2011年06月16日

『特別講義ルークの冒険』@武雄市 報告!

昨日の若木小に続き、今日は東川登小、西川登小にお邪魔した。

若木小は四五六年だったが、今日は五六年。
なので、若干落ち着いている。

それでも、校長先生が、「こんなに生き生きしているのを見たことがない!」という盛り上がりを、ゲット。

雰囲気を見て3校で、若干変えた部分もあるのだけれど、うまくいったと思う。

若木小では樋渡市長も、参戦。元気に手を挙げられていた。詳しくは彼のブログで。


「最高だ!」と叫んだ彼の指示により早速、8月に再訪か(笑)


学校教育課の皆さんとのランチの後、市立図書館へ。そこには蘭学館なるものが!
なんと、武雄は江戸時代、蘭学の都でもあったのだなあ。
休館日にもかかわらず、ご案内いただき深謝。

武雄市の子どもたちは、みな元気だった。これからも、動き調べ、考え続けて欲しい。
それが科学する心。それが生きる力。

2011年06月15日

名古屋でMESセミナーとジム・ダイン

今日は名古屋の金山駅隣接のANAホテルで講演。
中部地区の若手経営者のみなさん、80名が集まられた。

テーマは「決める力」
90分で、サバイバル!2本なので大忙しではある。

終わった後の休憩時間中、数名と名刺交換をしたが、なんと福井から参加された方も。
そして、講演中 話題にもした福井経済同友会での講演にもいらしたとか。なんという奇遇。

私の次の演者は岩松正記さん。仙台から来られた税理士さんで、本も出しておられるのだが、私の『ハカる考動学』をご愛読いただいていたそうで、わざわざご挨拶いただいた。(お土産も・・・)
「この本を読んだときには、やられたっ!て思いました」とはうれしい言葉。


金山駅には予定より少し早めについたので、名古屋ボストン美術館で「ジム・ダイン」展を見た。
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20分でざっと回っただけだったが、長く、かつ、独自のモダンアートを追究し続けているジム・ダインの強さが伝わってきた。

モダンの旗手として評価され、それをある種裏切って次の境地へ。当然批判される。でも負けず、それを繰り返してきた彼の強さ。

こうありたいものだ。


いよいよ明日は、佐賀県武雄市。
648発の特急に乗って中部国際空港へ。福岡空港からは車でびゅん、の予定。

特別講義 ルークの冒険 60分バージョン。
さてさて楽しみなことである。
武雄の子どもたち、どんな子たちかな~~~。

2011年06月13日

甥っことSF

甥が2人いる。1人は姉のとこの長男でもう就職している。 
もう一人は弟の長男で、中1である。 

ちょっとおもしろい子で、小学時代は「問題児」とされたこともあったらしい。 
まあ、狭量な先生には扱いづらい、独自性を持っていたということだ。 

彼の家にはマンションだが、小さな図書室がある。 
廊下とベッドルーム3つのデッドスペースを寄せ集めた2畳ほどの空間に、本棚がぎっしり詰まっている。そこには、親子の本がだーっと列んでいる。 
ちなみに、「こうじさん(と甥姪には呼ばれている)の本のコーナー」もある(笑) 

彼はとても本好きで、それを助長したいなと思って、私が作ったもの。 


最近は話す機会も増えたので、じわじわと「私のオススメ本」を渡している。 
もちろんSFである(笑) 

まずはアーサー・C・クラークの「幼年期の終り」 
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昨日、返しに来たので感想を聞いたら「おもしろかったが、こわかった」と。 
そうだよね、進化とは断絶である、を説いた本だから。 


ということで次はハードSFの巨頭 J・P・ホーガンの「星を継ぐもの」 
加藤直之さんのカバーイラストが、すばらしい。 
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ある日、月面で真紅の宇宙服を着た遺体が見つかる。分析結果が示したのは、彼は5万年前に死んだ人類である、ということだった。 

これは、楽しめるかな~。なぞときはちょっと複雑だが、「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」などに続く、秀作である。 
そして何より、近未来の「そこにあるドキドキ」を与えてくれる。 


