カテゴリー: 03 生きる力
2010年02月17日
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カテゴリー: 03 生きる力
2010年02月17日
条治よ 悔しかったか
バンクーバーでのスピードスケート男子500メートルで、日本が銀銅をとった。
一夜明けての朝日新聞夕刊に、清水宏保さんの署名記事があった。
長野五輪金メダリスト、として。
「条治(加藤)よ、悔しさがだんだんこみ上げてくる銅メダルではなかったか」
「僕も同じ色のメダルを持っている」
から始まる1000文字は、その悔しい思いをしているだろう加藤条治選手に、自己変革を突きつけるものだった。
清水宏保さんは断じている。加藤選手の「敗北」は必然だったと。
今は500メートル種目と言っても、それを2本滑らなくてはならず、そのいずれでも好タイムを出さなくては勝てない。
しかし、加藤選手にはその力と姿勢が無かった。
500メートルに特化し1000メートルの練習をせず、コーナーワークの天才だったからこそ清水宏保さんのような激烈な練習を避けた、その結果だと。
「銅メダルに満足していないはずの君だから、言う」
「4年後金メダルを手にするには練習方法の変更が必要だ」
栄光と挫折を知る、清水宏保さんにだけ書けた、記事だった。
2010年02月12日
講演3連戦:その3 美濃加茂・可児JC講演
お昼過ぎに福井の家を出て、特急シラサギに乗った。
普通は米原で東海道新幹線に乗り換えるところだが、そのまま乗って、岐阜まで。
そこで名鉄に乗り換えて、犬山経由で、可児市の日本ライン今渡駅下車。
講演会場は駅から車で数分の可児市の文化創造センター。
ものすごくかっこいい建物。イスも調度品も洒落ている。
約2時間、決める力をテーマに、演習と、講演を。
最後は子育て論~~~
その後の立食パーティで、色々な方とお話しできた。
歯科の技術を活かして、爪に付けるジュエリーを開発した歯科技工士さん。
超逆風の中、前向きさを失わない自動車部品会社の社長さん。
みな、30代、20代。
素晴らしい。みなさんのますますの活躍を期待したい。
22時過ぎにおいとまして、電車で名古屋に。
以下、おまけ。
・米原では前後が入れ替わるのでイスの向きを乗客が一斉に変える。久しぶりで楽しかった。それもあって、シラサギの1号車は雷鳥の1号車とは逆の向き
・岐阜駅から名鉄岐阜駅まで数分の距離。しかもJR岐阜駅内にはまったく名鉄の表示がない!ただ、案内の方がうろうろする私を見つけて、「お困りですか」と。助かった
・岐阜から犬山からまでの電車は、各停だったのに、途中で急行に名前が変わり、また戻った。面白い・・・
・日本ライン今渡の日本ラインは、ライン下りのラインだった。しかも、ライン下りのラインはライン川のラインだった!しらなんだ
2010年02月11日
講演3連戦:その2 福井県立図書館
1400から1530までの予定で、講演。
まあ、講演と言うより研修だけれど、100人弱の方々向けに、発想力をテーマにお話しし、また、考え手を動かし議論してもらった。
下は小学生、高校生から、上は70代の方まで、非常に幅広い層であったけれど、まあまあ上手く行ったのではないかなあ。
友人も何人か参加していたので、あとで感想を聞いた。
面白いのはひとりひとり、一番響いた点は違うと言うこと。
やはりみな、自分なりの問題意識やコンテクストがあり、それを通じて研修内容を消化していくと言うことだ。
講演後、何名かの方から個別に質問を受け、お話しした。
勉強しろと言ってもなかなかせず、言わないでいたらやっぱりしない男の子2人を抱えたお母さん。でも本は大好きらしい。
東京で働いたあと福井に帰ってきて、次の就職を考えている若者。
今日の学びを仕事に活かそうと、意欲的なビジネスパーソン。
これまた、見事にばらばらの背景たち。でもその真剣さは共通する。
大したお答えなど出来るわけではないが、みなさんの学ぶ力に期待して、精一杯のお話をする。
ここは福井の学びの場の殿堂とも言える場所。
少しでも、みなさんの行動に繋がるきっかけが作れたなら、と思う。
終了後、藤島高校のミニ同窓会に参加。
プラス、PTA活動のお手伝いごとを相談。こりゃ、なかなか難しそうだ。
帰宅は2330。
2009年12月08日
お手伝いと発想力についての4事例
