カテゴリー: 04 講演・講義

2012年09月26日

田園調布雙葉での「伝える力・ほめる力」授業とキャリア論

元アクセンチュアの小林潤一郎さんが担当する、3年生の情報社会学で教えるのも、もう5年目。
通年の選択授業ですが、必ず年に2~3回講義をしています。

基本は春に1回、そして秋に1回。
最近の出し物はたいてい春「決める力」と秋「ほめる力」です。

・春、進路決定のとき。なので決める力
・秋、AO入試もあるのでほめる力で面接力アップ

「ほめる力演習」は、2007年にまさに彼女らのために開発され、あまりに受けたのでその後、『伝える技術』の一部に組み入れられることになったもの。
いわば凱旋講演なのです(笑)

今日は1人欠席で9名。
奇数だと演習がやりにくいので途中から教育実習生に入ってもらいました。

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・前回の復習(結構みんな憶えていた)
・ジコジマン演習1
・節電演習
・ほめる演習1:手帳か筆箱かお財布
休憩
・ほめる演習2:相手の印象
・ジコジマン演習2
・キャリアについて

で50分×2コマ。
前回やったことは?と問うたらいきなり「金星!」と。
その通り。前回の「決める力」の最大イベントは金星の太陽面通過だったのでした(笑)

今日の発見
・女子高生はほとんどが、お気に入りの手帳を持っている。しかも千差万別(うちの長女はずっとほぼ日手帳)
・みんな自分をほめることは苦手
・コツをつかむのは速い。すぐほめ方がうまくなっていた

参加者のfeedback
・人をほめるのは簡単ですが自分をほめるのは大変です。今回の授業を通してどのようにほめて、自己アピールをすればいいのか学ぶことができました。これからは人柄を磨いていきたいで
・自分をほめるというのはあまり機会もなく、自分が一番苦手としていることだったので、今日は大変いい機会になりました。
ほめることは自分を改めて知ることにつながる。また、自分の他者への見方が変わることにつながる

キャリアについて、は「今回はあまりAO入試受験者多くない」と伺ったので、昨晩急遽、入れました。

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要は「就職面接に向けて今からガンバレ」というもの。
大学3年になってから慌てても遅いよ、と(笑)

みな、真剣に聴いていました。(親の過干渉をどうすればいい?との相談も・・・)

最後の写真は帰りに見つけた不思議なもの。

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「東京都立園芸高等学校玉川果樹園」なのでした。
誰が普段管理しているのやら。

自転車での往復。爽やかな半日でした。

2012年09月07日

10分プレゼンテーション@EDGE TOKYO MEETING 1st

二子玉川のカタリストBAで、第1回「EDGE TOKYO MEETING」が行われました。 

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EDGE TOKYO!
二子玉川をあらわすのになんて素敵な言葉! 

端っこなんです。多摩川越えれば神奈川県です。 
そしてもっとエッジの効いた街にしていきたいものです。 
コマダムたちの消費の街、だけじゃ、つまんない。 (いや、それはそれで突き抜けているから素晴らしいんですけど)

東急電鉄は、ライズの第2期工事で30階建てのオフィスビルも建てちゃいます。 
これを埋めるには、二子玉川を「お洒落でEDGEの効いた働く街」にもしなきゃいけないんです(笑) 

そんな企みに、8組10人が乗ってみました。 
私もそのひとり。 
10分の持ち時間(誰も守らなかったが・・・)でプレゼンテーションやりました。 

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それが全部、Ustreamで生中継されてました。 カメラ3台使っての本格派です。
アーカイブもあります。 

自分のプレゼンテーションが、そんな形で残るなんて初めてです。 
怖いなあ。でも楽しいなあ。 

10数分でしたが会場は乗りもよく、楽しくプレゼンテーションできました。 
私の発想力講演90分の濃縮版でもあります。 

ご興味ある方は以下をどうぞ。 

その1。5:13から私の出番。 
その2。全部私
その3。これも
その4。2:19まで。珍しく野望もちょっと語ってます(笑)
 
