月: 2010年1月

2010年01月17日

『ハーモニー 〈harmony/〉』

2010年01月15日

『CRM 顧客はそこにいる』累計4万部突破!

2010年01月13日

英単語の勉強?

2010年01月12日

ふつうのコンピュータ

2010年01月11日

SETI@home 導入!

2010年01月08日

スーパーコンピュータが速いわけ

2010年01月04日

執筆D&J その5 beBit取材

2010年01月02日

執筆始め2010 D&J

2010年01月01日

雪のお正月@福井

月: 2010年1月

2010年01月17日

『ハーモニー 〈harmony/〉』

伊藤計劃(いとう けいかく)という作者の、SFだ。

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なかなかに面白かった。
文章が、ところどころ、
〈fear〉
文章
〈/fear〉
と言う風に、タグで括られている。
その理由は、最後の最後に解き明かされるのだが・・・
結構面白かったので、他の作品もと思い、探した。
本人は、1974年東京都生まれ。武蔵野美術大学卒。WEBデザイナーとして働いていたが、2007年『虐殺器官』にて作家デビュー。小松左京賞に惜しくも落選・・・
と言うヒト。
33歳で作家デビューかぁ、頑張ったのね。
と思ってもう少し調べたら、なんと昨年3月に肺がんで亡くなっていた。
作家としての活動はわずか2年弱。
出した長編は、
『虐殺器官』
『METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTS』ゲームメタルギアソリッド4のノベライズ作品
『ハーモニー』
のみ。
『ハーモニー』の最後の頁には、作者からの言葉が、
感謝を捧げますーー私の困難なときにあって支えてくれた両親、叔父母に。
と。
彼は2002年、28歳のときから癌と闘っていたのだ。
彼のブログ、伊藤計劃:第弐位相、にはその闘病の様子も綴られている。
絶筆は2009年、1月7日。「
病院で元旦」と題して年末年始のガンマナイフ治療等が「生存報告」として。
28歳から34歳までの6年間、きっと彼は全力で疾走したのだろう。

『ハーモニー』は作者の死後、7月に第40回星雲賞を、12月には第30回日本SF大賞を受賞した。
合掌

2010年01月15日

『CRM 顧客はそこにいる』累計4万部突破!

98年末に初版、2001年に増補改訂版を出した『CRM 顧客はそこにいる』がまた、増刷されることになった。

30858301.jpg


通算では19版目。累計ではついに4万部を突破した。 

CRM関連の本では、おそらくNo.1。 
だが、何より、初版からは12年、増補改訂版からも8年半経って、なお世に必要とされているということが、うれしい。 

私が、最初に(中心になって)書いた本であるが、最初に「絶対、本書くなんてムリ!」と思ったのが、懐かしい・・・ 

巻末の執筆者12名中、なおアクセンチュアで活躍しているのは2~3名。 

初版のとき、みなのあまりの筆の進まなさに、中核執筆者2名をホテルに缶詰にしたこともあったなあ(笑) 

あのときの椿山荘 会議室からの眺めはいまでもくっきり目に。 



早く、この本を越える本を書かないと、いかんねえ。 
しかもこの本、税抜き2400円もするし。

2010年01月13日

英単語の勉強?

私と、娘たちの会話。

Crisis?→「危機!」「クライシス・コア!」「コアは中心でしょ!」そ、そうだね 


Tactics?→「なんだろ?」「なんとかタクティクスってあったよね」 FFタクティクスかな。タクティクスは戦術だねえ 

Chronicle?→「スペクトラルフォース・クロニクル!」・・・意味は?「なんだろ?」年代記よ 

英単語の勉強のハズが、なんでゲーム名あてクイズになっちゃうの? 
ちなみに娘たちはこれらをやったことは、ない。私のを見ていただけ。 



彼女らが自分でやったのは 
・三国無双系 
・大神 
・ICO 
くらいかな。 
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基本、戦い簡単系。

