2013年07月22日

『経営戦略全史』の店頭スペシャル展開!と書評・セミナー案内です

今日から3週間ほど、紀伊國屋書店 新宿本店にて、こんな展開がされています。


2013-07-22 18.34.05.jpg

書中で紹介している本の、主要なものをその場で手に取れるのです!!!
もちろん展開いただいているのは書店さんなわけですが、この準備はディスカヴァー21によるもの。
他社の売り上げにも貢献しちゃおうという、超太っ腹の(?)フェアなのです。
3階 上りエスカレーター降りるとすぐのところにありますので!

このスペシャル展開、もともとは紀伊國屋書店 梅田本店ではじまったもの。

他店にも拡がると良いなあ~。

あと、書評でのご紹介が2つと、セミナーが2つ。


泣く子も黙る『 文藝春秋』でのものと、
2013-07-12 12.05.072.jpg

『本の雑誌』で、本のカバーやデザインを対象にした貴重な書評です。
2013-07-22 22.22.152.jpg

セミナーはまず、明日7/23夜に渋谷マークシティで、サイバーエージェント後援のU30(20代限定)セミナーです。増席されたそうなので、まだ間に合うかも。
申し込みはこちらに!
cover-NnFlRE81CGgXv99K70zfJIQ3crH2W221.jpeg

もう一つは紀伊國屋 新宿本店で7/30 1900~2030のもの。
こちらは箱が大きいので、まだまだ大丈夫!
申し込みはこちらへ!

テーマは『ストラテジー・オブ・ライフ』です。

2013年07月11日

6/4&11大田区児童育成指導員研修

6月の4日と11日、いずれも午前中の2時間を使って、2週連続の研修を行いました。

大田区の児童館に勤められる非常勤職員の方 全員(70数名)を対象とした研修です。
数年前から区役所職員向け研修の一環として、保育士さん・児童館職員さん向け研修は行ってきたのですが、そこからのつながりで「非常勤職員にも!」ということになりました。
・6/4 決める力、伝える力
・6/11 発想力、ほめる力、共育論 
130604大田区児童館_01 目次.jpg
若手からベテランまで、さまざまな方がいらっしゃるのですが当日は等しく前向きで、かつ、明るく取り組んでおられたのが印象的な講師にとっても楽しい研修でした。
2013-06-04 09.57.072.jpg
昨日、参加者による「研修参加報告書」が子育て支援課から送られてきました。
もう、その書き込み量にびっくり(゚◇゚)
上長への報告書でもあるので、しっかり書かれたのだとは思いますが、ひとつひとつ具体的な内容や反省・感想・提案に溢れたものでした。
2013-07-11 05.16.092.jpg
NHKの番組じゃないけど、全部を床に敷き詰めたくなりました(笑)