Facebookページもあります。 
プレゼンテーションの合間や後にはDJもあり、当然、参加者・観覧者間の交流会あり、とっても楽しい二子玉川ナイトでした。

これは、始まり。みんなが少しずつ変わるための。

2012年08月27日

NPOスタッフスキル研修 by ETIC. & KIT虎ノ門大学院

また、大学生に言われた。

「3000円は高い」

2時間半の研修後のアンケートにそう書かれたわけだが、実はこれで2回目なのだ。

前回は確か、5年ほど前のジョブウェブでの研修のときだった。
遅刻承知で北大から空路わざわざ参加した彼女は、演習に熱心に取り組み、大いに発言もしていた。

そして、とても低い評価と「知っていることばかり」「3000円の価値はない」と。

彼女は確かに、個人演習の出来はそこそこ良かったが、チームをリードすることはできていなかった。
チームに興味がないからか? 知っていると出来るが分離しているのか? それとも・・・。

あの北大の彼女も今は社会人のはず。
どうしているだろうねぇ。


今回、社会人中心のその研修には、他にも大学生が数名。
彼らの評価は、非常に高く、もちろんお金のことなんて書いてない。

でも、反省すべき点があれば、反省し、次に活かしたいとも思う。
彼女(ら)はなぜ、あの研修をマックのバイト4時間分以下の価値しかないと、感じたのか。それの解明を、主催者側とも相談して、進めよう。

そしてもし、どうしようもないミスマッチの問題なのなら、それが起こらないようにしたい。



今日の研修の反省はとりあえず、
・受けるべきでないヒトが、間違って申し込まないようにする工夫
かな。

いやいや、それで救えるのは1人(と私の気分)に過ぎない。
もっとダイジなのは、
・受けるべきヒトが、もっともっと申し込むようにする工夫
だね。
こっちの方が、100倍ダイジ。

ETIC.とKIT虎ノ門大学院による、『社会イノベーションに挑む若手リーダー・組織のための実践的スキル講座』、第1回は、30人以上が集まる盛会でした。

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5段階評価で、満足度は5が6割超。

次回は100人でやりたいものです。どうしてって?だって友だち100人、って言うじゃないですか(笑)

2012年08月24日

askawa 2012 「ぼくらが18才までに受けたかった授業」

大学生向けの就活支援をやっているスローガンが主催で、askawaが行われました。
明日が変わるからアスカワ、です(笑)

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対象は中高生。首都圏のみならず静岡からも意欲ある中高生が、青山一丁目のスローガン新本社に集まりました。
8/23.24の2日間で6人の講師が登壇し、熱い想いを語ります。

「ぼくらが18才までに受けたかった授業」と題されたこのイベントで講師を務めたのは、

8月23日(木)
松浦貴昌 氏 NPO法人ブラストビート代表理事・株式会社フィールビート代表取締役
「可能性は無限!元落ちこぼれバンドマンが語る”夢が叶うコツ”」
今村久美 氏 NPOカタリバ代表理事
「ソリューションをつくりだす力」
吉田正樹 氏 株式会社ワタナベエンターテインメント会長
「chance favors the prepared minds ~チャンスは準備が出来た者だけに訪れる~」

8月24日(金)
山元賢治 氏 株式会社コミュニカ代表取締役社長
「世界で通用する人になるために今知っておきたいこと」
松田悠介 氏 Teach for Japan 代表理事
「中高生の皆さんへ、『自分らしく生きる』とは?ひとりひとりの子どもの可能性が最大限活かされる社会を目指して」
三谷宏治 氏 K.I.T.虎ノ門大学院主任教授
「これからの時代に必要な、発想力と決める力」

の6名。私以外は、若き社会起業家たちを中心に、伝説のプロデューサーや元アップルジャパン代表取締役社長まで。
私はなんかアウェーな感じです(笑)

でも(たまたま)トリなので頑張りました。

約2時間、中高生20名、大学生20名相手に、全力での発想力授業です。
そしてQ&Aも含めて、ちょっとだけ「生き方」を語っちゃいました。

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みなの感想は・・・
「視界が変わるような話だった」
「紙コップでは、自分では絶対違うと思ったことが、実際やってみるとその通りで、行動してみないと本当のことはわからない(後略)」
夢がないならまず自分を鍛える、というのがすごく印象的でした」
などなど。

面白さ評価は中高生95%、大学生95%が「とても面白かった」と。
やったね。

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さあ、この授業は、いやこの2日間は、みんなにとって「明日が変わる」授業になったかな。
後は、キミたち次第。


主催のスローガン伊藤さん、企画・運営をされた大学生スタッフのみなさん、ご苦労さまでした!!!

