カテゴリー: 01 発想力

2012年03月28日

OECD東北スクール 1st@いわき 初日

OECDが、東北の復興支援の一環として、「東北スクール」をスタートさせました。
http://bit.ly/GA3FZP

被災地の中高生約80人を集めて、合宿型のスクールと、週末の活動を2年半続けるもの。
2年半後の目標はなんと、「パリに行って東北をアピールする」ことなのです。さすがOECD。

何を、どう、アピールするのか、をこどもたち自らが考えるだけでなく、そこに行くための旅費調達も含めてのプロジェクトなのです。

さて、その第1回合宿の、初日(3/26)に参加してきました。
1030~1230のコマでの「発想力」「伝える力・決める力」の講師です。
朝5時半に起きて、電車でいわきへと向かいました。

初日はOECDや文科省等々のスピーチに始まり、池上彰さんによる子どもたちの自己紹介セッションが。
ひとり一人が抱負を述べ、それに彼がいろいろ指導をしていきます。どんどん上達する子どもたち。

でもちょっと?時間がオーバーしたので、私のセッションは、ランチを挟む形になりました。
午前は「発想力」演習、65分。
そして午後は「伝える力・決める力」演習、55分。

子どもたちは大いに盛り上がり、前方の事務局席におられた池上彰さんも大いに楽しまれ、そして海外からの講師陣も通訳を介してではありましたが、参加されました。
ああ、こんなことなら事前に英語版をつくっておけば良かったよ。

午後はまた池上彰さんによる「過去に学ぶ」授業。

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私も楽しく拝聴しました。

そして夕食。食堂でのビュッフェ形式です。
見ると少年がひとり、席に着き損ねてフラフラしているではありませんか。
「ふたりで食べようか」

地震のことも話しました。
いわきでは、4/11の余震での揺れが大きく、被害が多く出たこと。
彼の親戚のお寺が半壊したこと。
そして、彼の部屋でも自慢のガンプラが多数落下し被害を被ったこと(笑)

「ユニコーンガンダムのクシャトリヤってわかりますか?」
はい、とは言えませんでした。ビットがいっぱいあるやつかなあ、とは思ったが orz
(悔しかったので、帰宅後、チェック)
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このときの会話が、この旅で一番楽しかったかな(笑)

その後もみんなのようすを観察しながら夜まで会場(いわき海浜自然の家)にいたら、翌日ワークショップをされる、磯崎道佳さんとお話しできました。

これまた刺激的で楽しい会話でした。
アーティストってスゴイや。

2人でいわき市に戻り(四ツ倉駅までタクシーとばして一時間に1本の電車をぎりぎりでつかまえた(笑))ホテルに泊まって、私は翌朝東京に。
そうしたら午後、福島にいる友人からメールが。
「地元紙で紹介されているよ」と。

福島民友.JPG

アーティスト、ねえ(笑)ま、それもいいか。

2012年03月21日

OECD 東北スクール 3/26スタート!

OECDが、東北の復興支援の一環として、「東北スクール」をスタートさせる。

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被災地の中高生約100人を集めて、合宿型のスクールと、週末の活動を2年半続けるものだ。
2年半後の目標は、パリに行って東北をアピールすること。

何を、どう、アピールするのか。
そこに行くための旅費調達も含めてのプロジェクトだ。

私はそのエンパワーメントパートナーなるものを勤める。
一つのチームの相談役、かな。
ただ、初回のいわき市でのスクール(3/26~30)では、2時間の授業も受け持つことになった。

彼・彼女らが受ける最初の授業だ。

日本がどうだとか、東北がどうだとか、考えはじめる前に、「発想力」と「伝える・決める力」を楽しく着けようよ。
そして、チームのみんなと仲間になろうよ。

それが目的。
なんと、「伝える力」で有名な池上彰さんの授業の直前でもある(笑)

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25日が深夜まで自宅でのお花見パーティで、翌早朝、出発予定。
1泊して火曜に戻ります~

2012年03月14日

グーグル先生の教え:わが家からNYまで。徒歩で・・・

グーグル先生は便利である。
聞けば大抵のことを教えてくれる。

例えば北大の場所。
Google Mapで「北大」と入力すると・・・北京大学じゃないか、そこは。

ときどきは間違えるよね。
北京大学もきっと北大と略すのだろう。
気を取り直して、「北海道大学」と入力してみる。

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おいおい、そこは北海道大学北京事務所じゃないか。北京大学構内の。
なぜそこまで北京大学に拘るのだ?バグか、それともイジワルか??

