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2011年11月15日

第6戦:瀬戸市教育フォーラム「はやぶさの奇跡」 11/13

規模的には今年最大なのがこのイベント。愛知県瀬戸市が企画した、「はやぶさ」絡みの大イベントだ。

(公式ブログはこちら

夏、瀬戸市の29の小中学校から「宇宙」をテーマとした作品を募集することから始まり、11/13日曜日には市の文化センターで約1000人の市民(と近隣のみなさん)が集まる中、講演と表彰式が行われた。

 

メイン講演は、はやぶさのイオンエンジン開発責任者の國中均 JAXA教授が60分。そのマエセツとして、レクチャートークなるものを20(と子どもたちの表彰式のコメンテーター)。

「はやぶさ」のマエセツなのでいつもと同じ内容というわけにも行かない。しかも20分という短時間。

どうしようかなあと頭を絞ること数ヶ月(ホントに)、前日に思いついたものも含めて、中身の濃い「体験・体感型」講演ができたかなと思う。

 

・サンプルリターンの価値と難しさ

・圧倒的スピード

・はやぶさの名前の秘密

・空気抵抗と涙滴型流線型

・はやぶさのカタチの秘密


という流れと説明をしつつ、なぜそうなのかを確かめる大実験を3発。

 

・空気の重さ大実験(巨大風船をどーーーん)

・流線型大実験(ロケット風船をびしゅっ)

・サンプルリターン大実験(会場3チームに分かれてロケット風船を後ろまで往復させる)

 

特に3番目は事前に練習もできない、一発モノ。会場の1000人全員が参加して、3本のロケット風船を前から後ろに、そして最後部のスタッフに渡して、また前にリターン!

これが意外と簡単ではない。あっちへ飛んだり、こっちへ飛んだり、戻っちゃったり。

早く早くと会場は大人も含めて大興奮。

 

でも、途中のプレゼンテーション部分も、とってもうまい会場との掛け合いになって、よかった。

 

「はやぶさの名前は、もともと何の名前~?」

「トリー!!!」と何人もの子どもたちが叫ぶ。

 

「じゃあ、他にはどんなはやぶさって名前の付いたものを知ってる?」

「新幹線!!!!」男の子中心の声が飛ぶ。

 

「大当たり。でもこんなのもあるよ」とスズキ隼を見せ「時速312kmだ!」

「おーー。すげー」と感嘆の声。

 

「こんなのもある。一式戦闘機
隼だよ。時速560km

大人向けのネタだったが、2階席から男の子の声が飛ぶ。

「かっこいいーーーー」

 

子どもたちは、1000人に囲まれても、臆さず、大声を張り上げていた。

大風船に触りたいヒト!という呼びかけにも、「はーい!!!」と何百人もの手が挙がったね。

 

たぶんこのノリは、トークの一番最初の「大声競争」で生まれたもの。  

こんにちは~と言えば、会場はこんにちは~と答える。そしておもむろに私は騒音計を取り出す。

みんなの元気をこれでハカるよ!

はやぶさは、とっても「元気」だった。どれだけの元気があったか見せましょう。

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M-V 5号機(はやぶさ搭載)の打ち上げ映像


会場にはこれを大音量で流す。みんなその音の大きさにビックリする。

 

「みんな、はやぶさと大声競争だ!」「4チームにわけますよ」

「まずはスタッフチーム!市職員や教育委員会関係の方立ってください。少数ですが模範演技をお願いします」

最前列の関係者席に座る議員さんたちが「俺たちも?」という顔だったので、笑顔で促す。「そうです」

せーの、こんにちは~!

 

おお、見事100デシベル超え!

 

次は小学生とそれ以下の子どもチーム。3400人が「はやぶさーーー!

中学生・高校生チーム。10人?(笑)が「イトカワーーーー」

その他の大人チームが数百人で「こんにちはーーー!