2012年08月23日

日本歯科企業協議会での「決める力」研修@湯河原

8/23午後は、湯河原でした。 

日本歯科企業協議会のみなさんの、総会を兼ねた研修講師です。いや、研修を兼ねた宴会か(笑) 
東急、新幹線、在来線を乗り継いで、小田原経由で2時間あまり。 

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湯河原駅からタクシーで10分の奥湯河原 山翠楼が会場です。 

着いてみたら、私の本が11冊とDVDが1つ、待っていました。 
私をこの研修講師にと推された茂久田商会の茂久田篤さんが「サインして」と(笑) 

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頑張りました。 

研修自体は決める力がテーマです。 
経営者のみなさんに、2時間半、「サバイバル」をみっちり、やっていただきました。 

若手からベテランまで。幅広い年代の経営者が50名あまり。 
議論はもちろん活発です。 
活発すぎて、全チーム時間オーバー・・・。 もー、ダメでしょ。

折角なのでいろいろ厳しいお話もし、お手伝い至上も訴えました。 


研修終了後、会長の講話をいただきましたが、開口一番「面白かった!」と。 
そして「意思決定の方法というものを改めて知り、出来ていないことがわかった」「もっと練習したい」 
「会社に戻ってはできないような経験をさせてもらった」とも。 

ウレシイ言葉ですね。 


帰りは乗り継ぎ駅でのダッシュが功を奏して、湯河原駅から1時間40分で二子玉川駅まで。 
いろいろな人に出会い、風景を見、電車に乗りまくった午後でした。

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2012年08月09日

芦花小学校サマーワークショップ2012:失敗と成功のサイクルをつくる

世田谷区立芦花小学校は、蘆花公園の近くにある。
あの徳冨蘆花のロカである。

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(こんなひまわり畑もある)

蘆花の死後、私財の管理を任された夫人が、最後に住まいとお庭を東京都に寄贈したもので、公園内には夫妻の小さなお墓が2つ並び、そのいずれにも兄である徳富蘇峰が文を寄せている。

芦花小学校は世田谷区立小学校64校でも珍しく、同じ敷地内に八幡山保育園、芦花中学校があり、幼小中一体の建物になっている。
数年かけた改築工事が一段落付き(まだプレハブ校舎の撤去が残っているが)、4月から子どもたちはピカピカの新校舎に通っている。

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さまざまな特色ある活動をされていて、ボランティア組織であるアシカ隊(芦花だから)が運営するサマーワークショップは、その1つである。
今年は70以上のコマが設定され、算数教室からお菓子作り、ダチョウの卵での料理教室まで、子どもたちのお楽しみがいっぱいなのである。
講師はすべて地域ボランティア(か教員)で、2年半前からその地域運営委員としてお手伝いをしている縁があり、私も昨年から講師の1人を務めている。

その名も「科学教室 ルークの冒険」

イロのフシギ、円柱を探せ、紙コップのヒミツ、そして最後の大実験、と続く90分ノンストップ、休憩なしの発想力授業だ。

低学年向けのワークショップが少ないということで、1~3年生限定としているが、昨年同様、定員いっぱい40人×2回が集まった。
主体は1年生で、3年生が1/3程度。3年生は各班にばらけさせて、班長さんをやってもらう。

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授業内容は昨年とほとんど同じなのだが、少しだけ、変えてみた。
プログラムエウレカで開発した「イロのフシギをつくる」演習だ。

カンガエル、シラベル、ツクル、をやってみたかったからなのだが、今回も面白い発見があった。
本来、白黒のQRコードみたいな図形に、いろいろな色を塗って揺れ方を試すのだが、なんと連絡の手違いから、みな色えんぴつやクレヨンを、もってきていない!

