カテゴリー: 04 講演・講義

2010年03月18日

県立横須賀高校「生涯構想」発表会

2年生のあるクラス、37名全員の発表を、2時間強掛けて聞いた。
もともとは「全員分を聞いてから講評と講話」ということであったが、私らしい価値提供、ということで「プレゼンテーション」へのひと言、を各人にその場でfeedbackすることにした。
みんな急に緊張感が上がる(笑)
面白かったのは
・運動部の人たちは声が良いし物怖じしない
・原稿に頼らずスピーチできる人も数名いた
こと。
同時に何名かは、全く一年間のキャリア学習・調査をやらなかったのね、という人も居た。
その中でも、話や作文は出来て場をもたせることが出来る人も。
その人たちには
「う~~ん、しゃべりは良いけど内容は、無いよね」
と指摘。
本人たちも分かっていることだから、苦笑しながらうなずいていた(笑)
もうひとつ目立ったのは、時系列的記述。
要は日記風のヤツだ。
まずこれをして、つぎにこれをしました。そして最後にはこう思いました。おしまい。
これは、再構成力と努力の問題かな。
ただ、大部分の人は、この一年の活動によって、多くのことを得たようだ。
・自分の好き嫌いややりたいことの理解
・好き嫌いを超えたシゴトの意味
・生涯構想を考えるためのアプローチ作り
自由度の高いテーマからは、皆は勝手に学んでくれる。いいことだ。
最後に「講話」としてkeynoteで30分ほどお話。
・目的意識をもつことの大切さ。ただ座っていることの無意味さ
・シゴトとは「業種x職能」てで区切られたツブツブである。ゆえに専門的能力が必要で、これは早めに将来を見定めたヤツが強い
・同時にシゴトには普遍的能力が必要とされる。コミュニケーション緑野発想力や決める力など。ビジョンが決まらないならこれだけで勝負するしかない
・しかしその力はいつどこでも磨ける。まずは「問題が分からなくてもすぐ答の頁を見ない」から出来る
などなど。
その他
行き帰り、第三京浜、横浜新道、横浜横須賀道路経由で、50分弱。
衣笠ICから学校までがちょっと迷ったが、余裕で到着。
横須賀高校が提携する、文教大学、横浜国立大学からの方々が半分。一般社会人が半分、の布陣であった。
全発表者に対して、全員がいくつかの評価やコメントを書く、という方式も面白かった。
文教大学の指導によるものだろうか。今度、担当の中條さんとお話しするつもり。
で家に帰ってからは、Jの原稿修正中・・・

2010年03月05日

日産自動車エンジニア150名研修@栃木&厚木

昨日は栃木工場に往復4時間かけて行ってきた。 
折角だからと、「スマートドライブ」診断をしていただいた。 

社内でも少ないというA1資格を持つテストドライバーからの直接指導付きだ! 

今日は厚木のテクニカルセンター。 
晴れたのでバイクでびゅん。往復でも1時間20分足らず。 

発想力研修だが特に自動車会社向けにカスタマイズすることもなく、素でやったので 
「自動車向けにはどう使うのか知りたかった」

という声も。

しかし多くは「業務にどう活かすかは自分次第」「是非活かしたい」との積極的な声だった。 

「自分の頭が固まっていることが分かった」 
「頭も手も、これほど動かないとはショックだった」 
「手を動かし考えるといろいろなことが分かることに驚いた。」 

Very good。 後は、任せた。 


元同僚のS嬢に請われての研修だったが、日産のエンジニア150名余との楽しい時間だった。 

連チャンは、ちょっと疲れたけれど(笑)

2010年03月03日

来年度と明日の話for社会人教育

大学院関係は、日程もほとんど全て、確定した。 

KIT: 「戦略思考」をテーマに、戦略思考要論、特論、演習。さらに、CRMとビジネスアイデア特論を講義。5講座か。もちろんゼミがほぼ毎週~ 

早稲田:CRMを前期に隔週2コマずつ7回。6.7月にビジネス思考という新講座を守口教授と半々で。 

グロービス:イノベイティブストラテジーを東京と大阪で1講座ずつ。 

今年度と大差はないが、早稲田のが一つ増えた。 
もうこれくらいにしておかないとねえ。 


明日は、友人に頼まれて、日産の栃木工場まで。 
「発想力」研修を、80名のエンジニア向けに。 

明後日は厚木で同様に。 

晴れたら片道110kmをバイクで行くつもりだったが、ちょっとダメかなあ・・・ 
栃木では、テストコースを走らせてもらう予定。 

ただし、安全・エコ運転講習(笑)