 

最後、全員で「はやぶさーーーっ!」と叫んでまたまた100デシベル超え。

 

ああ、大声出すって気持ちいいねえ。

みんなの元気もワカッタよ。

じゃあ、これからはやぶさの話をしよう。

 

そんな風に始まった、レクチャートーク。

1000人との20分は一瞬で過ぎた。(よく20分で収まった、というべきか(笑))

 

最後にみなに語りかける。

「はやぶさは、宇宙で孤独だったでしょうか」

「いや、一杯の星に囲まれて、きっと楽しかったと思います」

「みなさんも、星空を見上げてください」

「そしたら宇宙がもっと好きになります」 

 

数百人が出してくれたアンケート。

・たいへん面白い 75

・面白い  22

・普通   2

・面白くない 1

(未記入を除く比率)

 

表彰式では私独自に「三谷賞」を2組に。賞品は『ルークの冒険』

そのせいか、会が終わったあと片付けのとき壇上で、小学生女子からサイン攻めに(笑)

みんな、また会おう。

 

写真は当日配布の素敵なパンフレット。

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それにしてもよくぞ1000人、集めたものだ。感服。

2011年11月15日

第5戦:KIT虎ノ門大学院 学校説明会 11/12

KIT虎ノ門大学院 ビジネスアーキテクト専攻。私のメインの職場である。 
(いや、正しくはこの書斎か・・・) 

KITってグーグルで検索すると1位が金沢工業大学!そして単独2位がKIT虎ノ門大学院なのだ。 

KITの努力はすごい。 

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さて、昨日で来年度に向けた第2期の出願が締め切られたわけだが、希望者に向けて定期的に公開講座を行っている。 
昨年は山田英二さんの「ビジネス論理思考」を中心に、ゲストがときどき、だったが今年は一セットを回していくイメージで作っている。 

・ビジネス論理思考:山田英二 
・ビジネスキャリア思考:鳥谷陽一 
・ビジネスマーケティング思考:山口信和 
・ビジネスマネジメント思考:殿村真一 

いずれも、KIT虎ノ門大学院が誇る、看板教員たちだ。 
あ、私もやってます(笑) 
・ビジネス発想思考:三谷宏治 

で、毎回、冒頭にKIT虎ノ門大学院の説明会が入る。 
40分の学校説明だ。 

何回も聞くヒトがでてしまうので、今は3パターン(前半だけだが)作っていて、楽しめるようにしている。参加型演習を前半やって、後半はKITの説明。 

KITは『教育付加価値日本一!』」 
「大学は教育サービス」 
KIT虎ノ門大学院の商品は教員!」 
「日本一の外部教員陣」 
「ゼミは最高の自己実現の場」 

さて、来期はどんな人たちがこの梁山泊に集まるのか。楽しみである。

 

2011年11月11日

第4戦:アカデミーヒルズ『一瞬で大切なことを伝える技術』出版記念セミナー 11/10

11/09は『一瞬で大切なことを伝える技術』の発売日(出版社からの配本日)であったのだが、そういう感慨にふけるヒマもない1日だった。
そして11/10の早朝、気がついた。
今日の夜の準備がまだじゃないか!?

プレゼンテーション資料は作った。PPT2007で。でもアカデミーヒルズには2003しかないので、PCを持ち込まねばならない。でも私はMacBookProしかもっていない。
なのでkeynoteに移し替えていたのだが、そこで作業が止まっていた。
しかも配布する抜粋版や、ワークシートもまだ!

担当の中村さんからは「当日午前中にください」と言われていたのに、昨日1030からの打ち合わせ@二子玉川を入れてしまったゾ。

朝5時から作業にかかり、1020完成を目指す。
でもこんなときに限って、新しいアイデアを思いつく。それもちゃちゃっと入れる。

電光石火の作業が終わり、ブジ、1020に、送信。
で、二子玉川ライズ カタリストBAに打ち合わせに向かう。


午後は、ダイヤモンドオンラインの記事を書く。そして夕方に向け、お出かけ仕度。これは5分(笑)
開始45分前に来てと言われていて、余裕を持ったら70分前に着いてしまい、しばし彷徨う。
六本木ヒルズはすっかり冬のたたずまい。暖色系が今年のメッセージらしい。
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1900、いよいよ出版記念セミナーが始まる。
今回初登場ネタも多いので、うまく行くか心配だったが、会場は最初の「自己紹介タイム」から盛り上がる。
いつものとはちょっとだけ違う、仕掛けのあるものだ。

そしてその後、どんどん本の中核である『重要思考』演習を進める。節電、TSUBAKI、伊右衛門・・・。
で、最初に戻ってくる。

「さてもう一度、自己紹介タイムデス。今度は『重要思考』で自分を説明してください」


ほめる力も少しやって、研修終了。
即、本の販売とサイン会開始(笑)