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ダメかと思ったら、そこはさすがの小学生。「赤えんぴつはもってる~」
じゃあ、赤えんぴつで、となったのだが、これがまた発見の元になった。

ささっと手早く塗る子、しつこくジワジワ塗る子。
手早く塗ると、色が薄いのであんまり揺れないのだ。ところが、濃く塗ると、同じ赤でも凄く揺れる。
色の濃さで、こんなに違うんだねえ~。

「濃く塗ったひとは、周りのみんなに見せてあげて」
「色が薄かったひとは、もう1回、濃く塗ってみよう!」

少し時間がかかった分、もう1つの「イロのフシギをつくる」は出来なかったけれど、お陰で別のサイクルを回せた。
それは、「失敗→成功」のサイクルである。試行と思考(ツクルとカンガエル)の中で、是非もう1つ回したいサイクルだ。

まずはインストラクションなしで、やってみる。で、大部分の子は失敗する。
なぜか考えて・調べて、もう1回やっている。そして、成功する。

しかも、こういうときに、始めからしっかりじっくり塗る子は、いわゆるふつうの「成績優秀タイプ」ではない。その子を必ず見つけて、誉めてあげることもダイジである。



アシスタントの沖田クンは、2年前、6年生として私の発想力授業を受けている。
去年からお手伝いをしてくれていて、受付に、子どもたちの誘導に、八面六臂の活躍である。

最後の大実験、でも、大風船にふっとばされる子どもたちを、しっかり支えてくれた。

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修了後に見学された6年生の担任の先生と感想戦。
「1~2分の短いサイクルで回すリズム感が勉強になった」と言っていただいた。

子どもたちのアンケート(後半)は2人だけ3「ふつう」、あとは全員5「とってもたのしかった」、だった。5が95%、かな?

さて、また来年も、がんばろう~

2012年08月03日

プログラム・エウレカ:day11、前半戦を振り返って

新渡戸文化アフタースクールでこの5月から始めた「プログラム・エウレカ」

子どもたちの発想力を鍛えるための、毎週90分授業です。

1学期の3ヶ月間、11回を行った。基本、同一テーマで2週連続やって来ました。
・イロ
・ペットボトルのカタチ
・紙コップのカタチ
・にんげんスゴロクで決める
・プレゼンテーション
そして最後のday11が
・理想のコップ
でした。

毎回、
・カンガエル
・シラベル
・ツクル
のくり返し。

蛙、ベル、鶴、のキャラクターも駆使して、「まずは、カンガエルだ!」「次は、どうする?シラベル~」、と進めます。

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子どもたちに「わかんない~、知らない~」と言われても、めげません。「知ってるか、なんて聞いてないよ」「考えてって、言っている」とさらりと押します。

面白いことに、ウダウダいいながらも子どもたち(2~3年生)は、とても素直なので、なんとか考えようとします。
すると、ひらめいちゃったりするのです。「あ、わかった!」

さらに面白いことに、それがたとえ間違っていても、一度「わかった!」快感を得ると、こちらが「もう時間だから」と急かしても「だめ、まだあと2つ、カンガエル!」って(笑)

もうこうなれば、大丈夫。子どもたちは自分でどんどん考えたり、調べたり、つくったり。
90分授業でしたが、外にも何回か調査に出かけました。
・コンビニエンスストアでペットボトルのカタチを調査
・カフェでコップの調査
後者は、お店の人たちにインタビューも。事前根回しほとんど無しの、ぶっつけ本番でしたが小学生力で、なんとか突破しました。(ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!)

最終回はそのコップ調査をうけて、理想のコップをつくる回です。
2人1組になり、テーマを決めて、まずは設計図づくりです。

大きな模造紙に、チーム名、メンバー名、テーマ名、コップの設計図、そのコップの素晴らしいところ、を書いていきます。
みんな、どんどん書いていきます。特に絵を描くのは大得意。

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でも「う~ん」が続くと、大人たちが質問します。
「そのお姫さまコップはどんなとき使うの?」
「自慢するとしたら、なにを自慢する?色かな、カタチかな~」
けっして答えは言いません。手助けも最小限。

自らの試行錯誤こそが、ダイジなのです。
そのあと、その設計図をもとに試作です。
紙コップを材料にして、理想のコップを形作り、色を塗っていきます。

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途中、3年女子Yちゃんが「あっ」と小さく声を上げました。「イロ間違っちゃった・・・」
彼女はしばらくの間、がっくり沈んでいましたが、すぐに復活。

「いいや。わざとにして、ハートでひとつだけイロが違うところを見つけてもらうことにしようっと」

素晴らしい回復力(笑)
そして2チーム(3年男子2名、3年と2年の女子)とも、素晴らしいコップをつくり上げました。

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女子チームはとってもかわいくカラフルな「お姫さまコップ」をソーサー付きで2客、男子チームは見事、高さ約63.4cmの「スポーツ用スカイツリーコップ(!?)」を(笑)

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(テレビの取材陣も)

