「本当に良い就職をしている大学ランキング」が本当に示すこと
2018年10月23日、「働きがい研究所」(就職・転職者向け企業情報を提供するサイト「Vorkers」のグループ)が「本当に良い就職をしている大学ランキング」を発表した。
在籍1年以上の社員が自分の会社について8項目で5段階評価したもので、1万1747人のアンケートである。1校当たり50以上のn数があるものを平均値でランキングしている。
1位 北海道大学 3.1866
2位 東京大学 3.1671
3位 広島大学 3.1665
4位 一橋大学 3.1585
5位 上智大学 3.1562
6位 東北大学 3.1476
7位 同志社大学 3.1356
8位 京都大学 3.1228
9位 神戸大学 3.1141
10位 中央大学 3.1079
と以下30位まで続く。ちなみに、慶応11位、名古屋16位、早稲田17位、立命館24位だ。
これを見て思ったのは、個別のランキングの解釈ではなく、この数字の意味はなに?だった。
Excelでチョチョイと計算してみた。そしたら、100人中1人が意見を1段階変えるだけで、この「平均値」は0.01変わることがわかる。(そんなことしなくてもわかるけど、あとで気がついた)
だからn数から推測するに、この例えば上位10校間の有意差はない、が正しい。
なので本当に驚くべきことは
「卒業大学による就職幸せ度にはほとんど差がない!」
ということなのであろう。
φ(゚Д゚ )フムフム…