本持参の方や、昔の本のカバーを持ってきて「こちらのもサインを!」という方も。
でも大部分は、もともとのファンでなく初めての方。

なのに41冊もの本が、売れた。参加者の約50%!
感激である。


その後、かんき出版のみなさんとミニ打ち上げ。
これも珍しく、おつき合い。昨日のダイヤモンドHBR打ち上げがうらやましかったから?でもないけれど。

11時過ぎまで本の話で盛り上がる。
あー、良い仕事したねっって感じ。


翌日、アンケートをじっくり見る。

・大変満足した 60%
・満足した         36%
・ふつう             2%
・不満               1%
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個人的目標には届かなかったが、初物なのでヨシとしよう。

そして「普通」とされた2名、「不満足だった」とされた1名、の方のコメントは次への反省材料に。
さて、次へ!

2011年11月09日

第3戦:ダイヤモンドHBR35周年記念セミナー 11/09

田園調布雙葉での授業が終わってすぐ、九品仏の駅へ向かう。
自由が丘経由で日比谷線に入って、神谷町。
ホテルオークラまでは歩いて数分だ。

ダイヤモンドHBRが、35周年を記念して企画したセミナー
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KIT虎ノ門大学院はそのスポンサーの一社である。
なのでプレゼンテーション時間があるのだが、それはずっと後。

メインのスピーカをお願いしていた、野中郁次郎さん、紺野登さん、それにユニ・チャームの高原さんにご挨拶するためである。

野中さんのウィットの効いたスピーチ、ホントはもっとしゃべりたいことがあっただろうにガマンして合いの手で済ませていた紺野さん、ありがとうございました。

高原さんも「奇策はない。現場を理解しやるべきことをしっかりやるだけ」と。
ご挨拶したら、高原さんは社の方々と、その後のスポンサープレゼンテーションも聞かれるという。
俄然テンションが上がる私(笑)


2~3万円を払った(もしくは会社に払わせた)100余名が見つめる中、静かにスタートする。持ち時間は45分。

まずはいきなりのMr Brain話。
そこから認知問題、錯視問題と進んでいき、都度、客席に問いかけ、挙手を求め、書いてもらう。そしていよいよ紙コップ演習へ。

でも実は、プレゼンテーションの最初にやったのはチームビルディング。
こんなに意欲ある人たちが集まっているのに、ただ座って聞いているのはもったいない。
紙コップ演習では、チームでディスカッションしてもらいます。だから、3~4人でチームを組んでください。
その中で自己紹介デス。一人1分。
自己紹介は、名前と職業と、得意・不得意としてください。
今から1分、自己紹介内容を考えましょう。1分後、スタートです!

1分後、手を叩く。「自己紹介スタート!」
人々がいっせいにしゃべり出す。会場の温度が一気に上がる。

その熱気をうけながら、プレゼンテーションはスタートし、笑いやため息とともに流れていく。
いよいよ紙コップ演習では、頭だけでなく、手を動かしチームでの試行錯誤だ。

高原さんたちもちゃんと取り組んでいただいていた。さすが。

そして最後に3.11の話を。
ダイジなのは情報力ではなく、判断力。そしてそれは教育と訓練で身につけうるものなのだ。
奇跡は、起こせる!


50分間、持てる力をすべて出し尽くした感じのプレゼンテーションが終わる。
拍手を頂きながら、退場する。ふ~~。
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その後の懇談会も、珍しくおつき合いした。
2時間弱、本当に多くの方とお話しした。名刺交換41枚は新記録かも(笑)

次へとつながる、良い出会いの場であったと思う。
もちろんKIT虎ノ門大学院の宣伝もばしっとプレゼンテーションに入れたが、みな「宣伝には見えなかった」「魅力を感じた」と。
よしよし。

きっちり公私混同・・・ちがうか、WinWin、かな(笑)
ダイヤモンドHBRの関係者のみなさんからも直後、「ありがとうございました。今、打ち上げ中です~」とメール。
Good!