2010年01月12日

ふつうのコンピュータ

家のノートパソコンが、今日気がついたら停止していた。

いろいろやったが電源が入らない。


DELL大連のお兄さんの言うとおりにしても、だめ。
修理をすると4万円くらいは掛かるという。
ダメだねこりゃ。
DELLのinspiron1520。イロは気に入っていたが、故障ばかりで手間の掛かったヤツデはあった。
dell-inspiron-1520-laptop-media-controls.jpg

dataはDドライブのミラーリングにより、無事。
パソコン丸ごと電源入らずではDドライブに分けるのも意味ないものねえ。
よかったよかった。
ということで、次に何を買うか検討中。
かっこいいノートにするか、かわいいデスクトップにするか。
DELL、レノボ、Frontier、でまあまあのがある。
295.jpg
K0000073678.jpg

blue-ray_image2.jpg


あとはMac miniにWindows7を入れて使う手もあるが・・・

さてさて

2010年01月11日

SETI@home 導入!

SETIはもともとはCETI 
地球外知的生命体とのCommunicationを目指したプロジェクトのコトを指す。 
今は、双方向Communicationはムリでしょ、ということでSearchになっている。 

電波望遠鏡で集めた電波に、有意なシグナルが含まれていないかを解析するのには、相当のコンピューティングパワーが必要なのだが、それをお暇な家庭のパソコン等にやってもらおう、というのが 
SETI@homeプロジェクトだ。 

導入は簡単。 
BOINCをインストールして、自分が貢献したいプロジェクトを選ぶだけ。 

多くのプロジェクトがこのBOINCプラットフォーム上で活動している。 

設定はイロイロできるが、デフォルトだとSETI@homeは常時100%稼働。 
余っているリソースを全て絞り出して計算を続ける。 

解析すべきデータが塊で送られてきて、それを数時間掛けて解析する。 

こんな処理進捗出しながら。MAV_0007.3G2

解析が終われば、その結果を本部に返す。 
返すと「Credit 貢献点」を貰えるのだが、これがちょっとウレシい。 
もちろん、自分の解析で「有意なシグナル」が見つかればそれはそれで名誉だし。 

あちこちでいろいろな集団がTeamを組んで、Team毎での貢献点を競ったりもしている。 
日本からのTeamで上位なのは、Team JAPAN、ではなく・・・Team 2ch 
なんと2000年くらいから続けているらしい。 

平均の貢献は、世界でトップ10に入るからたいしたもんだ。 

100%稼働でも操作にナンの問題もないところが素晴らしい。 
分散処理技術も進んでいるんだねえ。


これこそ(あんまり)お金の掛らない、夢のある宝くじか。

2010年01月08日

スーパーコンピュータが速いわけ

本を書いていて、調べ始めた。

もともと学生時代から興味があったので、少しだけかじったことがある。

クレイ社が世界一高価なイスと言われたCray-1を作ったのが1976年だから・・・小6の頃。
Cray X-MP/4が出たのが83年で大学1年生。
450px-EPFL_CRAY-I_1.jpg

物理学を学ぶものとしては、その計算能力と、それらが作り出した「計算物理学」の世界はなんだか結構衝撃だった。

方程式がキレイに解けなくても、計算でムリヤリ解いてしまえ!
と言いながらその裏では、エレガントな計算方法がそれを支えていたりする。

ハードウェアも斬新だった。パイプライン処理や並列化。
創造的な手法がどんどん投入されていった。

いまやそれらはワンチップに収められ、一個数万円で手に入る。
・Cray X-MP/4   0.9GFLOPS 1500万ドル
・Intel Xexon     40GFLOPS   200ドル

これはLINPACKベンチマークによる性能測定値だが、現代のCPUチップは、当時世界最速だったCrayの45倍速く、価格は7万分の1ということだ。

恐ろしい・・・

それはともかく。
現代のスーパーコンピューティングの鍵は、超並列化と分散処理だ。

現在世界最速は昨年末出たCrayのJaguarだが、それまではIBMのRoadrunnerだった。
価格は100億円。
でもそこで使われていたCPUは、PS3に入っているCellと、AMD製のOpteron。
どちらも数万円で手に入る。