最近のグーグル先生はこんなことも教えてくれる。
例えば徒歩でのニューヨークへの行き方。

入力すれば瞬時に経路を示してくれる。
やはり気になるのは家を出ての最初の一歩が右か左かだが・・・左らしい。
少し安心した。

でも有料区間も通るらしい。それはちょっと不安だな。
徒歩での有料区間ってなんだろう。

もちろん海は徒歩ではムリなのでカヤックを使えとある。なるほど。
β版の新機能である「3D」を試してみる。
斜め上からの画面が旅程に従って、じわじわスクロールしていく。

霞ヶ浦から乗って銚子から太平洋にこぎ出し、ハワイのオアフ島を経由して、西海岸を目指す。
太平洋は広い。海しか見えない画面が、ずっと続く。ああ、いつの間にか夜になった。

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そしていよいよハワイだ!
オアフ島に上陸した後も、まずは左折。
こんなことまで、わかるとはとても安心なことである。

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オアフ島から再びカヤックで西海岸へ。
西海岸からはただただ歩く。都市を山を砂漠を平原を。

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かと思ったら、ミシガン湖をフェリーで渡るらしい。なぜここだけ交通機関を使うのかナゾであるが、致し方ない。

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全行程124日と21時間。
わが家からニューヨークまで、なんと約1000回しか曲がらずにつけるらしい。

チャレンジャー求む。ただしカヤックの達人であることが必須。

ん、もしかしてこれはあの「面白法人カヤック」の差し金か!?

2012年02月25日

これが「最後の大実験」だ!2/25関口台町小学校にて

先月末、文京区の関口台町小学校にお邪魔した。
地下鉄有楽町線の江戸川橋駅から徒歩数分、東京の街のど真ん中の小学校である。

あいにくの雨でもあり、バイクは諦めて電車を乗り継いで向かった。

土曜日で学校公開日。
さまざまな研究授業が行われ、保護者の参加者も多い。

私はPTAに招かれての特別授業という位置づけで、前職での元同僚の奥さまに、お招きいただいた。
対象は彼女らの息子さんがいる1年生の1組2組。

ところが到着直後、私は大きな勘違いをしていたことに気が付く。
授業はクラスごとではなく、1.2組合同で2時限だったのだ!
あらま。
でも長くなる分には、まあ、OK。じっくりちゃんとやれるからね。

すぐに授業内容の調整をして、授業に臨む。
1年生60人が、初めての家庭科室に集合だ。

直前だったがお願いして、班長さんを決めてもらう。さてスタートだ。

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その班長さんたちを中心にして、イロの不思議、円柱を探せ!、ボールの不思議、と続ける。
1~3年生合同授業でやった方法だが、1年生だけでも使えそうだ。

休み時間はとらず、70分が経過。途中何度かみなに気合いを入れ直したが、十分集中は続いている。
先生方もサポートしてくださる。
そうそう、手を動かし足を動かし、悩んでいないで、動こう、比べよう、そして見つけよう。

そしてクライマックスは「最後の大実験」

広いパソコンルームに移動して(これだけで時間がかかる(笑))、私はやおら、大きな大きな風船を膨らましはじめる。
それだけで、きゃー、やめてー、うわー、と声が上がる。
これが最後の大実験だ。

空気は重い?軽い?
「かるい!」
確かにそうだね、と大きな風船を指でふわふわ支える。
でもね、本当は違うんだ。
水は重い?軽い?
「おもい!」
そう。でもさ、お風呂の中で、水を持ったら重いかな?
「おもい・・」「かるいよ」「えー」
軽いよね。空気もそうなんだ。本当は重いのに、空気の中で持っているから軽く感じているだけ。
浮力っていうんだけどね。

その空気の重さを確かめる方法があります。それは、これをみんなにぶつけることです!
はい、班ごとに順番です。ひとりずつ立ってください。
手は出しちゃダメだよ。顔で、受けること!

