カテゴリー: 01 発想力

2009年12月17日

学びの源泉2 第41回掲載 「新しいハカり方への挑戦1:ハッブル宇宙望遠鏡」

源泉1からの通算では59回目となる連載である。

毎月必ず書いているので、来月で祝5周年、であろうか。

今回は、「ハカる」がテーマだ。
『発想の視点力』の第2章で紹介した、発想のための手法でもあった。

まず取り上げるのは、ハッブル宇宙望遠鏡。

この1千億円以上をかけた宇宙に浮かぶ11トンの円筒の、最終目的とは!

2009年12月08日

お手伝いと発想力についての4事例

9月に長岡市の教育委員会広報誌で「お手伝いと社会人力」について書いた。 

12月号向けに何を書こうかと思い、今度は「お手伝いと発想力」について、と決めた。 
さて、内容をどうするか・・・ 

で、改めて考えてみた。うちの3人娘たちはどうだったかと。 
お手伝いと発想力をつなげるのはかなり強引かと思ったが、いくつか出てきた。 

★洗濯もの系 
・次女 
– 小3くらいかな?洗濯もの係になった。5人分の洗濯物を洗濯機に掛けてから学校に行き、帰ってからそれを取り込んで畳み、しまうのが仕事。 
– 最初、特にやり方を教えるでもなく始めたのだが彼女は、いつの間にか自分で独自の畳み方を開発し、しまい方を作り上げていった。 

・長女 
– 同じく小3のころか?自分の洗濯物を畳むのがイヤで、お店屋さんを開いた。そして洗濯ものを妹2人に『売った』。 
– とりあえず畳まなきゃいけないものは手元から消えて、よし、と・・・ 

★料理系(お手伝いというより自発的) 
・次女 
– 小5のある日、パンを作り始めた。よる仕込んで朝早起きして焼いて、自分の朝食として食べる。成功したらお裾分け。6ヶ月間くらい続き、ある日、やめた。 
– その間、図書館のパン作りの本を漁りまくってあらゆるパンに挑戦。レシピ通りじゃつまらないと色々変えて、変えすぎては失敗していた、らしい 

・三女 
– 小5頃から、クックパッドがお気に入り。料理(主にお菓子)を作ることになると、彼女は一人黙々とサイトを検索し、良さそうなレシピを選び出し、材料を揃えて料理に取りかかる。密かに自分なりの工夫も混ぜるので、やはりときどき、失敗する。 
– われわれは、おいしいときは「おいしい!」と絶賛しながら食べ、だめなときは黙々と食べる。「・・・失敗だったね」とつぶやく三女の次の工夫を楽しみにしながら。 


2人とも口癖は「レシピ通りやったらオイシいのは当たり前」「それじゃ、つまらない」

こんなもんかなー

2009年11月26日

11/25CHANELの社内研修

昨日は銀座でCHANELの社内研修のお手伝い。
4階にあるホールで、店舗の方も含めた100余名を対象にした3時間のセッションだ。
講師として招かれたのは4名。私の他
・DeNAの南場さん
http://www.dena.jp/company/ceo.html
・イーウーマンの佐々木さん
http://www.ewoman.co.jp/2005_enjoy/aboutus.html
・サイバーエージェントの本多さん
http://www.tadafusahonda.com/blog/
なんか、すごいね~
これら講師に手弁当で参加させたのは私の高校時代の友人M。これも春の同窓会の成果か。
私は4人の筆頭として、30分間「発想力」研修を。
イロの不思議、コップの不思議、紙コップのヒミツと盛りだくさん。
まあまあ楽しんでいただけたのではないかな。
南場さんは、海外への事業拡大のお話、佐々木さんはワーキングウーマンのあり方のお話、本多さんは当世若者(デジタル・ネイティブ)のお話、が面白かった。
2時間の講演後は4人前に出てのパネルディスカッション。
M氏に振られるままに、一生懸命4人が話す。
鵜飼いの鵜匠と鵜の関係だね。
3時間の研修もあっという間に終わり。銀座の町を一瞬ふらつく。
写真はミキモトの恒例クリスマスツリーの下、ガラスの雪だるまたち。

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2009年11月21日

おかえり松中生(まっちゅうせい)