2010年02月25日

慶應MCC 5/12 夕学五十講

今度、慶應大学の丸ノ内シティキャンパス(MCC)で講演をすることになった。
「夕学(せきがく)五十講」というもの。
碩学から夕方に学ぶから、夕学と名付けたのかなあ、と勝手に思っている(未確認)。
で、碩学と言うにはおこがましいが、今年の前期25講の一人となった。
まあ、私の後輩も既にやっているから、大丈夫でしょ(笑)
と高を括っていたら「定員は最大300名です」と・・・
う、それは幾ら何でも・・・
1つだけ受けると5250円だそう。ふ~っむ。
▼慶應MCC定例講演会
『夕学(せきがく)五十講』
時間 18:30~20:30(開場 18:10)
会場 丸ビル7階 丸ビルホール

2010年02月24日

日経デザイン プロスクール

本日1300~1600、開催。「日経デザイン」主催の「プロスクール」と銘打たれた研修だ。


会場は、東京ミッドタウンのタワー5F、デザインリエゾンセンター。
流石にかっこいい。
借りると幾ら掛かるのか分からないが、景色も良いし、什器や設備的にもきちんとしている。
天井からプロジェクターが3つも並んでぶら下がっているし(笑)

ホワイトボードはデザイン重視過ぎてちょっと不便だったかな。


今日は、場所に加え、参加者に特徴がある
・商品企画やマーケティングに携わるプロたち
・参加費2.3~2.8万円だが、大部分は会社が出している
そして、なぜだか、女性参加者が非常に多かった。6割超か。
なので雰囲気的には和やか。
3時間の研修の後、何人かとお話しした。
やはり、会社の中で「新規サービス開発」を託されているヒトたちが多かった。
「今の悩みの1つに答えが見つけられた気がします」
というウレシいコメントもあった。
たまにはこういったプロ相手の真剣勝負も、面白い。

2010年02月20日

都立目黒高校 生徒さん向け講義@KIT虎ノ門 実施

結局、高校生4名に大学生・社会人11名、先生1名の16名でやった。
4名ずつ、4チーム。
テーマは「経営・マーケティング学~発想力」
高校生をチームリーダーに指名し、大学生・社会人3名ずつと組んでもらった。
そんな経験もあんまりないだろうから、簡単ではなかっただろうが、2時間弱を、まあ楽しく過ごせたのではないかな。
「コップ一つとってみても、お茶一つとってみても、多くの人の思考がはりめぐらされているのに感動しました」
「もっと自分から行かなきゃ と思った」
その通り。
どんどん考え、行動して欲しい。
授業終了後、流れ解散としたのだが、テーブル毎に高校生が周りの年長者たちにいろいろ質問をしていた。
その人たちの「生き様」に興味を持ったのだろう。
いいことだね。

2010年02月15日

2/20土 都立目黒高校授業@KIT虎ノ門

生徒さんが数人、遊びに来る。
テーマは「経営・マーケティング学~発想力」で、90分の講義をやる予定。
一般参加者も募集中。
ご興味ある方は、連絡を。
1330~1530くらいデス。

2010年02月12日

講演3連戦:その3 美濃加茂・可児JC講演

お昼過ぎに福井の家を出て、特急シラサギに乗った。 
普通は米原で東海道新幹線に乗り換えるところだが、そのまま乗って、岐阜まで。 
そこで名鉄に乗り換えて、犬山経由で、可児市の日本ライン今渡駅下車。 

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講演会場は駅から車で数分の可児市の
文化創造センター。 

ものすごくかっこいい建物。イスも調度品も洒落ている。 
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今日のは美濃加茂・可児JC合同の例会である。 

一般・教育関係の参加者も加えて、100名弱の皆さんが集まった。 

約2時間、決める力をテーマに、演習と、講演を。 
最後は子育て論~~~ 

その後の立食パーティで、色々な方とお話しできた。 
歯科の技術を活かして、爪に付けるジュエリーを開発した歯科技工士さん。 
超逆風の中、前向きさを失わない自動車部品会社の社長さん。 
みな、30代、20代。 