それと、後ろで次の人が支えてあげて。
ふっとんじゃうかも、しれないからね。

ひとりめは、ふっとんだ。
ふたりめも、ふっとんだ。

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何人目かで、後ろの子に頭がぶつかって、後ろの子はちょっと痛かった。ごめんね。(その子もその後、楽しく大風船にぶつかりました)

60人をなんとか終了し、家庭科室にもどる。(これがまた時間がかかる(笑))
定刻に戻ってきて、最後にまとめとちょっとお話し。
5分オーバーで、終了しました。

約100分のノンストップ授業『ルークの冒険』
色んなことを、みな学んでくれたかな。

でも感想にはでも半分以上の子が「ふうせんがおもしろかった!」と。
文字通り、インパクト強すぎ(-_-;)
元同僚のお子さんも、すぐさま従兄弟に「ふうせんでふっとばされた!」と自慢していたとか(笑)

関口台町小学校の広報誌、HPにも掲載された。

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みんな、また会おうね!

2012年02月23日

怒濤の2月。22日は『課長塾@名古屋』だ!

この2月を振り返ってみると、いやまだ終わってないんだけど。
2/1 KIT本学で奨学金学生100人に講演
2/4 大田区の親向け講演。17歳も参加(笑)
2/11 三菱東京UFJ銀行の行員研修@大阪!
2/17 ルネサンスで社員研修!やる気ある若手と幹部たち!
2/21 大伸社で第2回。「伝える力」で次回は「発想力」!
2/22 課長塾@名古屋で丸一日「発想力」・・・
2/24 女性課長塾@LS新橋で丸一日「決める力とビジネス分析力」
2/25 文京区関口台町小 で1年生に2回『ルークの冒険』授業だ!
2/28 GEヘルスケアで「発想力」
丸一日研修が3回もあるのはスゴイねえ。私としては、珍しい。
講師も大変だけど、参加者も大変だ(笑)
でも実は3月がダイジなのだ。
『伝える技術を伝えるDVD(仮)』のビデオ撮りとか、次の本のための取材とか、とかとか・・・で、〆が3/25と31のお花見パーティと。
えいえいおー。
だて、昨日の『課長塾@名古屋』の報告を。
テーマは発想力。これだけで丸一日というのは実は初めてです。
1000スタートで1800まで、いやちょっと延長して1820まで、みんながイヤと言うほど次々と演習を続けました。
メッセージはほとんど同じ。でも題材が生物学だったり、コイントスゲームだったり、紙コップだったり、ペットボトルだったり、日経ビジネスの調査だったり。
お昼休みも近所のCVSに調査に行ってもらいました(笑)
当然です。
頭だけでなく、手足を動かす練習なのですから。
みな「未消化です」と呻くなか「役に立ちそうです!」という方も。案の定、商品開発系のヒトでした。日々、発想と戦っているからでしょう。
でも、未消化でもいいんです。ヤル気にさえなれば。そして、努力の方向性が理解できていれば。
頭での理解じゃありませんよ。
体での、理解です。
なので私の発想力研修は、徹底的に体感型です。
直感なき概念は虚しい。体感なき理解もまた同じ。
参加のみなさん、ご苦労さまでした。

2012年02月19日

芦花小の6年生から科学教室『ルークの冒険』の感想文集が!

1/27に行った、科学教室『ルークの冒険』@芦花小学校。
昨年から6年生全員を対象に、開催しています。

今年も6年生の3クラス106名がプレハブ校舎の理科室で、円柱とグラスと紙コップのフシギに取り組みました。
45分授業なので、多くは出来ません。でもみな最大限の集中をみせてくれました。

それから3週間。家に芦花小から大きな封筒が届きました。
なんだろうと開けてみると、106名分の感想文集です。

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それにしても素敵な表紙!
誰が描いてくれたのでしょう。(そしてなんでヘビなんだろう?(笑))

