カテゴリー: 01 発想力
2010年07月26日
2010年05月31日
2010年05月19日
2010年05月14日
2010年05月13日
2010年04月28日
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2010年04月02日
2010年04月01日
2010年03月19日
カテゴリー: 01 発想力
2010年07月26日
ロウソク問題の解答例~『特別講義 コンサルタントの整理術』重版記念!
『特別講義 コンサルタントの整理術』の重版が刷り上がってきた。
これまでお買い上げいただいた皆さんのおかげであり、また、全国の書店さんが扱っていただいているお陰である。
さて、もう独自に調べられた方も多いだろうけれど、予告通り、こちらのHPでも「ロウソク問題」の解答例を示そう。
(以下は先日、「学びの源泉」で書いた内容と一部を除いて同じである)
#難しい問題、の存在
通常、日々取り組む作業テーマには、さまざまな難易度のものがある。
超簡単:誰でも出来るが、振る相手がいないか、暇つぶしでやるもの(大抵前者…のハズ)
超難問:全く解決策が見えないが、振る相手がいないか、一攫千金狙いでやるもの
難問:頑張れば出来そうだが、新しいアイデアと労力が掛かりそうなもの
簡単:労力は必要だが解決策は見えているもの
問題は、難問、の扱いだ。
超難問は基本的に避けるべきで、よほどの余裕があるときに取り組めばよい。でも、難問クラスにトライしないと、儲けたり稼いだりしたりはしにくい。
簡単な問題の解決で儲けられるほど、世の中は甘くない。いや、甘くなくなってきた、というのが正しい表現だろう。
でも、その扱いがみな、上手ではない。ただ頑張ったって、ダメなのだ。
#ドゥンカーのロウソク問題
心理学者のKarl Dunkerは、ある実験をした。被験者に図を見せて「マッチと箱一杯の画びょうがあります。テーブルに蝋がたれないようにロウソクを壁に取り付けてください」と尋ねたのだ。
被験者たちはなかなか正解に辿り着けない。この問題は、ちょっとした発想の転換を必要とする(でも労力は要らない)、結構な難問なのだ。
この実験では、もう一枚の図が用意されている。大きな差はない。パーツは全て同じだ。
でもその図(下図のA)では、画びょうが箱の外に出ているものだ。テーブルの上にあるのは、マッチと画びょうとロウソクと、箱。
これで同じことを被験者に求める。「テーブルに蝋がたれないようにロウソクを壁に取り付けてください」
こうすると、被験者たちは易々と正解に辿り着く。(下図のB)
もともとの問題が解けない理由は「機能的固着」のためだとされている。
人々は、画びょうが入っている箱の存在に気がつかない。気がついてもその真の価値に気がつかない。「箱」の機能を無意識に固定してしまっているからだ。画びょうの入れ物、と。
#グラックスバーグのロウソク問題
17年後、ニューヨーク大学 の大学院生だったグラックスバーグ氏は、同級生たちを集めて実験を行った。
「この『ロウソク問題 』を解いて欲しい」
示したのはドゥンカーのもともとの図だ。
<
font class="Apple-style-span" style=" ">彼は被験者たちを2グループに分け、こう説明した。
・グループ1 「この問題をどれくらいの時間で解けるのか平均を知りたい」
・グループ2 「速く解けた人には5ドル払うよ。一番だったら20ドルだ」
片方には無償で問題を解かせ、片方には報酬を出して急かしたわけだ。被験者たちは校訓に従いこの難問に、屈せず立ち向かった。
グラックスバーグは、被験者たちが何分で正解に辿り着くかを、ハカっていった。
結果は、
・グループ1(無償) 平均7分
・グループ2(有償) 平均10.5分
だった。なんと金銭的報酬を約束された方が、3分半、5割も余計にかかったのだ!
#なぜ「ご褒美」が効かないのか
この結果は、こう説明されている。
「答が明らかでない問題の場合、解くには試行錯誤や発想の転換が必要になる」
「しかし、報酬や〆切りに急かされると、ヒトは一つの考えに固執し、離れようとしなくなる」
「結果的に、気軽に取り組んだ方が早く答に辿り着く」
と。
ドゥンカーがロウソク問題で機能的固着を示したのが、1945年、そしてグラックスバーグがこの実験で難問における報酬系の失敗を示したのが62年。もう50年近く前だ。
そしてまさに今、世の中は「答が明らかでない問題」に満ちている。
故に、「早めにやる」ことが大切なのだ。
〆切り間際の追い込みは、あなたの意欲を高めるかも知れないが、創造性は抑圧する。
また、チームを叱咤激励やアメとムチだけで引っ張ることもリスクがある。それも、チームの柔軟で自由な発想を阻害するからだ。
アメとムチでなく、楽しさと自由でこそ、難問に立ち向かえる。そういった自分とチームを作り上げよう!
