カテゴリー: 05 教育一般

2015年10月05日

10月5日は教師の日。お礼のお手紙を書いてみよう~

10月5日は教師の日!
子どももダイジ、親もダイジ。こどもの日も、母の日も、父の日も。
おっと、教師の日がなかったぞ!
教師が仕事に誇りと自信を持てるように!!ということで、今年から始まった活動です。

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子どもや親が、教師にお礼のお手紙を書く日になったらいいなあ。

そういえば4年前、次女が高校卒業のときにやったのが、担任の先生への「1ヶ月連続ハガキ投函作戦」
実は先生(てっしー)へのお礼の寄せ書きをつくることが出来ずにとった苦肉の策らしいのですが、「1人一枚ハガキを書け」として、それを次女が3月末から1ヶ月間、毎日1通、投函したという次第。

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先生からしたら、卒業した教え子たちからのメッセージが、毎日毎日、家に届くという……。これは痺れます。

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なぜ10月5日なのか?
それはこちらをどうぞ~。

2013年12月27日

TV視聴時間と成績との相関関係について:その本当の答え

昨日、12/26の日経朝刊記事です。

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平日のTV・ビデオ・DVD視聴時間と全国学力テスト成績に、面白い傾向が出ました。

1. 成績が最も良いのはTVは見るけど1時間未満の子
2. TV視聴時間が延びる程、成績は下がる
3. TVをまったく見ない子の成績は振るわず、TV3~4時間視聴の子、程度

さて、ここから何が読み取れるのでしょうか?

2.はまあ、当たり前の気がします。
でも、1.3.はちょっと意外な気もします。

文科省担当者は「TVも節度を守ってみれば知識の習得に役立つ」との見立てです。
ネット依存専門家は「子どもたちが無目的にだらだらとネットを続けることのないよう、家庭や学校で時間を制限する指導が必要だ」と話されたとか。
ネット利用時間と成績との相関に関する 東京新聞記事

あなたは、どう思いますか?
ネット依存専門家の答えでは、視聴ゼロの子の成績が低い理由になりません。
文科省担当者の答えでは、1時間未満が最も成績が高い理由がわかりません。

新聞を読んで「フシギだねえ」とつぶやいた私に、高1三女があっさり言い放ちました。

「意志が強いからだよ」

う~っむ。確かに。
TVを見るけれど、1日平均で1時間未満に抑えられるということは、本人の意志力の賜です。
意志の強い子どもは勉強にも打ち込める。
しかし、視聴ゼロの子は?
憶測ですが、視聴ゼロはきっと本人の意志ではないのでしょう。親の強制です。それに素直に従う子どもの学力は…。もちろん逆かもしれません。成績が悪いのでTVを禁止している、のかも。

ともかく、私には文科省担当者やネット依存専門家のコメントより、100倍納得性の高い説明でした。さすが、当事者(笑)

注:全国学力テストの対象は小6と中3。科目は国語と算数・数学。

2013年11月23日

日経ビジネスの常識 その1 :就活に黒スーツは社会・企業のルール

2013.8.23号の「女性昇進バブル ~わが社の救世主か 疫病神か」で、世のほとんどの女性(と相当数の男性)を敵に回した日経ビジネスであったが、2013.10.28号でも面白いコトを言っている。


日経ビジネス曰く「企業の採用担当者は、学生が黒のリクルートスーツを着ているかどうかで、社会人としてのマナー、ルールを遵守(原文では順守)できるかどうかを見ている」のだそうだ。

p78~81は「連載 企業と学生のシューカツ革命 4」、取材班2名の連名記事である。

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記事本文は、日本企業が海外の学生や、日本に留学する外国人学生を採用するようになってきたことに焦点を当て、その成功のためには人事制度改革にまで踏み込まなくてはならない、とするもの。

それほど斬新でも深くもないが、一部をのぞけばおかしなコトも書いてはいない。

でも、欄外のQ&Aコーナーに凄いことが書いてあった。
「大学生読者のギモンに取材班が答える」ということで、「Q リクルートスーツの色は黒で無くてはダメですか?」との問いが立てられている。
へ~、黒なんだ、と思いつつアンサー欄を見てみるとまずは、はるやま商事のコメント。

