カテゴリー: 09 ニュース
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カテゴリー: 09 ニュース
2020年10月29日
子宮頸がんワクチンのだいぶ真剣な話
数日前「2000~2003年度生まれの女子のほとんどは接種しないまま対象年齢を越え、将来の罹患者の増加は合計約17,000人、死亡者の増加は合計約4,000人と推定される」との推計が出た。
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2020/20201021_1
現在、子宮頸がんは毎年1万人が罹患し、3000人が亡くなる病気だ。他の先進国がそれらを激減させている中、日本は唯一、増加の道を辿っている。
子宮頸がんは予防できる病気だ。20歳前(12~16歳)のワクチン接種(無料)で罹患が大きく減らせ、20歳以降の定期健診(2年に1度程度)で前がん状態が見つかれば治療も容易だ。
日本では2010年度から13歳~16歳を対象とした公費助成が開始され、2013年4月からは12~16歳を対象とした定期接種となった。ところが「副反応」への強い反発があって、2ヶ月で「強い推奨はしない」となった。以降、接種率はほぼ0%となった。メディアでも大きく取り上げられた「副反応」だが、2018年以降さまざまな調査研究結果が出され、ほとんどは一過性のものだったこと、重篤なものもワクチンの成分が原因とは考えられない、という結論が出ている。
https://www.kango-roo.com/work/6136/
なのにまだ、定期接種は再開されず、冒頭の結果となっている。厚労省はなにをしているのか? 策があるのに行動せず、4000人を死地に追いやる行為は何と呼ぶのか。
もちろん個々人がワクチンを受けるかどうかは、その意思次第だ。しかし、確率的には原因となるウイルス感染が1/10に減らせるのだから、その価値は非常に高いと思う。
https://gan-mag.com/breast_gynecologic/8907.html
(ちなみに成人女性でも効果はあるそうです)
このことを知ったのは2009年のこと。公費助成の前だったが、そんなの待っている意味ないなと、娘たちにワクチン接種を奨めた。 あれからもう11年も経ったのか。こういったニュースを見る度、本当に胸が苦しくなる。なぜ救える命を救わない。
2020年10月24日
「オリエント」日経ビジネス本誌でも連載開始!
先月から電子版で始まっていた、守屋淳さんとの対談記事「ORIENT」が、いよいよ本誌でも「オリエント」として連載スタート。
第1回のテーマは「爆発的成長」。内容は、秦の始皇帝と渋沢栄一が推し進めた「標準化」と「金融支援」、ということになっています。
対談だからいろいろ脱線しながらだけれどね(笑)
まずは4回続きます~。
2020年09月25日
2020年08月13日
【お知らせ】flier book labo 9~12月のご案内
本の要約サイトのflier(フライヤー)には月5000円のプレミアム会員制度があります。TALKという20分音声コンテンツが楽しめたりする読書コミュニティなのですが、9~12月、パーソナリティを務めます。研究室名を「ミタニ教授の独り言」としたので、なんでもありです。flierにある要約の紹介もしますけどね(笑)
本日12時から受付開始で80名限定、とか。
大嶋祥誉さん、尾原和啓さん、岩佐文夫さんらのTALKも楽しみです。
高いですけれどご興味ある方はこちらのサイトからどうぞ。
https://www.flierinc.com/book_labo
2020年08月02日
KITのオンライン公開講座が8/5に!