2010年05月31日
5/30 名古屋で親子「ハカる考動学」セッション!
大人と子どもが一杯交じるというセッションを始めてやった。
(mindsetで中学生と大学生、はあるが)
「ハカる考動学 出版記念 講演会&交流会 in 名古屋」である。
大人30人、小中学生5人、幼稚園以下5人、くらいかな。
一番活発に手を上げて、発表したのは10歳の真衣ちゃん。
発言内容も、とっても良かった。
乳児連れのご夫婦や若いご夫婦も何組か。
これからの子育てを考えておられるのだろう。研修後の立食パーティのとき、熱心に質問に来られた。
研修自体は「イロの不思議」と「カタチの不思議」を組み合わせたもの。
それだけで90分くらい掛かってしまう。
本当は、子育て系の話もしたかったが、致し方なし。
以下、主な感想。
「幼児(6才と4才)連れだったのですが、その子どもでもところどころ興味が持てる内容で、とても楽しく、子ども連れで良かったなと思いました」(34歳)
「気持ちのいいだまされ方でした。しかしだまされたでは終わりません」(32歳)
「いろんなアハ体験ができて面白かったです。そしてその先があってこそ意味のあるものになる…と実感しました」(32歳)
「面白い素材の発見とそれを繋げる構成が興味深かったです」(42歳)
「動いて考えることは大切と 再認識しました」(47歳)
そして、
「むっさ おもろ~(^_^)d 勉強になったぜお~( ´-`)」(10歳)
吉田シンさん、林さん(誰でもヒーロー)、ステキな機会をありがとう。
2010年05月19日
5/19 新渡戸文化小学校 アフタースクール授業
本日、中野区の新渡戸文化小学校は保護者会総会。
そのサポートとして子どもたちを放課後預かるお仕事を、放課後NPOアフタースクール、がお手伝いした。
子どもたちに提供されたプログラムは2つ。
・「紙飛行機を飛ばそう」by JALの皆さん!
・「イロとカタチの不思議」by 私
後者は4~6年生対象、但し希望者は3年生でも可とした。
結局、30人あまり(うち3年生2名)が午後、美術室に集まり、私たちと2時間を過ごした。
(友人の正田みわこさん、Indigo Blue代表の平澤慎也さんにもお手伝いいただいた。ありがとう!)
ぱらぱら子どもたちが集まってくる。必須アイテムであるはさみは持ってきたかな?
「持ってない!聞いてないもん」
それは、マズい。教室にあるなら取りに行ってきて~
「え~~~」
っと良いながらも、子どもたちは元気にダッシュε≡≡ヘ( ´∀`)ノ
まずは「イロの不思議」
手元の紙も使いながら、不思議を体感し、そして確かめる。触って動かして、曲げて折って…
「えーーっ、ホントだーーー」
あちこちで歓声が上がる。
そして中盤は「円柱を探せ」
大人向けならあっさり終わらせる、導入的ワークだが、今回はここにも山を作った。
まずは自分一人でじっと考える。円柱のモノはいくつ見つかるかな。
1分後に私がみんなに問う。いくつ見つかった?まずは1つ以上の人~。
結局、最高の子は7つ見つけていた。Good。
他にも数人「これも!」っていう手が挙がったね。
でもこれからだ。座っていないでみんな立とう。美術室の中を探検して、円柱のモノを見つけてみよう。2分でGo!
子どもたちは一斉に席を立ち、美術室の中を歩き回り、駆け回る。そしてまたあちこちで上がる歓声。何人かは私のところに来てそっと聞いていく。
「カーテンのところにあるヒモも円柱、って言って良いですか?」
もちろん!いいもの見つけたね。
席に戻ってもらって、再び私が問う。どんな円柱が見つかった?