いやいや、甥っこ自身の感想を、待とう。

2011年06月10日

執筆日記T1 「伝える」をテーマに

『ペンギン、カフェをつくる』のデザイン作業が進んでいる。 

ルークも登場するのでそのイラストとか、アサオさんとミナ子さんのイラストも~(笑)

図版とDTPは『ルークの冒険』や『ハカる考動学』でお世話になったムーブの新田由起子さんだ。

そしてデザインはデジカルの荻原弦一郎さん。
デザインされた『もしドラ』の大ヒットもあり、相当お忙しいようだが、どんなカバーになるのか、まことに楽しみである。 


そして、昨日から次の本へと始動開始である。 
まずは目次案から、なので詳細の予定はどうなるかわからないが、秋を目指して書いていく。 

テーマは『伝える』なのだが、もちろん池上彰さん流でもなく、養老孟司さん流でもない、私なりの「伝える」力を考えたい。 
で、内容もそうだが、表現形式をどうするのか・・・・。 

ターゲットはビジネス初心者、学生たちなので、わかりやすく。 
いや、きっとわかりやすいだけでは足りない。もっと面白さや、刺激が必要だ。 

流石にマンガは書けないが、う~~~ん。 


閑話休題:『海皇紀』
 
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全45巻、そろえた!川原正敏さんのものはみな好きだが、海皇紀はベストだ。 (修羅の門、もちろんいいんだけど・・・)
かぎりなく帆船の操船技術の話が出てくるし、それの素養は全くないのだが、実に面白い。 
近所の文教堂さんで5冊ずつ買っていたのだが、昨日で全巻そろった。 
次女も受験勉強の合間に読んでいるが「もっと書けば良いのにねえ」と言っていた。でも、完結まで10数年。これくらいが良いのでしょう。後は外伝、期待しよう~。

2011年06月08日

カメラを写真撮影機と呼ばせるお国柄:フランス

ロイターの記事でこんなものが。
「twitter」や「Facebook」は特定のブランド名だから、「詳しくはFacebookをご覧ください」でなく「SNSを見てください」とかに言い替えろ、と。
(もちろん、twitterをニュースで取り上げるのはOK)

フランスでは1992年以降、メディアの広告枠外で商品名などを視覚的・聴覚的に放送することを禁止している、のだそうだ。


フランスは言葉にうるさい。多分世界一。

フランス人とは人種的集まりではなく、フランス語を話す者たちの集まりだから、と聞いたことがある。
そしてときどき外来語排斥運動が起こる。主に政府によって。

20年前、カメラ、も禁止された。外来語だから。
・カメラ camera→写真撮影機 appareil-photo(アパレイユ フォト)

ついでにカメラマン、も。 photographe という言い方もあるが正式には多分
・写真撮影機操作者 Opérateur d’Appareil-photo(オペラター ダパレイユ フォト)
である。

政府がやることなので、テレビ局は民法も含めてこれで規制される。
フランス留学中、ある日を境に言い方が変わったので驚いた。


今回の「特定ブランド名の回避」、NHKも見習うのか?

2011年06月06日

戦略ゲーム

前回の日記と、つながりは、ない(笑)

英語で言うところの Strategy Game、日本語ではシミュレーションゲーム、かな。
もちろん、「電車でGo!」のことではない。それはシミュレーター。

「信長の野望」や「三國志」、もしくは「ファイナルファンタジータクティクス」のことである。

ここ半年くらい地道にやっていたのは「クリスタルディフェンダーズ」
PS3版とiPad版の両方を持っている。
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スクウェア・エニックスの小品で、ファイナルファンタジーの世界観を元に、クリスタルを守るべく戦うもの。
守ると言っても、要は押し寄せる敵を、倒すだけなのだが、出来ることが限られていて、面白い。

出来るのは、どこに自軍の兵を置くか、と、溜まった経験値を誰に振り分けてレベルアップさせるかだけ。
自軍の兵は、ソルジャー、モンク、弓兵、魔法使い、シーフ(泥棒)などに分かれ、おのおの得意不得意がある。

