カテゴリー: 03 生きる力

2011年02月16日

芦花小保護者 『ルークの冒険』講演!

21/21.22、芦花小で6年生全員を対象に『ルークの冒険』授業を行った。 (ベストコメント集はこちら

今回はその大人向けである。 

参加者は20名くらい。 
中学の副校長さん以外は女性であったが、OG(子どもはもう卒業)さんも混じって、和気藹々。 

子どもが6年生で、授業のことを聞いて受けたくなった人が3名、 
前回家庭教育学級で「正しく決める力」講演を受けてまた、という人が10名弱、 
という構成だったが、みなさんとっても熱心に取り組んでいただいた。 

円柱を動いて探しましょう! 
席に座ってちゃダメですよ。 
2分! 

という演習でも、教室から飛び出して、とってもアクティブ。 


なので満足度も高く、「とても面白かった」率は95%。 


最後に『ヒマと貧乏とお手伝い』のこともお話しした。 
そのせいもあって、アンケートコメントには「お手伝い」に関してのものも多かった。 

以下、一部を。 


・前回参加させていただいてお手伝いをさせましたところ、夏休みにはとてもいい成果が出ました。でも継続できていないのでこれから頑張ります 

・社会の単位、家族の大切さを感じました。話し合える、考えあえる、尊重しあえる家庭をめざしたいと思います 

・「座って悩まず動いて考える!」とても勉強になりました。子どもたちに日常の中で伝えていきたいと思います 

・子どものチャレンジしてみる気持ちを摘み取ってしまわないように、気をつけようと思います 

・これからの子育てが楽しくなりそうです

2011年02月11日

三女の情報格差戦略、長女の心配

その1 

朝早くに目が覚めた。 

三女が3階の子ども部屋から駆け下りてくる。 

「ゆきだよー」「ゆきがふってるよー」 

おーー、ホントだ。久しぶりだねえ。 
夜半からの雨が、朝方しばらくだけ、雪に変わっていた。 


三女が学校に行き、珍しく家にいた長女が言う。 

「あれは私が言ったんだよ」 
「朝起きて、ゆきだよ!って」 
「でも三女は『ふ~ん』って」 

「なのに、あれはなんだ!」 


即時伝言による、情報価値の取り込みは、三女の得意技(笑) 



その2 

上がってきた子育て本のカバーデザインを見て、長女が 
「これ大丈夫?」 
と。 

指し示す指の先には副題の一部「就職力」が。 

「なんで?」 

「だってまだ就職してないし」 


ああ、この子育て法が就職力につながるかどうか、自分ではまだ実証できてないということね。 


ここで横で聞いていた次女が一言。 

「心配するな」 
「後に続くものがいるから、大丈夫だ」 

ん?それはお姉ちゃんが例え就職に失敗しても、自分たちは大丈夫、って言ってるの? 
なんとたかびーな(笑) 


でも長女、更に食い下がる。 

「じゃあ、お父さんとしては、こういう育てられ方をした子なら採用したい、ってこと?」 

良い質問だねえ~。 
そうです。その通り。 

「まったくお手伝いやってこなかった子なんて、採用したくないよ」 
「多分、気も効かないし役に立たない」 

と、言い切りました。もちろん(笑)

2011年01月25日

1/25 日韓対決。続けることの価値を細貝と本田圭佑に見た!

本田圭佑はやはりすごかった。すばらしいパス、センスとスピード。 

1-1で迎えた延長前半7分、彼のスルーパスに反応した岡崎が韓国ディフェンスのファールを誘い、PKを得た。 
もちろんキッカーは、本田。 

しかし彼の真ん中目を狙ったシュートはミスとなり、(向かって)左に飛んだキーパーの足に当たる。 
ボールが跳ね返って転がるけれど、本田のフォローは間に合わない。 

そのとき、もの凄いスピードで現れ、左脚一閃、ゴールを決めたのが細貝。 
香川に代わって87分に投入された途中出場の彼は、長い助走をつけて、本田がシュートを放つとともに、ペナルティエリア内に突入していたのだ。 


でもそれは偶然でもセンスでも思いつきでもなかった。 
PK戦を制したあとのインタビューで、彼は言った。 

「個人的にもこぼれ球はしっかり狙っていた」 
「昔からPKのときには必ず狙うようにしている」 

と。その何年にもわたる積み重ねがあったから、あの絶妙の突入ができたのだろう。 
そしてその何百回の繰り返しの果てに、代表戦のPKで自分の前に玉が来るという機会を得たのだろう。 


「(アップのために)一度もイスに座ることなく、ずっと動き続けていた」 
「スタメンで出ることがないとなれば、途中から出るしかないので、与えられた時間で与えられた役割をしっかり果たそうと思っていた」 

