2009年05月23日

第58回明新会総会 講演

正確には、5/23土曜日の930から2430、15時間掛けた、準備→大講演→小講演→懇親会→宴会→ミニ講演→二次会の話。

前日、藤島高校でのようこそ先輩授業の後、南部陽一郎博士のビデオ編集打ち合わせで3時間半。
その13分+3分ビデオが完成したのが当日の朝530(らしい)。

朝、それをプレゼン資料とくっつけて、講演資料は完成。
でもまだ会場セッティングがある。ただ、みな、懇親会場にかかりっきりで、講演会場は後回し。
なんだかちょっとだけ平和な時間が過ぎていく。

12時前になってようやく講演会場も映像等のセッティング完了。
音が、とてもよく、聞き取りやすい。マイクとスピーカーを通した演者の声も、耳元でささやくような感じで伝わっていく。

1300、小ホールでの講演開始。
1410、講演終了。

90点の出来、か。

1445、地下会場で、卒業10年目の皆さん向けにちょっとお話し。

1600頃、懇親会が始まる。
1分と言っているのに5分以上話すおば様もいて進行は大変。

だが司会たちは、淡々と朗々と進めていく。
司会役の同級生の声が心地よい。合唱部Kさん、お見事。

途中のビデオもなかなかの出来であった。
これも同級生の作。プロは流石だね。Yさんご苦労様。

非常に質の高い会になったと思う。新しい企画が多かったのに、よくぞこの少人数で。いや、少数精鋭だからこそか。
いずれにせよ史上最少人数での総会運営であろう。
来年はでも、人数をちゃんと集めるよう申し送ろうね。

懇親会も終り、人の追い出しをしていたら、「先生一緒にお写真を!」という女性が7~8人も!私よりは母に近い年齢の方々であるが、新顧客層の開拓に成功したということであろう。

芦原温泉に場所を移し、82年卒だけの大宴会。
その隅で、昼、私の講演(南部さんのビデオ付き)を見られなかったスタッフ向けに、再演を。
いろいろQも飛び、楽しいミニプレゼンであった。

私は2430には沈没。
翌朝700起きで、小松空港へ。Tに送ってもらった。道中、久しぶりに長話。

約14ヶ月の旅の、終着点。
まだ東京明新会も、あるけどね。

2009年05月20日

謎の大阪大学 弾丸ツアー

朝、満員の大井町線で羽田に向かい、伊丹の大阪空港へ

モノレールで大阪大学 吹田キャンパスに行き、友人とランチ

彼の研究室の若手6名も一緒に学食でもぐもぐ
彼は超伝導の専門家。良い研究してね~

生協でブルーバックス2冊を買って、豊中キャンパスに移動

またまた生協で同じブルーバックス3冊をゲット

しばしの準備の後、本の著者にインタビュー

2時間弱かな

プロカメラマンによるビデオ撮影も入っての本格的なもの

これを編集して土曜日に福井で行われるイベントで流すのだ

その後、編集シナリオを作って同席していたイベント実行委員長に託す

頑張って編集してね。いや、編集するのは彼でなく、Yさんだが

いや~、インタビューは面白かった

疲れたけど

彼の本質のひとつが見えた気がした
もちろんブルーバックスには全部サインしてもらった

大事に使おう

因みに、マスク着用率は、大阪空港95%、モノレール90%、大阪大学5%
マスクをしていない我々東京からの乗客は、空港で一種の犯罪者気分を味わったのであった
あれはインパクトあるわ

でも、大学のひとたちは「普通のインフルエンザと一緒でしょ」と合理的
いや、手抜きなだけか(笑)

東京に帰ったら「東京でも発生確認」の一報が
東京もああなるのかな~

2009年05月19日

日経アソシエ6/2号「見切る力」

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本日発売の日経アソシエ6/2号の特集は「必要とされ続ける人の 見切る力」だ。

取材を受けたのは2ヶ月以上前。
結局特集記事の筆頭は、本田直之さん、勝間さん。
その次の次に、「重要思考」が、捨てるものを決める3ステップとして紹介されている。

「決めたら丸ごと捨てる」「一律カットはしない」!

特集内では塩見直紀さんの「半農半X」が面白かった。
スモールサイズ。
他にも応用できそうな概念だ。

2009年05月16日

富士ブルースカイヘブン

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土曜朝、虎ノ門でゼミをやったあと、自宅に戻って次女を拾い、一路東名高速を西へ。
一時間半くらいで御殿場の富士スピードウェイに到着だ。参加は今年で3回目。

途中、本降りではないながら、雨にもあって安全運転。
サービスエリアにはやっぱりハーレーが一杯(笑)

女性ライダーが意外と多いのだが、真っ白なウルトラを一人駆る男性ライダーも居て、みんな格好良かった。

さて、ヒザから下はびっしょりくらいで富士スピードウェイに着いた後は、特別観覧席でゆっくり。
Harley-Davidson Japanが用意してくれている場所なのだが、コース内でのイベントも見られるよいところ。
ここで、次女とカレー食べて、お茶飲んで、お菓子食べて・・・

雨の予報も気になったので2時間半ほどでおいとま。
今回もライドコム(お互いの声が聞こえるもの)を使ったので、おしゃべりしながらの往復も楽しかった。

往復240kmなり。

2009年05月14日

ソクラテスの人事③ グラフの解答編

本日2200-2245放送のNHK「ソクラテスの人事」
解答編を、こちらでもリリース。

NHKサイトでのおもしろ解答のNo.1は「逆向きにした日本」でしたかね。
ビジュアルで、しかも逆向きとは。
更に「夜の」とつければ完璧だったか?まあ、軸は二つとも無視にしても・・・

