カテゴリー: Art/Book/Music

2009年09月24日

大人買い

2009年09月10日

ちはやふる ~福井弁と百人一首

2009年08月27日

東野圭吾のSF

2009年08月06日

へうげもの 9服

2009年07月16日

終末のフール

2009年07月09日

レインツリーの国

2009年06月17日

くるり に フジファブリック

2009年06月02日

ホルモーとオーデュボン

2009年05月30日

21.5+21.5=?

2009年05月20日

謎の大阪大学 弾丸ツアー

カテゴリー: Art/Book/Music

2009年09月24日

大人買い

もちろん、マンガである。

GQの取材を受けることになって、推薦書を選べと言われて、なぜか書棚の『Gantz』を読み始めてしまい・・・

一気に5~26巻を読んだ。

ところがなぜか1~4巻が抜けている。多分誰かに貸したのだろうが思い出せない。

気持ちが悪いので、Amazonで発注。
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ついでに昨日発見した、やはり『蒼天航路』の欠落、17巻を発注。

ええいそれならと、途中で買うのを止めていたが先が気になっていた

『トライガン・マキシマム』の1.2巻と、9~14巻を。
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そしてAmazonを見ていたら、目に入った、『ヴィンランド・サガ』と『不思議な少年』の最新刊を発注。
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歯止めがなくなり、ついでに弐瓶勉の新連載、『シドニアの騎士』、更には沙村広明の短編集を買う・・・

はて、合計何冊だ?

17冊、9800円也。
 
そう、マンガは一冊では1500円(送料無料)に届かないので、何かのついでか、そうでないとこうなってしまうのだ・・・
いえ、言い訳です。

2009年09月10日

ちはやふる ~福井弁と百人一首

ちはやぶる神代もきかず龍田川 からくれなゐに水くくるとは

知り合いの日記に触発されて、数週間前マンガを買った。

少女マンガだ。

「ちはやふる」
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主人公は、小6の女の子 千早(ちはや)。

ある日現われたのが無口な福井からの転校生 新(あらた)。その子は、実は百人一首の達人だった。

千早は美人のお姉ちゃんが自慢。

「おねえちゃんが、いつか日本一になることが、あたしの夢なんだ」

と嬉しそうに語る千早に、新は言う。

「ほんなのは 夢とは言わんよ」

「自分のことでないと 夢にしたらあかん」

そこから、千早の、自分自身の夢が始まる。

時々出てくる福井弁が、どきりとする。

普通のセリフより、感情がこもる。流石、言葉の力は凄いなあ。

「ありがとの 送ってくれて」

のセリフだけで、涙が出そうになる。

実は、買ってから放ったらかしで、今日、読んだ。
読んでる途中で、残りの2~6巻を発注した。
2009年のマンガ大賞も取ったらしい。2~6巻が届くのが楽しみだ。

2009年08月27日

東野圭吾のSF

東野圭吾、結構好きである。

「容疑者Xの献身」みたいに、ちょっと大味だな、と思う作品もあるが、「百夜行」は凄く良かった。

で、再びの本棚増設に際し、ならべ直しをやっていて、手に取ったのが「パラドックス13」

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ブラックホールからのエネルギー波の影響で、世界中の時間が13秒スリップする、その影響によって・・・という一種のSFだ。

細かい科学話は一切無い。ただ、SF的に言えば、知性の意味、についての提起がある。

全ての自然物は数学的確率論に支配される。太陽も月も、土も風も、草も花も。

しかし、知性あるものだけが、そこから外れている。

これは宇宙にとって、実は・・・

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人間物語的には、天は自ら助くる者を助く、という主人公の兄の言葉に、集約されているだろうか。

安易な考えをいさめつつ、無謀さの価値やら、論理・非論理の対立を見せてくれる。

その中で、出てくるのも、ヒトの意思。

時間をテーマにして、村上龍も「五分後の世界」という作品を出している。

パラレルワールド(平行世界)に滑り落ちた主人公。

そこは5分だけずれた東京。戦後、大国に分割統治された日本だった!