人事を尽くすものにのみ、天命は訪れる。 


本田は延長戦後の、PK戦で先鋒をつとめ、渾身のシュートでチームに勢いをつけた。 
この意地と気合いもまた、本田圭佑を本田たらしめてきた、「継続」であろう。 

これでこそプロ。これでこそ日本代表。 

あー、楽しかった。次も、応援しようっと。

2011年01月19日

1/19大田区役所 保育士・児童館職員さん研修 無事終了

朝、バイクで環八を下る。25分で、池上本願寺隣の、池上会館に着く。
大田区役所の研修施設だ。

保育士さんを中心に、児童館職員さんも加えての34名向けの研修を、丸1日行った。

午前の「イロ」「グラス」「紙コップ」は、これまでの発想力演習の、そして午後の「サバイバル!」は決める力演習の鉄板ネタである。
ただ、お昼の「ペットボトル演習」は、今回初めてのモノ。

近隣のコンビニエンスストアを調査してもらい、そこでの情報整理と発見を、試みてもらった。

発見のための情報整理とは!
なかなかに、面白い。


改良も必要だが、行けそうな感じ。
これはまた、次回、品川女子学院でやるので、もっと考えよう。


最後1時間は、「ヒマと貧乏とお手伝い」をお話ししてピッタリ17時終了。

机を片付けて、1730から駅近くのお店で懇親会である。
10数名が参加し、もりあがった。


そこで知ったのは、保育士さんたちの出席のためのご苦労。
1日空けるためには、自分の担当の子どもたちのお世話を同僚たちに分担してもらわなければならない。
園長と同僚たちの理解と協力があってこその、出席だった。


みなさん、ありがとう。
今日一日が、みなさんの、そして子どもたちの役に立ちますように。

2011年01月10日

『ヒマと貧乏とお手伝い本」』初校へ!

年末年始、娘たちにいろいろ取材して、初稿を完成させた。 

携帯電話についてどうしたいか? 
これまでで一番よかった誕生日プレゼントは? 

とか10問くらい質問して、みんなに答えを書かせたり、ひとりひとり呼び出して、あるテーマで話したり。 
長女には、ちょっとだけだが、直接原稿も書いてもらった。 


3ヶ日開けに編集担当の三田さんに「初稿」(執筆者からの最初の完成原稿)として、送った。 

そして昨日の朝、それが「棒ゲラ」として返ってきた。 

棒ゲラとは、まだデザインに落としていない、テキストだけの状態のものである。 
編集者として、字句や内容の修正案を示してきたもの。 

ある意味では、このやりとりで原稿が完成されるということだろう。 


これを数日内に戻すと、デザインに入れ込んだ「初校」が出来てくる。 
いきなり本らしくなる瞬間だ。 

楽しみだなあ。

2010年12月26日

クリスマスのサプライズ:『プレジデント』2011 1.17号

忘れていた。 

『プレジデント』の取材を受けていたのだった。 

昨日、クリスマスというのにKIT虎ノ門で4時間ぶっ続けのゼミを行った。
そのときに、発見。

DSC_0011.JPG

最新号、p80。 

DSC_7012.JPG

隣はヤンキー先生の義家さん、次の頁は婚活の白河さん~

2010年12月24日

執筆生活『ヒマと貧乏とお手伝い本』 初稿、9割完成!

PCの不調に負けず、初稿を9割完成。

途中抜けているところもあるが、ほぼ、書ききった。 

ちょっと、感無量だったりする。 

これまで書いてきたものの再構成にとどまらず、新しいフレームワーク、新しい事例をいっぱい入れた。6割以上が新規じゃないかなあ。 

逆に、今のままだと260頁とかになりそうなのが、ちょっと心配。 


多少修正して、明日にでも編集さんたちに送ろう、っと。

ページ数の心配はそれからだ。

2010年12月20日

破れた夢は、何ゴミか?