これを数千個並列で動かす技術が超並列化だ。

1000個の数字を足し算するとして、電卓をもった人が1人で黙々とやれば、999回足すことになる。でも、500人が並んで2つずつ足せば、10回 しかかからない。
約100倍のスピードだ。


そしてもう一つの技術が分散処理。
似た技術だが、もっと多くのCPUに処理をばらまく。例えば家でお暇にしているパソコンにも。

宇宙からの電波をみんなで解析しようというSETI@homeプログラムでは、世界中のパソコンの空き時間を提供してもらうことで(つまりタダで)、700TFLOPSというとてつもない計算能力を実現している。

これはRoadrunner級の性能だ。世の中、いろいろ考えるもんだねえ。


さて、これがどう本に繋がるのか・・・
お楽しみに。

2010年01月04日

執筆D&J その5 beBit取材

インターネットサイトの改善支援のベンチャーであるbeBitに行ってきた。 


九段下、角川書店本社の近く、とても洒落たビルに入っている。 
内装のデザインも素晴らしい。 

今度書く本の、取材の一環だ。 

ユーザビリティ(使い勝手)をどう評価し、どう改善していくのか。 
その具体的事例などを伺った。 

他にもプロトタイピング手法の導入のコツ、とか。 
簡単でもあり、また、難しくもあり。 

・1人がやり始めれば自然と拡がる
・まずは紙でやらせる
・上司が必ず突っ込む「みんなに聞いてみたか?」

今日はDの方の取材目的だったが、Jにも繋がる部分が結構あった。


beBitには元アクセンチュアの同僚が何人も。 
若林さんと、磐前さん。それに武井さん。 

皆、頑張っているようでそれもうれしかった。 


バイクで行ってきたが、ウインドシールドのお陰で快適だった。 
首都高もびゅんっ

2010年01月02日

執筆始め2010 D&J

まあ、元旦二日と私自身は出かけもせず、食べて、書いて、寝て、書く、みたいな( ・∀・)!! 

大晦日からやり始めたのは、Dの修正。 
各ページの構成の方針を少し変えたので、その修正は全頁に及ぶ。 

基本的には、900文字を700文字にする感じなのだが、簡単ではない。 
でも出来ないこともない作業。 

ただ、このまま進めるかは来週、K女史と打ち合わせしてからにしようかな。 


ということで、明日はJに取りかかる予定。 
序章は飛ばして、1章は昨年末書けたので、次は2章だね。じわじわ行こう。 


1月中に両方めどが立つと良いなあ。 
でも、焦らず、イイモノにしていく覚悟も必要。 

競うべきは執筆スピードではない。あくまで質だ。 
プロ作家のみなさんに比べて、それが未だアマチュアである私の逆説的強み。 

ただ、同時に、私の執筆上の特長は「早めに書いて推敲を重ねる」でもある。 
今回は、書きながら、どれくらい質の向上を図れるかがチャレンジか。 
そのための執筆スタイルを実験中。

2010年01月01日

雪のお正月@福井

福井は見事に雪の正月である。


当たり前のようにも見えるが、近年では珍しい。 

スキー場関係者には福音である。 

ご近所初詣に、三女と2人で行ってきた。 

家→吉野神社→柴神社→皆令寺→家 
の回遊コースはここ7年のお決まりコースだ。 

昨年は私と娘3人だったが、今年は次女は眠気に耐えられず、放棄。 
長女は最初から帰省せずで、こうなった。 

ちょうど吹雪がやみ、空にはまんまるお月様と星も見えた。 


徒歩で1時間コースだが、皆令寺でお茶をよばれたので2時間。 
三女はもうおねむである。 


みなさん、あけましておめでとう! 

今年も、よい年になりますよう。