2009年05月26日

希望ヶ丘高校で「発想力」授業

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岩田さんにお招きいただいて、神奈川県の希望ヶ丘高校へ。
晴れていたので、バイクでびゅん。
東名、保土ヶ谷バイパス、厚木街道を経由して、30分足らずで着いてしまった。電車ならdoor to doorで1時間10分は掛かる。

さて、22名の高校生諸君と90分間の授業だ。

・バイアスの話
・イロのフシギ
・円柱のフシギ
コップのフシギ1.2
・紙コップ
・Uコップ
と続く。コップ4連発だ。

「紙コップ」ネタを、実際にやってもらうのは今回が初めて。
でも、まあまあの流れで進めることが出来たように思う。

終了後、お昼を数名の生徒さんとご一緒。
授業を離れてなので、面白い質問もあった(笑)

帰りは、希望ヶ丘駅前が一方通行で渡れず、しばらく彷徨う。
近所のおじさんに聞いて無事、厚木街道へ。

来週は、「復習」をやってもらう予定。
みんな、ちゃんと学びを実践に繋げられているかな?

2009年05月25日

「書体の不思議」公開

発想力の、フシギ・シリーズ。本のフシギの中に「書体」が加わった。

「北」

この文字、何がフシギか、分かりますか?

2009年05月24日

Mindsetで中学生(と大学生)に「決める力」授業!

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日曜日、福井から飛行機で飛んで帰ってきて麹町のグロービスで卒業式レセプションに顔を出し、その後、東大本郷へ。

一年ぶりのMindsetでの授業だ。

前回は「発想力」だったので、今回は「決める力」

中学1~2年生たち(含む小6一名)に、サバイバルのケーススタディをやって貰った。

まずは「墜落」

大学生が混じったチームだが、そんな簡単に整理された議論が出来るわけがない。

うまく仕切らないと・・・と、
焦る大学生たち。
でも、それでいいんだな。自分たちがうまくできないことを自覚するのが第一の目的。

答えと共に、「考え方」「話し合い方」を提示して、さてもう一回。

今度は「沈没」

問題は10行もないが、簡単ではない。

かつ、今度は大学生の助け無し。子どもたちは皆苦戦している。(いや、大学生も大人たちも・・・)

でも、話し合い方は随分よくなってきた。

こういった考え方を普段からやれる感じになったかなあ・・・
「ダイジなことから3段階で考える」
「話し合い方、時間配分を決める」
等々。

後半は、自分を語れ、ということだったで「幼年期の終り」と題して、自分が「大人になった瞬間」の話をいくつかした。

・歩道の白線
・友人の一言
・ゴミ
いずれも本邦初公開。

最後に、Q&A

車座になって、しばらくお話し。

さてさて、みんな、楽しかったかな~~~

終了後、参加していた大学生たちともお話し・・・というかサイン会?(笑)

詳しくは、こちらを。

http://mind-set.jp/contents/blog/2009/05/post-54.htm

2009年05月23日

第58回明新会総会 講演

正確には、5/23土曜日の930から2430、15時間掛けた、準備→大講演→小講演→懇親会→宴会→ミニ講演→二次会の話。

前日、藤島高校でのようこそ先輩授業の後、南部陽一郎博士のビデオ編集打ち合わせで3時間半。
その13分+3分ビデオが完成したのが当日の朝530(らしい)。

朝、それをプレゼン資料とくっつけて、講演資料は完成。
でもまだ会場セッティングがある。ただ、みな、懇親会場にかかりっきりで、講演会場は後回し。
なんだかちょっとだけ平和な時間が過ぎていく。

12時前になってようやく講演会場も映像等のセッティング完了。
音が、とてもよく、聞き取りやすい。マイクとスピーカーを通した演者の声も、耳元でささやくような感じで伝わっていく。

1300、小ホールでの講演開始。
1410、講演終了。

90点の出来、か。

1445、地下会場で、卒業10年目の皆さん向けにちょっとお話し。

1600頃、懇親会が始まる。
1分と言っているのに5分以上話すおば様もいて進行は大変。

だが司会たちは、淡々と朗々と進めていく。
司会役の同級生の声が心地よい。合唱部Kさん、お見事。

途中のビデオもなかなかの出来であった。
これも同級生の作。プロは流石だね。Yさんご苦労様。

非常に質の高い会になったと思う。新しい企画が多かったのに、よくぞこの少人数で。いや、少数精鋭だからこそか。
いずれにせよ史上最少人数での総会運営であろう。
来年はでも、人数をちゃんと集めるよう申し送ろうね。

懇親会も終り、人の追い出しをしていたら、「先生一緒にお写真を!」という女性が7~8人も!私よりは母に近い年齢の方々であるが、新顧客層の開拓に成功したということであろう。

芦原温泉に場所を移し、82年卒だけの大宴会。
その隅で、昼、私の講演(南部さんのビデオ付き)を見られなかったスタッフ向けに、再演を。
いろいろQも飛び、楽しいミニプレゼンであった。

私は2430には沈没。
翌朝700起きで、小松空港へ。Tに送ってもらった。道中、久しぶりに長話。

約14ヶ月の旅の、終着点。
まだ東京明新会も、あるけどね。

2009年05月20日

謎の大阪大学 弾丸ツアー

朝、満員の大井町線で羽田に向かい、伊丹の大阪空港へ

モノレールで大阪大学 吹田キャンパスに行き、友人とランチ

彼の研究室の若手6名も一緒に学食でもぐもぐ
彼は超伝導の専門家。良い研究してね~

生協でブルーバックス2冊を買って、豊中キャンパスに移動

またまた生協で同じブルーバックス3冊をゲット

しばしの準備の後、本の著者にインタビュー

2時間弱かな

プロカメラマンによるビデオ撮影も入っての本格的なもの

これを編集して土曜日に福井で行われるイベントで流すのだ

その後、編集シナリオを作って同席していたイベント実行委員長に託す

頑張って編集してね。いや、編集するのは彼でなく、Yさんだが

いや~、インタビューは面白かった

疲れたけど

彼の本質のひとつが見えた気がした
もちろんブルーバックスには全部サインしてもらった

大事に使おう

因みに、マスク着用率は、大阪空港95%、モノレール90%、大阪大学5%
マスクをしていない我々東京からの乗客は、空港で一種の犯罪者気分を味わったのであった
あれはインパクトあるわ