2011年11月09日

第2戦:田園調布雙葉高校3年生「ほめる力」授業 11/09

第2戦はここ数年、毎年お邪魔している田園調布雙葉である。
HI350317.JPG(これは春の写真)

小林潤一郎さんの「情報社会学」での講義なのだが、春に「決める力」をやっている。

今年の受講者は8名。
少人数だが、だからこそできることがある。

4名ずつに分けて、まず反省会をしてもらう。
「決める力」を使ったか、役に立ったか、等々。
個人で考え、チーム内でシェアし、チーム内で一人を選んで全体に発表してもらう。

「学校祭の委員会で、話し合いを進めるのに役に立ちました」

これで「ほんとに役に立つんだ」がシェアされることにもなる。そして、私もやってみよう、となる・・・かな(笑)

さていよいよ「ほめる力」演習。

・携帯音楽プレイヤーをほめる
・ヒトをほめる

と進む、携帯音楽プレイヤーは
・iPod             5名
・携帯電話兼用 2名
・ウォークマン   1名
だった。さすがのiPod比率。でも携帯電話の多機能さに、みなが感嘆したり(笑)

まずは自分のモノをほめる、に始まって、相手のモノをほめる、にすすむ。
ただし、ちゃんと何と比べてほめるか、何についてほめるか、を明確に

そして次はインタビュー。ただほめてもダメだよね。
たとえばイロをほめても、相手がイロなんて気にしてなかったら、ほめたことにならない。
だから、まずは相手にちゃんと聞こう。

「あなたにとってダイジなコトは何ですか」

その上で、もう一回、ほめる。

50分授業の1コマ目はこれで修了。
2コマ目にはヒトをほめる。
同じことを相手をほめることでくり返す。

ただし最後は全員に発表してもらう。
つまり、インタビュー相手を、みんなに対して、ほめるのだ。

彼女らは幼稚園や小学校からの仲間たち。
エピソードも交え、上手にほめてあげていた。


彼女らがバババッと電光石火で打ち込んだfeedbackコメントの一部を。

「改めて見つめると友だちには本当に素敵な部分がたくさんあるのだなと感じました」

「やっぱりほめられるとうれしいし、相手をほめようと考えたときに、私には何が足りなくて、逆にこのヒトには何があるのだろう、それがどういいのだろうと考えるが楽しかったです」

「三谷さんの授業は、ここだけで終わらず、社会に出るにあたってとても勉強になるなと改めて思いました。このような授業は自分の考えるスキルを試すことができる機会でもあると思います」

「相手の長所と自分の短所を見つめ、精進していきたいです」


おとなしめのクラスだが、実は中はとてもしっかりしている子たちが集まっている。
その力を引き出し、鍛える授業が、できるといいな。
今度は一般社会人と混ぜてやってみよう。

いつも彼女らには、教えられることが多いのであった。


アシスタントを務めていただいた酒屋さん、佐藤さん、ありがとうございました。

2011年11月08日

第1戦:ラジオサンキュー 生出演 11/07

11月9日の新刊発売日と前後して、9連戦が組まれている。

その緒戦はラジオ出演。

今週末13日に行われる瀬戸市教育フォーラム
http://ameblo.jp/seto-hayabusa/
の、宣伝である。(私は前座マエセツと審査員担当(笑))
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ラジオサンキューは、愛知県の瀬戸・尾張旭・長久手をカバーするローカルFMである。
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その帯番組で、フォーラムの紹介をしてくださいるという。しかも私にインタビューまで・・・・。

生放送って、失敗できないし、時間も決まっている。
だから珍しく質問への回答原稿を書き起こし、事前にしゃべって時間を計って推敲し、と。

11月7日月曜1420からいよいよ本番。
家から電話で入るのだが、番組開始の音楽やパーソナリティの方の声が受話器から聞こえても、現実感がなく、なにやら別世界のことのよう。

でも、突然振られる「ということで三谷宏治さんと電話がつながっております。みたにさ~ん」


もうこうなったらやるしかない。
急斜面に突入したら滑るしかないのだ。
でも、スキーと違って滑っちゃいけない。
なるべくゆっくり、感情を込めて、滑舌に気をつけ、しゃべる。

パーソナリティの方が突っ込みやすいように、しゃべる途中で、微妙な隙間も空けながら。

そして、緊張の13分が終わる。


燃え尽きた・・・・。「はやぶさ」なだけに。
でもちゃんと成果は残す。「はやぶさ」だから(笑)

いや、結果は今週末日曜の集客次第だよねえ。

2011年11月05日

『一瞬で大切なことを伝える技術』の面白い始まり

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一瞬で大切なことを伝える技術』、今回初めて「テスト販売」をやっている。
私じゃなく、かんき出版が、だけれど。