・2006年頃までグレーやネイビーも売れていましたが、ここ1~2年はほとんど黒しか売れていない

と紹介している。ここまでは、事実であるから別にいい。しかし、ここから、編集班(上記お二人)の文が続く。

・男性は黒無地・2つボタンのスーツに模様のない真っ白なシャツが基本で、ネクタイはえんじ色、紺色が主流
・女性も黒のスーツです。基本はスカートです。スカートの方がフレッシュな印象を与えます。ストッキングは肌色が基本です

まあ、記事本文中の写真に写る学生たち(某社内定式)のネクタイ4本のうち、ひとつも「えんじ色や紺色がない」のはご愛敬としよう。
でも、ここからが酷い。まず取材班は、はるやま商事コメントを借りてこういう。

・スーツやシャツの色で個性を出したりするのは「外資系、アパレル、マスコミといった業界を除き避けた方がいいでしょう」(はるやま商事)

まず、なんで、はるやま商事にそんな判断が出来るのか、まったくわからない。学生の追跡調査でもしているのか?もしくは、業種別の人事部にアンケートでもとったのか?

で、ここからが編集班の純粋コメント。

・採用担当者は就職活動の服装をきちんと守るかどうかで、社会人としてのマナー、ルールを遵守できるかどうかを見ています

一体どこの企業が「就職活動中の服装は黒のスーツ」というルールを示しているのだろうか。私は寡聞にて知らないが、取材班によればそれが「守るべき社会人としてのマナー、ルール」なのだという。しかも、2006年まではグレーやネイビーも売れてたんでしょ? それが数年で「黒がマナー」ってなんなの?ネイビーを着ていったら、企業の採用担当者が「こいつはルールを守れないヤツだ。落とそう」って思うの? 本当に?? 昔はみんな紺ばっかりだったじゃない!

取材班が言っていることは要は「お前らは空気を読んでそれに従え」「私たちはマスコミだから関係なかったけどね」ということだ。
記事本文は「日本企業は外国人に頼らなくてはならないほど追い詰められている」「先進企業は人事制度改革まで踏み込んでいる」というトーンなのに、欄外では「日本人らしく空気を読め」「出る杭は打たれるよ」との本音が全開である。

これを矛盾と思わないのか? この部分だけ誰かに外注したのか? 誰も内容をチェックしていないのか?

最近、本当に「日経ビジネスって大丈夫なのか」と思ってしまうのであった。

ヒトと違うことの気持ち悪さに耐えられるヤツじゃないと、いい発想なんて出るわけがない。
ヒトと違うことの怖さに耐えられるヤツじゃないと、自ら意思決定なんて出来るはずがない。
なのに、ヒトと同じであれと、大人がしたり顔でアドバイスしてどうする!

でもきっと、はるやま商事の言う「最近は黒しか売れない」は事実なのだろう。
せめてそれが「紺と違って、あとから礼服としても使える」という学生たちの合理的判断による
ものでありますように。

2012年01月08日

「挨拶ができない若者」考

なんだか、新書の本の題名みたいである。
今頃の若者ってヤツは、みたいでやな感じである。

でも最近、こんな話に3つも出会った。

その1
プレミアムウォーターの萩尾陽平さんから。彼は若き起業家。
・留学資金を稼ぐためにアルバイトとして販促営業に従事
・3ヵ月後に販促支援で起業
・全国に組織を拡大し、従業員数はグループ全体で930名に

この販促での起業で勝機を見いだしたのは「挨拶」だったと。
「人として当たり前のことは当たり前にやる(挨拶、振る舞い、言葉遣い)」

販促支援の業界ではそれができない人たちばっかりだったから、それさえちゃんとやればなんとかなる!と見切って、成功した。

その2
昨日のKIT虎ノ門大学院での「戦略思考演習」最終日、大逆転戦略の発表会での議論中でたこと。
システムエンジニアの人材派遣業界での「標準化」というテーマだったが、でもそれは実際にはなかなか難しい。

そのときクラスの一人が言った。
「SEの派遣を頼むときには『ちゃんと挨拶できる人を』ってだけ頼む」と。
細かなスキルがどうとかでなく、ちゃんとした人、が欲しいのだ。

一緒に働こうと思えなければ、派遣してもらっても意味がない。

その3
須藤元気さんの『WORLD ORDER』を見た!CDも買った。

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改めて思った。「挨拶」は強みになり得る。
それくらい「挨拶」できない若者が増えている、人間関係の第一歩を築けない人が増えているのだ、と。(ここは要検証)