「はいっ」一斉に挙がる手。10人以上が私を見つめる。
一瞬悩むがすぐ決断。よ~っし、じゃあ折角だから、みんなに一人ずつ聞いていこう。
「水道管」「ドアノブ」「コード」「マグネット」「壁時計の真ん中の軸」「換気扇の真ん中の穴」「彫像の腕の部分」
凄い。これは、なかなかの観察力、そして視点の良さだ。
後半、グラス演習と紙コップ演習をやる。
大人向けよりは難度を落とし、かつ、ちょっと誘導的ではあった。でも、ここでも子どもたちは驚くべき理解力と行動力を発揮した。
なかでも驚いたのは、一人の女の子が「グラスの最後のヒミツ」を言い当てたこと。
結構難しくて、なぜ?なぜ?を4回も繰り返した後のお話だから、それらを頭の中で繋げられないと、すぐには答えられない。多くの子どもたちが集中力を切らした後の最後の問いだったから、実はあんまり、期待していなかった。
なのにその子は、すっと手を上げて正解を!
自分の、大人の、傲慢さや思い込みを打ち砕かれた一瞬でもあった。
紙コップ演習での「行動」は、水を入れて確かめる、ということ。
ただ見ているだけではダメ。本当に、使って見なきゃ。幸い美術室には水道がいくつか引かれていたのだが、子どもたちは全員、水道に列んで水をつぎ、それをそろそろ机に持ち帰る。
ここが小学生の良いところ。中学生や高校生、そして大人たちのような衒(てら)いがない。行動してみよう、という呼びかけには非常に素直に、嬉々として応じる。
そして色々なことを発見していく。「わかった!」「私は2つ見つけた」「4つ!」
え、そんなに?
終わった後、アンケートに感想や質問を書いてもらった。
「少し難しかったけど、楽しかった!」というものが幾つか。
「もっといろんなふしぎをしりたいです」「なぜ錯覚がおきるのか、もっと知りたい」も何人も。
そして「また受けたいです」も。
うん、また、会おう。ネタ作っておくね~
アンケートの数値評価の軸は「面白さ」。「役に立つ」とか「満足」では、ない。
その5段階評価で、全体として、は平均4.9。
30人中、5(とても面白かった)が26人、4(まあまあ面白かった)が4人。3年生は一人が5で一人が4。
よし、もう一歩、頑張ろう。
2010年05月14日
5/19 新渡戸文化学園 小学校でワークショップ
5/19午後は、理事をやっている「放課後NPO アフタースクール」のお手伝い。
新渡戸文化学園は歴史ある学校だ。
2008年、80年間親しんだ東京文化学園から名前を変え、小学校は杉並区和田から中野区の本校に移転した。
その保護者会に合わせての、子ども向けイベント、である。
まあ、お子さま預かりサービス、でもある。
4~6年生数十名向けに90分の授業をやる。(1330~)
テーマは「イロの不思議・カタチの不思議」としているが、さてさて。
カタチの不思議の小学生版を、もう一回、考え直そうかな。
特にコップや紙コップは、流石にそのままでは難しい。
思案のしどころである。
例えば
・コップの謎は、作る人チーム、売る人チーム、使う人チーム等に分かれて「便利なカタチ」を考えてもらう
・紙コップは「フリンジの謎」にだけフォーカスする
ことで、4~6年生にも楽しめるものになるのでは、ないかなぁ。
ことで、4~6年生にも楽しめるものになるのでは、ないかなぁ。
2010年05月13日
慶應MCC 夕学五十講 w/ ゴッホとサイン会
夕学五十講、2001年から続いていると言うことを、初めて知った。
今年が10年目だから、誰が1000講目になるのだろうか。(初年度は75講やったらしい)
さて、今日は丸ビルに30分前には到着。
ちょっとウロウロしたら、1階ロビーで「ゴッホ自画像」発見。
オンワードが新作シャツで「描いた」ものだ。
昨日夕刊で見たけれど、ここにあったのね。
これを見ながら透明エレベーターに乗って会場である7階へ。
受付の方に、
「受付はまだです。6時10分からです」
と言われる。
「講師です」
と答える。びっくりされる。
ま、いつものコトだけれど(笑)
打ち合わせの後、PCのセッティング。
日本中のサテライトに飛ばすこともあって、そちらとの画面設定が上手く行かず、直前までばたばたと。
それも無事終わり、1830からスタート。
出だし、「イロの不思議」で、あまりにもみなさん真剣に(かつ静寂の下に)取り組んでいるので、ちょっと心配になる。
これは発想力の講義。黙ってじっとしていても、ダメよ。
後半、グラスのヒミツに入って、チームディスカッションをやると、流石にみな沸いてくる。
がやがや、ざわざわ。
最後の紙コップ演習では、200人による、ざくざく、コンコンも混じって、良い感じに。
そうそう、こうでなくちゃ。
最後は発想力強化法に引っ掛けて、三谷家教育論の一部を(笑)
やはり「ヒマと貧乏」を与えないと。
そしてそれは「自由と制限」の与え方という、人材教育の根本問題でもある。
講義90分が105分に伸び、30分のQ&Aが15分に。
質問は、結構、いいモノだった。
・本の読み方、捨て方
・発想の源、育て方
等々、今日の学びを、自分のものにしようという姿勢が伺えた。
講義後、「サイン会」
かなり恥ずかしいが、本屋さんが来て売っていただいたお陰もあり、25名ほどとお話しすることが出来た。
サインしながら名刺交換と2~3言、言葉を交わす。
それだけでも、みなさんの感じがつかめて良かった。
他にもtwitterで呟かれた、こんな感想も。
・ありがとうございましたー、自分の頭のかたさにちょっと絶望しました!!(爆)
・エクササイズが多く、楽しみながらエッセンスを学べました。(サテライト先より)
さて、次は
・5/15 アカデミーヒルズ「ハカる考動学」の初研修
・5/19 新渡戸文化学園 4~6年生向けワークショップ(?)
