カテゴリー: 01 発想力
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2010年02月25日
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2010年01月23日
2010年01月20日
カテゴリー: 01 発想力
2010年03月05日
日産自動車エンジニア150名研修@栃木&厚木
昨日は栃木工場に往復4時間かけて行ってきた。
折角だからと、「スマートドライブ」診断をしていただいた。
社内でも少ないというA1資格を持つテストドライバーからの直接指導付きだ!
今日は厚木のテクニカルセンター。
晴れたのでバイクでびゅん。往復でも1時間20分足らず。
発想力研修だが特に自動車会社向けにカスタマイズすることもなく、素でやったので
「自動車向けにはどう使うのか知りたかった」
「自分の頭が固まっていることが分かった」
「頭も手も、これほど動かないとはショックだった」
「手を動かし考えるといろいろなことが分かることに驚いた。」
Very good。 後は、任せた。
元同僚のS嬢に請われての研修だったが、日産のエンジニア150名余との楽しい時間だった。
連チャンは、ちょっと疲れたけれど(笑)
2010年02月25日
慶應MCC 5/12 夕学五十講
今度、慶應大学の丸ノ内シティキャンパス(MCC)で講演をすることになった。
「夕学(せきがく)五十講」というもの。
碩学から夕方に学ぶから、夕学と名付けたのかなあ、と勝手に思っている(未確認)。
で、碩学と言うにはおこがましいが、今年の前期25講の一人となった。
まあ、私の後輩も既にやっているから、大丈夫でしょ(笑)
と高を括っていたら「定員は最大300名です」と・・・
う、それは幾ら何でも・・・
1つだけ受けると5250円だそう。ふ~っむ。
▼慶應MCC定例講演会
『夕学(せきがく)五十講』
時間 18:30~20:30(開場 18:10)
会場 丸ビル7階 丸ビルホール
2010年02月24日
日経デザイン プロスクール
本日1300~1600、開催。「日経デザイン」主催の「プロスクール」と銘打たれた研修だ。
流石にかっこいい。
借りると幾ら掛かるのか分からないが、景色も良いし、什器や設備的にもきちんとしている。
天井からプロジェクターが3つも並んでぶら下がっているし(笑)
ホワイトボードはデザイン重視過ぎてちょっと不便だったかな。
今日は、場所に加え、参加者に特徴がある
・商品企画やマーケティングに携わるプロたち
・参加費2.3~2.8万円だが、大部分は会社が出している
そして、なぜだか、女性参加者が非常に多かった。6割超か。
なので雰囲気的には和やか。
3時間の研修の後、何人かとお話しした。
やはり、会社の中で「新規サービス開発」を託されているヒトたちが多かった。
「今の悩みの1つに答えが見つけられた気がします」
というウレシいコメントもあった。
たまにはこういったプロ相手の真剣勝負も、面白い。
2010年02月20日
都立目黒高校 生徒さん向け講義@KIT虎ノ門 実施
結局、高校生4名に大学生・社会人11名、先生1名の16名でやった。
4名ずつ、4チーム。
テーマは「経営・マーケティング学~発想力」
高校生をチームリーダーに指名し、大学生・社会人3名ずつと組んでもらった。
そんな経験もあんまりないだろうから、簡単ではなかっただろうが、2時間弱を、まあ楽しく過ごせたのではないかな。
「コップ一つとってみても、お茶一つとってみても、多くの人の思考がはりめぐらされているのに感動しました」
「もっと自分から行かなきゃ と思った」
その通り。
どんどん考え、行動して欲しい。
授業終了後、流れ解散としたのだが、テーブル毎に高校生が周りの年長者たちにいろいろ質問をしていた。
その人たちの「生き様」に興味を持ったのだろう。
いいことだね。
2010年02月15日
2/20土 都立目黒高校授業@KIT虎ノ門
生徒さんが数人、遊びに来る。
テーマは「経営・マーケティング学~発想力」で、90分の講義をやる予定。
一般参加者も募集中。
ご興味ある方は、連絡を。
1330~1530くらいデス。
2010年02月11日
講演3連戦:その2 福井県立図書館
1400から1530までの予定で、講演。
まあ、講演と言うより研修だけれど、100人弱の方々向けに、発想力をテーマにお話しし、また、考え手を動かし議論してもらった。
下は小学生、高校生から、上は70代の方まで、非常に幅広い層であったけれど、まあまあ上手く行ったのではないかなあ。
友人も何人か参加していたので、あとで感想を聞いた。
面白いのはひとりひとり、一番響いた点は違うと言うこと。
やはりみな、自分なりの問題意識やコンテクストがあり、それを通じて研修内容を消化していくと言うことだ。
講演後、何名かの方から個別に質問を受け、お話しした。
勉強しろと言ってもなかなかせず、言わないでいたらやっぱりしない男の子2人を抱えたお母さん。でも本は大好きらしい。
東京で働いたあと福井に帰ってきて、次の就職を考えている若者。
今日の学びを仕事に活かそうと、意欲的なビジネスパーソン。
これまた、見事にばらばらの背景たち。でもその真剣さは共通する。
大したお答えなど出来るわけではないが、みなさんの学ぶ力に期待して、精一杯のお話をする。
ここは福井の学びの場の殿堂とも言える場所。
少しでも、みなさんの行動に繋がるきっかけが作れたなら、と思う。
終了後、藤島高校のミニ同窓会に参加。
プラス、PTA活動のお手伝いごとを相談。こりゃ、なかなか難しそうだ。
帰宅は2330。
2010年02月10日
講演3連戦:その1 上志比中 立志式
幕末 福井藩の偉人 橋本左内が14才で「啓発録」を書いた。
大人になったのだから、甘えの心を絶つ、と。
今でも福井のほとんどの中学校で立志式が行われる。
今日は永平寺町の上志比中で、そのお手伝い。
午前中は授業、午後は立志式での講演だ。
授業は中学二年全員41名の合同授業。 発想力を80分。
みなの心に残る授業・講演になっただろうか。
2010年01月26日
水たまりと空
道ばたの水たまりが、鏡のように空を映し、同時に無限の深さを感じさせることがある。なぜなのだろう。
そう感じるのは、夏が多い気がする。
真昼と言うより、朝方か夕方?
