投稿者: mitani3

2019年09月01日

『新しい経営学』刊行前イベント、9/21と9/20!増席も

ディスカヴァー21で行われる刊行前イベントは、9/20の回が早々に満席となったため、増席しました!(80→90席)まだ若干余席があるようです。お早めに!
https://renovationofmbabasics-002.peatix.com/

急遽追加した9/19イベントも、同じく増席しての対応でしたが、現状は満席です。でもキャンセルが出るかもしれませんのでご興味ある方はときどき覗いてみてください。
https://renovationofmbabasics-001.peatix.com/

本の制作上でいえば、もう明後日には印刷所に入稿です。いま最後のツメ(校正)をやっています。18万文字は伊達ではなく、大変です。かつ、索引等もある(最後にしか作業出来ない)ので大わらわ(笑)

カバーデザインもようやく完成間近。これは完成手前のものですが、ヒミツでちっちゃくご覧に入れます。どうでしょう?

2019年08月20日

『新しい経営学』発刊直前イベント、9/20です!

https://peatix.com/event/1308129/view?k=1b41c021e22bb21def390950ec63c3cbc3757558

ついに『新しい経営学』出版イベント第1弾の告知解禁! ディスカヴァー・トゥエンティワン主催のものです。

日時|2019年9月20日(金)19時~21時(18時半開場)
場所|ディスカヴァー・トゥエンティワン セミナールーム

発売予定時前のイベントはホント綱渡りでドキドキです。一般発売日前に本をサイン入りで手に入れたいマニアなあなた向け。でも本の内容は副題にあるように、働くみんな向けなのです。

”女子栄養大学で現役大学生を相手に行われた講義をもとに大幅な加筆・アップデートを経て書籍化されるもので、図版180点超、総文字数18万字超の三谷さん渾身作

経営学基礎本の定番化に向けて頑張るぞー。

本のカバーデザインもこんな感じになる予定。どうですか?

2019年08月12日

『新しい経営学』再校ゲラ校正中

本作りは本当に楽しい。
私ができることの中で、もっとも芸術に近く、かつ、とてもビジネス的だ。構成力や進捗管理とかね。
また、個人(著者)による部分が大きく、かつ、決してひとりでは完成しない。デザインやDTPなど多くの専門能力の結晶だ。

さて、再校ゲラのチェック終了。
でもまだ目次も索引も図版もあるから、三校でもう一仕事だ。



同時にディスカヴァーやアカデミーヒルズ、スローガン、KIT虎ノ門、高校生や名古屋有志のみなさんと、販促プランを着々と。
いろいろやるので乞うご期待~。

2019年07月28日

筑波大学附属坂戸高校で講演など

今日は午後、筑波大学附属坂戸高校で親・教員向け講演とパネルディスカッション。
場所は若葉駅で 女子栄養大の近くなので知っていたが、よくあることだが校門の位置がわからない。大きいので間違うと熱中症のリスクあり・・・・・・。Googleマップでもだめ。イチかバチかで歩いていったら正解だった。



校門をくぐり、 構内の指示通り並木道を歩いて行ったら玄関。
そこでは受付や案内などの運営を、何人もの附属校生徒たちがボランティアでやっていた。えらいな~

埼玉西地区の熱心な保護者や教員のみなさんが、会場に集まった。



テーマは「子どもたちの発想力の鍛え方」だったのだけれど、実は中身を直前に大分入れ替えた。親たちが集まる前だったのだけれど、なんとなく気配で(笑)



パネルディスカッションを講演後にやったよ。
いろんな話が聞けて勉強になった φ(゚Д゚ )フムフム…

2019年07月22日

2019年8~9月の予定です

7月の予定を再掲します。6/1にお知らせしたときからいくつか増えています。先週から8月初までは
7/3 1300~1715 京都市役所 リーダーシップ開発研修 「重要思考」
7/3 1830~2030 京都市役所職員 自主研修 「決める力の鍛え方」
7/5 13:30~16:40 AMGファーストレベル2 重要思考
7/8 1000~1130 芦花小 家庭教育学級「子どもの決める力・発想力の共育法~脱ワンワードから始めよう」
7/12 930~1230 豊田市立梅坪小「発想力」
7/18.19 1620~1830 大阪経済法科大学 サマーインターン事前講座

7/20 1000~1130 草の実子ども会 親子講座@原宿の丘
7/22 1930~2100 パーソルキャリア トークイベント「子どもたちのキャリア教育」(←今晩はこれ! 場所は丸の内)
7/24 1300~1430、1500~1630 芦花小サマーワークショップ 1
7/251900~2100 KIT虎ノ門 公開講座「ビジネス発想思考」
7/28 1400~1700 教育と子育ての未来を考えるフォーラム 2019 (主催 筑波大学附属坂戸高校)

7/30 1315~1615 静岡私立幼稚園研修「発想力の共育法~イロとカタチのフシギ」
(←場所は東静岡駅前だが静岡駅から(゚」゚)ノ タクシー。夜は早稲田で『ビジネス思考法』の最終回!)
7/31 1300~1430、1500~1630 芦花小サマーワークショップ 2