今回の「プログラム・エウレカ」は、初めての試みだらけでした。
・発想力の授業を、毎週11回やること→飽きさせないコンテンツの作成
・子どもたちのスキル向上に資すること→学びのパターンをつくること
・講師育成を同時にやること→リスクを取って隔回で任せる

まずはグロービスの有志を募り、プロジェクトチームを結成。(というより、グロービス生のE氏が言い出しっぺ)
全体構成と各回のテーマやメインコンテンツは私が考えました。全員が日中毎週はこれないので、2回ずつをセットにして、2~3名ずつ担当者をつくりそのセットの責任者にしました。

そして
・基本、隔回は私が授業をやる。有志メンバーは見学して記録し、次回に備える
・裏の回は有志メンバーがやる。その回の準備・コンテンツは自分たちで責任を持つ

さすが、有志(勇士)たち。小学生(しかも低学年のみ)への初めての90分授業というのに、みな、なんとかこなしていました。がんばったねえ~。


前半最終回の最後には、子どもたちへの表彰式を行いました。
プログラムに参加した記念に、2L版の「表彰状」をルークストラップとともに、ひとりひとり手渡しました。

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みな、満面の笑みです。記念撮影もパシャリ。

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「あ~、楽しかった」「コップ、家に持って帰って、お母さんに見せよう!っと」
「2学期も、またやりた~い」

その笑顔、その言葉で、われわれは、満足。
楽しさから好奇心は生まれる。好奇心を思考やカタチに変えるのが、発想力。
さて2学期の後半戦も、がんばりましょ。

2012年07月17日

充電の仕方:その1 読書

6月から始まった研修・授業ラッシュが、ようやく一段落。 
先週は7つ、先々週は6つの研修や授業があった。 

対象は小学校低学年から、社会人大学院生、看護師さんと多彩な顔ぶれである。 

次は来週水曜7/25の飲食関係者向け、までしばし休憩である。 
ふ~。 

ちょっと充電しよう。 

本を読んで、テレビを見て、ヒトと話して、ゲームして。 

いや、いつもしてるんだけど、時間制限無しで思い切り。 


まずは今日は、読書。 
次の次の本に向けて、ちょっとお勉強でもある。 
『アイデアのつくり方』 
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『意思決定のための「分析の技術」』 
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前者はヤング&ルビカムのヤングさんが1940年に書いたもの。超古典である。薄くてかわいいハードカバー。 
後者はマッキンゼーの後さんのもの。分厚くてギッシリ観が凄いソフトカバーなのである。 

今日はこれらを楽しみましょう~。 


そう、次の次の本の予定が決まったのである。 
次の本、は『実例で必ず身につく! 一瞬で大切なことを伝える技術』。明日、見本刷り。来週発刊。 
次の次の本は・・・まだヒミツである。発刊は11月くらいかな~。

2012年07月13日

認定看護管理者制度ファーストレベル研修@AMG 第2回

認定看護管理者を目指す看護師さん、80名が受講する2ヶ月にわたるファーストレベル研修。

初日午後に「決める力・伝える力」研修をやって、昨日は「ほめる力・ビジネス分析」研修を3時間ちょっとやりました。

ほめる力は、「重みと差」の重要思考の、ちょっとした応用です。
相手がダイジと思っているところで、素晴らしいと差を具体的に言ってあげる。

相手のモノ(お財布)をほめ、そして相手の印象をほめました。
2人組、2分ずつ互いをインタビューして、相手(モノやヒト)をチームのみんなにほめる!

大いに盛り上がり、笑い声や歓声があちこちで。

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チーム毎にNo.1を決めてもらい、そのうち何人かに発表をしてもらいました。

「○○さんは、明るく元気、をモットーにされて、仕事をしています」「ご覧いただいてもわかりますよね。ホントに元気な様子、明るい雰囲気が伝わってきますよね!」

素晴らしい。
でも、こうすると、もっとうまく伝わるかも。

私たちの職場で一番ダイジなコトは、明るく元気であることですよね。その点、彼女は明るく元気、そのものです・・・」

おお~~、と感嘆の声が巻き起こります。

相手の価値観を、自分たちみんなの価値であると、言い切っちゃうのです。
それによって、その人の「差」は、みんなにとっての素晴らしさになるんです。


後半はビジネス分析。
日経ビジネスの課長塾でも行った内容で、特に、看護師さん向けにカスタマイズはしていません。

みな、頭をひねりひねり、演習に取り組んでいました。

でも実は、看護師さんたちは、医療過誤の撲滅に向けてさまざまなデータを取り、それを処理することを日常からやっています。
もしくは、患者さんからアンケートを採って、サービス向上に努めるなどしている病院も多いでしょう。