いずれも、SFの「圧倒的隔絶」による「テーマの純化」を発揮しつつ、高いリアリティを実現した名著と思う。

買って、4ヶ月も放置してゴメンナサイ。

2009年08月06日

へうげもの 9服

高島屋南館の紀伊国屋に行ったら、もやしもん、と、へうげもの、の最新刊が!

文庫本2冊と一緒に即購入。

へうげものとは、戦国武将・古田織部のこと。

彼の著の湯と数寄に賭けた人生を、描いている。

9服(第9巻のこと)のメインは、利休の死。

そこで師と弟子が交わした最後の言葉は

「あなたらしく」

であった。
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史実としてどこまで明らかなのかは分からないが、利休は「人と違うことをせよ」が教えであったという。

自分が確立した「わび」の世界を、弟子たちが伝え、破壊しまた創造することを望んでいたとすれば凄いことだ。
因みに9服の表紙の黒は、利休の黒。

へうげもの

まことに珍しいところに題材を得、うまく描き継いでいると思う。

コミカルとシリアスがうまく混じっていて面白い。

ただ、秀吉の朝鮮出兵時に、人質となった高句麗の王子様がペ・ヨンジュンに激似だったのは・・・

へうげもの

読み方はひょうげもの

剽げた、つまり、おどけた、ふざけたヒトということ。

これくらいのおふざけは、容認すべきか(笑´∀`)

2009年07月16日

終末のフール

伊坂幸太郎さんの作品は、これまで「重力ピエロ」「魔王」「オーデュポンの祈り」と読んでいる。

「魔王」は評判通り面白かったがあまりに中途半端な終わり方に思え、しばらく間が空いたのだが、「オーデュポンの祈り」には驚かされた。
こんな物語が、あるのだなと。(これがデビュー作)

数週間前、店頭で「終末のフール」が何面も平積みされていて手に取った。
裏カバーには、8年後小惑星が衝突し地球が壊滅すると分かっている中での、ある街での日常・非日常を描く、とある。

ふーっむ。面白そう。

ということで買って帰り、読んだ。
レインツリーの国、のあとだけれど。

終末のフール、太陽のシール、籠城のビール、冬眠のガール、鋼鉄のウール、天体のヨール、演劇のオール、深海のポール、と続く短編集、オムニバスだ。
主人公は変わるが、街と登場人物は重なり、一つの世界を描いていく。

これまた、面白い手法・状況設定での、刺激的なお話し。

あと数年で地球が壊滅的打撃を受けると分かっていて、子をなすのか?
等々のテーマが、圧倒的非日常の中での日常的テーマとして「人の真実」を、照らし出す。

他のも読んでみようかなあ。

2009年07月09日

レインツリーの国

数日前長女が私に、一冊の文庫本をよこした。

「私はテストが終わるまで読まないから、先に読んで良いよ」と。

それが「レインツリーの国

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作者である有川浩さんの作品は、「図書館戦争」で知ったのだが、これが実に面白い。

本を武力を持って検閲する法律が出来、それにやはり武力で対抗する図書館。

そんなハチャメチャな設定の中で、人生と恋が進み、本と政治と戦争が語られる。
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「空の中」も現実性を感じさせるSFとして、面白かった。

こんなところに異星人ならぬ、同星人が潜んでいたとは・・・
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レインツリーの国は、純粋な恋愛もの。

面白かった。

面倒くさい性格の女性と、関西弁で強い若者。

2人のメール文通が、作品のほとんどを占める、極めて現代的作品と言えるだろう。

でもテーマは超古典的。

よかったねえ。

早速家族で回し読み。

今は、「終末のフール」を読んでいる。これもGood。

2009年06月17日

くるり に フジファブリック

CDを買った。

くるりの『魂のゆくえ』と、フジファブリックの『CHRONICLE』
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CHRONICLEは1曲目の「バウムクーヘン」から飛ばしている。