いやそれは単に、外を歩いているのがその時間が多いから、だけなのかもしれない。
昔から疑問には思っていたが、実はちゃんと考え抜いたことがない。
光の屈折率から来る反射のせいかな、くらいに思っていた。
もしくは、背景(アスファルト)の暗さの効果か、とか。
でも、もっとちょっと深そうだ。
45度の角度で、水中から水面を見ると、全反射状態となる。
一方、空中から水面を見たとき、その反射率は角度が深い(真上から見るのが0度と定義される)ほど高くなり、80度で35%程度となる。 (偏光方向で全く違うが、その平均)
ふ~っむ。
また後で。
2010年01月23日
『ものの大きさ 自然の階層・宇宙の階層』
東京大学出版会のUT Physicsシリーズ。
一般のヒトにお薦めする本ではないが、「宇宙は自ずから定まっているのか」を考えたいヒトには、かなりお薦めである。
ここでは「典型的スケール」という数字を軸に、宇宙の謎を提示していく。
スケールとは時間や空間、質量等の大きさ(桁数)を指す。
例えばヒトの典型的サイズは1メートルで、典型的質量は100kg、時間は1秒(典型的サイズ分を動くのに掛かる時間)。
これが天体になると、
・恒星
・銀河
・銀河団
・宇宙
の各々で、これら典型的スケール間の関係が、全く違う。
銀河内に星は2000億個あるが、星と星の平均距離は星自体のサイズの3億倍。
一方、銀河団内の銀河同士の平均距離は銀河自体のサイズの20倍しかない。
つまりヒトが星だとすると、お隣のヒトまで3億メートル(30万㎞)だが、ヒトが銀河なら、お隣の銀河まで20メートルしかないということだ。
だから星と星の衝突は滅多に起こらない(銀河中心では別)が、銀河は衝突する。
(われらが銀河系も、あと30億年くらいでお隣の銀河、アンドロメダ銀河とぶつかる予定)
こういったことが第3章までに書かれている。
でも、この本の一番面白いのは第4章 「微視的世界と巨視的世界をつなぐ」だ。
ここでは2つのテーマが議論される。
・全ては物理法則と初期条件によって定まるが、そのどちらが効くか
・微視的な物理法則だけから、巨視的なスケールが定まるか
前者では、対象が宇宙級だと初期条件が効く、ということがわかる。
だから、今の宇宙の大構造を調べれば、その初期条件、つまり宇宙創世時の記憶が読み取れると言うことだ。
後者では、基本的な物理方程式から、あらゆる天体のスケールが導き出されていく。
ガス惑星、岩石惑星、太陽、白色矮星、中性子星(花粉一個の重さが1トン)、そしてブラックホールに銀河、銀河団。
「微視的世界と巨視的世界はつながっている」、そして「誕生直後の微視的な宇宙の状態を知りたければ、宇宙の最大級の構造を調べよ」ということなのだ。
そしてここ20年、宇宙最大級の構造がさまざまに調べられた。そこから分かった驚愕の事実とは!
しかし、この本の最大の価値はその答ではない。新たな問いだ。
この本は最後に、解くべき謎、答えるべき問いを提示している。
・宇宙や星、太陽系の年齢は、なぜ大体同じか
・今の宇宙の密度が、その典型的密度スケールより120桁も低いのはなぜか
自然というものが如何に当たり前でないか、を示していることに価値があるのだ。
宇宙は、絶妙なバランスと、奇妙なネジレと、桁違いのズレで出来ている。
それらは偶然か、それとも・・・
2010年01月20日
学びの源泉 通算60号 「新しいハカり方への挑戦2:MEMS」
学びの源泉も、通算60回目を迎えた。
#ジャイロスコープも内蔵したWiiモーションプラス
もう一つ、常識を変えたMEMSがある。リモコンへのアタッチメントとして開発されたWiiモーションプラスに組み込まれた「ジャイロセンサー」だ。
これを取り入れたことで「回転」がハカれるようになった。
加速度センサーは直線的動きをハカるには強いが、ひねり(回転)がわからない。だからゲームで言えば、ゴルフクラブのフェースの開き具合がわからない、ラケットでスピンがかけられない。
ジャイロセンサーはもともと、ロケットや航空機の姿勢制御用に開発されたもの。超高速の「地球ゴマ」が内蔵された数十キロの代物だった。
ところがMEMSで作られるようになり、さらにデジタルカメラの手ぶれ防止回路に使われて、爆発的に小型化と低価格化が進んだ。半導体技術で作られているので、量が出れば価格は劇的に下がる。
でも、カメラ用のままではゲームには使えない。結局「ピンポン」での利用などを考えて、性能を5倍に上げた。これで1秒間に4回半、腕を回しても大丈夫だ。
その他幾多の困難(*3)を乗り越えて、Wiiモーションプラスはリリースされ、既に1千万台近くが売れたという。
これにより、多くのソフト会社に「奥の深いスポーツゲーム」「より直観的な操作」の可能性を提供した。
「Wiiスポーツリゾート」のみならず、より革新的なゲームの登場を待とう。
(*3)任天堂のWii専用HPに、社長が訊く『Wiiモーションプラス』があり、詳しい