2009年05月13日

曖昧な入試のススメ その一

社会人向けの大学院では、ケースというモノを多用する。
ある企業の実際の事例を10~30ページにまとめたものだ。

コンパクトにまとまっているが、いたるところに罠が仕掛けられている。

みなが良くだまされることを幾つか挙げよう。

1 重要な点は情報も多い       (一杯書いてあることが重要な点、と思い込む)
2 情報は構造化されている    (自分で再整理しようとしない)
3 情報は正しく矛盾はない     (不整合に気が付かない、その奥にある真実を見逃す)
4 経営陣のコメントは正しい    (そこからスタートし「前提」とし独自の考えを持たない)

こういった「いじわる」を駆使して、受講生たちの「発見する目」を鍛えている、とも言える。

一方、大学生以下だとこういった機会そのものが、殆ど存在しない。

問題は答えが明確なものだけだし、それも1つだけのものがほとんど。入試などで正答が複数あると「誤った問題」として世の中から糾弾されたりする。ばかげたことだ。

「□肉□食」の穴埋め問題の答えが、「焼肉定食」でなぜ悪い。

曖昧な情報から、価値あるものを探し出す力、組み合わせて見つけ出す力はこれからの社会で必須のものたちだ。それらは同時に、学問をする力の根本でもある。学問力は、決して知識の多寡ではない。

大学入試で正答が二つあったら、新聞沙汰になり、かつ、全員に正解者と同じ点数が配分される。これほどバカな話はない。
学問であろうが世の中であろうが、ある条件下での正解は、いくつもある。

正答が二つでなぜ悪い。

例えそれが「選択肢の中に正解が1個だけあります」「それを答えなさい」という出題であったとしてもだ。
そこで「本当は2個ある!」と看破した受験者にはプラス20点ぐらいすればいい。

そういう入試が増えたら、子どもたちの考える力も上がるだろうに・・・
出題者、採点者は、大変だろうが、その価値はある。

2009年05月11日

執筆の日々:ラストスパート・・・か?

あくまで初稿に向けて、ではあるが。

あと数カ所。小見出しで言えば

・キリンビール大成功と大失敗の理由

・バラしてハカるための二つの問い

・立ち止まらず、空間で観る

が、埋まれば、よし。

おわりにも、だいたい書いた。
小見出しで言えば、
・晩秋のある日 小学校で子どもたちより

・講演で大人たちより~情報量か思索の深さか

・夏のある日 博報堂DYで若手プランナーたちと

・今日この日から

どうだろう?

ただ、一昨日次女に、原稿の校正を依頼した。

彼女は情け容赦なくペンを入れている。「わかりにくい」とかとか。

そう言えば、彼女は3年前、一夏掛けて『観想力』の原稿も校正したのであった。

「そのときはなんとも思わなかったけど、後で、『スゴい』って思った」とさ。

確かに、中一で観想力は、スゴいかもねえ。

今日は夜、早稲田でCRMの講義。

2009年05月08日

The21の取材@home

ほぼ一日、机に向かい23日の明新会(高校同窓会組織)の総会向けのプレゼン資料を作っていた。
22日午後は高校で「ようこそ先輩」授業もある。

本原稿もちょっとだけ。これは今週末中になんとか初稿にまで持っていきたいところ。

夕方自宅でThe21の取材があった。

正しく決める力、を読んで面白い、と。「判断力」という特集だそうだ。 

途中、The21のライターさんと、スゴク深い話になった。

「ピンポン」について。

ペコとスマイルとどっちが良いのかとか、メッセージの本質、とかとか。
私が主張したのは「ペコの、相手を高みに引き上げる力、がスゴい!」ということ。
この力を、なんと呼べばいいのだろう。
 
楽しかった。紙面には出ないと思うがo(^-^)

取材の最後に編集さんから宿題が出た。
決める力の例題が欲しいと。期限は今週末。
う~~~っむ

そういえば、取材のお二人と、屋上に上ったとき、虹が見えた。
久しぶり。元気かい~~~、と100km彼方から声を掛けられている気がした。

2009年05月07日

「文字の不思議」公開

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発想力→本の不思議→文字

亀の甲羅に刻んだ甲骨文字から、青銅に鋳込んだ金文へ、そして秦の始皇帝が文字をも統一(標準)して・・・
果たして、このひとがたの甲骨文字は、何という文字だろう。

文字の不思議をまず公開。この後、字体の不思議、アマゾンじゃんけん、と続く!
乞う御期待。

活動ログも更新。

2009年05月05日

5~6月の活動予定

5月後半に、さまざまな授業や講演が集中している・・・

首都圏では

・5/24 mindset(マインドセット) 中学生向「決める力と私物語」@東大本郷

5/27 田園調布雙葉高校 3年生 情報システム論 授業「Q&A力~ほめるを練習する」

6/2 神奈川県立 希望が丘高校 「大人と話そう~コミュニケーションの人間力(仮)」


郷里の福井では、母校である藤島高校の同窓会(明新会)総会がある。

・5/22 福井県立 藤島高校 1~3年生「ようこそ先輩~発想力」

・5/23 明新会総会 講演「Réunion」

5/27のものが実は新ネタであり、チャレンジだ。

5/23では大先輩である南部陽一郎博士についても話さなくてはいけない。同じ学科出身とは言え・・・