魂のゆくえは最後の「三日月」。シングルも持っているが、渋い。

これから聞き込んでいこう。

シングルもキライではないが、アルバムが好き。
知らない曲をとにかく何回も聞いて、好きになる曲に出会うのが楽しい。

ダウンロード版だともしものとき悲しいので、必ずCDを買う。
そして、PCで自宅のサーバーにMP3にして取り込む。
これを家族で楽しむのだが、面白いことに私がつけた「星」も共有されている。

なので娘たちは、私の評価による「星5つ」だけをランダムにかけたりする。
「いいんじゃない」とかエラそうに言いながら。
ま、いいけど。

今日は一日、レポートのフィードバックその他。

金曜中には本の初稿を挙げる。もう一回だけ、目を通そう。

土曜日には東京明新会でお話しをする。30分で半分は南部陽一郎博士のビデオだから正味15分。これはこれで頭を悩ますところ。

来週は田園調布雙葉での授業スローガンでの講義、等々いろいろある。

大体、準備は出来ているので大丈夫、なはず。

2009年06月02日

ホルモーとオーデュボン

長女の薦めにより、「鴨川ホルモー」を読んだ。

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面白かった。

京都に住んだことがあるわけではないが、町は好きで何度も訪れている。

先日も、鴨川沿いの町家に泊まったばかり。

夜中、先斗町を抜け、三条辺りまで歩いた。

河原には無数の若者がたむろっていた。

歌う人、踊る人、火を噴く人、さまざまであった。

そんな京都の雰囲気を味合わせてくれる一品だ。

早速続編も買った。

本屋で見かけて「オーデュボンの祈り」も買った。

これまた秀作だった。

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かかしと青年と桜と鳥の、物語。
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伊坂幸太郎、恐るべし。

東野圭吾の新作、「パラドックス13」も買ったが、未読。

2009年05月30日

21.5+21.5=?

もちろん、21.5+21.5=43ではない。

21.5インチのワイドディスプレイを2台横に並べてみた。

画角としては、41インチくらいか?

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これまでが17インチ2台なので、高さは同じで横に1.4倍くらい伸びた感じ。

右端から左端まで距離があるのでどうかなとおもったが、一瞬で慣れた。
HDCP対応なのでこれで地デジも見られる。

 
これに、USBのバスパワーで駆動できるディスプレイもつけるつもりだったが流石に要らないかな。

と思ったが、買っちゃったのでやっぱりつけてみる。
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8インチだが800x600なので結構な情報が表示できる。

音楽用か、メール用か、メッセンジャー用か。

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便利だと思う。

やはり、画面が大きいと作業がしやすい。

ホルダーの表示にせよ一覧性が高く、探したり動かしたりせずに済む。

I/Oデータの、LCD-MF221XBRと

CenturyのLCD-800

それにしても1920x1080の21.5インチが18480円とは、安くなったものだ・・・

Amazonにて購入。

2009年05月20日

謎の大阪大学 弾丸ツアー

朝、満員の大井町線で羽田に向かい、伊丹の大阪空港へ

モノレールで大阪大学 吹田キャンパスに行き、友人とランチ

彼の研究室の若手6名も一緒に学食でもぐもぐ
彼は超伝導の専門家。良い研究してね~

生協でブルーバックス2冊を買って、豊中キャンパスに移動

またまた生協で同じブルーバックス3冊をゲット

しばしの準備の後、本の著者にインタビュー

2時間弱かな

プロカメラマンによるビデオ撮影も入っての本格的なもの

これを編集して土曜日に福井で行われるイベントで流すのだ

その後、編集シナリオを作って同席していたイベント実行委員長に託す

頑張って編集してね。いや、編集するのは彼でなく、Yさんだが

いや~、インタビューは面白かった

疲れたけど

彼の本質のひとつが見えた気がした
もちろんブルーバックスには全部サインしてもらった

大事に使おう

因みに、マスク着用率は、大阪空港95%、モノレール90%、大阪大学5%
マスクをしていない我々東京からの乗客は、空港で一種の犯罪者気分を味わったのであった
あれはインパクトあるわ

でも、大学のひとたちは「普通のインフルエンザと一緒でしょ」と合理的
いや、手抜きなだけか(笑)

東京に帰ったら「東京でも発生確認」の一報が
東京もああなるのかな~