これが、絶妙な組み合わせで、絶妙な場所に置いて、絶妙な資源配分をすると、驚くほど強くなるだ。まさに異能の組み合わせと資源配分という「戦略」の極致。
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全12面を、何ヶ月も掛けてクリアした。
その後また何ヶ月も掛けて、全面をパーフェクトクリア(クリスタルを1つも失わずにクリア)した。
そして最後の?挑戦が、ノーシーフクリアである。

泥棒の近くで敵を倒すと経験値が多く溜まる。それを利用せずにクリアするものだ。
言うと簡単だが、これが超絶的に難しい。

もう3ヶ月間、試行錯誤を続けているのであった(笑)


そして昨日、弟が悪魔のささやき。
「似たので三國志版もあるよ」

早速、無料のLite版を今日、やってしまった。数時間も掛けて。
その上、フルバージョンを、買ってしまった。450円出して。

普通、難しい、に加えて、地獄、というレベルもあるこの「三国TD」
クリスタルディフェンダーズのパクリものであるが、よく出来ている。
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ささっとクリアできる代物か、それとも・・・。


ストラテジーゲーム、それはヒトの戦略性を鍛えるもの。
そして、自制心を鍛えるものく(だいたい負けるけど・・・)。

2011年06月03日

政局ゲーム・・・星0個

「民主 小沢氏ら15人処分先送り」というニュースが流れた。 

(参院がダメだから意味ないけど)衆院での絶対安定多数には問題ないから、15人くらい除籍すれば良い。 

とはいかんのだろうが、まったくもって中途半端。 

まあ、「時期を明言しない辞意表明」でひっくり返るくらいだから、小沢・鳩山同盟もその程度の覚悟だったと言うこと。 
そりゃそうだ、本気で造反して離党したら最も価値なくなるのはこのお二人。 


それにしても、改めて思う。鳩山由紀夫とは不可解な人だ。 

首相としてはただ沖縄と日米関係を混乱に陥れただけ。 
金がらみで退陣する際には盟友小沢シを道連れにし、 
菅シが総理になると反菅に回って小沢シと蜜月。 
そしてまた勝手に菅シと手打ちして・・・。 

なんのポリシーも深謀も見えない。 


なんだかバカらしくて、この「政局」ゲームについては書くのも虚しい。 われわれは大枚はたいてこんな茶番を見たいわけではない。

政治とは、トレードオフを明確にし、代替案を戦わせ、痛みのある決断をするための仕組みに他ならない。全員を満足させることは出来ないし、お金も降ってわいては来ないのだ。
すべてを先送りにし続けるだけなら、ネコにだって出来る。政治家など要らない。


民主党よ、はよ仕事せんかいな。 

自民党だって、今回の危機の大部分を作りだしたのは、自分たちの政権時代だったという反省を深くしつつ、行動してもらいたい。 
谷垣シも何を期待しとるんかいな。棚からぼた餅とか考えてないで、ちゃんと国を動かさんかいな! 


国民として確かに選挙で選んだわけだが、こんなに言うこともやることも支離滅裂では、今後どうやって選べば良いのか、途方に暮れる。


(初稿では一部不穏当な表現があったので、ちょっと修正。でも氏とか言う気にならないのでシに)

2011年06月01日

1100人を超える震災遺児・孤児たちのために、できること

昨日、あしなが育英会からも発表があったが、東日本大震災での遺児・孤児は1100人以上に上る。

福島県の相馬市では、消防団員10名の殉職者を出したこともあり、震災孤児や被災者の就学資金の義援金をいち早く立ち上げた。

5/20時点で一般のものも含めて相馬市には5億円弱の義援金が集まったという。

震災孤児・遺児に18歳まで毎月3万円を贈る条例も4月中に制定している。43人に対し総額2億円の規模となる。

上記、あしなが育英会では、募金や寄付により17億円が集まり、未就学を含む中学生までに50万円、高校生・浪人生に80万円、大学・専門学校・大学院生に100万円の一時金を給付することに決めた。