8月は10日がKIT虎ノ門大学院での公聴会。三谷ゼミからは2名が8月修了予定。今年もルネサンスでの「科学教室ルークの冒険」ツアーが始まるよ。
8/1 1000~1500 GCDF研修「重要思考」
8/2 1430~1630 豊田市立小・中・特別支援学校夏季実技研修会及び教員免許状更新講習 「決める力の鍛え方」
8/3 1030~1230 キリスト教保育連盟 東海部会 2019年度夏期研修会
8/19 1330~1430、1500~1600 ルネサンスアルザ泉大津 「科学教室ルークの冒険」
8/20 1030~1200、1300~1500 同朋学園 職員研修
8/22 1300~1600 ジャパネット社員研修「重要思考で決める・伝える」
8/28 1400~1500、1530~1630 ルネサンス広島BPT 「科学教室ルークの冒険」
8/29 1400~1600 中国生産性本部@広島国際会議場「イノベーション実現に向けて~経営戦略論の弱点とビジネスモデルの3つの役割」
8/30 900~1700 半田市保育士・幼稚園教諭研修
8/31 1500~1515 3keys@明大中野C

9月は海上自衛隊 幹部学校での講義に始まり、名古屋でのワークショップ、豊田市での小中学校ツアー、そして末にはいよいよ新刊『新しい経営学』のイベント!
9/10 終日 海上自衛隊 幹部高級課程 「管理」 演習:「戦略思考」
9/15 AM&PM 名古屋 「思考のコア磨く」ワークショップ 1「決める力」 2「発想力」
9/16 1000~1200 横浜市芹が谷子ども会「子どもの発想力の共育法」
9/19 AMPM 豊田市立東保見小、大畑小「発想力」
9/29 PM 名古屋 「思考のコア磨く」ワークショップ 3「伝える力」
9/29 夜 『新しい経営学』イベント@名古屋

9/30 AMPM 豊田市立冷田小「発想力」、井郷中「決める力」

2019年07月01日

ペルテス病という骨の病気を知っていますか?

ペルテス病の大きな記事 が6/29の朝日新聞。メディアでこの病気が取り上げられるのはとても珍しい。元患者による支援の活動が紹介されていた。
https://congrant.com/project/superview0422/830

6歳前後の男子に多い足の骨の病気なのだが、未だに治療法や薬がない。数年間、足を使わずに自然治癒を待つ、ダメなら人工股関節(子どもには向いていない)という難しい病気。
私は小1の入学式直後に発覚し、即40日間の入院。それから完治まで3年半かかった。その間ずっと松葉杖生活だった。・・・治ってよかった。

それが今も難病に指定されることもなく、その人数すらわからず、経済的な支援もないとは。
なにかしなきゃな。

松葉杖時代の写真(小2くらいかな)
ペルテス病

2019年06月26日

8/1「重要思考」研修、一般参加可能です。

パーソル総合研究所主催の「重要思考」研修。次回は8/1となりました。前回の参加者満足度が高かったお陰ですな。 今度は午前午後2時間ずつの1日研修です。

GCDF継続学習の位置づけですが、一般参加も可能です。
https://peatix.com/event/731573
いずれも個人参加の方はこちらからお申し込みください。
多人数派遣の場合には割引もありますので、直接私までお問い合わせください~。


これは前回の様子です。

2019年06月01日

2019年6~7月の講演・研修予定です!

6~7月の講演・研修予定です。

6/7 1900~2100 パーソルGCDF継続研修2「クライアントの意思決定を支援する講座<重要思考編>」
中学生向け!
MANABUYA_omote-212x300.jpg

6/14 1330~1640 AMGファーストレベル 1 重要思考:決める力と伝える力

KIT講義「戦略思考特論」
6/15、29、7/13、27

6/18 13:30~16:40 AMG看護学生実習指導者講習会開講日 特別講

WBS講義「ビジネス思考法」後半
7/2、9、16、23

7/3 1300~1715 京都市役所 リーダーシップ開発研修 「重要思考」
7/3 1830~2030 京都市役所職員 自主研修 「決める力の鍛え方」
7/5 13:30~16:40 AMGファーストレベル2 重要思考:ほめる力と分析力
7/8 1000~1130 芦花小 家庭教育学級「子どもの決める力・発想力の共育法~脱ワンワードから始めよう」
7/18.19 1620~1830 大阪経済法科大学 サマーインターン事前講座
7/20 1000~1200 草の実子ども会 親子講座@原宿の丘
7/24 1300~1430、1500~1630 芦花小サマーワークショップ 1
7/28 1400~1700 教育と子育ての未来を考えるフォーラム 2019(主催 筑波大学附属坂戸高校)
7/30 1315~1615 静岡私立幼稚園研修「発想力の共育法~イロとカタチのフシギ」
7/31 1300~1430、1500~1630 芦花小サマーワークショップ 2

以上です。

2019年06月01日

誤解だらけの「ファーストペンギン」

誤解だらけの「ファーストペンギン」話

第1話:良く言われる「ファーストペンギンになれ!」
「ファーストペンギン」=勇気ある開拓者。そんな本を出した人もいるし、朝ドラでも使われたし、エラい人の訓話でも出てくる。
でもウソ。そんなペンギンはいない。

第2話:時々見かける「セカンドペンギンになれ」
「ファーストペンギン」=後ろ(セカンドペンギン)に押されて落ちた奴。氷の下では天敵のヒョウアザラシが待っているから、セカンドペンギンは落とした奴の生存を確かめてから飛び込む。この話、ときどき物知り顔で「真実」として語られる。出所なしで。
これもウソ。ただ、IT業界ではあり得るかもねえ。Second Mover Advantage!