お知らせです。
本年度、私の最初のKITプロモーション公開講座が8/5夜に。
今からでも参加可能です〜。「紙コップ演習」未体験の方はぜひ。「ビジネス“発想”思考」
■ 場所: オンライン形式(ビデオ会議システムのZoomを利用)
■ 定員: 40名
■ 費用: 無料
■ スケジュール
2020年8月5日(水)19:00 – 21:30
18:30 – ・・・(受付開始)
19:00 – 19:30 ・・・ 「イノベーションマネジメント研究科」説明会/三谷宏治 教授
19:30 – 21:00 ・・・ 「ビジネス“発想”思考」講座/三谷宏治 教授
21:00 – 21:30 ・・・ 「質疑応答&グループ相談会」/KIT教員、修了生、事務職員
※注意事項
・公開講座では、ハサミ、紙コップ3つ、水500ml程度(水道水で可)を使用します。お手数ですが、当日はお手元にご用意くださいますようお願い致します。
2020年07月30日
「クリエイティブ思考によるポストコロナの解法 #4 教育に対する私的提案 ー3つの力の共育法ー」
6/8に行われたco-lab主催のオンラインイベント「クリエイティブ思考によるポストコロナの解法 #4 教育に対する私的提案 ー3つの力の共育法ー」の要約がアップされました。 https://www.co-lab.jp/report/post-covid-19-4/
「ちっともポストコロナの解法」じゃないじゃん! その通り。そんなものではないのだ。
2020年06月28日
2020年06月16日
『戦略読書〔増補版〕』発刊!そして…
6/1、ついに『戦略読書〔増補版〕』が発刊となりました。
1万文字以上を書き足し、100冊以上ブックガイドも増やして、でもA5変形版の単行本とは体積比で半分以下の小ささ。価格も税抜き1000円で単行本の半分強。これはお得だ!(笑)
これはまさに「血と汗と創意工夫の結晶」なのですが、それは文庫版のあとがきに書いたので、そこで。
もちろん、まずは本自体を読んでみて、いくつ見つけられるかチャレンジを(笑)
新刊が出たらなんと言っても書店巡りです。
いくら本を出しても、店頭に並んでいなければ、本は売れません。
じゃあ、ドーンと積んであれば良いかというと、そこには責任が発生します。いくら積んでも大して売れないのであれば、すぐに展開は縮小されます。厳しいのです(T-T)
東京だと地元二子玉川の3店の他に、丸善の丸の内本店・日本橋店、三省堂書店の有楽町店・池袋本店・神保町本店、紀伊國屋の新宿本店・大手町店、そしてBook1stの新宿本店(コクーンタワーのB1,1階)には必ず行きます。
丸善 日本橋店は出版社からの発送日である6/1 にはもう大展開されていて(゚◇゚)ビックリ。
そして6/2には丸善 丸の内本店でも。
これくらいになると、プレッシャーが掛かってきます。1日数冊売れましたでは済まされません。ドキドキです。
この写真は、1階正面通路のビジネス書新刊コーナー(の文庫本棚)だったのですが、3階文庫本売り場では大きな展開はなく、内心「大丈夫かなあ」と思っていました。
それから2週間後、また丸善 丸の内本店を訪ねたら、上記の展開がなくなっているではありませんか!うわっ。
恐る恐る正面奥へと歩みを進め、新刊コーナーを巡りましたが平積みで少しあるだけ…。う~ん。これはマズい。
そのときふと見上げるとそこは丸の内本店での週間ランキングコーナー。
なんと、文庫で6位!!!
文庫は判型だけの話なのでノンジャンル。五木寛之やカミュや原田マハと戦わなくてはなりません。そこで東野圭吾より上だなんて!!こんなこともう一生無いかも。
でもやっぱり1階で大きく展開してる場所はなく、では3階文庫本売り場へ行こうかと思ったその瞬間、目の前を、両手に『戦略読書〔増補版〕』を山ほど抱えた店員さんが歩いているではありませんか。そして特設の平台にズンズン積んでいきます。 ほどなく完成したのが 、コレ!
12面120冊の階段積みにしたディスプレイです。
素晴らしい。もう責任はともかく、嬉しいの一言です。
作業を終えた店員さん(1階売場長さん)としばし歓談と密談を少々(笑)
その後、店長・副店長さん、3階の文庫本担当の方ともお話ししました。
次にお邪魔したのがBook1st新宿本店。HALのコクーンタワーB1Fがビジネス書売り場、1Fが文芸書や文庫です。ここで大陳(たいちん、大量陳列の意味。スーパー用語であり書店用語ではない。たぶん…)が行われているとの噂を聞き、行ってきました。
いつも通りまずはB1Fに。ここには著者別の「三谷宏治」コーナーがあるんですよねえ。そしてその隣には、面陳も。文庫版も入ってます!
この本は判型でなく、やはりビジネス書と並んでいる方が売れるんじゃないか、などと担当の方とお話し。さっそく、3面平積みの『新しい経営学』の一部を使って展開してみましょうか、との話になりました。
でも、凄かったのはやはり1Fでした。
文庫コーナーを彷徨った後、文庫のレジ横に新刊の面陳コーナー。そこにズラリ。
ここで店員さんをつかまえてご挨拶したら「もっと並べているところあるんです!」と正面レジ前の新刊コーナー(というかタワー)に連れていってくれました。
それが、これ!
奥が鏡の新刊タワーです。各出版社1冊ずつの推し本が36面!