東京近郊の数店を選んで、見本刷りの本を置いてもらい、先行販売してもらう。
その売れ行きを見て、その後の営業施策を打ち出すわけだ。

どこでテスト販売するかはもちろん秘密だが、これまでに判明している分もある。

・秋葉原の有隣堂AKIBA店(お店側がツイッターでつぶやいた)
・文教堂 二子玉川ライズ店(私の地元(笑))

まるで宝探しである。

そうそう、ホントにそうなのだ。
実は初版にのみハガキ大のチラシが入っている。
業界用語で「投げ込みチラシ」と言うそうだが、それが「セミナー申込券」になっているのだ
KITのHPから申し込めるのだが、『一瞬で大切なことを伝える技術』をテーマにしたセミナーに、申し込めるのであった。


昨日、かんき出版のみなさんと打ち合わせ。
そのとき、見本刷りを10冊いただいた。
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初版時に10冊、増刷時に各々1冊、が業界スタンダードみたい。

カバーのデザインは井上新八さん。イラストはムーブさんである。
印刷がとてもキレイで、凝っている。銀色の質感が、素敵である。
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ヴァンヌーボという名前の紙に、光沢PP(ポリプロピレン)加工をするとこういう感じになるのだとか。担当編集者 濱村さんのこだわり指定だ。

是非手にとって、見てももらいたい。


11/9が発刊日。それから配送されて書店さんに列ぶのは来週末かなあ。
多くのヒトに、手にとってもらえることを祈ろう。

Amazonでは総合ランキングが昨日から今日、ずっと200位台。ありがたいことである。

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(これは近所の道ばた花壇の花。鮮やかなこと限りなし)

2011年11月01日

怒濤の11月の静かな始まり

日曜月曜と、家にいた。ゆっくりするつもりでもあったのだが、11月のイベントの準備を始めたら、ほとんどつぶれた。

プレゼンテーションスライドの作成と配付資料の作成。これが3イベント分。
来週でもいいやと思って始めた作業なので、急かされることなく、逆に効率的にできた。「早めにやる」の効用である(笑)
(『特別講義 コンサルタントの整理術』参照)

それに溜まっていた名刺の整理。
これが2ヶ月分で100枚くらい。目視チェックでOCRの読み取りミスを補正せねばならない。
名刺情報はプロモーション(や年賀状)にも使うので、必須データなのだ。


さて11月のイベントは予定表によれば・・・

11/2.3(水・木) 福井県生活学習館 「決める力と発想力講座」 

11/9(水)       田園調布雙葉 高3「ハカる考動学」

11/9(水)       DHBR イベント「マーケティングを問い直すとき

11/10(木)     アカデミーヒルズ 「伝える技術」 

11/13〈日)     瀬戸市 教育市民フォーラム「はやぶさの奇跡

11/14(月)     日経丸の内キャリアセミナー「発想の拡げ方・深め方-座って悩まず、動いて考える!

11/15(火)     文教大「社会人基礎力講座」

11/16(水)     日体幼稚園PTA研修「決める力と生きる力」

11/21(月)     郡山市赤木小  「ルークの冒険」
                    同 保護者講演 「お手伝い至上主義でいこう!」

11/23(水)     四日市市立内部東小子ども&PTA

東京だけでなく、福井・福島・愛知・三重・神奈川、と各地転戦である。

この中で最大は瀬戸市の教育市民フォーラム。子どもたち・親たち向けで1000人集客目標の大イベントだ。でも、主役はイオンエンジン開発を担当されたJAXAの國中教授。
なので、気は楽である。

単独だと日経丸の内キャリア塾が300人目標。他も100人クラスで大物が続く。

でも、一番学びがあるかもしれないのは10名前後の田園調布雙葉の授業。
ここでは過去も、いろいろな気づきがあった。
「ほめる力」研修はここで生まれたものだし、彼女らからのコメントでわかったこともいっぱいあった。
今年2回目の授業だが、さてどうなるかな~。

そしてなんといっても11/9には『一瞬で大切なことを伝える技術』が出る。
そのための隠しイベントも、この他に入ってくるのだ(笑)
書店さんにもご挨拶にまわりたいし、なかなかに忙しそう。