わが家で20年以上続くイベントがある。「お花見パーティ」(と花火パーティ)である。
3月末に2日間、1200~2400でいつ来ていつ帰ってもいいホームパーティだ。
2日間の来場者は老若男女合わせて200名前後(笑)

娘たちにはお手伝いと社交の場だ

長女に聞いたら、こんなことを言っていた。
「小さいときは『挨拶タイム』がすごくイヤだった。名前と学年くらいだけどさ」
「長女だから一番に言えって言われるし」

「でも今はまったく平気。いつから平気になったかは覚えてないけど、中学生過ぎてからかな」
「今、知らない大人と話すのが苦手じゃないのは、お花見パーティのお陰かな」


今のところ、「挨拶できる若者を育てる」ためのキーワードは3つ。
・中学生の壁
・携帯電話の壁
・ホームパーティ

これについては、もっと考察と調査を進めたい。

2011年12月02日

大学生 of the year 2011@時事通信ホール 11/30

こんなイベントがありまして、審査員として出てました。

午後一杯かかるということで、とぼとぼ銀座の時事通信ホールまで。
まあ、案の定、行ってみると素晴らしい出会いが一杯でした。
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まずは審査員たち。

エンジェル投資家の平さん、セグウェイの大塚さん、難民を助ける会の堀江さん、慶応名誉教授の斎藤さん、オスカープロモーションの鈴木さん・・・そして、プレミアムウォーターの萩尾さん。
なんとも個性的で、面白い人たち。

仕掛けたのはアイグローの児玉さん。(彼はKIT虎ノ門大学院の客員教授でもある)
日本の大学生はうつむいてなんかいないぞ!元気だぞ!を示すために、すごい大学生を一杯集めようと企画した。
そしたらこんなに集まった(笑)


特に、ノンプロフィット部門はすごい。やっぱり、学生のやる気を引き出すテーマだからだね。
でも、ビジネスもノンプロフィットも本当は同じ。いかに社会的意義のあることを、仕組みとして立ち上げるのかの勝負だ。

私はビジネス部門の審査員として、そして全体グランプリの賞授与者として参加。
ノミネートされた12人の学生さんたちの4分間スピーチを聴き、そして、審査員たちと議論した。
同時に来場した100人余の学生さんたちも、チームディスカッションで投票を。

最終的に、グランプリはノンプロフィット部門の川口さん
彼女は「大阪のホームレスのおっちゃんたちを救う」をテーマに放置自転車再生事業を立ち上げた
14歳から取り組み、19歳で遂に実現。まずは3名のおっちゃんを雇用した。そして数年で100名以上を!すごいなあ。本当に、素晴らしい。
社会の一隅を照らす、と彼女は表現していた。

そして私がグランプリ表彰のステージで、参加者みなに語ったこと。
「みなは素晴らしい。もっとarrogant傲慢になっていい」
「『イマドキの若い者は』なんてソクラテスの時代から言われていること。まったく気にしなくていい」「でも幸か不幸か解くべき問題は、難しくなってきている」「だから相当がんばんないとダメなんだ」

「頑張るときに気をつけることを2つ」

「1つは『絞る』こと。拡げすぎたり、遡りすぎたりしちゃ、いけない」「Steve Jobsだってそうだよ。彼は極端に絞り込んだから、成功した」

「もう1つは、さっき言ったことと二律背反なんだけれど『ヒトに上下はない』ってこと」「きみたちはarrogantにならなきゃいけない、でも、ヒトに上下があると思い込んだ瞬間、失敗するよ」

「みんなを、応援している」

本当は、もう1つ付け加えたかった。
「推薦図書は『マスターキートン』。みんな、良い目を持とう。それがMaster of lifeへの道だ!」って(笑)


終わった後、何人かの学生さんと話した。
そしたらいつのまにか「プレゼンへのダメ出しお願いします!!」ということに。やっぱりみんな、M系なのね(笑)なのでしっかりfeedbackしておきました。


あー、楽しかった。

2011年05月20日

カタリバの今村久美さんから聞いたダイジな話

NPO法人カタリバの代表である、今村久美さんがKIT虎ノ門大学院に見えた。

NPOで働くみなさん(リーダーでなくスタッフたち)向けに、KIT虎ノ門として何かできないだろうかと思っており、そのご相談である。
来年度に向け、是非、実現したいと思っている。