例えばこんな実践例が。

・職員の話し合いに「4つの発言ルール」を使ったらスムーズにいった!
・子どもたちの遊びタイムに「何をしたいか」「その中で、今できることは何か」「ルールはどうするか」と自分たちで考え話し合わせるやり方をしたところ子どもたちはさまざまな意見を出し合い、考えて遊びを「決める」ことができました。子どもたちは思うよりずっと「発言意欲」「決める力」に溢れていました。
・大人数でのリレーの際、これまでは職員が走る順番などを決めていましたが、ルールだけを与えて自分たちで決めさせたら、リレーの最中、順番の間違えや混乱もなくとてもスムーズでした。
・まず「脱ワンワード」からやっています。
・子どもたちに、どんなお手伝いを「任せる」か、考えています!今までは「お手伝いしたい」と言われても、「時間がかかる」と避けていました。
他にも家庭での実践も。
・息子3人に「サバイバル」をやらせました。「3人寄れば文殊の知恵」を実感していました。
この70余枚の報告書を読んで、改めて感じたのは「学びの実践経験シェアの有効性」です。
1回目の最後に「学んだことを使ってみて」と宿題を出し、2回目の冒頭でその経験シェアを行いました。
・まずは6人チームの中で、1分スピーチ
・チーム内でベスト実践者を選んでもらい、その人たちが全体にスピーチ
同じ立場の人々の、生の実践例が聞けたことで「そうすればいいのか」「それならできそう」と思えた方が、多く居たことがわかりました。
また、「報告書」自体が、研修から2週間後までに提出、だったこともあって、その間の実践を踏まえたものも多く、それも研修の学びを振り返る上で良いと思いました。
一般の講演では難しいですが、こういった社員・職員研修では、「2時間×2回」、「アンケートは後で」方式をもっと取り入れていきたいものです。
また、「子どものトラブル対応」についてふたつ、報告書から。
・私は子どものトラブルに対応するとき、子どもたちが話し合って解決できるようサポートしてきました。しかし、研修を受けて振り返ると、自分の答に向かって、子どもたちを無意識に誘導していたことに気づきました。これでは子どもの考える力が育ちません。今後は時間をかけて、トラブル対応をしていきたいと思います。
・子ども同士のトラブルも、話をよく聞き、問題点を整理して考えさせ、言い方を教えることで、自分たちで解決できる力を付けさせてあげたいと思います。子どもたちのトラブル対応も、楽しく考えられるようになりました。
子ども同士のトラブルは、児童館でも頭の痛い問題なのでしょう。
そして、それを避けたり、素早く解消できる職員さんが「良い職員」だったのかもしれません。でも、遊びの時間と同じように、そのトラブルこそが、子どもたちが成長できる貴重な経験なのです。
トラブルの解決でなく、解決方法を教えることが大人の仕事。そう思えることで、子ども同士のトラブル対応も、頭の痛い話、から、楽しい指導ネタ、に昇格です!
「すぐに実践できるものばかりなので、職場ですぐやってみます」
と、多くの参加者に言っていただけたのが何よりも嬉しかったのですが、それは逆に、私がこれまで培ってきたもののターゲットが、まさに小学低学年が集う児童館(大田区では学童機能も担う)にぴったりだったということなのでしょう。
児童館職員さんたちを通じて、大田区の多くの子どもたちに「発想力・決める力・伝える力」が伝わりますように。また、個々の児童館にももっとお邪魔したいものです。みなさんのお声がけ、待っていま~す。

2013年07月08日

「人を許す権限」の巻

昨日の三谷家「おやこ」LINEでの会話です。

先日の「Farther’s Day 2013」の続編でもあります。


登場人物:長女三女(名前は2文字で○△とします)、(私)

父:(写真を投稿)
図1.jpg

父:まだまだ○△は、元気だぜ。

(これらは父の日のプレゼント風船。真ん中が長女のメッセージ付きで、右が三女のメッセージ付き)

長女:○□すごすぎ

(音が同じ違う漢字を打ってしまった長女。すぐ間違いに気づいて正しい漢字を投稿)

長女:△

(でも三女は目敏く見つけて、つつく)

三女:うわ・・・

(長女、誤魔化そうとする)

長女:うわ
長女:やっちまった

(別のネタを投げたかった私、これらを流そうとする)

父:ま、許す(笑)

父:Paprikaのサウンドトラック、手に入れたぜ。
父:やっぱり、音がいい。YouTubeより10倍。

(流れに乗る長女)

長女:悪夢見るよ(笑)

(それはないだろうと三女が父に)

三女:え、なんで許した?笑

(苦し紛れに、その場で言い訳をつくる)

父:1日1回、人を許せる権限。

(長女、すかさず食い付く)

長女:(笑)
長女:つかえるそれ!

三女:うそ!じゃあ私も使うわ。

(へんな言い訳に使われたらたまらんなと父思い)

父:1日1回。自分の事じゃなくて、だからね。

三女:心得ております

長女:(ボールをスライディングキャッチする少年のスタンプ)


さあ、これからこの「人を勝手に許せる権利」はどのように使われていくのでしょうか。
まるで神がごときこのパワー・・・・・・。

2013年06月29日

『経営戦略全史』on media 「”読み物”として面白い本」

最新の日経ビジネス(7.1号)のp56「目利きが解説するビジネス書ランキング」で紹介されています!