多くのみなさんに会えるのが、とても楽しみな、これからの30日間である。

2011年10月19日

Steve Jobsに捧ぐ ~学びの源泉とダイヤモンド・オンライン

2011.10.14に「学びの源泉」で『プレゼンテーション・クロージング(Jobsに捧ぐ)』をリリースしました。


テーマはプレゼンテーションでのクロージング(締め)です。
もともとこの原稿はマイクロソフトのWebマガジンでの『伝説のプレゼンターを目指せ!2』の最終回用に書かれたものでした。でも、「マイクロソフトのメディアでJobsを誉めるのもねえ」との声が出て(笑)、Jobsパートはお蔵入りしていたのでした。

もちろん彼のスタンフォード大学でのスピーチを取り上げたのですが、こまかいテクニックでなく特に最後の言葉(クロージング)に注目したものです。

Stay hungry. Stay foolish.

これは彼自身の言葉ではありません。
「Whole Earth Catalog」最終号の裏表紙に掲げられた、編集者から読者への、最後のメッセージでした。

そして彼はそれを3度、唱えます。
彼がそのクロージングで、本当に伝えたかったことは、なんなのでしょうか。


2011.10.18にダイヤモンド・オンラインの「構造的やわらか発想法」で『特別講 スティーブ・ジョブズは、本当は何に優れていたのか』を公開しました。
ダイヤモンド・オンライン側がプッシュしてくれたこともあり(巻頭での7つに選ばれた)、アクセス数は大いに伸び、なんと昨日のトップ3となりました。
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ここでは、彼のビジネス上の業績をすこし冷静に論考してみました。
きっかけはその数日前、NHKがJobsを特集して「まったく新しい製品をつくった」と連発していたからです。
そんなバカな。
私はiPodが最初に出たときの自分の感覚や世間の反応を良く覚えています。

それは「今更なんでこんな儲からない成熟市場に」でした。
デジタルオーディオプレイヤーでは日中韓のメーカーが死闘を繰り広げ、すでに儲からない商材へとなっていたのです。
そこに最後発として参入したのがApple社でした。iTunesも類似品がすでにありましたし、かつMacでしか使えない面倒なものだったのです。

しかしその醜いアヒルの子は、2年後大きく羽ばたきます。

この記事でも、最後はJobsのあの言葉です。
Stay hungry. Stay foolish。

スティーブ・ジョブズという稀代の英雄は、いったい何をどう成し遂げたのでしょう。
そして、彼のなした最大の成功とは一体なんでしょうか。

是非、お読みください。

2011年10月08日

11月の新刊タイトル決定。『一瞬で大切なことを伝える技術』!

昨日、かんき出版内で会議があり、私の11月の新刊タイトルが決まりました。


『一瞬で大切なことを伝える技術』

です。
これまで『伝える技術(仮)』としてきましたが、これからは『伝える技術』、『一瞬で伝える技術』もしくは『一瞬で大切なことを伝える技術』と書きます(笑)

Facebookでいち早く公開したところ、いろいろなコメントが寄せられました。

・ズバッと来た / ズドンと来る感じ / その技術、素直に欲しい
・即買いしそう
とかに加えて、

・『伝える力』by池上彰 と競合しないか?このタイトルへの思いは?
・『伝わる技術』の方が良くないか?
という提起も。

それへの回答でもないですが、本質を突くコメントもいくつか。
・伝えたいことは、シンプルにしないと伝わらない
・一瞬で伝わらなかったら、ずっと伝わらないです
・コミュニケーションはまさに一瞬。そこに踏み出せないところをどう突破するのか

この本では『重要思考と呼んでいますが、おそらく、伝えることの本質は表現方法ではなく、中身と構造という思考法なのです。そしてそれらが実は超単純で、複雑な構造や手順は必要ありません。

MECEもピラミッドストラクチャーも、要りません。

自分が言いたいコトは相手にとって重要なコトなのか、という点だけきちんと考えればよいのです。
それが明確なら、大切なことを、一瞬で伝えられるのです。

ああ、そんな本なんですけどね。
店頭で、ネットで、うまく伝えられるといいなあ・・・・。

カバーデザインは2週間後。
発売は1ヶ月と1日後。
アカデミーヒルズでの発刊記念研修(有料)はその翌日。

おまけ。
先日『発想の視点力』の中国本土版が刊行されました。
本日、見本が届きました。これで、台湾版と合わせて中国全土制覇です(笑)
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