2008年07月10日

色鉛筆:おまけ~:三角四角五角・・・

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調べるといろいろあるもので

そもそも、鉛筆も六角とは限らない。

丸:一杯ある。主に、キャラクターもの。これはおそらく印刷に便利なため

三角:低学年の持ち方練習のため

四角:電車!

五角:合格!

色鉛筆だと、赤と黒を組み合わせたもの

(赤と青ではない)

これが斬新なのは、

・黒7:赤3 の長さ(使用頻度から)

・黒も直径3mm(製造上の問題から)

難しかったのは、黒を3mmに太くすることだったとか。

http://www.assiston.co.jp/?item=1169

おまけ情報、以上。

2008年07月10日

色鉛筆:解答編②

そう、衝撃の話である。

内部の芯を衝撃から守るのに、なぜ六角より丸の方が優れているのだろうか。

保護材の厚み、で考えたとき

・円だと常に2.35mmくらい

・六角だと最大2.50mm、最小2.06mmくらい

となる。

1割ほどの差であり、これで大きな違いになるとは思えない。

では、何か?

それは角の存在である。

衝撃とは、つまり、相手にぶつかったときの「反発の加速度」

角があると・・・

(まだ途中、また後ほど)

2008年07月09日

色鉛筆:解答編①

大体みんなが書いたとおり。

A. もともとは・・・

・鉛筆の起源は16世紀末、黒鉛を切り出した四角い棒

・黒鉛が不足したので粘土を混ぜて焼いて堅くして木軸で覆った

・最初は芯が四角で木軸は八角

・19世紀に芯が丸くなり・・・

・因みに鉛筆の芯は焼き固めて合って堅く、色鉛筆は乾燥だけなので柔らかい

さて本題。

B. 使うヒトにとって

・六角:筆記用には断面は3の倍数が指にフィットする。故に三角か六角がよい

・丸:描画用には少しずつ芯の角度を変えられる丸がよい。描画時には書くより塗る時間がほとんど(6~7割)だから

C:作るヒトにとって

・六角より丸の方が木くずが多いのは事実だが、標準の規格鉛筆を作る場合には、六角も丸も、原料の板は同じサイズ。つまり、コストは同じ

D:使うヒトにとって(続)

・六角:転がりにくく、机から落ちにくい(から芯が折れない)

・丸:転がりやすいが、丸芯からの距離が均等で、芯が折れにくい

さて、ここで問題は、芯の折れやすさの話。

現代では色鉛筆の芯は十分丈夫との話もあるが(三菱鉛筆)、やっぱり描画用に柔らかく作ってあるのだから柔らかく折れやすい(トンボ鉛筆)との話もある。

ここでは、柔らかく折れやすい、を前提に話を進める。

問題は、

「なんで丸軸の方が折れにくいの?」

ということ。

・丸だと衝撃が分散される

とか

・丸だと芯からの距離が均等で保護になる

とか

あるけれど、何がホントなんだろう。

その前に、そもそも何で、芯は折れるのだろう。

1. 落下・衝突の衝撃

2. たわみやしなりによる応力

3. ひねりによる歪力

が考えられる。

2.だと面白いことが一つ。それが「芯の太さ」だ。

鉛筆の芯はだいたい直径2mm。色鉛筆は3mmで、太いものだと5mm~6mm。

実は「細いモノは折れにくく、太いモノは折れやすい」のだ。

正確に言うと、色鉛筆の芯が太いのは、弱いからこそ強くするため、ではある。太い方が芯先だけを見れば、折れにくい。

でも、鉛筆全体をしならせるときには、細い芯の方が折れにくい。

細いパスタと太いパスタで実験してみましょう~

同じだけの角度を曲げるとき、どちらが折れやすいか?

応力はだいたいその太さに比例するので、曲げたときには色鉛筆の芯の方が、1.5倍以上の力を受けることになる。

1. だとそれほど簡単じゃない。

落下の衝撃を、吸収するってなんだろう?

丸だとそんなにいいのか?

