2012年02月12日

Junio Design 橋本潤の「白レンガの壁棚Ⅰ(仮)」案

わが家には1ヶ所だけ、白いレンガタイル張りの壁がある。

玄関の裏側、リビングに面した、白いレンガを積み上げたような、綺麗な壁だ。
今は、真ん中に絵と電子ピアノ、両脇にCD棚が置かれ、でも左側のCD棚は55型TVの後ろで機能しない状態である。

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これをなんとかしたい。
折角CDを持っているのだから、これをきちんと開架したい。
そう思って、いろいろな方法を考えていた。

単純にCDケースをプラスティックケースからシート上にして厚みを減らすことでもそれは実現できる。
厚みが各々1/3になれば、右の棚だけでもCDがすべて収まるからだ。

でもそれだけじゃあつまらないなあと思っていた矢先、Junio Design(フーニオ デザイン)の橋本潤さんを知った。

個人宅向けの家具デザインもされていると言うことだったので、1月の4日に拙宅でお話しした。
そこでは直線的な、もしくは薄い板を空中に保持するような、そんなイメージの話をお互いにしていたと思う。

「では3月のお花見までに完成ということで、2月初にはデザイン案をいくつかお持ちしますね」

予定からは少し遅れて、今日、デザイン案が示された。
「持ってきたのは1案だけです」

そこには、いくつもの白い直方体の箱を、壁にランダムに配置した、まことに楽しいデザインのCD棚が・・・
いやこれは、CD棚ではない。この箱が、本やモノを置く台となり、壁全体を厚みのある棚に変えようという提案だった。

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う~ん、参った。

命名「白レンガの壁棚Ⅰ(仮)」


持ってきていただいた箱の模型を、壁に当てながら、箱の位置や大きさ、つくり方などを相談した。

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あ~、楽しかった。

後は、製作工場に見積もり用の設計書を渡して見積もりを取り、それをベースに契約・製作・施工と続く。
ただ、箱は白だが、背板のイロをどうするとか、いや背板は付けずにレンガを見せるか、とか、細かいデザインでの考慮内容はまだまだいっぱいある。楽しい、1月半となりそうだ。

トイレにCD、雑誌棚をつくったのは、ちょうど2年前。(こちら
あのときも、楽しかったがデザインは自分で考えたものだったから、今回の提案はまた格別。

ちなみに橋本潤さんは、このアイデアをひねり出すのに呻吟艱苦し、最後は「寝ているときに」(ベッドの上でと言う意味か?)ひらめいたそうな。
ありがとうございます~。

打ち合わせ後、子育て談義で30分以上、お引き留めしてしまった(笑)