もちろんこれで十分なわけでも、ないけれど相馬市の立谷市長の言を借りれば
「万分の一でもの償い」
である。

くだんの就学資金義援金にも参加していたのだが、先日、立谷市長からのお礼状が届いた。
なんと和紙に毛筆の直筆である。
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現時点でわが家にある、最も輝く書であることは間違いない。


ハタチ基金もそうだが、これからも息の長い支援を続けていきたい。

なんか「頑張って稼がなきゃ」という気持ちになるなあ。

福島県には『特別講義ルークの冒険』でも、お邪魔する予定。
先方の都合で、秋以降になるだろうけれど。


そうそう、福井県民有志が今週末、東京・南青山のカフェ291でチャリティ寄席をやるらしい。
被災地何カ所かに中継もされる。それをKIT虎ノ門がお手伝いしていると聞いてびっくり。

中継場所は、以下。
・宮城県石巻市の住吉(すみよし)中学校避難所
・福島県双葉町(ふたばまち)の避難所
・埼玉県加須(かぞ)市の旧騎西(きさい)高校

6月5日(日)13:30開場 14:00開会、17:00終了
である。

2011年05月29日

新潟県立加茂高校で授業とPTA講演

7時過ぎの電車に乗って、東京駅へ。
上越新幹線で終点新潟の一つ手前が燕三条だ。

そこから車で20分ほどのところに新潟県立加茂高校がある。
天体観測ドームが輝く高校だ。地元加茂市やお隣の三条市から数百名が通う。

3年生向けに授業を45分、そしてPTA総会前の講演を90分やらせて頂いた。
校長の林先生らが、昨夏、福井で行われたPTA北信越大会に来られていたのが縁である。

PTA向け講演では、そのときにお話しした「高校における、生徒同士の学び合いの場」について、と、『ヒマと貧乏とお手伝い』について、を題材とした。

途中、新しい試みでばたついたところもあったし、最後のQ&Aももっと盛り上げたかったけれど、まあ、これで良しとしましょう。
あとで回収したアンケートには、多くのコメントを寄せて頂いたので。

終了後、少し待って林先生やPTA前会長さんとお話をし、また燕三条から帰宅した。
door to doorで4時間ほど。

それなりに疲れたかな。でも車中、アンケートコメント見て、ちょっと元気になった(笑)


参加者の主なコメント

・自分で決める力をどうつけるのか、明日から今日の講演を生かしてみたいと思いました(小1の担任教員の立場として&保護者として)

・私自身子どもの頃にお手伝いをよくやらされ嫌いでしたが、親になってからはその大切さに気がつき、子どもには少しやらせました。やはりやらせて良かったと思いました。

・男の子3人ですが洗濯ものも干させます。もっと上手に使っていこうと思いました。

・ジジババ対策が大変ですが、今日から、できることから実践してみようと思います。

2011年05月28日

特別講義ルークの冒険@佐賀県武雄市6/15.16開催!

さて、行きますよ、武雄市。 
あの温泉と市長さんで有名な、佐賀県武雄市! 

Z会の寺西さんの紹介〔宣伝〕で、市役所から申し込みが来たのが3月。 
そして震災のバタバタで途絶えていたが、先週、6/15.16開催と決まった。 

・6/15 12:00~ 若木小学校     56年 
・6/16 09:35~ 東川登小学校   56年 
       11:35~ 西川登小学校  456年 


見学希望の方は、各校にお問い合わせを。


地図で調べると、なぜか3校とも市街地から離れた田舎の学校である(笑) 
田舎の学校、大好き。 

無理を言って60分授業を確保していただいた。 
60分で何ができるか、もう一回、考え直して構成してみた。 

あとはその場の対応力勝負だ。 


あ、でもまだ準備出来ることがひとつ。

武雄出身のヒト、小学生相手に使って面白そうな武雄ネタあったら教えて~