9月に長岡市の教育委員会広報誌で「お手伝いと社会人力」について書いた。
12月号向けに何を書こうかと思い、今度は「お手伝いと発想力」について、と決めた。
さて、内容をどうするか・・・
で、改めて考えてみた。うちの3人娘たちはどうだったかと。
お手伝いと発想力をつなげるのはかなり強引かと思ったが、いくつか出てきた。
★洗濯もの系
・次女
– 小3くらいかな?洗濯もの係になった。5人分の洗濯物を洗濯機に掛けてから学校に行き、帰ってからそれを取り込んで畳み、しまうのが仕事。
– 最初、特にやり方を教えるでもなく始めたのだが彼女は、いつの間にか自分で独自の畳み方を開発し、しまい方を作り上げていった。
・長女
– 同じく小3のころか?自分の洗濯物を畳むのがイヤで、お店屋さんを開いた。そして洗濯ものを妹2人に『売った』。
– とりあえず畳まなきゃいけないものは手元から消えて、よし、と・・・
★料理系(お手伝いというより自発的)
・次女
– 小5のある日、パンを作り始めた。よる仕込んで朝早起きして焼いて、自分の朝食として食べる。成功したらお裾分け。6ヶ月間くらい続き、ある日、やめた。
– その間、図書館のパン作りの本を漁りまくってあらゆるパンに挑戦。レシピ通りじゃつまらないと色々変えて、変えすぎては失敗していた、らしい
・三女
– 小5頃から、クックパッドがお気に入り。料理(主にお菓子)を作ることになると、彼女は一人黙々とサイトを検索し、良さそうなレシピを選び出し、材料を揃えて料理に取りかかる。密かに自分なりの工夫も混ぜるので、やはりときどき、失敗する。
– われわれは、おいしいときは「おいしい!」と絶賛しながら食べ、だめなときは黙々と食べる。「・・・失敗だったね」とつぶやく三女の次の工夫を楽しみにしながら。
2009年09月25日
鳥羽小学校 26+147
鯖江市の北側にある(つまりは福井市に近い)鳥羽小学校。
福井鉄道の鳥羽中(とばなか)駅に近かったので、武生駅(今は越前市)でしらさぎを降りて、武生新からとことこワンマン電車の旅を20分。
幼稚園の遠足とぶつかり、いやあ、賑やかなこと。
無人駅で乗ってきた若者が、運転手に「回数券、お願い」
運転手はうなずき、マイクに指令。
すると、しばらく行った有人駅で、駅のスタッフが回数券を手に待っている・・・
鳥羽中の駅も無人駅。
一緒に降りた70歳くらいの男性に、鳥羽小はどこでしょう?と尋ね、歩き始める。
道中、左右は立派な民家。
敷地150坪、建坪100坪級の堂々たる民家が連なっている。
そんなところを歩く私は、まさに異邦人。
近隣の方々(60歳以上)の視線が突き刺さる。こいつは誰だ?
これなら治安もばっちり、子どもたちが遊んでいても安心ですな。
やがて、鳥羽小学校。
隣のあおい保育園の園児たちが運動会の練習で、超張り切っている声が聞こえる。
校長先生とお昼の給食をご一緒し、その後、まずは6年1組で授業。
ヒツジ渋滞に始まり、凱旋門の正体を経由して、メインはグラスと紙コップのフシギ。
26名が、聞いたり、考えたり、ハサミで切ったり、話し合ったり。
みんな頑張ってくれた。
運営上の反省点は多く、実は自己採点は60点くらいだったのだけれど、あとで書いて貰ったアンケートには、「身近なモノにフシギがある!」というコメントが多数。
内容はしっかり感じて貰っていたことが分かって、一安心。
流石、小学6年生。こちらが心配するコトもなかった。みんな、自分で感じ取れる力をしっかり持っているのだね。
私たちがすべきことは、面白い題材を、ちゃんと提供すること、か。
因みにテーマは「カタチのフシギ」
そして直後に、保護者の皆さんに「ヒマと貧乏とお手伝い」と題した50分の講演。
実は福井は日本トップクラスの共働き県。
女性が働くのは普通のことであり、かつ、みなさんとっても働き者である。
ゆえに、平日の学校行事に集まっていただくことは、はなかなかに難しい。
ところが今回は、全家庭数の1/3に達するほどの皆さんに集まっていただいた。
気合いの入るところである。
140余名の皆さんに向けて、お手伝いの大事さ、発想力や決める力のために親が出来ること、をお話ししていく。
皆さん、基本的には静かなのだけれど、視線がとても真剣。
きちんと聞いていただいていることが分かる。
あっという間の50分強。
言いたいコトは、言い切った感じ。
校長先生、教頭先生、ありがとうございました!