クラスによっては同内容の感想が多くて「先生の指示に引っ張られたかな?」というのもありましたが、ほとんどの子どもたちが「自分の言葉」で感想を書いてくれました。

中でも「授業後すぐ質問に来た」女子が、「それは私たちです!校長室にすぐ本も借りに行きました!」となんと表裏にびっしり感想を書いてくれた。ありがとう。

さて、もらった感想の中でも、秀逸と感じたモノを紹介しよう。
みなの感性と行動力に、拍手。

1 「物事の一つ一つにはそれぞれ意味があり、意味のないことなど一つもないのだと分かりました。私は勉強の見方が少し変わりました」6-2 ST

2 「追究することの楽しさ、分かったときの喜びを感じました。私はこれから自分が色んなことに関心を持ち、不思議を追及できるような人になりたいです」6-2 SS 

3 「紙コップにそんな科学があったのかと想い、前よりもっと科学が好きになりました」6-2 HS 

4 「自分が身の回りにあるモノについて全然見ていないことに気がつきました。これからは不思議に思ったことを、考え込まないでいろいろ試そうと思います」6-2 HM 

5 「自転車で新大久保まで行けるか、行けるなら何分かかるか、今はパソコンで調べているだけなので今度の土曜に実際に行って確かめてみます!」6-3 ??

6 「紙コップにあれほど深い仕組みがあるとは知りませんでした。こんなに深く考えたことがなかったので、これからは動いて考えます」6-2 YK 

7 「当たり前だと思っていた『座って考える』が、『動いて考える』に変わると、授業の内容も分かりやすかったし、あきなかったし、驚く発見がたくさんありました」6-2 AU 

8 「授業は座って考えて、たまにとなりの人と相談したりする『考える』ものだと思っていました。そんな私の常識がくつがえされました」 6-3 AC 

9 「いろいろな方法で試し、考えや答えをみちびきだすことがどれほど楽しいことなのかを学ぶことができました。三谷先生がとても楽しく授業をしてくれたことは、きっと忘れられないものだと思います」 6-3 CA 

10 「ずっと座って考え続けるより、立って足も手も使うことで頭がリラックスして、いろんなことが思い浮かぶようになりました。これからもやっていきたいです」6-3 MH

11 「今までにない、不思議という心を持つことができました。分からなくなったら、不思議に思ったら、まず動く。それを常に実行していきたいです」 6-2 HM 

12 「三谷教授に授業をしていただきわかりました。わからないことがあったら、「動く」「さわる」「比べる」ということをすれば絶対にわかる、ということを」 6-1 YH 

13 「モノには一つ一つエピソードがあるのだということ、モノの形には理由があること、がわかりました。将来はそのようなことを子どもに伝えます」 6-1 SY 

14 「今日やった実験で、これから私たちが『なくてはならないものを作り出す』のだということを伝えたかったのではないでしょうか?紙コップのふちはなくてはならないもの。これから先どんな、なくてはならないもの、が出てくるのか楽しみです」6-1 RT

そして、「芦花中に行きます。芦花中でもよろしくお願いします」という子もいれば、「ぼく達と会うのはもう無いかも知れませんが、次の学年にも科学教室を開いてください」という子も。どちらも、うれしいね。

『座って悩まず、動いて考える!』と「対照実験」
それが、中学生になるみんなへの、私からのプレゼントです。

2012年02月12日

Junio Design 橋本潤の「白レンガの壁棚Ⅰ(仮)」案

わが家には1ヶ所だけ、白いレンガタイル張りの壁がある。

玄関の裏側、リビングに面した、白いレンガを積み上げたような、綺麗な壁だ。
今は、真ん中に絵と電子ピアノ、両脇にCD棚が置かれ、でも左側のCD棚は55型TVの後ろで機能しない状態である。

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これをなんとかしたい。
折角CDを持っているのだから、これをきちんと開架したい。
そう思って、いろいろな方法を考えていた。

単純にCDケースをプラスティックケースからシート上にして厚みを減らすことでもそれは実現できる。
厚みが各々1/3になれば、右の棚だけでもCDがすべて収まるからだ。

