カテゴリー: 01 発想力

2008年11月14日

11/20のデンフタ情報論授業 準備

11/20は田園調布雙葉で高3女子相手に情報論の授業。

今回は「情報と発想」がテーマだからちょうど良い。

とはいえ、90分の授業をどう使うかは思案どころ。

身近なテーマでの討議で盛り上げたいところだが・・・

高3女子に身近なテーマかあ。

人生とか将来とかじゃ、他の人と同じだし。

商品開発系かねえ。

とか、いろいろ考えているところ。

「今から目指そう、カッコイイお母さん!」

とか???

11/27は福井の河和田小学校で講演と授業。

本当は親向けの講演を頼まれたのだけれど「子ども向けも」ってお願いしたのだった。

で、3年生向けの授業もすることに。

45分、小学3年生。

これはチャレンジングだ。

おっと11/21にはJ-Collegeもあるぞ。

これは大人向けだし、ちょっとハイブローで行くかぁ。

ということで、準備は続く・・・・

2008年11月11日

福井市和田小の子どもたち

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350名の4~6年生、30名の保護者、10数名の先生方を相手に、60分間お話。

講演の終わった後、残ったのは

・意外なほど出た質問

・380枚のフィードバックシート

両方とも、宝物だ。

いっぱいの驚きと笑いのうちに終わった講演。

でも、「質問をどうぞ」って言われてもねえ。

恥ずかしくてできないよね。

と思っていたら、4年生の男の子が手を挙げた!

そうしたら4年生が次々と。

女の子まで。

やっぱりちっちゃい方が物怖じしないかあ。

そこで6年生が奮起。

続いて5年生も。

6~7名が「どこの国が一番不思議でしたか」とかの質問を私に投げかけた。

座っているだけだとダメだと思って、途中で2分ずつ取って

「イロのフシギを見つけよう」

「円柱のものを見つけよう」

と、書いてもらった。

そして、同じ紙に「1~4」の4段階評価も。

教室に戻ってから回収してもらったのだけれど、いくつかのクラスでは

「感想」

を表や裏に、書き込ませてくれていた。

曰く

「役に立つと思うのでおとなになるまでずっと覚えていようと思います」

「僕も1時間はなぜ60分なのだろうって4年生の時に思いました」

「知らないことがいっぱいあるのでびっくりしました」

「なぜプロパンガスボンベが円柱なのか考えます」

これもとても楽しく読ませてもらった。

スキャナーで読んで、原本はお返ししなきゃね。

子どもたちがφ(`д´)メモメモ…代わりに、いろいろ書き込んでいるのだもの。

ちょっと間違ったりしているけど。

「グーグルマース」

とかね。

最後に、お花をもらった。

福井においてきたけれど、凄い花束!!!

11/27には鯖江市の河和田小学校で、保護者向け講演と、子どもたちへの授業。

午後にはその打ち合わせもしてきた。

こんどは3年生だ!

強敵だ・・・

福井の気温は低く、体育館での体育座りは後半、つらかった様子

2008年11月02日

DIME 08/11/18号 記事 発想力問題

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イマドキ入社試験で”脳トレ”大作戦!

という触れ込みの記事である。

http://xbrand.yahoo.co.jp/magazine/dime/1832/1.html
http://xbrand.yahoo.co.jp/magazine/dime/1832/6.html
に詳しく載っている。

2008年10月24日

サンケイ・ビジネスアイ 公開講座

10日間連続の講座で、毎日別のヒトが講師となる。

24日は私。1930~2100の90分間、「発見力」をテーマに。
ここ一年くらいで生み出した、最新コンテンツだ。

なぜかFax申し込みのレトロな運営だったが、幸いなことに70名の定員はすみやかに埋まったよう。

参加メンバー中最速だったとか。(^^)V

70名の登録、65名の出席。

それに本当の関係者10名と、そうでない似非関係者(笑)4名余り

会場は割と狭く、満タン状態。

マイク無しで十分な広さでもある。

90分、3分くらい余して終了。

こういう見知らぬ人が集まる講演の割には盛り上がった。

笑いを10回はとった。よしよし。

85点!

特徴

・年配の参加者が結構居た(10回全部出る強者も数名とか)。ノリは良かった

・アンケートで、面白かった、は殆ど5だが、流石に、役に立つか、は4か3

・最後にちょっと言った「子ども向け教育に注力してる」が意外に受けた

アンケートを書いてくれた人に、都立高校の先生まで居て、今後に繋がるかも、の期待。

それにしても勉強熱心なことだ。どこの学校だろう。

サンケイの方と、直前直後にお話

・70名定員にあっという間に100人fax応募。30人分、電話で断るのに大変だった

・サンケイとしても教育系でいろいろやりたい

ひょんなことで決まったイベントだったが、存外の成果。

2008年09月06日

なぜミニチュアに見えるのか?