第3話:ペンギンは集団でブルーオーシャンを生きている
「ファーストペンギン」=たまたまドジって最初に落ちた奴。ペンギン研究者によれば、これが真実。他の者はその後、どんどん飛び込む。何千羽もね。
http://www.works-i.com/pdf/w142_ikimono.pdf

first penguin.jpg

出所:『Works』142号「生き物のチカラに学べ」

そして最初の奴が食べられちゃうかどうかはわからない。そのボチャンという音を聞いてから、ヒョウアザラシはやって来るわけだからね。危ないのはセカンドペンギンかも(笑)
ペンギンはとにかく集団で飛び込むことで、1羽ずつ狩られるリスクを避けている。そして誰も生きていけない極寒の地(南極大陸とか)で暮らすことで天敵を減らしている。だからブルーオーシャン。

ブルーオーシャンの真実、については、また今度。

2019年05月12日

麻布中のコーヒー問題について

本日創刊の朝日新聞エデュア(EduA)。8頁のタブロイド判ですが、特集は「2020 学びが変わる」でした。麹町中の工藤校長がその筆頭を飾っています。さすが。


3面には、今年出された麻布中の「コーヒー問題」が紹介されています。(朝日新聞エデュアが原文を再構成したもの)


麻布中のコーヒー問題1.jpg

麻布中のコーヒー問題2.jpg
〔出所:朝日新聞エデュア(2019.05.12、3面)より抜粋〕

もちろんまずは自分で考えてみてください。
麻布中を目指す小6男子(中高一貫の男子校なので)に挑戦です!

さて、この問題には日能研による解説があり、「必要な力は情報を読み取って仮説をつくり、論証する力」などと書いてあります。これではよくわかりません。仮説がどうのというより、

・未知のモノ(コーヒーやその特殊な焙煎機)やその動作をイメージする力

なのでしょう。いったい回転ドラムに豆を入れたらどうなるのでしょう?
その上で、既存の知識や経験と結びつけて解答しよう、と説いています。

そして日能研の解答例は「むらなく均一に焙煎できる」でした。

10点満点で6点!かなぁ(笑)

そもそも設問には「金網とコンロを用いる場合に比べて」とあります。回転ドラム式をイメージするだけでなく、金網コンロ式もイメージしないとその差(利点)がわかりません。そして「むらなく均一に」って、なにがどう均一なのでしょう?イマイチ曖昧です。

焙煎とはコーヒー豆を適度に熱する行為です。「焙煎度合いに応じて味は大きく変化する」と問題文にあるので、もちろんむらなく温まって欲しいのでしょう。
でもむらには2レベルあります。豆単体でのむら、と豆全体でのむらです。

豆単体:豆の表は温まったが、裏は温まらなかった、とか
豆全体:豆100個のうち80個は温まったが、20個は不十分もしくは過剰、とか

そして、金網コンロ式だとコーヒー豆の温まり方(特に豆単体?)にむらができ易く、回転ドラム式だと全体が混ざりやすく、個々の豆も上下左右万遍なく熱せられるのでしょう。
もしかしたら、豆が温まるのはヒーターの熱に直接当たるからではなく、下部の豆が出す水蒸気で全体が温まったりするのかもしれません。ますます平面状の金網コンロ式より回転ドラム式が良さそうです。

そして何よりそれが「簡単に達成できる」ことが現実には大切です。きっと達人であれば金網コンロ式でも完璧な焙煎ができるでしょう。でも回転ドラム式なら一定速度で回すだけでOKです。

つまり私の解答は「焙煎は豆単体や豆全体でむらがあると味が調わなくなってしまいます。しかし回転ドラム式であれば金網コンロ式に比べて、ベテランでなくとも誰でも、むらのない均一な焙煎ができます」です。

他にも「コーヒー豆の仕上がり」ではありませんが、

・作業スペースが小さく邪魔にならない
・一度に多くの豆が煎れる
など(金網コンロ式に比べての)利点は多くありそうです。

この問題、日能研は「入試改革の唱える『主体的で深い学び』を体現している」ものだと言っています。きっとその通りなのでしょう。そしてそれは、単純な「知識やパターン認識」ではない、「ものごとの本質を捉え、想像する力」です。発見と探究力とも言えるでしょう。

この問題
に挑める力を、さてどう育てますか?