青山ブックセンター本店(青学の向かい)での5月1ヶ月の販売ランキングで10位に滑り込み、本文の最後でしっかり紹介いただきました。

2013-06-29 09.14.30.jpg

書店員さん曰く「10位の『経営戦略全史』は、名前は聞いたことあるけれど、内容はよく知らない「ポジショニング戦略」や「競争の戦略」といった経営戦略について解説した本です。写真や図解が多く、デザインにもこだわっています。読むだけでも面白く、手に取りやすい内容になっています。サラリーマンだけでなく、学生にも人気で、入門書としてこれを読んでからオリジナルを読むのもお勧めです」と!

青学の学生さん、しっかり勉強してくださいね~。

ちょうど、昨日(6/28)は日経新聞の朝刊にも、ディスカヴァー・トゥエンティワンの3冊の一つとしてどーんと広告が出てました。

2013-06-28 07.40.512mini.jpg

これらの影響か、昨日はAmazonで総合ランキング24位、ビジネス・経済で3位くらいまで上がりました。(^_^)v
もちろん1位は南場さんの『不格好経営』。総合でも4位とかなので、これにはまったく敵いません(笑) いや、ほんと、素晴らしい本ですよね。


『経営戦略全史』の読者セミナーは、これまで東京で6回、名古屋・大阪で1回ずつ開き、延べ700名の皆さんと直接お話しすることができました。なんと初版部数の1割です!

「うちでもやって!」があれば伺いますので、是非、お声がけください。

2013年06月18日

Farther’s Day 2013

先週金曜の深夜、12時を過ぎて数分後、長女が「おやこLINE」で叫びました。


「世の中の皆様!」
「三谷家の皆様!」
「本日は…父の日であります!」
(ブラウンの\(^_^)/スタンプ)

すかさず三女が突っ込みます。
「あしたじゃね?」

長女、時計を確認して答えます。
「焦っただろうが」
「もう今日だわ」

三女、負けません。
「え。16日じゃないの?」
スマホ初心者ながら、証拠写真付きです。

379372533034.jpg

長女、一日勘違いしていたようです。
「えっ」
「あ!」
「あー!!!!!!!!!!」

その後、数分間、長女はLINE上で次女・三女に滅多打ちにされ、燃え尽きます。
私はそれが終わるまで、ゆっくり観察していました(笑)

さて、肝心の日曜日には、何も起きませんでした。
土曜深夜のお祭@LINEもなく、私はグロービス名古屋校での講義と、COHALでの『親と子の「伝える技術」』セミナーで終日不在。

そんなもんね、とLINEに投稿して、父の日は終了しました。

ところが、翌月曜日、家に帰ってしばらくして、トイレに入ったら・・・
トイレが体感型プレゼントになっていました。

2013-06-17 21.13.38.jpg  2013-06-17 21.13.44.jpg

風船には、いろいろな落書きやお手紙がマジックで書かれ、フタの上には爪楊枝とともにこんなメッセージが。

「お父さん
おかえりなさい
トレス発散にどうぞ
長女&三女」

ふむ。体感型プレゼントとは面白い。しかも予算は極小。

風船を全部、割り終わるまでは、私専用のようです(笑)
(トイレは2つある)

2013年06月12日

講演及び講義・研修の記録と予定 2013年6~7月

スタートはFEDでの『全史』読書会でした。とても「濃い」会で、ここからまたいろいろつながりそうです。

966968_512622655457513_1847178778_o.jpg

6/1(土) 1815~2130 FED読書会@文京シビックセンター『全史』
6/4(火)930~1130 大田区子育て支援課内研修A「決める力と伝える力」
6/7(金) 13~1600 AMG管理看護①「決める力と伝える力」
6/11(火)930~1130 大田区子育て支援課内研修B「発想力とほめる力」
6/12(水)1345~1700 AMG主任初任者B 「決める力と伝える力」