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と、いうことで。

1. まずは視点。普段はない、斜め上からの視点

2. そして焦点深度が極端に浅いこと。遠くから見ると遠近両方がピンぼけしたりはしない。近くで見るときだけの現象

3. 遠くに行くほど空気で霞む、がない

4. 色の階層が少なく、ビビットに、かつディテールがつぶれている

絵の具を塗った感じ

本城直季さんはこれを、特殊なカメラを使うことでほとんど加工無しで、実現。

2. 以降を加工でやる手もある。

添付の写真は、その加工前、加工後。

2008年09月05日

ミニチュア?

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良くできたミニチュアの写真?

そう、実物である。

しかも、加工はほとんど無し。

本城直季さんの、作品。

なぜ、ミニチュアに見えるのか、分かるかな?

2008年08月11日

東洋経済:思考力


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いつの間にか、出てた。

8/11発売の2008年8月16・23合併特大号

http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/index.html

「超」速戦脳力を鍛える!

─夏期集中3日間─ 使える情報力、対人力、思考力

という題名で、その3日目、が私。

1日目 情報力

早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授 野口悠紀雄

小説家 真山 仁

2日目 対人力

ジャーナリスト 池上 彰

3日目 思考力

(1)本質を見抜くと発想がジャンプする

KIT虎ノ門大学院教授 三谷宏治

まだ私読んでないのだ・・・今回は原稿の校正も全くなかったし、ちと不安。

でも、最近私が「思考力」で何を考えたりやったりしているか、が分かるハズ。

2008年07月12日

色鉛筆:完結編~色鉛筆はなぜ丸いのか

最後に残ったナゾ。

丸と六角では、ぶつかったときの衝撃に差があるのか?

鉛筆の端を持って、机に軽く打ち付けてみよう。

コンコン

その時手に感じる振動が鉛筆内を伝わる「衝撃」だ。

この衝撃がどれくらいの大きさなのか。

丸と六角で差があるのか。

六角と言っても角は丸く削られている。その丸さは大体鉛筆の芯くらい。

つまり直径2mmの棒を打ち付けているのと同じということだ。

鉛筆がコンコン机に打ち付けられるときに、鉛筆(=芯)にかかる加速度はどれくらいだろうか。

人間が耐えられる最大加速度は9G。スペースシャトルで4G。

誰もちゃんと計測したヒトはいないと思うが、おそらく数十Gに達する。

加速度の簡単な計算だが

加速度=速度変化÷接触時間

1G=9.8m/s2

なので、鉛筆の速度が秒速1m、机との接触時間が0.01秒とするとなんと20G!である

で、問題はこの「衝撃」である。

丸(直径7mm)と六角(=直径2mmの丸から全体へ)で衝撃の伝わり方はどう違うのか?

すぐ分かるのは机との接触面積が何倍か違うだろう、ということ。

これが3倍違えば、机にぶつかったときに掛かる面積当たりの力(つまり圧力)は3倍違うことになる。

六角では、この3倍の力(=3倍の変形や歪み)が、秒速1km以上の速度で伝わっていく・・・

イメージできるだろうか?

机に軽く叩き付けた鉛筆。

その角は机とぶつかり変形し、局所的に大きな力を発生する。

鉛筆全体を20Gで加速するような力が、木軸全体に瞬時に伝わっていく。

時速数千キロの衝撃波となって・・・

芯を破壊するのはこういった衝撃波なのだろう。

その衝撃波の力が、角と丸では数倍違う。

だから、色鉛筆は、丸。

おしまい。

2008年07月10日

色鉛筆:おまけ~:三角四角五角・・・

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調べるといろいろあるもので

そもそも、鉛筆も六角とは限らない。

丸:一杯ある。主に、キャラクターもの。これはおそらく印刷に便利なため

三角:低学年の持ち方練習のため

四角:電車!

五角:合格!

色鉛筆だと、赤と黒を組み合わせたもの

(赤と青ではない)

これが斬新なのは、

・黒7:赤3 の長さ(使用頻度から)

・黒も直径3mm(製造上の問題から)

難しかったのは、黒を3mmに太くすることだったとか。

http://www.assiston.co.jp/?item=1169

おまけ情報、以上。

2008年07月10日

色鉛筆:解答編②

そう、衝撃の話である。

内部の芯を衝撃から守るのに、なぜ六角より丸の方が優れているのだろうか。

保護材の厚み、で考えたとき

・円だと常に2.35mmくらい

・六角だと最大2.50mm、最小2.06mmくらい

となる。

1割ほどの差であり、これで大きな違いになるとは思えない。

では、何か?

それは角の存在である。

衝撃とは、つまり、相手にぶつかったときの「反発の加速度」

角があると・・・

(まだ途中、また後ほど)