Bump Of Chickenの最新アルバムが出た。

「COSMONAUT」(コスモノート=宇宙飛行士)
COSMONAUT.jpg
という。

Bumpのシングルはだいたい買っているので、なじみ曲も多いが、新曲も多い。
なじみ曲では

・R.I.P. (ラテン語 Requiescat in Pace の頭文字で、「安らかに眠れ」の意味)
・宇宙飛行士への手紙
・魔法の料理

はもちろん素晴らしい。

でも、ダントツにハマった曲がある。
それが、

・分別奮闘記

である。
これは面白い。
行進曲風で荘厳ですらあるのだが、出てくるのは、ゴミを出したが分別を間違えて、なかなか引き取ってもらえないというドタバタである。

ただ、ゴミとして出そうとしたものは、「夢」なのだ。

持って行かれてないぜ 紙が貼ってあるぜ
なになに「燃えるゴミは月曜日」

燃えるのか これ燃えるのか
燃えなさそうでも 燃えるのか

なやむ主人公に、ある者が語りかける

燃えますよ 灰に出来ますよ
あなたが そうしたくないだけでは

ノリの良い曲で、コミカルで、2000年の「ラフ・メイカー」を思い出させたが、それを遙かに上回る作品と感じた。
もう、50回は聞いた。まだ、飽きてない。

先週までは、つい最近でたシングル「HAPPY」のカップリング曲「pinkie」が今期最高音楽作品と思っていた。が・・・うーーーっむ。

是非、一聴を、オススメする。

今書いている「お手伝い本」の一節に、こんなことを書いた。

「夢は98%破れる」
「夢は破れてからが勝負」
だから
「親は子どもに夢を押しつけてはいけない」
「きっと破れるであろうその夢に、誰も責任が持てなくなるから」
「与えるべきは夢でなく、力」
「自分で夢を作り、実現の努力をする力を、子どもたちに」

2010年12月13日

執筆生活『ヒマと貧乏とお手伝い本』 第2章

プロローグと第1章を書いたのが、11月末。
それから10日間は他(村上龍さん対談とか)で忙しくてお休みで、一昨昨日から復活した。
 
第2章がこの本の中核である「ヒマと貧乏とお手伝い」の章だ。
 
一昨昨日と一昨日で「お手伝い」を書いた。8600文字。
昨日と今日で「貧乏」を書いている。現時点で7100文字。もう少しで書き上がる。
 
例えば、こんな感じ。
 
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 貧乏で、「計画性」を持たせる
アンケートを採ると、小学生の半分は月いくら、などではなく「必要に応じて」お小遣いをもらって います。
かつ、月決めの子どもでも、その半分は「欲しいものがあるとき」に臨時のお小遣いをもらっています。
 
これでは「計画性」が育ちません。
 
ヒトとサルを分けるものはさまざまありますが、その一つが計画性であり、それはヒトの進化上も大きな役割を果たしてきました。
 
(中略)
 
サルの計画性は、せいぜい2時間分くらいしかありません。他の動物より遙かに長いのですが、それでは家は建てられないのです。
 
ヒトの脳の中でも、そういった高次の機能 を担っているのが前頭前野と呼ばれる場所です。
他の脳の部分と異なり、前頭前野の機能はなかなか完成しません。6歳頃から始まり、10歳前後が発達のピークで、20歳くらいまで続きます。
その時期に、どういう訓練を積むかで、発達の仕方は大きく変わります。
 
計画性を身につけさせたいと思うのであれば、お小遣いを月決めにし、少なめにするのが一番です。
長めの時間の中で、欲しいものをどう手に入れるのか、もしくは日々の支出をどう切り詰めていくのか、という計画性が育ちます。
 
これはお小遣いに限りません。
随時の指示・対応でなく、期間を区切ること。それもなるべく長めに区切ることで、子どもたちを計画的行動に導くことができます。
例えば、
 
・テレビを見ることの制限:随時注意→1日30分→1週間で3時間半
(中略)
 
子どもたちの状況に合わせて、期間設定は変わるでしょう。
でも、欲しいときに上げる、だけはダメ。月決めお小遣いが、子どもたちの「計画性」を育てます。
——————————————
 
この部分だけで914文字。
こういう塊を8~9個ならべると、一つの節ができるわけだ。
 
がんばろっと。

2010年12月07日

富士ゼロックスでセッション

10名あまりのナレッジワーカーによる、セッションが行われた。


9時から3時間余、とっても刺激的で有意義な対話だった。

ここからどんなビジネスの種生まれるかは、主催者の責任(笑)
ただ、私個人には確実にプラスとなった会だった。

如何に自分が狭い中で生きているのか気がつかされるし、高いレベル(論理より感性の面)での議論を楽しめる。

お題は「Contactivity」
ゼロックスがContact  + Activityを組み合わせた造語らしい。
ニホンゴでは「つながっている」と意味づけされていた。

「つながる」ではなく、「つながっている」
ブロードバンド常時接続、と言うわけである。


私がセッションに提起したのはしかし、そのプラス面、マイナス面両方だ。
そのために最初に提供したのは、3つのアニメ題名。

・ガンダム
・エヴァンゲリオン
・蒼穹のファフナー

ガンダムは言わずとしれた、New Type。宙でも人はつながれる!

残り二つはある意味同じテーマだ。それは、つながることによる「自我境界の消失」なのだ

おっと眠くなってきたので、また明日。