ここまで終わった。そして明日は浜松で800人の中高生向けに体感型講演なのです。
うまく行くといいなあ。テーマも初めてのモノだし。

6/13(木)1310~1450 聖隷クリストファー中高校「理系のススメ」
6/13(木)1800~2100 Jobweb 特訓講座2「PS対SS・64」

で金曜夜は『親と子の「伝える技術」』の初出版セミナー。
日曜午後にも名古屋でやります。こっちの方が、参加人数多そう(笑)

6/14(金) 19:30~21:00 アカデミーヒルズ『親と子の「伝える技術」』セミナー
6/15(土) 1000~1145 Bon Voyage有栖川「決める力」
6/16(日) COHAL ACADEMY 『親と子の「伝える技術」』@名古屋

Bon Voyage有栖川での超少人数「決める力」セッション、まだ参加可能です。
火曜はいよいよ最後の『全史』セミナー@大阪。

6/18(火)「全史」セミナー@グロービス大阪校

今年はなんと、都主税局職員さん向けにも研修やります!

6/25(火) 1330~1645 東京都主税局 新任ライン係長研修 「大事なことを決める、伝える」
6/27大田区役所3年目「決める・伝える」1
7/2大田区役所3年目「決める・伝える」2

大田区役所の入所3年目研修が今年はなんと丸一日×3回に。頑張りマス~。

7/6(土)1315~1350 3keys「私が教育・NPO支援に進んだ3つのワケ」
7/10大田区役所3年目「決める・伝える」3

海の日は、福井に帰って(母校ではありませんが)仁愛女子校の同窓会で、講演です。
なぜか現役の生徒さんたちも出席とか!?

7/15(月)昼 仁愛女子高校 同窓会総会
7/16(火)13:10~16:20福岡医療短期大学 保健福祉1.2年
7/26(金)13~1600 AMG管理看護②

7月の締めは、上尾で行われる看護師さん向け研修の第2回。
みなさんの成長に刮目せよ!

これと並行して、次の本の執筆、スタートしました。
そして、著名経営書の「解説」も書いています。わー、偉そう・・・。

2013年06月07日

大江戸線の天使

昼過ぎ、都庁方面から青山一丁目に向かう大江戸線。結構混んでいる。
座ったものの、向かいの席も人がいっぱい。

新宿駅で多くの人が降りた。

ふと見ると、向かいの席にSuicaがコロリン。なんと!

素早く拾って、ホームに降りて、声を上げる。
「誰かSuica落としてませんか?」

でも、反応はなく、たまたま目があったお嬢さんも、クビを横に振る、、、

さあ、困った。

一旦、電車内に戻るが、さてこのSuicaをどうしたものか。
しばし、ドア近くで悩む。

ホームのベルが鳴る。

ああ、仕方ない。改札まで持っていってあげるか。きっと落とし主はそこで立ち往生するはずだし。

と、決めて電車を出たら、さっきのお嬢さんがこちらを見ている。
唇が動く。

「持って行きましょうか?」

天使だ!

「お願いします」とSuicaを渡す。そして電車に、、、

と、思ったがドア(正確にはホームドア)は目の前で無情にしまり、私はホームにポツリ。

お嬢さんは少し、申し訳なさそうな顔をしてから、軽く会釈をして改札へと歩き出す。

ま、次の電車ても間に合うのは、電車に乗る前から確認ずみ。だから改札までSuicaを持っていこうと決めたのだし。

大江戸線 新宿駅。15秒間の、お話しでした。
結果的には、小さな親切の、連携プレー、となったかな。

2013年05月28日

講演及び講義・研修の記録 2013年4~5月

春の4~6月は、ふだんから研修や講演が多いのですが、この2ヶ月、出版関連が重なったので、いろいろなところでお話しする機会に恵まれました。
すでに4~5月だけで1800名以上の方々に直接、お話しできました。

