カテゴリー: 08 執筆生活

2014年10月10日

八重洲ブックセンターで『ビジネスモデル全史』講演

皆既月蝕明けの今宵は十六夜。

八重洲ブックセンター8Fで、『ビジネスモデル全史』の講演会でした。30名が集まり、質疑応答も活発。サイン会もしちゃいました。


八重洲ブックセンターでは、9/12の先行販売以来、ずっと『ビジネスモデル全史』をプッシュいただいています。
入り口脇の超一等地に、この列び!これが9月12日。

八重洲ブックセンター20140912 2mini.jpg

これが今日、10月10日。21時過ぎに、照明が落とされた後、外から遠距離撮影したのもの(笑)

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たまたま1F出入り口で閉店準備をされていた、ビジネス書売り場担当の書店員さんとお話。

「経営戦略全史はすごく売れましたよ。だから今回のビジネスモデル全史も、迷わずここに大きく列べました」
「ただ、どーんと売れてしぼむ本でなくて、経営戦略全史もビジネスモデル全史も、徐々に上がっていく本だと思います」
「こういった、長く売れ続ける本を、書き続けてください」

うれしかったなあ。

八重洲ブックセンターでは、最新著の『戦略思考ワークブック』(ちくま新書)を、『ビジネスモデル全史』の隣にならべる併売もしていただいています。

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この2冊、売り場の階が2Fと5Fで違うので、横に並べるって意外と大変なのです(T-T)

でもそんな大人の事情はともかく、元気にこの2冊、売れているようです。
よしよし。

さて肝心の、講演会です。
30人ほどが8Fに集結しましたが、なかなかに熱い集団でした。
30人でしたが、そこからの質問は尽きることなく……。

そして最後、サイン会。その列、末尾にいらしたのは女性3人でした。
・大学生
・お母さんと高校生

大学生は「勉強会での本が『ビジネスモデル全史』になって、今日講演会があるって聞いてやってきました!」と。行動派で素晴らしい。勉強会の成果をぜひ、教えてね。

高校生はお母さんに連れられて。でも「素晴らし大人たちを見た」と。2冊ものお買い上げ、ありがとうございました m(__)m (講演会の参加条件が、八重洲ブックセンターでの本の購入)

みんなの未来に、乾杯を。

2014年10月08日

『戦略思考ワークブック』ちくま新書、10月7日発売!

昨日、全国で『戦略思考ワークブック』(ちくま新書)が発売となりました。

丸善丸の内本店では、入り口の特設「全史」コーナーに加えられ、新書売り場にもどーん。

丸善丸の内本店20141007 3.jpg

丸善丸の内本店20141007.jpg

くまざわ書店ランドマーク店ではちくま新書棚に面陳されすでに数冊売れた様子。

くまざわ書店ランドマーク店20141007.jpg

くまざわ書店ランドマーク店20141007 2.jpg

でも、紀伊國屋みなとみらい店では、残念な置かれかた…。

紀伊國屋みなとみらい店20141007.jpg

毎月毎月新刊が4冊も出るからねえ。

でも不思議だったのが、くまざわ書店ランドマーク店で在庫検索をしたら、ビジネスモデル全史、経営戦略全史、戦略思考ワークブックのいずれも面陳してあったのに「在庫なし」と出たこと……。
店員さんは「タイミングの問題」と言っていたけど、新刊だけにその点はちょっと困りもの。

がんばれ、『戦略思考ワークブック』!

2014年09月22日

『ビジネスモデル全史』ジュンク堂名古屋店で週間ランキング総合1位!

『ビジネスモデル全史』の先行発売が始まったのが、9/11~12。

翌週すぐに書店の週間ランキングに入ったとの知らせが!

・有隣堂ヨドバシAKIBA店でビジネス書 2位!

有隣堂ヨドバシAKIBA店20140916 4.jpg


たった数日の実績で、週間ランキングに入りました。
Amazonはややこしくて、全体での30位とかにはなったのですが、「ビジネス・経済」への分類がいつまでもされず(9/22時点でもなし)、総合ランキングしかありません。
多分、ビジネス・経済ジャンルで5~6位には入るのですが。

・Amazon ビジネス・経済 5~6位(たぶん)

そして、9/20にKindle版が出てすぐに、Kindle版 ビジネス・経済での4位に入りました。
池井戸潤『株価暴落』はフィクションなので別扱いとして、1.3位は200~300円のもの。
2240円のKindle版、もの凄い売れ行きといっていいでしょう~。

70頁の大型無料版は1位なのでそろい踏みです。

Kindre20140920.jpg

先行販売店ではとてもしっかり列べてくださっていましたが、なんとブックファースト渋谷店(先行発売店では一番小さなお店)で、総合ランキング入り!