9:15集合で12名の卒業生が講師として集まった 
母校、永平寺町立松岡中学校の45才になった卒業生による「ようこそ先輩」イベントだ 

ここまでの準備をしてくれた事務局の友人たちこそ誉められるべきだが、それを引き出すのは我々講師の責でもある 

30年ぶりに会う友人もいて、本当はそいつらの話を聞く側に回りたい 
まあそうも行かず、発想力、紙コップ演習を24人の生徒たちにぶちかます 

新型インフルエンザが流行中ということで全員マスク姿なのが違和感があるが、そんなことは関係ない! 
バシバシすすめる 

反応してきらきら光るいくつもの目 

教室後方に陣取った私の同級生数名の目も光る 

最後に伝えたのは、私が中一のときに決めたこと 
ひとつは「まっすぐ歩く」こと 
もうひとつは「新聞を2紙読むこと」 

いずれも今の私を作り上げたヒミツの修業なのだが… 

午後は公民館で同窓会 

5時間近く、仲間たちとワイワイ、がやがや 
5年ぶりのヒト、15年ぶりのヒト、30年ぶりのヒト 

過去を語り、今と未来を語る 
楽しいねえ 


一次会で辞して今、大阪に移動中 
明日はグロービス

2009年11月03日

11/5 1930~第二回『アイ・カレッジ』開講

フジサンケイ ビジネスアイ主催の「アイ・カレッジ」が今年も開講される。

昨年は大手町の産経本社の一角で行われた。満員の中、大盛況であった
参加費が1000円なせいか、すべてを通しで申し込まれた強者も、何名か居たそう。
今年はまだ余裕があるらしい。
テーマは「発想力」
申し込みに間に合うか分からないが、興味ある方は是非。
ダメでもKIT虎ノ門に問い合わせたら可能になるかも。
金沢工業大学大学院 東京虎ノ門キャンパス事務室
フリーダイヤル0120-757-242
(平日10:00~20:00、土曜10:00~20:00)
E-mail:tokyo@kanazawa-it.ac.jp
〒105-0002 東京都港区愛宕1-3-4 愛宕東洋ビル12F
TEL:03-5777-2227 FAX:03-5777-2226

2009年10月22日

天王洲アイルで230人に講演

何かと話題のJALだけれど、社員の人たちはみなさんもちろん頑張っている。 

お客さま本部主催の、2日セミナーが昨日今日行われ、その基調講演?を行った。 

一歩進んだサービスを考える力をつけよう!ということでテーマは「発想力」 
90分強、230名を超す若手の皆さんにさまざまな演習をしてもらった。 
最後はもちろん紙コップ。


常識に縛られる、頭だけで考え込む、手がなかなか動かない、こういったことはほかの会社でも皆同じ。ちょっとだけその程度が強かった、かな。

よかった点を上げれば、議論が活発で醒めてはいない、前向きに学びを活かしていこうとする姿勢がある、理解力が高い、こと。 
もちろん頭の良さが、手の動かなさにつながってもいる。それを突破してこその資質の高さ。 

私の講演後も、研修は続き、部署を超え立場を超えた話し合いや発表がされたはず。 
そういった中で、私の講演での「学び」が役立っていたら、良いのだけれど。 


みなさん一人一人のチャレンジやがんばりが、お客さまにもきっと届く。 
ガンバレ!

2009年10月17日

タイトルマッチ3連戦

日本各地で、別の種目の世界タイトル戦を3つやった・・・そんな感じの一日。 

1.750~1000@KIT虎ノ門 
・今日は3期の「CRM特論」の最終回。全員による自社課題レポートの発表会だ。発表一人4分+質疑応答でどんどん進む。 
・成績の半分以上はこれでつく。でもみな最後追い込んだね。ご苦労様でした。 
・ほとんどのヒトが「これらの戦略を実際に社内で提案する」という。講師冥利に尽きる。 

2.1245~1430@神奈川県立希望ヶ丘高校 
・希望ヶ丘高校の、PTAでの教育講演会。70名余の保護者の方々(95%女性)が参加いただいた。テーマは「決める力」。ゆえに「サバイバル」を2連発。 
・4人一組のサバイバル議論は大いに盛り上がる。成績もなかなか。「墜落」はチーム、個人とも最高が26点。素晴らしい。でも、問題は、結果ではなく議論の仕方、考え方。

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・アンケート用紙を用意し忘れていたのだが、その場で手持ちの紙に書いてもらった。3cm角から30cm角まで、さまざま。 いろいろな「ストーリー」が垣間見えた。

3.1730~2140@名古屋 京加茂 
・電車と新幹線を乗り継いで、京加茂さんへ。名古屋は雨。直前まで雷も鳴っていたとか。でも30名弱に参加いただいた。グロービス軍団、財界の皆さん、そして本関係でも光書店の佐藤さん、T-ブレインの滝澤さん。佐藤さんたちには早速、10月24日からのGQ JAPANフェアを売り込み。 
・1時間弱の「発想力講演」にはみなびっくりしていた。まさかこんな高級料亭での食事会の前に、こんなマジな研修をやらされるとは( ̄∇ ̄) 
・そしてようやく、京加茂 亭主の土方さんによる懐石コース。とてもとてもおいしいのだが、私はテーブル巡りで大わらわ。土方さん今度は、ゆっくり食べに行きます! 
・タクシーで名古屋駅に急ぎ、最終ののぞみで新横浜へ。2327着。

