カテゴリー: 09 ニュース
2020年05月11日
2020年04月16日
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2019年11月12日
カテゴリー: 09 ニュース
2020年05月11日
今の「9月入学」議論には大義もなにもない
学校の9月入学について早稲田大学総長が書いている。(5/11/2020 日経朝刊)
一言で言えば、大義も目的も経済性もない、という趣旨だがまったくその通りと思う。
・大義は「国際化」だが、それは9月入学の問題でなく英語で学べるかどうかの問題。早稲田などはそれがあり9月入学も可能にしており既に留学生も多い
・目的は「子どもたちの学習時間の確保」だが、これからさらに8月末まで学習機会が奪われ家庭でストレスを溜めることになる
・経済性上は、学生は卒業後に収入を得るタイミングが半年遅れることに耐えられるのか、私立校は半年分の収入がなくなると2~4割は倒産する、国全体として卒業年齢が欧米より1年遅れることになり労働力はさらに減る(今は半年遅れ)
なんと今朝の世論調査結果によれば、半数以上が9月入学に賛成、なのだそうだ。これは本当に上記のことをわかっていての答えなのだろうか? 「子どもたちの学習時間の確保」という極めて実務的問題を、感情的に捉えているだけに思える。田中総長に言わせれば「抜本的対策が必要という雰囲気に流されている」状態だ。
公立小中高ではオンライン授業が進まない、私立は進んでいるから収入による教育格差だと叫ぶヒトたちもいるが、まったく違う。受け側にスマートフォンさえあれば、オンライン授業は今すぐ出来る。それを阻んでいるのは「できない先生がいるから」「もっていない子がいるから」とかの悪平等主義に過ぎない。極論すれば「できる先生」が学校に一人、いや、都道府県毎にひとりいれば成り立つのがオンライン授業なのだから。スマートフォンなどを持っていない子どもたち(小学生で3人に1人)には、いますぐ供与すればいい。機器は中古でいいから寄付で集めて、auやdocomo、ソフトバンクにつながせてもらおう(当面5月末まで50GB無料)。
この数ヶ月の子どもたちの学習遅れはパンデミックのせいではなくて、日本の教育が準備を怠っていたせい(だけ)でもなくて、今の決断と行動力の欠如によるものだ。
原因はともかく、じゃあ対応は? だから決断して行動すればいい。再開できる学校はすぐ再開しよう。できないところは、いますぐ少数の教員でオンライン授業を始めよう。手の空いた教員はフォロー側に回ろう。
これからだってパンデミックは何度も起こるだろう。その度に日本は半年ずつ入学時期を遅らせていく気なのだろうか。
2020年04月16日
子育てにちょうどいいミシン
元生徒さんの新商品ミシン、昨今のマスク需要もあって大いに売れているらしい。
でもただコロナ特需というだけでなく、
・高いデザイン性
・徹底的な使いやすさ
・1万円という低価格
と、若い子育て層を狙った凄い商品なのだ。
作品例も子育てに集中し、作成動画やレシピ・型紙も豊富。
重さも2kgちょっとしかなく、乾電池でも動く!
商品名は「子育てにちょうどいいミシン」。老舗ミシンメーカー アックスヤマザキの挑戦は続く。
山崎一史さん、ガンバレ!
2020年04月12日
金曜の折り込みチラシで勝負に出た3社とは?
7都府県に緊急事態宣言が出て最初の週末。自宅に届いた金曜日の朝刊は、これほどの非常事態というのにえらく薄かった。
それもそのはず、チラシがほとんどなかったから。いつもなら、金曜は折り込みチラシの方がぶ厚いくらいです。食品、ドラッグストア、住宅展示場にカーディーラー。今の時期なら塾や予備校、バイトの募集も含めてチラシがわんさか入ります。
それがたった3枚だけ!日経と朝日と合わせて3社だけだったのだです。さて、その3社はどこだったでしょう?