その席上、今彼女が取り組んでいる、東日本大震災 復興活動についていろいろ伺った。

ハタチ基金』をご存じだろうか。 (Twitterはこちら

震災に遭った子どもたちの、自立に向けた支援を、これから20年にわたって行おうという時限付きの基金である。
4月早々に立ち上がり、個人と組織(日本財団等)から寄付を得て、すでにスタートしている。
その代表幹事と事務局長を、彼女は務めている。カタリバの通常業務はすべて、横に置いての大仕事だ。

取り組むことに決めたのは、
・子どもたちの学校『外』学習環境の復興
である。

被災地でも学校はようやく始まったが、家庭や塾での学習環境は大きく損なわれ、子どもたちの学習意欲も落ちているという。それどころではない、のも事実だろう。

特に学習塾は全滅した地域すらある。まずはこれをどうにかしたい。
最初は「東京から訓練した学生を数百人送り込もうか」「それならカタリバの得意技」と思ったが、それでは復興にならない、と気がつく。

われわれがやらなくてはいけないのは、地元産業や活動の再生であって、代替ではない。

・支援物資による食事の配給が、地元の食堂の売上を激減させている
・ボランティアに依存してそれなしでは成り立たない生活になっている

これではダメだ。やるべきは、地元の食堂に支援をして、そこで無料なり格安の食事ができるような仕組みにすることだ。それでこそ、職も守られる。

だから、地元学習塾の再生を支援する仕組みを、今村さんたちは作ろうとしている。
それも、ただ昔ながらのそろばん塾を再生させるのでなく、新しいコンテンツとアプローチ付きで。

そして被災地を、次世代教育の実践の場とするのだ。


今村久美さんから聞いた、これからの復興に向けてのダイジな話。それは、
・代替でなく、再生や新生の支援をする
・依存関係にならず自立への取り組みとする
ことの大切さだ。

そして何より感心するのは、行政を待たず、どんどん行動するその力強さ。

応援してます!!

2011年03月10日

44歳の私からの、挑戦状

今日は午後いっぱい、KIT虎ノ門で働いていた。

2時間くらいのつもりが、結局4時間ほど。
いったん帰るつもりがそのまま、数分先のホテルオークラでの会食へ。

キャリアインキュベーションのお二方と、出版祝いということでの楽しいお食事会だった。

そうしたら最後に、3年前に書いた、「3年後の自分へのメッセージカード」を渡された。
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そうだった、確かに書いた覚えがある。

読んでみて、内容も少し、思い出した。


なんだか照れくさいが、こんな内容だった。


「47歳の私へ

子どもたちの未来への架け橋に、

自ら風を起こせる存在に、

なれているかな?」


今読むと、自分への挑戦状でもあるね。
結果として今がどうかはわからないが、読んで思ったことが一つ。


3年間、同じ気持ちでやってこられた。


それはちょっと、誇らしく、嬉しかった。

2010年12月22日

Y小学校の図書室に関する私の夢

『三谷文庫』なるいう書棚が、わが母校 Y小学校の図書室には存在する。
これまで寄贈した1000冊ほどが収まっている。
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ジャンルは児童書から写真集までさまざまだが、結構、SFや科学書が充実している。
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もちろん、そんな名前をつけてと言ったわけではないが、寄贈式に行ったらそうなっていてびっくり。

小中学校の図書予算は、地方交付税交付金に入っているが、その使途は地方に任されており、2割程度が医療費など図書費以外に使われている。
それは地方自治の権限だと叫ぶ首長もいるが、情けない話ではある。

図書数が十分な学校は、全体で4割強(小学校)に過ぎないが、都道府県や自体自治体によってバラツキが大きいことにも驚かされる。
小学校で言えば、北海道の16%を筆頭に、青森、富山、鳥取、奈良が20%を切る。
一方、岐阜は85%、山梨74%、沖縄69%である。

これが地方自治というものの結果なのか。

小学校の図書館には規模によらず最低数千冊の本が必要だが、教材として使うことで痛む物もあるし、新作も入れたりで、毎年数百冊は購入が必要である。
20~50万円は毎年かかるのだ。

だから毎年少しずつ、寄付していこうと思っている。

私が人生で本の楽しみを知り溺れた小学時代、お世話になったのは図書室だ。

母校の図書室を、いつか世界最高のものに!
私の密かな野望である。

2010年11月28日

年賀状作成プロジェクトと来年の予定

プロジェクトと言っても、ほぼ私ひとりの作業である。 

今年一年の写真を見返して、いくつかを選び、原稿を作る。 
ソフトはPhotoStudio試供版。15日間使える。毎年これ(笑) 