この左手がキャッシャーなので、お客さんはここを通らざるを得ません。
これはなかなかの衝撃的風景でした。お腹いっぱいです。
もう後は、より多く手に取ってもらえるのを祈るしかありません。
帰宅後Amazonを除いたら「カテゴリー1位」のマークが。
もともとの「読書法」ではUnlimitedの関係ない本が1,2位を占めていて、ずっと3位だったのですがフシギなことに「図書館情報学」には本来の読書法の本がズラリと並び、そこで1位となっていました。
φ(゚Д゚ )フムフム…。なんにしろめでたい。
時節柄、『戦略読書〔増補版〕』のプロモーションイベントはオンライン中心。
6/10 730~900 『戦略読書〔増補版〕』@朝渋 (無料)
6/17 1900~2030 『戦略読書〔増補版〕』@アカデミーヒルズ(150名満席、有料、本付き)
7/9 1900~2100 『戦略読書〔増補版〕』@KIT① (Zoom、本提示が参加条件)
と続きます。 全国どこからでも参加できます!これぞオンラインパワー。
そしてついにリアル版も。
7/16 1900~2100 『戦略読書〔増補版〕』@KIT②(40名限定、本持参が参加条件 )
申し込みはお早めに~。
2020年05月27日
オンライン講義、というよりその他のIT化の効用について
明日は女子栄養大でのZoomでの3時間講義 2回目。もう今からドキドキである。
ただこの間、オンライン講義とはある意味関係ない2つのITツールの効用を体感した。マイクロソフトのTeams(ティームズ)と、Google Formsだ。
女子栄養大は講義のオンライン化に当たって、マイクロソフトのTeamsやStreamなどを使うことに決めた(数名の外部講師が特例としてZoomを使っている)。正直、Teamsは始めてだったし、仕組みに慣れなくて大変だった。128人向けの講義資料のZoom対応だけで手一杯だったから。
でも、G Formsで宿題出して、その返答がリアルタイムで見れ、自由記入欄で窮状や問題を訴える者がいれば、即座にその学生にTeamsでチャット形式のフォローが出来る。素晴らしい。
今までのシステムでもメールは出せたが、やりやすさが10倍違う。学生たちもチャット形式のコミュニケーションに慣れているので、こちらの呼びかけに対して気軽に返答してくれる。128名全員とこれをやったら死んじゃうけど、声を上げる学生にパーソナルな対応が出来るのはとてもよいこと。
これは講義自体がオンラインでもリアルでも変わらないことなので、来年以降も使っていこう。
私はTeamsやG Formsの機能の、ほんの一部しか使いこなしてはいないけれど、たった2週間でこれだけの効用を感じられるのだ。最初はイヤイヤだったのに。
これこそが断絶的進化。非常事態にあって全員(教職員・学生)が半強制的にやり始めたことが、思わぬ効果を明らかにし、それが急速に定着する。
私も反省しなきゃね。食わず嫌いはいかん。
でも早稲田大学ビジネススクールではMoodle(ムードル)というのを使っていてそっちの操作も覚えないといけない。ううう。
2020年05月13日
『ジャパネットの経営』、髙田旭人の挑戦は続く
カリスマを継ぐことの難しさを、自分を変え、社員を変えることで実現していることがわかる。
それを示す多くの施策、実例が数十も盛り込まれていて、納得感は高い。
https://www.amazon.co.jp/dp/4296104918
髙田旭人は先代を尊敬しその遺産を大切にしながらも、より長く、社員とともに成長し続けるために幹部たちに、そして社員一人一人に自ら考えること、行動することを求めている。
それはカリスマと共に育った組織には、大変なこと。
でも髙田旭人は飽くことなく問い続ける。「自分ではどう思うの?」と。
そして語り行動し続ける。「この会社で働いてよかった」とみなが感じられるように。
曰く「アットホームで、かつストイックな経営」だ。
一番刺さったのは「正しいことをすれば結果はついてくる」というフレーズ。
戦略的に正しいことであれば、後はそれを徹底・改善し続けることで実現する。
先義後利ならぬ先正後利かな。
ただ、 副題は「東大卒2代目の僕が カリスマ社長の後を継ぎ 大事にしてきたこと」なんだけど、ダマされてはいけない(笑)
読むと実はそんな生やさしいことではなかったことが、よくわかる本。「ジャパネットチャレンジデー」の企画を通すために、会議出席者全員に「明社長と僕とどっちにつく!」と迫ったこととかね。これは、怖い。 でもそうやって代替わりは成されるわけだ。うんうん。
ちなみに、いま休止しているクルーズ船ビジネスへの思いも語られている。
復活できるといいね。