だ!
日本中のサテライトに飛ばすこともあって、そちらとの画面設定が上手く行かず、直前までばたばたと。
それも無事終わり、1830からスタート。
出だし、「イロの不思議」で、あまりにもみなさん真剣に(かつ静寂の下に)取り組んでいるので、ちょっと心配になる。
これは発想力の講義。黙ってじっとしていても、ダメよ。
後半、グラスのヒミツに入って、チームディスカッションをやると、流石にみな沸いてくる。
がやがや、ざわざわ。
最後の紙コップ演習では、200人による、ざくざく、コンコンも混じって、良い感じに。
そうそう、こうでなくちゃ。
最後は発想力強化法に引っ掛けて、三谷家教育論の一部を(笑)
やはり「ヒマと貧乏」を与えないと。
そしてそれは「自由と制限」の与え方という、人材教育の根本問題でもある。
講義90分が105分に伸び、30分のQ&Aが15分に。
質問は、結構、いいモノだった。
・本の読み方、捨て方
・発想の源、育て方
等々、今日の学びを、自分のものにしようという姿勢が伺えた。
講義後、「サイン会」
かなり恥ずかしいが、本屋さんが来て売っていただいたお陰もあり、25名ほどとお話しすることが出来た。
サインしながら名刺交換と2~3言、言葉を交わす。
それだけでも、みなさんの感じがつかめて良かった。
他にもtwitterで呟かれた、こんな感想も。
・ありがとうございましたー、自分の頭のかたさにちょっと絶望しました!!(爆)
・エクササイズが多く、楽しみながらエッセンスを学べました。(サテライト先より)
さて、次は
・5/15 アカデミーヒルズ「ハカる考動学」の初研修
・5/19 新渡戸文化学園 4~6年生向けワークショップ(?)
だ!
2010年04月28日
三女の涙と34年ぶりの納得
学校公開ウイークで、中一の三女が苦手にしている数学の授業参観を見てきてもらった。
正負の数字の、加算と減算についての授業だったらしい。
そこで、彼女一人が最後まで課題が解けずにいた。
そして授業後、一人 泣いていた、と。
少人数クラスでもあり、先生たちの教え方やフォローの仕方自体に問題があるわけでは無い。普通の教え方をし、個別に様子も見てくれる。
帰ってから本人に、何がうまくできなかったのか聞いたところ、根本的なところの納得がいっていなかったようだった。
例えば、
・5-(-3)だと、-と-を両方取って+にしろ、と言う
・じゃあ、5+(+3)だと、+と+を両方取って、どうするのか。なぜ+なのか?
・(-3)+3だと、先頭だから括弧は取って良いという。括弧って取ったり付けたり、なんなんだ?
いちいちそういうことがよく分かんなくて、でも言われたとおりにやろうとして、考え込み…
でもその話を聞いて、初めて気がついた。
演算子である「+」「-」と、数字の正負を表す記号である「+」「-」が、全く同じであることのおかしさを。
社会に出ると、負の符号が△であったりもする。
なのになぜ、一般の数学は、数学らしからぬ、こんな混同を許したのだろう。
せめて演算子のときはタス、ヒクとのみ読ませるとかなかったもんかねぇ。
以下、三女向けに考えた、説明。
演算子としての「+」はタス君。この子は正の向きに歩いて行く。
何歩歩くかは、その後ろの数字が決める。正だったらそのまま、負だったら後ろ向きに。
だから
・ +3だったら、正の方向に3歩。
・ +(-3)だったら、正の方を向きながらも、後ろに3歩!