写真はソニーのPMB(Picture Motion Browser)で見る。 
どのフォルダーにあっても、カレンダー表示できるので一覧に便利。 

見返していると、今年は実は激動の年であったことが分かる。 
・長女の卒業と入学とひとり暮らし 
・三女の卒業と入学 
・本も2冊出版、2冊執筆中 

家族旅行も 
・スキー 
・北海道(私抜き) 


また今年ほど、来年の予定が決まっている年も少ない。 
もともと短期プロジェクトをこなしてきてきたからだが、来年の話などいつもは全て未定だった。 
なのに 
1月:大田区で保育士さん児童館職員さん研修、徳島大学医学部で教員向け研修 
1~3月:グロービス名古屋校 
をはじめとして、6月までなんやらイロイロと。 

特に、3月出版予定の『ルークの冒険』向けのプロモーション授業が決まりつつある。 
・品川女子学院 中2が2月に3回 
・芦花小 小6が2月に2回? 
・芦花中 が1回 
・横浜の公立小学校で2月に1回 

今日、放課後NPOアフタースクールの面々と話して、ある私立小学校のアフタースクールで60分x12回というプログラムもやってみようということになった。 

この私立学校は彼らの来年度の活動の要の1つでもある。 


さまざまな活動や縁が、1つにつながる感覚。 
機が熟してきた、ということか。

2010年06月24日

品川女子学院の「事業計画」

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事業計画と言っても、学校のではなく、文化祭におけるクラス別活動の、である。 

講堂に高校生全員が集まり、ほぼ全クラスの代表たちが、壇上で事業計画を「プレゼンテーション」 

事業としては、 
・品女オリジナルグッズの企画・販売 
・有名食品(カレーパンなど)の販売 
・その他 
がある。 

週末2日間で、5000人以上を集める文化祭「白ばら祭」。 
今年は9/18.19に行われるという。 

受験生やその親が来るので、品女オリジナルグッズなども2000個とか売れてしまうらしい。 
そうなると、その準備は大変なことで、制作会社との交渉に始まって、その生産管理や納品チェック、そして当日のオペレーションまで、膨大な作業となる。 

そして一昨日はその「事業計画」の発表会。 

ここで「投資家」たちから許可が出ないと、そのための必要資金(主に商品の仕入れ代)が、手に入らない。 

生徒たちはクラスごとに、数十時間もの準備をし、たった数分間のプレゼンテーションに臨む。 
生徒たち自身による運営・時間管理は厳格で、途中でも容赦なく打ち切られる。 

「ハイ時間です」「質問をお願いします」 

質問を投げかける「投資家」たちは、品女のOG大学生15名。 
彼女らの判断で、資金プールからの「出資」が決まる。 


事前に「事業計画」資料は配られているのだが、商品企画の説明から、事業推進体制(トップは社長)、自分たちのウリや、アンケートによる証拠付け、収支計画、さらには利益処分案まで。 

プレゼンテーションの内容で感心したのは 
・売れ残りリスクを定量化し、その対応を考えている 
・食品を扱うクラスは衛生管理や仕組みを徹底している 
・当日のオペレーションをすでにシミュレーションしている(何秒で何人捌けるかとか) 

ヘタな大人顔負けの内容であった。 

プレゼンテーション自体も、準備万端の気合いが入ったもの。 

「私たちはクラス一丸、すでに66時間もの時間を掛けてきました」 
「これからも準備に邁進します!」 
「必要投資額の出資、お願いします!!」 


企画の穴は、いくらでも指摘出来る。 
でも、大事なコトはほとんど押さえている、いいモノばかりであったと思う。 

感心したのはでも、企画内容で「その他」のところ。 
品女ブランドにも頼らず、有名食材にも頼らず、独自の価値提供を目指したクラスだ。 

よく決断したと思う。 

その灯りが、うまく輝くと、良いね。 


最後に、コメントする機会があったので1つだけお話しした。 
プレゼンテーションの内容はよいが、「伝え方」が、まだまだだと。 

・スピード : 速すぎる。初めて聞く人の身になろう 
・コミュニケーション : 相手の反応を見て話しかける 

そうそう、「笑顔で」というのも付け加えれば良かったな。 



正式名称は「起業体験プログラム

単なる一発型の授業にはない、本当の成長機会がここにはある。 

これからも、応援したい。