以下、備忘録として。

・『経営戦略全史』関連
4/9(火) 1900~2100 『全史』講演@平河町
4/26(金) 1900~2100 グロービス東京校『全史』講演
4/28(日) 1400~1600 グロービス名古屋校『全史』講演
4/16(木)1900~ 全史セミナー@KIT虎ノ門
5/25(土) 1000~、1630~ 全史セミナー@KIT虎ノ門×2
5/30(木) 1900~ J-College全史セミナー@KIT虎ノ門

・ビジネス研修
4/15(月)910~1130 富士通マーケティング 新人研修「決める力」
4/15(月)1620~1750 NRI 主任初任者研修「発想力」
4/24 1000~1800 エンジニア課長塾
4/27(土)900~1300  MUFG@東京「決める力と伝える力・ほめる力」
5/16(木)1010~1730 女性課長塾
5/22(水) 1345~1700 AMG主任初任者A 
5/24(金) 1800~ BCGアルムナイトーク

・親・子ども・教員向け
4/16(火)1145-1315 ボンヴォヤージュ有栖川「発想力」
4/20(土)10~12、13~15 日本自然環境専門学校「決める力と発想力」
4/22(月)1045~1235 田園調布雙葉高校3年「決める力」
5/8 (水)13:10~16:20福岡医療短期大学 歯科衛生2年
5/9 (木)金光学園
  11:45~12:35(50分)  中3年 「決める力」(サバイバルを1回) 
  13:00~14:00(60分)  保護者 「決める力と発想力の伸ばし方~未来の就職力と生きる力のために」
  14:15~15:55(100分) 高1 探究クラス 「決める力と伝える力」(サバイバルを2回) 
5/14(火)1800~2100 Jobweb 特訓講座1

さて、6月には『親と子の「伝える技術」』の出版セミナーもはじまります。6/14(金)のアカデミーヒルズ会員限定イベントが、最初ですね。
6/13(木)1310~1450には浜松市の聖隷クリストファー中高校で全校生徒さん(800人!)向けに講演することも決まりました。テーマは「理」、です。
恒例となった看護師さん向けの研修や、大田区職員さん向けの研修も楽しみです。

そうそう8/8には芦花小学校でのサマーワークショップもありますよ~。
低学年限定の科学教室「ルークの冒険」です。「定員増やして!」のご要望にお応えして、今年は1日に90分×3回の公演です~(T-T)
がんばるぞー

「子ども・親・教員向け講演・授業」ご希望の方は、HPのお問い合わせまで!

2013年05月23日

『親と子の「伝える技術」』は女子中高生から?

二人の親から同時期に、とっても似た話が寄せられて、びっくり!

以下、(ちょっと修正・抜粋して)ご紹介。


その1:母と娘
Facebookページ「三谷3研究所」より

『親と子の「伝える技術」』、週末Amazonからきた途端、中1娘が開けて興味あったのか先に読み出しました。
「当たってる」、「そうやねん」、とブツブツいいながら。
そして、「これ読んで母さん変わらな」、と最後はダメ押し。まだ読んでないって。
楽しみやら恐ろしいやら、読ませて頂きます。


その2:父と娘

この本を発送して頂いた翌日、楽しみに帰宅すると開封されたレターパックの残骸が。
妻に「中身は?」と問いかけると「あれっ→」と子供を指差します。
子供に視線を移してみると「わかる~わかる!」などと呟きながら子供が読んでいるではないですか。
そしてとどめの一言「お父さん良い本貰ったね、よ~く読んでね」
ハイハイ、承知いたしました勉強させて頂きますよ!

