TV視聴時間と成績との相関関係について:その本当の答え
昨日、12/26の日経朝刊記事です。
平日のTV・ビデオ・DVD視聴時間と全国学力テスト成績に、面白い傾向が出ました。
1. 成績が最も良いのはTVは見るけど1時間未満の子
2. TV視聴時間が延びる程、成績は下がる
3. TVをまったく見ない子の成績は振るわず、TV3~4時間視聴の子、程度
さて、ここから何が読み取れるのでしょうか?
2.はまあ、当たり前の気がします。
でも、1.3.はちょっと意外な気もします。
文科省担当者は「TVも節度を守ってみれば知識の習得に役立つ」との見立てです。
ネット依存専門家は「子どもたちが無目的にだらだらとネットを続けることのないよう、家庭や学校で時間を制限する指導が必要だ」と話されたとか。
(ネット利用時間と成績との相関に関する 東京新聞記事)
(ネット利用時間と成績との相関に関する 東京新聞記事)
あなたは、どう思いますか?
ネット依存専門家の答えでは、視聴ゼロの子の成績が低い理由になりません。
文科省担当者の答えでは、1時間未満が最も成績が高い理由がわかりません。
文科省担当者の答えでは、1時間未満が最も成績が高い理由がわかりません。
新聞を読んで「フシギだねえ」とつぶやいた私に、高1三女があっさり言い放ちました。
「意志が強いからだよ」
う~っむ。確かに。
TVを見るけれど、1日平均で1時間未満に抑えられるということは、本人の意志力の賜です。
意志の強い子どもは勉強にも打ち込める。
しかし、視聴ゼロの子は?
憶測ですが、視聴ゼロはきっと本人の意志ではないのでしょう。親の強制です。それに素直に従う子どもの学力は…。もちろん逆かもしれません。成績が悪いのでTVを禁止している、のかも。
ともかく、私には文科省担当者やネット依存専門家のコメントより、100倍納得性の高い説明でした。さすが、当事者(笑)
注:全国学力テストの対象は小6と中3。科目は国語と算数・数学。