①マクドナルド
報道によれば、苦戦する外食産業の中でもっとも善戦しているとか。もともとテイクアウトが多かったせいかもしれないけれど、ただ1社、販促のチラシを入れたのは凄い。
しかも、アルバイト・パートさんの募集広告付き!真っ先にアルバイトがくびになるこのご時世に、これは素晴らしい、というか底力を見せたというか…。
②イエローハット
2社目はカー用品店のイエローハット。創業者の鍵山秀三郎さんは、社員による清掃活動や収益の社会還元活動でも有名です。でもきっと今は店舗に出向く人も少ないはず…。で打ったチラシのキャッチコピーが秀逸でした。
「ロングドライブを快適サポート」
確かに公共交通機関(電車やバス、タクシー)をみんなが避けるなか、自宅カウチポテト以外の週末の娯楽といえば「ドライブ」くらいのもの。それをうまく狙い打ち。素晴らしい。
③ジーニアス世田谷校
中学受験専門塾ジーニアスの世田谷校の独自チラシ。
世田谷区は東京都の中でもっともCOVID-19感染者が多く、かつ塾に対しては休校要請も出ています。ただ、避けるべきは塾に行くことでありそこで長時間密集すること。当然のように「全教科オンライン対応」を謳っています。
でも面白いのは「算数国語は1クラス9名限定」だから感染リスクが少ないこと、そして「学校登校日がある状況」になれば即、通塾授業を開始すると宣言していること。
「受験は1年待ってくれない」とかプレッシャーをかけてもいるけれど、 自分たちの特長を上手に強みとする訴えかけ方ですねぇ。
3社3様。まったく異なる業種のチラシだったけれど、 、3枚それぞれ楽しめました。
2020年03月05日
善意溢れる独裁の存在と影響
雍正帝(ようせいてい)のNHK番組を見た。
雍正帝は 清の第5代皇帝。1678年に第四王子として生まれ育ち、父 康熙帝(こうきてい)の没後、45歳で即位した。
中国の皇帝制は独裁を前提とする。
中でも雍正帝は、全国の数百人の地場の役人たちと直接手紙を交わして叱り、褒めて、まじめに仕事に励ませた。官僚を中抜きして直轄組織をつくり意思決定のスピードを何十倍にも上げた。多くの民たちが、自分たちをちゃんと見てくれている雍正帝を慕った。
その激務によって雍正帝の睡眠時間は4時間を切り、13年の治政の後、過労で倒れて58歳で亡くなった。
彼の父は国に700万両の赤字を残したが、節約に励み産業を興した彼は3,000万両の黒字を残した。なんと素晴らしい。
でも、こういった「素晴らしき独裁」に慣れた民たちは、以降も独裁制を是として受け容れることになった。
過労で死んだ皇帝の後を継いだのは、やはりその第四王子だった。幼少時からその人格、才を認められ25歳で即位。その後60年の長きにわたり帝位を守り独裁を続け、多くの業績を遺した。10回にわたる外征「十全武功」による版図拡大、民衆へのたびたびの減税、国内外古今の良書を集め保存した「四庫全書」・・・・・・。
彼の名は高宗 乾隆帝(けんりゅうてい)。祖父から三代続く治世は「三世の春」と称された。
しかしその春は長すぎた。10回もの外征により国庫は底をつき、政治は乾隆帝の信を得た奸臣へションに私物化され、宮廷内外の規律は失われた。乾隆帝は85歳での退位後も院政を敷き、権力を手放さなさず老害を撒き散らした。彼は晩節を汚しただけでなく、清王朝崩壊への道を開いてしまったのだ。
「素晴らしき独裁」に慣れていた民たちには、この独裁制を止めることができなかった。
善意に溢れた独裁は、結果として悪意となる。
難しいね。
2020年02月26日
2020年3~5月の講演・研修予定です
新型コロナウィルスの影響で、2月下旬~3月上旬のイベントは、バタバタキャンセルとなってしまいました。延期のものはまだいいですが、中止のものも結構あってガッカリです。
大学院の修了式、入学式も専任教員と当事者だけという「無観客試合」となってしまいました。いつもは家族や在学生がいっぱい集まって、その後の立食パーティはとても楽しいものだったのに・・・・・・。
さて、これからまたキャンセルが相次ぐかもしれませんが、3~5月の予定です。
3/5 1330~1530 多様な学びプロジェクト@Setagaya”まちの先生”「発想力の鍛え方~イロとカタチのフシギ」
3/6 945~1700 中小企業大学校瀬戸校(中止)
3/13 1300~1700 加和太建設「事業企画:ビジネスモデル」KIC(4月14日に延期)
KIT 戦略思考要論A
4/1、2、3 7,8時限。4/4 1,2時限
4/14 1300~1700 加和太建設「事業企画:ビジネスモデル」KIC
4/15 1540~1710 日本製粉@ベルサール九段「イノベーションとビジネスモデル」
4/16 0900-1200 加和太建設「重要思考:決める力」新入社員
4/16 1300-1700 加和太建設「事業企画:ビジネスモデル」
4/20 1320~1630 愛知教育大学1年必修「決める力」
4/21 PM 豊田市立竜神中「決める力」