この続きはまた明日。

2008年07月04日

マインドセットでの未解決問題:色鉛筆はなぜ丸い?

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先日のマインドセットでの中一授業

実は最後のQ&Aで、私が答えられなかった問題が1つ

それは

「なぜ色鉛筆は円柱か」

もともと円柱で、それが六角形になったのは知っていたが、なぜ色鉛筆だけ円柱のママ残ったのかは、気が付かなかった。

みなさん、分かりますか?

解答は、明日。

ヒント:鉛筆の本質は何か!

2008年05月09日

中学生ってやつは・・・

約90分の授業、無事修了。

参加者は中学3年の23名。

同時に走った12のプログラムの中では最大の規模。

まず最初の10分、持参したPCが繋がらず、更には学校PCがUSBメモリーに反応せず・・・危なかった。

ようやくスタートしたが、

・考えなく軽口的発言を繰り返す男子

・うざったいなという感じの男子

・とりあえず仲間内だけでこそこそ話す女子

の集団で、さてさてという感じ。

前半のクイズ、発想力的なところはまずまずの盛り上がり。

ところが、肝心のサバイバル演習で問題が三つ。

1. 軽口男子のチームは考えなくあっさり結論

2. 3割くらいの生徒が進みがすごく遅い

3. うざったい男子は途中で睡眠

で、1は放置。答えも大きく間違っているし、良い薬になるだろう、と。

2で悩む。

進行から言えば、切り捨ててちゃっちゃと進まないと、間に合わないし、出来ちゃった子たちがヒマになる。

でも、ここは決断。

その子たちを(急かしながらも)待つことに。

このサバイバルは、個々人でも「点数」が出るので、それが無いと参加感が無くなっちゃう。待ったことで、その子たちも身が入ったんじゃないかな。

その代わり、全体の1/3は諦めてやらないことに。

3で困る。

ボスっぽい子。席をムリに変えたせいか、チームの一体感もない。

本人も個人回答途中で寝ちゃってる。

そばに行って声を掛けたり揺すったり。しかも途中までの答を覗くと、良い線いっている。

そっと囁く。

「答え、良い感じじゃん。最後までやろう~」

なんとかかんとか彼も最後までやり切る。

地元レンジャー部隊の出した「正解」との答合わせ。

最優秀チームは、Bチーム。

だけど時間オーバーだったから失格だねえ。

色々話した後、個人の成績も聞いてみる。

なんと、最優秀個人は・・・さっきの、うざったいなボス。

彼の目が急に輝く。

そのまま最後まで、顔を上げて、話に聞き入ってくれた、ように思う。

12のワークショップに先だって、講堂で全体会が行われた。

出し物は、慶應SFCのフラメンコ同好会の人たちによる、フラメンコの実演。

カンター(歌い手)のお兄さんの声と、踊り手たちの足踏みの音が、心に響いた。

2008年05月02日

デンフタ:「決めると言うこと」

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生徒さん10名、社会人+大学生7名、卒業生2名が参加した情報システム論。

100分の授業が無事終了。

題名は「決めると言うこと」

途中のアドリブも含めて、結構上手く行ったと思う。

よかった。

直後に生徒の皆さんがパカパカ3分で打ち込んだFeedback、の一部。

「決める、ということ、なんとなく分かりました。これからもいろいろ決めることがあると思いますが、三谷さんの話を思い出したいとおもいます」

「凄く面白くて、納得のいくお話ばかりでした。様々な価値観や考え方を知って、すごく勉強になったし、物事に対する考え方が変わった気がします」

「私は余り判断力がない方なので、何かを選ぶということより、まず何を基準に選ぶかということに重点をおいてこれからは考えていこうと思いました」

「これからの人生にとても役立つお話が聞けたと思います。確かに捨てることは怖いので、なかなか決断ができない時もたくさんあります。けれどその場に適した判断を下せるような人にならなければならないなと思いました」