ブックファースト渋谷店1.jpg

左上が先行発売期間中。入り口正面の一番良いところです。
そして、

・ブックファースト渋谷店 総合4位!

ビジネスジャンルでなく、全体で4位とはびっくりです。
調べてみたら、大規模店である新宿店でも。

・ブックファースト新宿店 ビジネス2位、総合4位!!

ブックファースト新宿店20140922.jpg

三省堂神保町本店は、昔々、浪人時代にほぼ毎日お邪魔していたお店ですが、そこでも、ビジネスで僅差の2位だったとか。惜しい……。

・三省堂神保町本店 ビジネス2位

三省堂神保町本店20140922mini.jpg


そして昨日、『経営戦略全史』を日本で一番売った店、ジュンク堂名古屋店での売れ行きが出てきました。なんと、

・ジュンク堂名古屋店 総合1位!!

だそうです。

ジュンク堂名古屋店20140922 2.jpg

イカロスやレクサスを押さえての、総合1位なのでした。
いや~~、これはまあ、なんとも。

みなさんからの店頭ランキング情報、お待ちしています。


2014年09月17日

『ビジネスモデル全史』明日 9/18発売!

9/11より始まった、全国22店舗での『ビジネスモデル全史』先行販売は、望外の支持をいただきました。


ビジネスモデル全史CoverObi.jpg

多くの書店さんが期待を持って展開してくださり、いくつかのお店では最初の数日でその週(9/8~14)の週間ランキング入りも。
・有隣堂ヨドバシAKIBA店 ビジネス書 2位
・三省堂有楽町店 ビジネス書 7位

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とくに伊國屋梅田本店、三省堂有楽町店、丸善オアゾ店・日本橋店では多くのみなさんにお買い上げいただいたとか。
私もときどき店頭で見張っていたのですが(笑)、『ビジネスモデル全史』が購入される瞬間、を捉えられずに残念でした。次こそ必ず。

9/18からは全国展開となります。
日本中の多くの書店さんに列びます。是非手にとって、内容をお確かめください。

そのデザイン、紙質、イラストも唯一無二のものですので。

9月11日開催の刊行直前セミナー(アカデミーヒルズ、ディスカヴァー・トゥエンティワン 共催)には80名以上の参加者が見え、そのうち50名以上がその場で購入されました!びっくりです。ありがとうございました m(__)m

さて、今後予定している、『ビジネスモデル全史』発刊記念イベントは、下記のとおりです。種々参加条件がありますのでお気をつけください。会場で、お会いしましょう!

まずは今週末の、名古屋から!

・発刊記念特別セミナーin名古屋@Coworking Space A+LIVE セミナールーム

紀伊國屋書店 梅田本店・グランフロント大阪店・本町店@グランフロント大阪
9
月24日 19:00

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10月3日 19:00~20:35

・八重洲ブックセンター 10月10日 19:00~

丸善 日本橋店 10月15日19:00 ~ 20:00 

 
では会場で、お会いしましょう!

2014年08月27日

『ビジネスモデル全史』、カバーデザインできました!

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今日は平河町のディスカヴァー21の会議室に午後籠もって校正です。

4時間半、休憩ゼロで
・プロモーション打ち合わせ
・図版修正確認
・問題箇所確認
・索引チェック
をやりました。やり終えました!

意外と大変だったのが索引チェック。
すでにいったん索引語に対して、該当ページがピックアップされた状態なのですが、
・人名、団体・ブランド名、書名、キーワード、のどれに該当するのか
・不足語はないか、不要語はないか
・中国人の人名表記をどうするのか(漢字、発音、通り名)
・類似語をまとめるのか否か
・本の共著者としてしか出てこない人名は載せるのか

などなど。編集の原さんと、一語一語、確認しながら進めました。

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作業を終えて、さあ帰ろうかとしたとき原さんが「カバーの校正ができているかも」と。
電話で確認したら凸版の営業の方がちょうど永田町に辿りついたということで、数分まってゲットしてきました。

家に帰って切って『経営戦略全史』に被せたのがこれデス。

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実際には『経営戦略全史』より1mm厚くなるとか m(__)m

かつ、特殊な紙を使っているので、その調達も苦労されたようですが、なんとか目途が立ったようです。よかったよかった。

月曜校了、そして9/18全国主要書店で発売です!
東名阪の一部書店では先行販売もあるので、お楽しみに!