ちょっと抜け殻になり、今度は鯖江駅からしらさぎに乗り、米原経由新幹線で帰る。
近江は秋。稲刈り終盤の、田んぼが美しい。
学びの多い、充実した一日であった。
2009年07月28日
2009年07月16日
2009年05月28日
幼年期の終わり:5/24/09 Mindsetにて
訳本が何種類か出ているのだが、実は私が子どもの頃読んだのは、
「地球幼年期の終わり」創元推理文庫(1969)だった。
そう、それは人類の進化に関する、壮大で悲しい物語。
さて、今回Mindsetでの授業、前半は「決める力:サバイバル」のワークショップだった。
そして後半、なんと自分物語を中学生たち(と後ろにいる大学生たち)に語ることになった。
MONOGATAL、と言うらしい。
ここからは、MindsetのHPから抜粋、加筆してお届けしよう。
話したテーマは、「幼年期の終わり:大人になった瞬間」
まずは、中学1年のある朝のこと・・・
そこで気付いたのは、”習慣は第二の天性”ということ。
自分の性格すら、変えられる。
次の「瞬間」は高校時代に親友Yと、昼食をめぐって話しているとき、訪れた。
私の「何食べる?」に、彼は「何でも良い」と一言。
ちょっとむっとした私は「何でも良いじゃ困る。なんか意見言えよ」と詰め寄る。
でも彼は平然と
「いや、本当に何でも良いんだ」
「俺は、拘るところとそうじゃないところを決めている」
「食事は、拘らない」「だから、いいんだ」
衝撃だった。
なんでも一律に考えていた自分に気がつき、彼の「分離思考」と「行動」に驚かされた。
それから、自分でも気をつけるようになった。
特に練習したのは、「思考と悩みの分離」
約束に遅れそうなとき、焦って悩んで悲しくなったりする。
最短経路を考え、行動するときに、そういう感情は、ムダだ。
冷静に考え、行動し、しかるのち、ヒマがあったら反省すればいい。
感情を、うまく分離すること。これも、訓練でつく第二の天性、だと思う。
そして最後が「ゴミの話」
高校生のある日、家の廊下にゴミが落ちていた。
普段だったら放っておくゴミ。でもフト、思った。
…このゴミは、誰が片付ける?
それが、私が大人になった本当の瞬間。
2009年04月12日
だるまさんがころんだ
35年ぶり?くらいか。だるまさんころんだ、をやった。
突然やってきた、三女の友だち5人。家の中で登り綱をやったり、ブランコしたり。
活発快活な女子たちである。
屋上に案内したら「おにごっこやろう!」
そりゃむりだね
「じゃあ、こおりおに」「XXおには」「XXおにとか」
「だるまさんころんだやろう」
どうぞどうぞ、気をつけてね。
そうしたら一人が「いっしょにやろう」と。
じゃあ、やりましょうか。
20分ほど、やったよ。結構標的になったケド(笑´∀`)
それにしても、タッチしたヒトが、鬼が何歩進めるかを決める、って面白いルールだと改めて思った。
少なく言えば、捕まらない。でもつまらない。
ほどほどの歩数を言うところが子どもたちの「ルールの中で面白く」を培うんだねえ。
丁度、発想力本の関係で「ジャングルジムと砂場の効用」を調べていたところだったので、興味深かった。
ジャングルジムも砂場も、どんどん数が減っている。
安全性や衛生上の問題から、学校や自治体が抱えきれないためだ。
この二つこそ、子どもたちの創造性を育む最高の「遊び場」だと思うが、如何。
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来た子たちは全員、小五。三女の下の学年だった。一部、サッカー仲間。
学年を超えた繋がり!? 面白い・・・
2009年03月16日
ヒルズアカデミー ライブラリートーク!
六本木ヒルズ49階、ヒルズアカデミーでのライブラリートーク。
ライブラリー会員(年10万円!)向けの限定イベントだ。
毎回、著者を招いての講演会なのだが、今回は「子育てネタ」と限定したにも拘わらず、60名あまりが集まった。
基本的には最近PTAや保護者向けにお話ししている「ヒマと貧乏とお手伝い」をプレゼンテーション。
90分弱話して、後はお茶を飲みながら30分ほどの個別Q&A。
突っ込んだ、真剣な質問も多数あった。
アンケートも、6~7割が4段階評価で4「大変面白かった」と答えてくれていた。(回収率は6割程度だが)
ご夫婦での参加も目立った。
もっともっとQ&Aの時間を取るべきだった、が反省点。
当日は、4/2から始まるNHK「ソクラテスの人事」での紹介ビデオの撮影も行なわれた。
最初の10数分だけだが、カメラさんと音声さん?がぐぐーーーっと。
使われるのはおそらく10秒?
参加者の方々からは「映して!」の声も(笑)