5/14 1345~1725AMG主任初任者研修A
5/15 1330~1640 AMGセカンドレベル開講日 特別講議
5/20 AM 牛込成城幼稚園
5/22 1330~1640 AMGファーストレベル開講日 重要思考
5/28 1400~1700 AMG主任初任者研修B
5/29 09:00-12:00 加和太建設「重要思考:決める力」
2020年01月18日
2020年のご挨拶
大変遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
1月ももう中盤ですが、来年度への動きを着々と続けています。
私の日頃の活動は、4種に大別できます。
①大学/大学院での講義
・KIT虎ノ門大学院での教授業(土曜日が中心)、がメインですが
・早稲田大学ビジネススクールでの講義「顧客関係マネジメント」か「ビジネス思考法」(4~7月の平日夜)
・女子栄養大学 食文化栄養学科での講義「基礎経営学入門」(4~4月の木曜午前)
これらは来年度も続くでしょう。大きな変化はありませんが、年々改善を続けている分野でもあります。
②ビジネス系の研修や講演
・AMG(上尾中央医科グループ)での主任初任者研修(年3回)と認定看護管理者研修(FL・SL・TL)「重要思考」など
・パーソルGCDF研修「重要思考」
・京都市役所リーダーシップ開発研修「重要思考」
・海上自衛隊 幹部高級課程 「管理」 演習
単発では他に年間数十回行っていますが、2月以降来年度は三島の加和太建設での「加和太アカデミー」のお手伝いをすることになりました。重要思考からビジネスモデル論まで!
③子どもや親・教員向けの授業や講演
・豊田市役所「生き抜く力を育む事業」(年間7日、小中学校14校)
・ルネサンス「科学教室ルークの冒険」(年間8施設程度)
・世田谷区立芦花小サマーワークショップ、6年向け授業など
・長岡市立上通小4.5.6年授業
・愛知教育大学1年全員「決める力」
・半田市役所 保育士・幼稚園教諭研修「決める力と発想力の共育法」
その他、単発のPTA向け講演や子ども向け授業、教員研修が多数。1月末の板橋アカデミーから何か拡がっていくかなあ。
④出版やメディア対応など
今は定期的なものはないけれど、毎年本を1~2冊上梓して、もう30冊くらいになりました。びっくり(゚◇゚)。来年度も既刊の文庫化が決まりました。6月出版予定です。もちろん原本そのままではなく、増補改訂版となります。
完全な新刊を出すかどうかはまだ決まっていませんが、じわじわ頑張りマス。
意外と手間がかかるのがメディア対応で、取材を受けること自体はいいのですが、その後の記事の校正にいつも苦労します。自分で書いた方が速かったなあと。でもたまに良い聴き手、良い書き手に出会うことも。
さあ、2020年はどんな年になるでしょうか。気負わず匍匐前進を続けたいと思います。
2019年12月14日
2019年12~20年2月の研修予定
12月~2月の研修・講演予定です。1月はヒマだね(笑)
でも1/9にまた『新しい経営学』セミナーをKITでやります。
ご希望の方はお早めに申込みを~。
12/3 1030~1150 神栖市立息栖小学校 小6・親「決める力の鍛え方」
12/6 1000~1120、1300~1430 若園小「発想力」、益富中「伝えるほめる」
12/9 1300-1430 横須賀市立山崎小 保護者向け「発想力と決める力の共育法~ヒマと貧乏とお手伝い」
12/17 1045~1235、1300~1400 金光学園 中1、親
12/18 1030~1150、1350~1520 平井小、衣丘小「発想力」
1/9 1900~2100 『新しい経営学』イベント@KIT
1/18 1400~1530 鳥取県琴浦町PTA連合会
1/19 1200~1240 MBA6校合同イベント 「イノベーション・オブ・ライフ」
1/23 1800~2000 板橋アカデミー(教員管理職)「発想力と決める力の共育法」
2/1 950~1110 八王子東高PTA 「子どもたちの決める力の鍛え方~大人のするコトしないコト」
2/6 1400~1700 AMG主任初任者研修3
2/10 終日 海上自衛隊 幹部高級課程 「管理」 演習
2/15 13000~1700 パーソルGCDF研修「重要思考」
2/16 930~1200 坂戸市放課後児童(学童)クラブ勉強会 「楽しく未来を生き抜く力を育てよう~発想力と決める力」
2/21 1800~2130 加和太建設 「重要思考:決める力」
2/22 1500~1620 第46回上尾市PTA研究大会 「子どもたちの未来を生き抜く力の鍛え方」(中止)
2/24 1330~1530 名古屋「戦略子育て」イベント
2/28 AM ジャパネット幹部研修「プレゼンテーション」(延期)
2/29 1430~1630 AMG「新しい経営学」(延期)
2019年12月05日
秋と言えばうろこ雲とおみそ汁。ベナール対流の妙味
うろこ雲は秋の風物。今朝は綺麗なうろこ雲が空高くに!
