「修羅場」に関しての一考察
その一: 修羅場を作らぬよう努力せよ
『コンサルタントの整理術』の中でさんざん書いたのは、
・〆切り間際の火事場のバカヂカラなど信ずるな
・それより早めに手をつけて、ジワジワ進めよ
ということだった。
早めに手をつけることで、良いことはいっぱいある。
生産性も上がるし、リスクも減る。
もちろん精神衛生上も、よい。
気の弱い(私のような)ヒトにはこれ以上の効用はない。
その二: 修羅場でこそヒトは育つ
一方、人材育成的側面を考えたとき、修羅場には大きなマイナスと共に、大きな効用がある。
マイナスはもちろん、気力体力の摩滅だ。
修羅場が続けば、退職率は跳ね上がるし、傷病者も続出する。
しかし、ヒトは失敗の中でこそ多くを学ぶ。
私が遭遇した人生最初の修羅場は学生時代の大失恋だったが、たしかにそれは私を大きく成長させた。
まあ、それはともかく、社会人としてのそれは、2年目冬のプロジェクトだった。
考えても調べても、分からない。
どう解決して良いのかの糸口すら。
苦しみ抜いた6ヶ月間を通して、私は「問題発見と解決へのアプローチ」を探し続けた。
成功プロジェクトでは定義によりアプローチは一つ。
でも失敗のお陰で、それをいっぱいいっぱい自分のものにすることが出来た。
挫折と紙一重の、大きな学びの機会だった。
その三: 修羅場で笑えなきゃ、プロじゃない
これはもちろん、日産自動車 テストドライバー 加藤博義さんの言葉である。
その三: 修羅場で笑えなきゃ、プロじゃない
これはもちろん、日産自動車 テストドライバー 加藤博義さんの言葉である。
全くその通りである。
その余裕無くして、プロとは言えない。
出来ないなんて、簡単に言っちゃいけない。
極限でこそ、アマとちがう、プロの力が試される。
私のスキーは基本、高速系である。
フラットな急斜面を、高速ターン3回で駆け下っていくのがスキだ。
もちろんスピードは、限界ギリギリ。
いや、限界内じゃ、意味がない。限界を超えたところにこそスリルと成長がある。
転ばないスキーなんてスキーじゃない。
急斜面に、加速しながら前傾姿勢で突っ込んでいく、あのゾクゾク感。
自分の限界と接しながら、思わず、笑い声が出る。
あ、加藤博義さんの「笑い」とはちょっとずれた。
でも、実は一緒かな。
その余裕無くして、プロとは言えない。
出来ないなんて、簡単に言っちゃいけない。
極限でこそ、アマとちがう、プロの力が試される。
私のスキーは基本、高速系である。
フラットな急斜面を、高速ターン3回で駆け下っていくのがスキだ。
もちろんスピードは、限界ギリギリ。
いや、限界内じゃ、意味がない。限界を超えたところにこそスリルと成長がある。
転ばないスキーなんてスキーじゃない。
急斜面に、加速しながら前傾姿勢で突っ込んでいく、あのゾクゾク感。
自分の限界と接しながら、思わず、笑い声が出る。
あ、加藤博義さんの「笑い」とはちょっとずれた。
でも、実は一緒かな。