(中略)

そんな訳でまずはできる事から始めようという事で「脱ワンワード」
やり方は簡単。
「イヤ」「ムリ」「みず」などのワンワードをNGワードとして設定し「疲れているから今日はイヤ」「まだ習っていないから計算できない」「冷たい水を飲みたい」と、ちっとした文章で話す事。
やってみると、親子共にいかにワンワードコミュニケーションを多用しているかが良く解り、互いにそれを「お父さんNGワード!」などと指摘するのはゲーム感覚で楽しくすすめられます。
確かにこれは文章を意識して話すようになるし、お互いの会話の角が取れ穏やかになるのを感じます。

以上ですが、ここから後半がまた面白いので、是非、「存続の危機を乗り越え、脱ワンワード実行中のrams家です」をお読みください。

この本、実は女子中高生向けにプロモーションしたらいいのでしょうか。
「親に読ませたいこの一冊!」みたいに。

『親と子の「伝える技術」』、ぜひ書店で手に取ってみてください~。

2013年05月17日

OPUS by Time&Style 本日納品。書斎3.0!

これは、アートだと思った。Time & Styleのダイニングテーブル、OPUS、だ。


m_opus_dt_01.jpg

玉川高島屋SCのお店の、一番前に置いてあったそのテーブルを見たとき、ゾクッとした。
その美しいX字脚、そして何より限りなく薄く見えるエッジの効いた天板。
でも全体には柔らかなカーブが多用され、天板の真ん中には細長い楕円の溝も。
書斎の机にしたい、と思った。

それが2ヶ月前のお話し。

何日か、迷った。
いや、迷ったのではなく、自分の気持ちを試していた。この器にふさわしい、使い方が自分にはできるのか?と。

材質は、ウォールナットを選んだ。そうちょっと憧れる、あの濃い落ち着いたヤツだ。
天板の仕上げは、あえて、蜜蝋ワックスにした。ウレタンクリアでもオイルでもなく。
担当の錦山さんには何度か念を押された。「手入れの手間がかかります」
彼女は「大丈夫か?」とまでは言わなかったが、水を嫌うこと、でも湿気は必要なこと、数ヶ月に一回ワックス掛けしなくてはいけないこと…。

ちょっとだけ、びびった。
でも、蜜蝋仕上げのOPUSの手触りと色は、そんな私の背中を押した。「頑張る価値はある」
なんども展示品を撫でながら、そう感じた。

テーブルの両脇下に大型スピーカー(DIATONE DS-200HR)を置くために、結局特注品になった。
3㎝、高さを上げてもらったのだ。工場で、X字脚の上部接合部分を、きちんと延伸してくれるという。

発注してから1ヶ月半。今日がそのOPUSの納品日だった。
当然朝から、書斎の片付けである。

これが、
2013-05-17 06.49.29.jpg

1時間半でこうなった。
2013-05-17 08.53.17.jpg

計算通りなら、このスピーカーもPCも、机の下に綺麗に収まるはずだ。
この日に備えて、ディスプレイはすでに、宙に浮かせてある(笑)

9時過ぎ、予定通りトラックが到着。Time & Styleのお二人も、同席のうえでの搬入作業が開始された。

2013-05-17 09.07.36.jpg

ちゃっちゃっと天板と脚部に分解され、書斎へと運び込まれていく。
2013-05-17 09.25.29.jpg 2013-05-17 09.25.45.jpg

2013-05-17 09.28.28.jpg 2013-05-17 09.29.06.jpg

これが職人の手による接合部の延伸。もともと断面がリーフ型だから、難しいと思うがお見事である。
2013-05-17 11.03.15.jpg

そして、書斎3.0は、こうなった。

2013-05-17 11.47.06.jpg

比べると、
2013-05-17 06.49.29.jpg 2013-05-17 11.40.45.jpg

こうだ。

でも、このミニマル状態を、さて維持できるのか・・・。
ま、頑張ってみましょう。ものをちゃんとあるべき所に戻し、紙はどんどんpdf化し、不要なものは捨てる。
そして半年に一回は必ず、蜜蝋ワックスを塗る。

このデザインと感触を、味わい続けるためなら、やってみようじゃないの。

人の習慣さえを変える力を、優れたモノは、持っている。


もちろん、まったく安くは無いのだが、『経営戦略全史』、3刷2万部のお祝いかな。