素晴らしい。みなさんのますますの活躍を期待したい。 


22時過ぎにおいとまして、電車で名古屋に。 
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駅のホテルに泊まって明日早朝、東京へ。午後から虎ノ門で公聴会。6期生を中心に、最後の関門だ。 

以下、おまけ。 

・米原では前後が入れ替わるのでイスの向きを乗客が一斉に変える。久しぶりで楽しかった。それもあって、シラサギの1号車は雷鳥の1号車とは逆の向き 

・岐阜駅から名鉄岐阜駅まで数分の距離。しかもJR岐阜駅内にはまったく名鉄の表示がない!ただ、案内の方がうろうろする私を見つけて、「お困りですか」と。助かった 

・岐阜から犬山からまでの電車は、各停だったのに、途中で急行に名前が変わり、また戻った。面白い・・・ 

・日本ライン今渡の日本ラインは、ライン下りのラインだった。しかも、ライン下りのラインはライン川のラインだった!しらなんだ

2010年02月11日

講演3連戦:その2 福井県立図書館

1400から1530までの予定で、講演。


まあ、講演と言うより研修だけれど、100人弱の方々向けに、発想力をテーマにお話しし、また、考え手を動かし議論してもらった。
下は小学生、高校生から、上は70代の方まで、非常に幅広い層であったけれど、まあまあ上手く行ったのではないかなあ。
友人も何人か参加していたので、あとで感想を聞いた。
面白いのはひとりひとり、一番響いた点は違うと言うこと。
やはりみな、自分なりの問題意識やコンテクストがあり、それを通じて研修内容を消化していくと言うことだ。
講演後、何名かの方から個別に質問を受け、お話しした。
勉強しろと言ってもなかなかせず、言わないでいたらやっぱりしない男の子2人を抱えたお母さん。でも本は大好きらしい。
東京で働いたあと福井に帰ってきて、次の就職を考えている若者。
今日の学びを仕事に活かそうと、意欲的なビジネスパーソン。
これまた、見事にばらばらの背景たち。でもその真剣さは共通する。
大したお答えなど出来るわけではないが、みなさんの学ぶ力に期待して、精一杯のお話をする。
ここは福井の学びの場の殿堂とも言える場所。
少しでも、みなさんの行動に繋がるきっかけが作れたなら、と思う。
終了後、藤島高校のミニ同窓会に参加。
プラス、PTA活動のお手伝いごとを相談。こりゃ、なかなか難しそうだ。
帰宅は2330。

2010年02月10日

講演3連戦:その1 上志比中 立志式

幕末 福井藩の偉人 橋本左内が14才で「啓発録」を書いた。 
大人になったのだから、甘えの心を絶つ、と。 

今でも福井のほとんどの中学校で立志式が行われる。 

今日は永平寺町の上志比中で、そのお手伝い。 
午前中は授業、午後は立志式での講演だ。 

授業は中学二年全員41名の合同授業。 発想力を80分。 


中心はコップ/紙コップ演習だが新ネタがひとつ。
それは「丸い交差点のナゾ」
フランス等に多いランナバウトと、普通の信号付き交差点との差を考えるもの。

難易度高いかと思ったが、みな、頑張っていた。

午後は2年生による立志式。
1人1人が自らの「立志」を、漢字一文字を書いた色紙を手に宣言する。
みな、声が大きくはっきり出ていて素晴らしい。

その後、全校生に向けての「立志式記念講演」
1時間あまり、声を出してもらったり、クイズを考えてもらったりの、参加型。

こちらもみな、結構ノリも良かったし、集中力も切らさずにいた。
Q&Aでもいろいろな質問や感想が出てきたね。
担当は決まっていたのかもしれないが、ちゃんと、考えて話していた。


終了後、校長の藤田みすずさんと感想戦および雑談。
「教えすぎない」ことの意義と難しさについて。
「勉強しろって言わない」ことの価値と難しさについて。

学校を出るとき、男子たちは玄関内で、女子たちは玄関外で、声を上げたくれた。
「ありがとうございました〜」「楽しかったで〜〜〜す」
「またきてください〜〜〜!」

ありがとう。
私も楽しかった。


みなの心に残る授業・講演になっただろうか。