こういう一言が私の宝物。

特に「まず何を基準に選ぶか」のコメントに感激。

私は講義中、「基準」という言葉は使っていない。

でも、語り続けたのは、一言でいえばそういうこと。

最初からアイテムに突っ込むな。まず価値観や大戦略(=基準)をハッキリさせろ。そしたらそこから自ずから答は導かれる。

ご希望の方、いつでもどうぞ~~~

写真は「揺れるボール」

拡大してビューワーを左右に動かすと・・・

2006年08月23日

「突破するアイデア力」 怒濤の校正

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昨日で殆ど終わった・・・かなあ

午後は宝島社に詰めて、校正作業をやっていた。

1階のロビー兼打合せ場所で、回りの喧噪にもめげず、黙々と。

与論島の写真が欲しくて、与論の友人に電話したら、わざわざ撮ってくれた・・・

道と空とサトウキビ畑を入れてくれとリクエストしたら、早速素晴らしい写真が。

採用決定!

一旦は全て削られた写真の数々が編集努力で復活してとても嬉しい。

・本の表紙(地球幼年期の終わり、上弦の月を喰べる獅子、塔、湾岸ミッドナイト、寄生獣、ぼのぼの)

・風景など(与論島、薬師寺、福井の家)

・その他(大脳の海馬の図・・・)

てなところ。

今日で校了だが、大丈夫かなー。

表紙や帯のデザインも出来つつある。

こっちもなかなかナイスな感じ。

乞うご期待。

2006年08月19日

二子玉川 花火大会 8/19/2006

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今年入った新入社員が10人も来た。 
今日は二子玉川の花火大会だったからね。
屋上から見えるから、たまやー、って。

はは、それにしても騒がしくて元気なこと。

長女(中三)と話があってたねぇ。やっぱそっちの方が賭し近いからか。
でも新入社員諸君、それじゃあマズイかもよー。君たちが中学から変わってないってこっちゃ。

それはともかく。
天気にも恵まれ、よい花火でございました。

2006年08月14日

停電、電車不通、豪雨、快晴、盛り沢山な日

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朝起きて、朝食を買いに出ようと玄関を出たらシャッターが閉まらなくなっていた。シャッター会社に連絡すれどもちろん朝早すぎてダメ。

とかなんとかやってるうちに、家全体の電気が落ちていることが判明。ブレーカーが落ちたか?

近所を観察し、停電であることを知る。

こりゃ参った。東京電力に電話しても繋がらない。かなり大規模なのかな、と思いながら外出。

因みに電話もセコムも生きていた。流石。

そして、街を散策。

うーん、信号も消えているでないの。本格的だねえ。

近くのコンビニ(サークルK)はちゃんと営業。でもレジが死んでて、電卓で計算してる。ところがローソンはレジも動いている。流石。

信号が消え、店内の電灯もない、非日常空間。

なんとなく、楽しい。

そのうち街に電気が戻ってきた。ああ、つまんないなあ。でも、きっと困っていた人もいただろうし仕方ないね。

ついでに駅まで歩いてみる。

なんと、田園都市線も大井町線も不通とな!

それでもホームに人が続々向かう・・・偉いねえ。

1030になって出かけようとしたら突然の大雨。

慌てて傘を持って出発。

でも、自由が丘ではもう誰も傘を持っていない。うーっむ、雨ってやっぱり局所的気象現象なのね。

その後はずっと快晴。

ホテルオークラでたまたまやっていた収蔵品美術展覧会も見た。素晴らしかった。

で、傘を忘れないようしっかり握りしめて無事帰宅。

更に、テレビの修理が来たり、長女の友達が何人も来たり、入稿した原稿関係で一仕事したり・・・

さてさて、面白い一日ではあるね。

2006年08月04日

Accenture Farewell Party

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7月末、9年と11ヶ月勤めたアクセンチュアを退社。

そのフェアウェルパーティを開いて貰った。

着せ替えあり、プロのベリーダンスありの大パーティ。

受付まで来てあまりの騒ぎぶりに間違いかと一旦入口まで戻った人も多数いたとか。

180名のご来場者。

感謝します。