2014年08月17日

『重要思考演習【仮】』校正と『ビジネスモデル全史』セミナー

10月に新書で『重要思考演習【仮】』が刊行されます。
その校正ゲラがお盆前に届いて、それをいま、見ています。

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やり始めたら、「各章のまとめを改めて書く」と約束していたことを思い出して大慌て(笑)
でも、原稿を書き上げてから1ヶ月も経っているので、思い切って書けます。最中や直後は思い入れが強すぎて、うまく欠けなかったりするものです。
忘れるってダイジなこと。

もう1回、2稿のやり取りがあって私の手を離れます。それが8月末かな。
ただしまだ、図版のイラスト化などが行われていないので、作業は続く~。


そしてもうひとつが、『ビジネスモデル全史』です。
『経営戦略全史』につづいてディスカヴァー21から、9月発刊の運びとなりました。前回同様、刊行直前セミナーを2014年09月11日 (木) の19:30~21:00、平河町のディスカヴァー21本社で行います。
アカデミーヒルズとの共催ですが、希望者はどなたでも参加可能ですので、
こちらのd21HP、もしくは
からお申し込みください。

当日は刊行前に『ビジネスモデル全史』が購入可能です。そして参加者には秘密の特典が!?

こちらは明日、平河町で秘密の作戦会議 (ΦωΦ)フフフ…

2014年08月12日

『ビジネスモデル全史』刊行直前セミナー 9/11 1930~

まだカバーデザインも決まっていない『ビジネスモデル全史』ですが、その刊行直前セミナーが決定しました!

アカデミーヒルズとディスカヴァー21の共催で9/11(木)の1930~2100に、平河町のディスカヴァー21本社で行われます。

『経営戦略全史』でも同様のイベントがあり、あっという間に80人埋まってビックリしましたが、さて、今回はどうでしょうか。

申し込みは、こちらどうぞ。もちろん一般の方でも申し込みできますので。

2014年07月15日

1枚の写真からシリーズ:その1(解答付き)

公開の日時指定ミスでした m(__)m

以下、公開します。

#これはいったい何でしょう?

ある夜、HDDレコーダーに録りためた番組を見ていたら、こんな光景が目に飛び込んできました。

Assen0.jpg


一体これがどこの何の風景だか、わかりますか?

わからなければ、なにかしてみましょう。

クリックして拡大してみる、なんて素敵です。

 

もう少し拡大すると、こんな感じ。

フォームの始まり




フォームの終わり

Assen2.jpg


今度は、わかりましたか?

そう。これは、芝生の駐車場にズラリとならんだオートバイの姿です。

場所はオランダのアッセン・サーキット[1]。今年のMotoGP 8戦での様子です。フォームの始まり

フォームの終わり

最終土曜日の観客は9万人でした。私がビデオで見たのは、ヨーロッパ中から押し寄せた数万台のバイクがつくり上げた風景でした。

 

#本当の「問題」は、なんでしょう?

さてところで…...

ここでの本当の「問題」は、なんだと思いますか?

問題として出したら面白そうなことが、この①や②の写真から何か引き出せますか?

 

最初にこの写真を見てどう感じたでしょうか? 多分それでいいんです。そう、問題は、

「なぜ何万台ものバイクが、こんなに綺麗に整列しているのか?」

です。

不思議だと思いませんか?

②を見ても、白線など引いてある風ではありません。見えるのは、通路と芝生。それだけです。なのに、究めて整然と並ぶ数万台のバイクたち。

なぜこうなっているのか? が「問題」なのです。

 

#ヒント!

この問題、この①②の写真だけでわかったら天才級です。ぜひチャレンジしてみてください。

でも、丸1日考えてわからなかったら、諦めましょう。「天才ではなかったか」と。

ではここで、私と同じく①②だけではわからなかったみなさんのために、もう1枚、ヒント画像を見せましょう。

Assen1.jpg


このアッセン・サーキットのバイク駐車場の中で撮影されたものです。この写真に、答えが隠れています。じっくり探してみてください。


#答えは・・・ブリヂストンの山田宏さんより

バイクに乗ったことのあるヒトであれば、そもそもバイクの駐車場が「芝生」であることに違和感を持たれるかもしれません。正しい、違和感です。

芝生だと、駐車のためのスタンドが潜ってしまって、うまく立てられないからです。

そこに気がつけば、この問題、解けるかもしれません。もう一度、④の画像をよく見てみましょう

芝生の辺りに何か、見つかりませんか?