いわし雲もひつじ雲もみな同じ。秋の典型的な雲で5000~15000mも高所に出来る巻積雲の一種です。
細かい氷の結晶から出来ているので、太陽にかかると回りに虹のような模様が現れる。
このウロコのような模様は、「細胞状対流」の産物なのだが、つまりはおみそ汁のあれである。
〔 https://www.youtube.com/watch?v=jHdPnWidcsU 〕
横幅が広い状態で上下に温度差が出来ると、細胞状に対流が起こりさまざまな模様を形づくる。ベナールさんが見つけたからベナール対流という。
空高く薄く拡がる巻層雲は、上部がとても冷やされるので自然に細胞状対流が起きるわけだ。それがまるで、サバだったりイワシだったりウロコだったりヒツジだったり、と。
秋の空はうろこ雲。そしてそれはみそ汁の真理に通ず。
2019年11月22日
『新しい経営学』もう4刷。好調です!
9月27日に発刊となってもうすぐ2ヶ月。
多くの書店で平置き、タワー積み、面陳の展開をしていただいたお陰で、増刷が続きもう4刷となりました。
紀伊國屋書店の全店ランキングでは経営ジャンルで週間1位も!
これは嬉しい。特定ジャンルとはいえリアル書店の1位はなかなか取れないので。
特に大都市圏のターミナル駅周辺での動きが良いとか。もっと多くのみなさんに読んでいただけるよう、頑張りマス~。
2019年11月12日
プレアデス星団は7姉妹ではなかった!
和名は昴(すばる)。プレアデス星団は冬の代表的な星座です。
先日、永平寺町立 上志比小学校で講演をした際、夜に小松空港経由で帰福。バスで福井北インターまで行った後、家まで歩きました。そしたら正面、東の山々からはオリオンが!
そしてその勇者オーリオーンが生前(?)追いかけ回していたのがプレイアデス7姉妹。それを見かねて、かのゼウスが彼女らを天空に上げたのだ、と。
見えやすいように白黒反転していますが、右端にある星の一群がプレアデス星団です。(Galaxy S10のナイトモードで撮影)
あなたには、いくつ見えますか?
ここからが本題です。私は昔から6つくらい見えていて、一つ見えないのは5等星以下の暗い星。その一つは、神話(というより後年つくられた説話)によれば「7姉妹のひとりが恥ずかしがって身を隠している」からだと思い込んでいました。でも、違いました。
少なくとも現在の天体図的には、肉眼で見える6つの明るい星のひとつは父アトラスだったのです! 天空に上げられたのはプレイアデス7姉妹とその両親(アトラスとプレイオネ)で、私が7姉妹のうちの6人と思い込んでいたのは、父と5姉妹だったのでした。
写真を拡大して、輝度カーブを調整してみたら、星がいっぱい写っていてびっくり。
肉眼で見えていなかったのは、母プレイオネ(5.1等星)、姉妹のケラエノ(5.5)とアステローペ(5.8)でした。プレイオネはアトラスに近すぎ、ケラエノやアステローペは暗すぎます。
だからこそ、昔は船乗りの視力検査に使われたとか。
プレアデス星団のお話しでは、いつもプレイアデス7姉妹だけが伝えられ、両親がともにプレアデス星団の一部となったとは聞きません。それがとても不思議に思ったことでした。
そして、隠れていた母と2姉妹を見つけだした、スマートフォンカメラの威力には(゚◇゚)びっくり。今度はちゃんと固定して撮ってみよう。