なので、「拡げる」「見通す」「絞る」分析の各演習は、かなりピンときてもいたようです。


合わせて3時間20分、みっちり楽しくやりました。
ホントに楽しい時間でした。講師として何より楽なのは、みなさんの意思や感情がわかりやすいこと。

「休憩は5分!」というとすぐ「え~~~、5分~~」と声が上がります。(なので10分にしました(笑))
集中すれば静かになり、話し合いでは大いに盛り上がります。

女性中心だから、だけでなく、きっとそういう性格の人たちが多い職業なのでしょう。
前向きに、ひたむきに。人をケアしつながる喜び。


途中の「重要思考」経験シェア演習では、多くの方が自らの実践経験を、チーム内でシェアされていました。シーンとなったらどうしよう、と思っていただけに、うれしかったです。
「災害対応マニュアル作成のとき、伝わらなくては意味がない、と思い切りシンプルに絞り込んだ」
「部下への指導で、指示を出すばかり出なく、相手の意思やダイジに思っていることを聞くようになった」
などなど。

これからも、是非、使い続けてくださいね~。

2012年07月05日

プログラムエウレカ:発想力プログラム@新渡戸文化アフタースクールday9。「伝える」だ!

今日は新渡戸文化アフタースクールでのプログラムエウレカday9。前半の11回のうち、残すはあと3回です。 
そして今日のテーマは「伝える」。自分の意見を伝える、プレゼンテーションの練習です。 

もちろん、今日もくり返しです。2回、やります。 

まずは話すテーマを選んで、大きな紙に自分の意見を書きます。 
テーマは「好きなスポーツ・科目」「欲しいもの」「あこがれの職業」から選んでもらいました。発表内容は「なに?」「なぜそれ?」「そのためにどんなことをしている?」です。 

でも早速、Sくんから要望が。「このテーマ以外でもいいですか?」 
もちろん!これに合わなくても、言いたいことがあるなら、それでいいよ。よくぞ聞いた! 

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子どもたちの発表会場をしつらえます。 
椅子15個でお立ち台をつくり、それをみんなが半円状に取り囲むよう椅子を配置します。 
さあ、いよいよ第1回目の発表会です。 

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自信家も、恥ずかしがり屋さんも、います。でもみんな、よい発表でした。 
でもまだまだです。なので「特訓」を行います。みんな中庭に出てください! 
特訓は3つ。 

・特訓1:大声で自分の名前を言う 
・特訓2:前を見てまっすぐ歩く 
・特訓3:2秒間、相手の目を見ながら話す 

8人が3班に分かれて、これらの特訓を順々にこなしていきます。 

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視線が定まらない子、まっすぐの線上を歩けない子、色々です。でも練習です。 
みんな大きな声は出ていたなあ(笑) 

部屋に戻って、もう1回、発表の準備をします。 
さっき書いた紙を改良してもらいます。絵を足したり、言葉を足したり。 
「さっきと違うことでも良いですか?」 
もちろんだ!違うことが話したくなったのなら、それでいい。でも少し急いでね。 

2回目の発表は、みんなとっても上手になりました。 
紙を見ないでも話せる子、もっと理由がはっきり話せた子。 
自信家はより自信たっぷりに、恥ずかしがり屋さんは、私のサポート無しで、しかも聴衆の目をゆっくりしっかり見ながら話せるようになりました。 

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最後にベストプレゼンターを表彰します。 
2位は自信家のSくん。お見事でした。 
そして、1位は・・・・恥ずかしがり屋のOさん。ほんとに上手だったよ~。 

Oさんは3つめのルークキーホルダーを、Sくんは初めてのルークキーホルダーをゲットしました。 
Sくん狂喜(笑) 

子どもたちは、枠をつくってあげると、やりやすい。そしてそれを超えることを憶
える。コツは自由に楽しい雰囲気で、くり返すこと! 

さあ、前半戦、残り2回が締めくくりだ。 
コップを調べて考えて、オリジナルのコップをつくって発表だ!!!!