Assen11.jpg


白い部分だけが、コンクリートになっています。

ライダーたちはご自慢のバイクを芝生の上に駐車するのに、ここにスタンドを立てるしかありません。だから自動的にバイクが真っ直ぐに列ぶのです。

白線も誘導員も要りません。


この答えは実は、私が見つけたものではありません。公式タイヤサプライヤー[2]であるブリヂストンのモーターサイクルレーシングマネージャー 山田宏さんが、TV番組解説の中で話されていたのです。

MotoGPの中継番組中、①②の絵が画面に映されたときに彼は言いました。


「すごい綺麗に列んでますよね」

「オランダ人って、そんなに几帳面なのかと思ったけれど、駐車場に確かめに行ったんです」

「そうしたらスタンドを立てる場所だけコンクリートだったんですよ~」


流石、ブリヂストンの現場マネージャー。気になれば、ゴチャゴチャ言わずにすかさず行って調べる。

まさに「座って悩まず、動いて考える」の典型です。

その力こそがきっと、2002年のMotoGP参戦後、圧倒的存在だったミシュランを打ち破り、ケイシー・ストーナー(当時DUCATI)を2007年ワールド・チャンピオンにし、その後のワンメイク体制(タイヤ供給は1社のみ)を支えてきたのでしょう。

ブリヂストンの2015年でのMotoGP撤退は本当に残念です。

欧州で「尊敬される」数少ない日本ブランドのひとつなので……。



[1]
Assen Circuit
。アムステルダムの北東約200kmにあり、現在開催されているGPの中で最古。1949年から65年もの歴史がある。

[2] 2015年度末での撤退を決めた。

2014年05月10日

2014年のGW。田園調布雙葉高3授業と重要思考本の執筆と

次の本は『ビジネスモデル全史(仮)』(ディスカヴァー21)ですが、その次の本も「5月中旬には1章分のサンプル原稿を書く!」と筑摩書房さんと約束してしまったので、GWはそれに捧げました。


テーマはズバリ、重要思考なのですが、どう書くか、何を書くか、どんな構成にするかは、悩みどころです。
ここが一番面白いところでもあり、苦しいところでもあります。

経営コンサルティングの仕事をしていたとき、若者にこんなことを言っていたのを思い出しました。

「プロジェクトの方向性はある夜、マネジャーとパートナーが、部屋で立ち話して決まったりする」
「それを見逃すな」
「他のことと違って、そういった大きなジャッジの瞬間は、1プロジェクト当たり1~2度しか無い。だからそれを逃せば、経験できないで終わる」
「だから見逃すな。そしてムリヤリでも参加せよ」

本の構成と1章を書く作業も、それと似ています。
これが終われば、基本、あとは時間と腕力で書いていくしかないのです。
しかし、この本がみなに読んでもらえるものになるかどうかは、ここであらかた決まっているのです。たぶん。

構成は3回、変えました。
何を先頭に持ってくるのか、途中をどう流すのか。
いろいろ変えて、ちょっと書いてみたりして。
最終的にこれと決めて、図版も含めて、40頁分ほどを書きました。

スクリーンショット 2014-05-15 21.18.15.png

これがGW中の数日を掛けてやったこと。
(その後、数日かけてブラッシュアップし、5/15に編集者に方向性の確認のために送付。OKをもらう)

GW中もうひとつやったのは、高3向けの「決める力」授業です。
4/30午前中、大田区の田園調布雙葉高校にお邪魔して、選択授業 「情報社会学」を担当です。
12人を3チームに分け、3グループで「サバイバル」をやってもらいました。

いつもとちょっと違う入りをしてみました。みなを前に呼び寄せて、車座での座談会の雰囲気です。
それが功を奏したのかノリは全般的によく、最後まで集中も続きました。

100分授業後のfeedbackには、こんなコメントが。
わたしは日ごろから決断力がなく、優柔不断だなぁと思うことが多々あります。そのたびに、自分はそういう性格だからと思って流していました。
今回、三谷さんのお話を伺って、決めるのにはやり方があり、それをきちんと実行すれば決めることができるのだ、一つ一つ「なぜ」を追求し目的を定めれば自ずと決断できるのだ、と分かりました。
それも大変なことだとは思います。これから社会に出れば多くの課題に直面することもあると思いますが、リスクを省みず、捨てる勇気も必要なのだと思いました。頑張りたいと思います。本日はありがとうございました。


やった甲斐ありましたかね(^_^)v

ここから、みんなの人生を、自分で決めていこう。小さなことから、練習練習!


