ぶ。 
私が遭遇した人生最初の修羅場は学生時代の大失恋だったが、たしかにそれは私を大きく成長させた。 
まあ、それはともかく、社会人としてのそれは、2年目冬のプロジェクトだった。 

考えても調べても、分からない。 
どう解決して良いのかの糸口すら。 

苦しみ抜いた6ヶ月間を通して、私は「問題発見と解決へのアプローチ」を探し続けた。 

成功プロジェクトでは定義によりアプローチは一つ。 
でも失敗のお陰で、それをいっぱいいっぱい自分のものにすることが出来た。 

挫折と紙一重の、大きな学びの機会だった。 



その三: 修羅場で笑えなきゃ、プロじゃない 


これはもちろん、日産自動車 テストドライバー 加藤博義さんの言葉である。 
全くその通りである。 

その余裕無くして、プロとは言えない。 
出来ないなんて、簡単に言っちゃいけない。 
極限でこそ、アマとちがう、プロの力が試される。 


私のスキーは基本、高速系である。 
フラットな急斜面を、高速ターン3回で駆け下っていくのがスキだ。 
もちろんスピードは、限界ギリギリ。 

いや、限界内じゃ、意味がない。限界を超えたところにこそスリルと成長がある。 
転ばないスキーなんてスキーじゃない。 


急斜面に、加速しながら前傾姿勢で突っ込んでいく、あのゾクゾク感。 
自分の限界と接しながら、思わず、笑い声が出る。 

あ、加藤博義さんの「笑い」とはちょっとずれた。 



でも、実は一緒かな。