2009年10月15日

渋滞学 実践編

渋滞学という学問がある。
いや、最近作られた。この世のあらゆる渋滞を研究し、解消するための方策を考え、さらにはそれを実践にもちこもうとするものだ。

(詳しくは『渋滞学』を。
高速道路での実証実験を本やテレビで見たときには、こんな実験をやっていた。
渋滞は時速50kmくらいを切ると突然起こる。その原因は車間距離だ。
近すぎては車は安定走行できない。連鎖反応的に流れが滞り、自然渋滞、が発生する。
時速100kmで走っていたのに、突然、時速20kmに、というやつだ。
だから全体の流れが遅くなってきたら、「車間距離維持部隊」が出発する。
渋滞発生予想箇所の前から、70kmくらいにおとして、車間距離を保ち、流れを制御する。
これだけで渋滞自体が起こらなくなる。
さて、一昨日の話。
希望ヶ丘高校に向かう途中、渋滞発生箇所の遙か手前から、高速道路上の制限速度の交通標識は「50」に変わっていた。空いているのに「時速50kmが上限ですよ」と。
最初は訳が分からなかった。
さらにご丁寧にパトカーまで出ている。パトカーが時速80~100kmで走っている横を、いくら空いているからとは言え、120km出して抜いていくバカはいない。
制限速度の70kmオーバーで、現行犯逮捕、である。
あれが、渋滞学の実践的手法のひとつだったんだ。
昔からやっていたのかな。
バイクだからあんまり関係ないけれど、工事現場付近の渋滞はたいしたことはなかった。
あの制限とパトカーのお陰かもしれない。
そんなことを、今更、気がついた。

2009年10月12日

発想クイズ:グラフの答え?

一日と言いながら、3日ほど経ってしまった。

自宅の仕事用PCが結局壊れ(立ち上がらない!)修理に出し、かつ大阪出張中だったので・・・
いや、言い訳である。
みなにもっと考えてもらうため、と開き直っておこう。
ともかく、グラフの話だ。
前回最大のヒントは、縦軸の話。
縦軸が対数で1から100万までの大きな幅を持っている

・しかも上下逆で小さな数字の方が上
普通は「良い方が上」で「悪い方が下」だ。
そして、一番良い1から100万くらいまであるもの・・・
そう、縦軸は「Amazon Japan内ので本のランキング」なのだ。
対象は「ビジネス書」
但しランキングは和書の中での(マンガも含めた)「総合ランキング」
そして横軸は?
ランキングが徐々に下がっていくのだから・・・「発売後経過日数」だ。
正解された方は、いるだろうか。
Amazon Japanに登録されるビジネス書は(おそらく)50万冊以上あり、和書は320万冊程度ある。
グラフはそのなかでの直近一年で発刊された50サンプルだ。
うち2つは、私の本。
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これが答え。
でも、本当は、ここからが『探求』の出発だ。
このグラフから分かること(仮説)は、なんだろう。
また、それをどう検証すればいいだろう。

2009年10月09日

女子栄養大学 「企画力強化」特別講義

バイクでびゅーんと一時間。 
環8→関越→鶴ヶ島ICから数分で、女子栄養大学である。 


私の愛弟子でもあり「見るだけヤセ! 脂肪を減らすカロリー事典」の著者である浅尾さんが講師をされている。 
午後イチ90分、皆さんの「カフェ企画」の初回発表に参加し、その後90分、「企画力 強化」講義をした。 

講義の正規登録者20名の他に、何十名かのopen参加者がいて、60名くらいか。 
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教員の方も含めて、全員女子。 

当たり前である。 

ビルの中も、2階と5階の隅にしか男子トイレがない! 
これまた需給から言えば当然である。 


90分の講義は楽しく進んだ。 
考え、議論し、発言する。その楽しさを、感じてもらえただろうか。 

座って悩んで考え込まず、手を動かし気づきと深掘りのきっかけを得る。 
その価値を、感じてもらえただろうか。 


まだまだ自ら手を上げるヒトは少なかったが、これも慣れの問題かな。 
みな、潜在力を感じさせた。 

浅尾姉に付き従い、ばりばり鍛えてもらって欲しい。 


帰りは途中車も多かったが、渋滞で200台抜き。(筆者推定) 
一時間ちょっとで帰宅。