2014年04月23日

K.E.Y. Platform 2014 @Seoul で全体レクチャー講演!

昨年から始まった、韓国の大メディアグループ MoneyToday主催のK.E.Y. Platform
今年のテーマは「Business Model Disruption」なのですが、その初日午前の全体セッション(Plenary Session)で30分間のレクチャー講演を行いました。


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韓国のエグゼクティブたち1000名が見つめる中、英語でのプレゼンテーションだったので、緊張はしましたが、その分 準備は万端。用意した原稿をきっちり、しっかり読みました(笑)

30分のプレゼンテーションのために、
・いつものプレゼンテーション資料を組み合わせ、
・自分で英語に訳し(これだけで10時間以上かかった)
・アメリカ人の友人(芸術家で、同時にプロの英語指導者でもある)にその修正を業務委託し
・彼と自宅で夕食をともにしながら表現を練り直し
・英語での読み上げの練習を重ね
・最後にフェリー事故への気持ちを述べるための文章を添えること西にし、
・それを韓国語で読み上げるために、カタカナ翻訳wを日韓バイリンガルの友人に頼み
・その読み方を義妹と韓国での通訳さんに確認し練習

でも、英語は憶えきれなかったので(ゆっくりならできるが、それでは30分に収まらないし、スピード感がない)、読むことに決め、それで乗り切りました。

午前中4時間半の全体会議は、テレビで生放送もされたらしいのですが、一番の拍手をいただけたと思います。(なにせ、準備時間が違う(笑))

さて、この他にも、主催のMoneyToday側が用意したものが2つ。
テレビ局によるインタビューと、MoneyTodayによるインタビュー。

前者は、直前に台本を渡され、質問項目が5つほど。何かと思えば実は「テレビの収録」でした。びっくり!

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ドイツ人エグゼクティブ、HBS出身の若手韓国人、と私に司会者。
みんな英語上手だし、質問は途中で原稿と変わるし、もう、1時間余り、必死でした (T-T)

でも、「韓国ビジネスへのメッセージは?」と尋ねられて、
「韓国は世界から学んできた。日本の成功と失敗にも」
「なのにいま、同じ穴に落ちている気がする」「それはover-learning」
「知識に縛られるとそもそも考えないし、ジャンプもない」
「日本も韓国も子どもたちに対して知識を叩き込む教育が中心」
「子どもには『ヒマと貧乏』を!」
と答えて「ビジネスネタ→教育ネタ」への転換を図るくらいの余裕はありました(笑)

しかもこの話題に、若手か飛びついて米韓比較をしてくれたり、ドイツ人エグゼクティブが反論したりで、番組そのものが盛り上がったので、よかったです。
だって、司会者が振って皆が話すだけなんて、つまんないですもんねえ。

22日の昼に入って、23日の午前がカンフェレンス。
午後だけ時間があったので、通訳の方に案内してもらって、ソウル市内をお散歩しました。
で、宮殿跡もよかったけれど、曹渓寺(チョゲサ)が素晴らしかった!
韓国仏教の最大宗派の総本山ということで、いまは灌仏会(お釈迦様の誕生日祝い)の真っ最中。
蓮の葉に見立てた提灯が、境内を埋め尽くしていました。

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お布施をして札に名前とかを書くと、風鈴のようにそれを提灯に下げてもらえます。
色つきの部分はすべてもう「売切れ」状態でした。

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垂木の多さ、華やかさも秀逸。


古宮でとにかく楽しかったのは、その守護神?たち。

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みんな顔が違う。表情が面白い。

対称性の中に潜む非対称。
厳格の中に潜む諧謔。

いいなあ。

もちろん市内はほとんどのエンターテインメントイベントが中止になり、観光地も空いている感じでした。韓国の皆さんの自粛ムードのためかもしれませんが、相対的に中国からの観光客が非常に多く、古宮などでは半分以上がそうでした。

さて、2日ちょっとのソウルへの旅。
韓国食が苦手な私としては、d( ̄  ̄)なものとなりました(笑)