カテゴリー: Family

2011年09月14日

ハンモックと三女

わが家にハンモックが来た。
友人たちのベトナム社員旅行土産として(笑)

どこに設置しようかと悩んだが、3Fの子ども部屋ではつまらないので、やはり1F。
最大のスパン(間隔)をとるためには、壁と壁だが、壁に強固な金具をねじ込む必要がある・・・。

どうしようかと、ネットを彷徨っていたら、イイモノ発見。

ハンモックを屋外で気に取り付けるための金具付きロープだ。
「スマートロープ」という。
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ネットで最安値品を2つ、買った。 4500円也。

これを、今の吹き抜けの梁と、柱に結わえてと・・・。
まあまあうまく、設置できたと思う。 

初ハンモックの感想 
・揺れ方がブランコと違い複雑で、不思議な感覚 
・なので下手すると酔う
・風通しがとてもよく涼しい 
・肌に当たったところはボンレスハム状態になる 
・とにかく、気持ちいい 

ということで、娘たちは気に入ったよう。
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娘たちだと、真横に寝ることもできて、気持ちよさそう。
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すでにさまざまな用途が三女により開発されている。気に入ったらしい(笑)
クッションを組み合わせたり、ブランコにしたり。
シンプルだから、自由度が高い、のかな?

あとは福井の実家でも、使ってみたい。
もっと大きな居間もあるし、来年には「森の庭」も出来る予定だし。
大きいのが良いなあ。こんなの?
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楽しみである。

2011年09月08日

閑話休題:長女の調べ力とVisible Thinking

2日半滞在した福井でのお話し。

長女がiPadで、なにやら調べている。
まあ、放っておく。

しばらくしたら「スポーツ整形外科って、なかなかないよねえ」と。

二子玉川にはイケメン若先生による「箕山クリニック(整形外科)」がある。
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なかなかの腕であり、人気である。大学のスポーツ選手が多く、リハビリに通ってもいる。
彼女もそれは知っているはず。

「箕山じゃダメなの?」

「後輩が足首痛めちゃってさ。でも家がタカサカだから・・・」

タカサカってどこ?埼玉だろうな、と思いつつ、しばし会話。
すると

「あーもう、面倒だなあ」

とか言うので「イヤなら止めれば?」と私。
その子の体のことなんだから、その子がやればいいじゃない。

すると長女曰く、

「いや、ヒトの手助けだしイヤじゃないんだよ」
「ただ、みんなさ、ほんと調べる力がないって言うか、どうしよ~、って言ってるだけなんだよねえ」

「でも私は、わからない事でも調べれば何とかなる、ってわかってるから」


ほーーーー。
それはお父さんによる訓練のお陰では!?・・・とは、突っ込まず、「ふ~ん、そうかぁ」と聞き流したのであった。

長女は別のときにこんなコトも言っていた。

「レポートで『考察を述べよ』って問われているのに、言葉の意味を調べて書いている子もいるの」
「それって考察じゃないじゃん!って思うんだけど、どうすればいいのかねえ」

う~む、やはりVisible Thinkingの練習が必要だね。

See Think Wonder!
Think Puzzle Explore!


結局、スポーツ整形外科の件は、まずタカサカの子を二子玉川の箕山クリニックに連れて行って診察を受け、その場で「でも遠いんで埼玉のお仲間を紹介してください」と頼む作戦に。

ついでに長女は「スポーツ関係で働きたいんです!」「将来雇ってもらうには何を勉強すれば良いでしょう?」と突っ込む・・・・予定。

うまくいくかなあ~(笑)

2011年09月03日

閑話休題:嵐に負けず嵐をつかむ

中二の三女のことである。 

明日、国立競技場の嵐コンサートに友だちと2人で行くらしい。 

と、いってもコンサートではなく、グッズを買いに行くだけ。 
なのに、早朝から出かけるという。 

それほどの苦難を乗り越えてでも、頑張れるのね。 
情熱を持つことは、素晴らしいこと。 

そう言えば、三女は震災後のジャニーズイベント@代々木体育館にも行ったのだった。 
こちらは1人で、5時間。 

延々と続く列につき、たった1人、携帯電話も持たず、口の中のガム1つで頑張った。 
そして最後の瞬間、奇跡的に松潤が下界に降りてきて、彼女は数十センチの距離まで接近できたのであった。 


明日はどうかね。 

ただし、ちゃんと洗濯もの等は済ませてから行くように(笑)

2011年08月29日

ポスト ポウスト モスト モウスト

ポスト、という単語がある。

名詞では、郵便(物や局や箱)や職位のことであり
動詞では、投函する、貼り付ける、告示する、まっすぐ立てる、配置するという意味がある。
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だから、ポスター(告示物)、ポスティング(チラシ投函)サービス、マルチポスト(重複投稿)なんて言葉も。

さて、問題は発音である。

PostもPosterも、ポストでなくポウスト。
Mostもそうだが、オでなくはっきりオウなのだ。
なんでカタカナでポウストにしなかったんでしょうね。
(これは今のところ不明)

ここで、疑問。

ポウで始まる日本語はあるのか?