でも、大学のひとたちは「普通のインフルエンザと一緒でしょ」と合理的
いや、手抜きなだけか(笑)

東京に帰ったら「東京でも発生確認」の一報が
東京もああなるのかな~

2009年05月19日

日経アソシエ6/2号「見切る力」

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本日発売の日経アソシエ6/2号の特集は「必要とされ続ける人の 見切る力」だ。

取材を受けたのは2ヶ月以上前。
結局特集記事の筆頭は、本田直之さん、勝間さん。
その次の次に、「重要思考」が、捨てるものを決める3ステップとして紹介されている。

「決めたら丸ごと捨てる」「一律カットはしない」!

特集内では塩見直紀さんの「半農半X」が面白かった。
スモールサイズ。
他にも応用できそうな概念だ。

2009年05月16日

富士ブルースカイヘブン

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土曜朝、虎ノ門でゼミをやったあと、自宅に戻って次女を拾い、一路東名高速を西へ。
一時間半くらいで御殿場の富士スピードウェイに到着だ。参加は今年で3回目。

途中、本降りではないながら、雨にもあって安全運転。
サービスエリアにはやっぱりハーレーが一杯(笑)

女性ライダーが意外と多いのだが、真っ白なウルトラを一人駆る男性ライダーも居て、みんな格好良かった。

さて、ヒザから下はびっしょりくらいで富士スピードウェイに着いた後は、特別観覧席でゆっくり。
Harley-Davidson Japanが用意してくれている場所なのだが、コース内でのイベントも見られるよいところ。
ここで、次女とカレー食べて、お茶飲んで、お菓子食べて・・・

雨の予報も気になったので2時間半ほどでおいとま。
今回もライドコム(お互いの声が聞こえるもの)を使ったので、おしゃべりしながらの往復も楽しかった。

往復240kmなり。

2009年05月14日

ソクラテスの人事③ グラフの解答編

本日2200-2245放送のNHK「ソクラテスの人事」
解答編を、こちらでもリリース。

NHKサイトでのおもしろ解答のNo.1は「逆向きにした日本」でしたかね。
ビジュアルで、しかも逆向きとは。
更に「夜の」とつければ完璧だったか?まあ、軸は二つとも無視にしても・・・

2009年05月13日

曖昧な入試のススメ その一

社会人向けの大学院では、ケースというモノを多用する。
ある企業の実際の事例を10~30ページにまとめたものだ。

コンパクトにまとまっているが、いたるところに罠が仕掛けられている。

みなが良くだまされることを幾つか挙げよう。

1 重要な点は情報も多い       (一杯書いてあることが重要な点、と思い込む)
2 情報は構造化されている    (自分で再整理しようとしない)
3 情報は正しく矛盾はない     (不整合に気が付かない、その奥にある真実を見逃す)
4 経営陣のコメントは正しい    (そこからスタートし「前提」とし独自の考えを持たない)

こういった「いじわる」を駆使して、受講生たちの「発見する目」を鍛えている、とも言える。

一方、大学生以下だとこういった機会そのものが、殆ど存在しない。

問題は答えが明確なものだけだし、それも1つだけのものがほとんど。入試などで正答が複数あると「誤った問題」として世の中から糾弾されたりする。ばかげたことだ。

「□肉□食」の穴埋め問題の答えが、「焼肉定食」でなぜ悪い。

曖昧な情報から、価値あるものを探し出す力、組み合わせて見つけ出す力はこれからの社会で必須のものたちだ。それらは同時に、学問をする力の根本でもある。学問力は、決して知識の多寡ではない。

大学入試で正答が二つあったら、新聞沙汰になり、かつ、全員に正解者と同じ点数が配分される。これほどバカな話はない。
学問であろうが世の中であろうが、ある条件下での正解は、いくつもある。

正答が二つでなぜ悪い。

例えそれが「選択肢の中に正解が1個だけあります」「それを答えなさい」という出題であったとしてもだ。
そこで「本当は2個ある!」と看破した受験者にはプラス20点ぐらいすればいい。

そういう入試が増えたら、子どもたちの考える力も上がるだろうに・・・
出題者、採点者は、大変だろうが、その価値はある。

2009年05月11日

執筆の日々:ラストスパート・・・か?

あくまで初稿に向けて、ではあるが。

あと数カ所。小見出しで言えば

・キリンビール大成功と大失敗の理由

・バラしてハカるための二つの問い

・立ち止まらず、空間で観る

が、埋まれば、よし。

おわりにも、だいたい書いた。
小見出しで言えば、
・晩秋のある日 小学校で子どもたちより

・講演で大人たちより~情報量か思索の深さか

・夏のある日 博報堂DYで若手プランナーたちと

・今日この日から

どうだろう?

ただ、一昨日次女に、原稿の校正を依頼した。

彼女は情け容赦なくペンを入れている。「わかりにくい」とかとか。

そう言えば、彼女は3年前、一夏掛けて『観想力』の原稿も校正したのであった。

「そのときはなんとも思わなかったけど、後で、『スゴい』って思った」とさ。

確かに、中一で観想力は、スゴいかもねえ。

今日は夜、早稲田でCRMの講義。