でもそれだけじゃあつまらないなあと思っていた矢先、Junio Design(フーニオ デザイン)の橋本潤さんを知った。

個人宅向けの家具デザインもされていると言うことだったので、1月の4日に拙宅でお話しした。
そこでは直線的な、もしくは薄い板を空中に保持するような、そんなイメージの話をお互いにしていたと思う。

「では3月のお花見までに完成ということで、2月初にはデザイン案をいくつかお持ちしますね」

予定からは少し遅れて、今日、デザイン案が示された。
「持ってきたのは1案だけです」

そこには、いくつもの白い直方体の箱を、壁にランダムに配置した、まことに楽しいデザインのCD棚が・・・
いやこれは、CD棚ではない。この箱が、本やモノを置く台となり、壁全体を厚みのある棚に変えようという提案だった。

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う~ん、参った。

命名「白レンガの壁棚Ⅰ(仮)」


持ってきていただいた箱の模型を、壁に当てながら、箱の位置や大きさ、つくり方などを相談した。

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あ~、楽しかった。

後は、製作工場に見積もり用の設計書を渡して見積もりを取り、それをベースに契約・製作・施工と続く。
ただ、箱は白だが、背板のイロをどうするとか、いや背板は付けずにレンガを見せるか、とか、細かいデザインでの考慮内容はまだまだいっぱいある。楽しい、1月半となりそうだ。

トイレにCD、雑誌棚をつくったのは、ちょうど2年前。(こちら
あのときも、楽しかったがデザインは自分で考えたものだったから、今回の提案はまた格別。

ちなみに橋本潤さんは、このアイデアをひねり出すのに呻吟艱苦し、最後は「寝ているときに」(ベッドの上でと言う意味か?)ひらめいたそうな。
ありがとうございます~。

打ち合わせ後、子育て談義で30分以上、お引き留めしてしまった(笑)

2012年02月09日

長女の勘違い「saleの意味!」、三女の叫び「作るだけ!?」

日テレのZIP!には「小林ディクショナリー」という小コーナーがあります。

女優の小林聡美さんが、コントで英単語の辛口な意味をこじつけるもの。

その日はこれでした。それを長女と次女が見ていたそうです。

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次の瞬間、長女が次女の方を見て言いました。
「知ってた!?saleに自暴自棄っていう意味があるんだって!」

長女を哀しげな目で見つめる次女。
彼女は、お姉ちゃんが目を見開いて自分の方を向いた瞬間、悟っていたそうです。「ああ、こいつ、勘違いしてるな」と。

ほどなく、長女も気がつきました。小林ディクショナリー自体がただのjokeだということに。
彼女は弁明します。
「テレビを見てないと哀しいな」
確かに彼女の家にはテレビがありません。(正確には、あるが地デジ対応していない)

でも、すかさず次女が詰めます「そこじゃないでしょ」
確かに、常識に囚われない柔軟性は、素晴らしい。でもね、気がつきなさいよ、それくらい、と冷たく視線を投げる次女でありました。


同じく日テレのnews every.で、豆乳特集をやっていました。
豆乳ショップMr Beanには、朝から女性が集います。

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「朝7時から」とアナウンサーが言った後、三女が叫びました。「お店の時計が8時45分だった!」
鋭いね・・・。スタッフが早起きできなかったんだね。もしくは早すぎてお客さん居なかったんだね。

次はおからを使ったドーナツで有名な、はらドーナッツ(二子玉川店は閉店しちゃったけど)の姉妹店、はらロールです。もちろん豆乳入りです。

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大人気で1日1000本作ることもある、とアナウンサーがレポートします。
ほ~っと感嘆の声を上げた後、三女が叫びました。「作るだけ!?」