途中ならいくらでもある。
一方、憲法、梱包、連邦、連峰、蓮舫・・・

でも先頭はない。

なぜだろう?



それは多分、「ほ」が「ぽ」だったから。

昔は「ほ」と書いて、Poと発音していたから。


「は」の発音は歴史的に、
Pa(奈良時代以前)→Φa(奈良~平安末期)→Ha(江戸以降)
であったことがわかっている(『ハカる考動学』参照)

昔は、法、だってPouと発音していたのだ。それが全部、Houに変わってしまった。
Pouの音は語中でのみ、生き残った。
だから、先頭にPouはない。

いや、ポウだけでなく、パピプペポのどれも、外来語以外では、先頭には来ない
ピン芸人のピンだって、ポルトガル語のPintaなんだから。



ダイニングテーブルの一角でもくもく受験勉強の次女。
電子辞書に耳を近づける。
ちょっと離れた私には「?うすと」と聞こえる。

次女に尋ねる。「toast?、post?」
「postだよ。ポウスト」「なんでポストって書くのかねぇ」

てなところから始まった、一考察であった。
あ~、ちょっと面白かった。

2011年08月24日

閑話休題:長女と祖母とちょっと祖父

夏のここまでを、ほぼ大学での実験や調理実習、と卓球の合宿に費やした長女は、福井に行っていない。 
お盆には曾祖母の法事もあったわけだが、今年は一人欠席だった。 

その長女が「おばあちゃんにあいたい」と言う。 

1人で会いに行けば、と思うのだけれど、「まだ車の免許も持っていないし、福井で車使えないと役に立たないし、だからお父さんも行かない?」と言ってきた。 

なんでやねん。(-_-) 

と思っていたら長女がメールをフォワードしてきた。
長女→祖母(私の母)
祖母→長女


かなりの長文もので、とても携帯メールとは思えない・・・。
それはともかく、彼女から見た祖父(私の亡父)の思い出話とか、いろいろ書いてあってちょっと泣かせる内容なのである。


まあ、福井に行ってやることがないわけでもないので(雨漏り事件の後始末とか、お庭の森プロジェクトとか・・・)、行ってもいいんだけどね。 

グロービス大阪校に再来週末教えに行くついでに、福井に寄ることにして、長女と日程を合わせた。 


9月の上旬である。 
すぐ、カエル。

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2011年08月18日

閑話休題:長女の価値観、次女の価値観、三女の価値観

長女はいつも金欠である。

いや、仕送りの額が少ないわけではない。首都圏に住む地方出身私大生への平均仕送り額は過去10数年、直線的に減り続け、今や10万円を切る水準だ。
彼女への仕送り額は、それよりはちょっと多い。

でも、彼女はとっても「移動」にお金を使っている。

・毎日、隣駅からバスで行くD大に、卓球しに通っている
・毎週末、実家に帰る(友だちと卓球するために)
・毎月、卓球仲間の試合の応援に行く

全部、卓球がらみである。

実家往復で2000円。毎週末やったらそれだけで8000円。
卓球の大会は田舎でも行われるので、その往復で数千円。

これだけ打ち込めるものを持っているのは、本当に素晴らしいことだと思う。
(たとえ、高校・大学で追試の女王と呼ばれていようと)

そして卓球での合宿費を稼ぐために、マクドナルドでのバイトまで始めた。
ただし「卓球優先」の条件付きなので、大した量はこなせない。

一昨日、彼女からメールが来た。
「初任給 14000円!やった」
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エライねと返したら、こんな一言が。

「私は何でも楽しめる性格だから、すごく得だと思う」

マクドナルドでのバイトでも、存分に楽しんでいる訳ね。
でも、あんまり追試を楽しみすぎてムダな留年だけはしないように(笑)



昨日、次女が夢を語っていたらしい。

まずは外資系で稼いで、建築士になって、お城修復の仕事をゲットして・・・。
最後は古城で2人でのんびり暮らす。
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そこで三女がぽつり。

「それって、楽しいの?」

そうだよねえ。
そして、次女。

「貴様とはもう、わかりあえないな」

シャー・アズナブル風に言い切りましたとさ。ちゃんちゃん。

2011年08月01日

「節電さまさま」8/1の朝日新聞朝刊

今朝の朝日新聞朝刊の、トップの見出しである。

「節電さまさま」
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次女に面白いねと見せたら「こういう口語体なのは珍しいね」と。
内容は「首都圏での電力供給には余裕があるが、それはひとえに節電と台風などのお陰である。しかも、東電は過剰に家庭での節電目標を掲げていた」云々。