演算子としての「-」はヒク君。この子は負の向きに歩いて行く。
・ -3だったら、負の向きに3歩。
・ -(-3)だったら、負の向きを向きながら、後ろ、つまり正の方へ3歩。
よって、
+(-3)と-3は同じ。+3と-(-3)は同じ。
明日、これで伝えてみよう。
こんなことを考えていると、きっとただの計算ドリルはスゴく遅くなる。
でもね、それはそれで素晴らしい。
演算子としての+-と、数字の正負号である+-の混同に違和感を覚えるなんて、なんて素晴らしいこと。
そのままでもいい。負けるな、ガンバレ!
そして、私自身、中学1年のときの違和感が、今やっと解けた。
ありがとう。
2010年04月15日
『ハカる考動学』本日、発刊! 「はじめに」から
いよいよ今日4/15、書店さんに本が列び始める。
いや、通常だとなぜか出荷および店頭陳列日と、本の公式の(奥付に書いてある)「発行日」はずれているので、ややこしいのだが、ディスカヴァーでは一致しているので文句なく今日が「新刊発行の日」である。
発売日と発行日のズレは雑誌で顕著であるが、本でも通常1~2週間はある。
例えば『発想の視点力』では、8/12発売だが発行日は8/20。8日サバを読んでいる。
みな若く見せたいわけだ(笑)
さて、折角なので本の中から少し、紹介しよう。
————————————————————————-
はじめに
(前略)
2010年4月、脚本家の倉本聰さんが、26年間続けた「富良野塾」を閉じた。
「非力だった」「結果はあまり、出なかった」。75歳の決断だった。
彼は、言う。
今の若者に一番足りないのは「想像力」
情報はネットから入ってくるから自分で考えない。1次情報から類推して考えたり、新しいものを編み出したりすることがない。
「優しさごっこ」の中で、親、教師、子ども、の劣化のスパイラルが回ってしまっている、と。
社会として、これは最も憂うべきコトの一つだろう。
(中略)
一方、個人や組織として開き直ってしまえば、これは大きな機会(オポチュニティ)だ。
みなが当たり前のことをやれなくなってきている。自分で考え、既存の情報をハカり直し、そこから新しい意味を見いだすことが出来なくなってきている。
だったら、その力をちゃんとつけよう。
「ハカる力」を持つだけで、人生や組織の運命は大きく変わるだろう。
————————————————————————–
『ハカる考動学』は、そんなことを目指した本である。
ご一読あれ。
2010年04月02日
2010年04月01日
3/31日経産業新聞一面に『観想力』 by 任天堂 岩田社長
今朝、知人が知らせてくれた。
昨日3/31の日経産業新聞一面、「任天堂 再浮上の条件」という特集で、本が取り上げられていると。
見てみると、任天堂の岩田社長自信が社員向けサイトで、社長からの推薦図書として『観想力』をあげている。
本の中のヒューリスティック・バイアスを挙げ、
「『任天堂の成長は限界』と考えるのは、直感的な思い込みではないか」
と社員に問いかける。
見てみると、任天堂の岩田社長自信が社員向けサイトで、社長からの推薦図書として『観想力』をあげている。
本の中のヒューリスティック・バイアスを挙げ、
「『任天堂の成長は限界』と考えるのは、直感的な思い込みではないか」
と社員に問いかける。
2010年03月19日
44日で完成する寄せ書き
小6最後の3学期も終りに近づき、三女はいろいろなものを学校から持って帰ってくる。
赤黒のヤジロベエ、もその1つ。
なかなかシュールでカッコいい。良いセンスしてるね。
次女は高1のクラス委員として最後のお仕事をいくつか。
一つ目は、クラス全員寄せ書き集。
全員が全員に対してコメントを書き、それをパッチワークして作るもの。
コメントの内容は、さまざま(笑)
彼女は全員に対してぎっしり書き込んだらしい。
もう一つは、担任のT先生への寄せ書き。
こちらは時間が間に合わず、全員に書いてもらうことが危なそうだったので、全員に官製葉書を渡して書いてもらうことにした。
それを集めてこれから44日間、次女が1通ずつ投函する
T先生は毎日、1枚ずつ寄せ書きのカケラを、受け取っていく。
『44日で完成する寄せ書き』、だ。
素晴らしい。