いや、売るでしょ、ちゃんと。
これは叫んだ後、小さくなって影に隠れた三女でした。


今日も平和なわが家の3姉妹の巻。ちゃんちゃん。

2012年02月08日

大田区職員研修 保育・児童館関係者向け2012

昨年度から、大田区で「教育関係職員向け研修」をやっている。
丸一日、正味7時間の研修だ。

大田区役所において教育関係者とは、主に保育士さんと児童館職員さんである。
区立保育園、児童館が各々、70以上あるので、その数は膨大である。

その方々向けに、決める力、伝える力、発想力の研修を行っている。
昨年やったペットボトル演習を削って、その替わりに「伝える演習」を加えた。

参加者は昨年と同じく30名強。保育士さんが中心だ。
彼女・彼らはとてもノリが良い。
子どもたちと日々接しているせいか、感情表現が豊かだし、言葉も出てくる。

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今回は研修の真ん中で質問コーナーを作った。
ただ「手を挙げて」では出てこないので「各チームで質問を1つ考えること」とした。
こうすると、必ず出てくる。集団心理の妙である。

・そのプレゼンテーションソフトは何か?(keynoteです)
・ご自身の子育てではこれらをどう活かしているのか?(最後に放牧的共育法として話します~)
・こういう題材はどうやって見つけてくるのか?(本と現場です!)
・今は理解したつもりでも復習をしないとダメだと思う。どうすれば?(本を読んでください!是非!)
・職場で勉強会をやってるのだが、そこの講師に呼べるのか?(もちろんです!)

とても良い質問がいっぱい、でした(笑) そして最後、こんな質問が。

・自分で考えろって言われるかもしれないんですけれど、これらを職場でどう活かせば良いでしょうか?

少し考えて、こう答えました。
私が保育士さん向けの研修をやろうと思い立ったのは、実は数年前の中央区での教員研修の場ででした。
小中学校の教員対象と思っていたら、保育士さんたちも参加されていて。
私のコンテンツはおわかりの通り、保育園児向けではありません。なのに、その方々からとても高い評価をいただいたのです。ここでの学びを職場で活かします!」と。
なのでやはり答えは「自分で考えてください」になると思います。みなさんこそが現場です。是非是非、よい活用法を考えて、そして私に教えてくださいね。
みなさん、期待しています!


今回の研修での1番の驚きは、「ほめる力演習」でのみなさんのノリ。
「気持ちがポジティブになった。すごくうれしい」との感想も。

2番目の驚きは、研修最初に「土曜に大人学研修で、高2の女子が参加していて、感想を聞いたら『親が出るべきと思いました』と答えていたんですよ~」と振ったら、休憩時間に女性が「その親でございます」と来られたこと。こいつはびっくり!


雪の舞う中、バイクで大森まで行ってきました。さむかったー。

2012年02月04日

大田区教育講座「子どもの発想力と決める力がアップする 究極の大人(親)学」

みんな必死でサバイバル中です(笑)
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2月4日の大田区教育講座「子どもの発想力と決める力がアップする 究極の大人(親)学」でした。

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2時間半あったので、決める力、発想力、生きる力、とフルコースにしましたが、決める力が盛り上がった(みんな時間オーバーしまくったとも言う)せいもあって、発想力はさわりだけ。
ああ、ハサミも紙コップも用意してもらったのになあ~

そして、参加者が真剣だったので、最後に20分オーバーして「生きる力=親学」をどーんと語りました。


ところで今回の参加者は、平均40歳の女性中心の30名。
年令は69歳から、なんと最年少は17歳。

終了後に、彼女と話しました。もちろん「親」ではなく、普通の高校生でした。

どうして来たの?→「親に、お前には(決める力、発想力が)必要だろう、と勧められました」

どうだった?→「う~ん。親が来るべきだったと思いました。私はこういう風には育てられてません!お小遣いも携帯電話も・・・」「どうすれば良いですかね?」

彼女には「親に『お手伝い至上主義でいこう!』を読ませる」「ただ自分の人生には自分しか責任とれないから自分で頑張るしかないねぇ」と伝えました。
今、気がついて良かったね。がんばろー

他にも多くの熱心な参加者がいらしてました。終了後も互いに何十分も話されていたり。
その中で、事務局としては少ないながら来ていた男性陣に「なぜ参加したのか?」を取材していましたね。やはりこういうイベントに来ることは少ないそうなので。

また、こういう機会が出来ると良いですね。


ちなみに17歳の彼女は、アンケートの「今後、子育てや大人の学びに関する講演会や学習会等があったら参加したいと思いますか?」に「参加したい」と答えてましたよ。
Good!