朝日新聞の編集デスクは、おそらく

・東電の努力でなく、ユーザー側の節電努力のお陰だね

を皮肉混じりに表現すべく、こういった思い切った口語的表現に及んだのであろう。


いや、と思った。
本当は、もっと言いたかったのではないか。

「節電さまサマー」

と。夏だプールだ節電だ!みたいな感じで。
でも、そこまでやると、皮肉だかなんだかわからなくなってしまうので、そのオヤジギャグ的センスをぐっと押し殺して、「節電さまさま」におさめたに違いない。
なんせ、となりに米国のデフォルト危機問題を従えてのトップ記事なのだから。


そんな妄想をしていた、朝でした。

2011年07月05日

閑話休題8:長女のつくった選択肢

スイスには、「選択肢が2つあるなら、3つめを探せ」という格言があるそうな。 
選択肢を無意味に狭めるな、新しい答えを求めろということなのだろう。 


長女の幼い頃のお話を、思い出した。 

お母さんと、お買い物して、パンを買った。 
でも今はお腹いっぱいで食べられない。 

冷蔵庫にしまおうとした彼女にお母さんが助言。 

「お父さんに食べられちゃいたくなかったら、パンに名前を書いておきなさい」 

長女に選択肢を2つ与えたわけだ。 
・食べられたくないなら、名前を書く 
・食べられてもいいなら、書かない 



ちょっと考えて彼女は書いた。 


「おとうさん どうぞ たべてください♡ 」 


彼女は与えられた選択肢の、表面ではなく、本質を理解した。 

・自分の意思を、書きなさい 

という。その理解力が、すばらしい。 
もちろん♡ も、ね。 

2011年06月27日

坂井市 東十郷小学校でPTA文化講演会

10の郷があったから十郷。
その東部分だから東十郷。
田んぼと十郷用水に囲まれた、農業の地。

そう校長先生に伺った。

ばりばりに働くお母さんたちと、数名のお父さんたち、それに教員の方々、60名を集めての講演会。
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決める力:サバイバル演習
子育て論:ヒマと貧乏とお手伝い

で85分ほど。最後には何名かの質問もでた。
「子どもたちにやらせたいから、子ども向けの資料も欲しい」と言ってくださった教員の方も。

終わってから、椅子を丸く並べて、10名ほどと懇談タイム。
私へのQ&A、というよりは、みなさんそれぞれのご苦労やチャレンジ、スタンス、をイロイロ伺えてよかった。


懇談タイムに移る間に、事務局のみなさんが書籍販売をしていただいたのだが、なんと8冊売れていた。
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しかも、5冊用意したルークの冒険は完売。「もうないの?」の声もあったとか。

講演では全く取り上げなかったのだが、手にとって見て、良いと思ったから、なのだろう。だいぶ、うれしい(笑)


私を呼ぶ中心になっていただいた佐々木さんは、昔「トップコンサルタントがPTA会長をやってみた ~発想力の共育法」を読まれていて、いつかきっと、と思っておられたとか。
ありがたいことである。


さて、今日は午前中は母のあっしー。昼は庭師さんと相談。午後は原稿書き。夜は講演とちょっと忙しかった。
明日は午後、秋葉原で「ペンギン、カフェをつくる」の打ち合わせである。

がんばろー

2011年06月20日

PricelessでCost lessな父の日の夜

昨日の夕食は、次女・三女と3人で食べた。

途中で「今日父の日だね」との話もあったが、会話はさらっと流れ、まあワイワイと。

そして終わり頃、次女が急に箸袋だかお神籤だかという細く巻いたノートの切れ端を「はい、父の日」と。
すかさず三女も「私もあるんだ~」と4つ折りの、やはりノートをちぎったお手紙を。

食事後、部屋でゆっくり読んだ。


次女の手紙は、ものすごい悪筆で、途中から漢字がなくなり、さらにへろへろに。
そのまま読み進めたら、
「私が今回学んだことは、横がきを左手でかくと、たとえボールペンであろうとも、手がよごれるということ」
「父さんもきをつけて」
だと。
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あはは。そういうことですか。なんだかわからないけど努力賞だね。


三女は最近、ロゴのデザインに凝っている。
Thank you!とかが、見事にデザインされているのであった。
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手紙の内容は、自分の近況を述べる日記みたいだったけど(笑)、文章としてはとてもしっかりとしていて、感心したのであった。字も諦念で綺麗だしね。
彼女の美意識が、よく現れている。


夜、携帯電話を見たら、長女からも長文のメールが入っていた。
携帯に来ていると言うことは、携帯で打ったのであろう。
さすがに2ストロークの鬼である。これくらいの長文、ものともしない。

「父の日は何したら良いか分からなーい」
から始まり、
「これからもちょくちょく家に帰るけれどよろしく☆」
で終わり、メールの題名は
「支離滅裂\(^_^)/」
だった。


誕生日もそうだけれど、彼女らから私へのプレゼントは、まことにPricelessでCost less。
ダイジにとっておきましょう。