2013年05月17日

OPUS by Time&Style 本日納品。書斎3.0!

これは、アートだと思った。Time & Styleのダイニングテーブル、OPUS、だ。


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玉川高島屋SCのお店の、一番前に置いてあったそのテーブルを見たとき、ゾクッとした。
その美しいX字脚、そして何より限りなく薄く見えるエッジの効いた天板。
でも全体には柔らかなカーブが多用され、天板の真ん中には細長い楕円の溝も。
書斎の机にしたい、と思った。

それが2ヶ月前のお話し。

何日か、迷った。
いや、迷ったのではなく、自分の気持ちを試していた。この器にふさわしい、使い方が自分にはできるのか?と。

材質は、ウォールナットを選んだ。そうちょっと憧れる、あの濃い落ち着いたヤツだ。
天板の仕上げは、あえて、蜜蝋ワックスにした。ウレタンクリアでもオイルでもなく。
担当の錦山さんには何度か念を押された。「手入れの手間がかかります」
彼女は「大丈夫か?」とまでは言わなかったが、水を嫌うこと、でも湿気は必要なこと、数ヶ月に一回ワックス掛けしなくてはいけないこと…。

ちょっとだけ、びびった。
でも、蜜蝋仕上げのOPUSの手触りと色は、そんな私の背中を押した。「頑張る価値はある」
なんども展示品を撫でながら、そう感じた。

テーブルの両脇下に大型スピーカー(DIATONE DS-200HR)を置くために、結局特注品になった。
3㎝、高さを上げてもらったのだ。工場で、X字脚の上部接合部分を、きちんと延伸してくれるという。

発注してから1ヶ月半。今日がそのOPUSの納品日だった。
当然朝から、書斎の片付けである。

これが、
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1時間半でこうなった。
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計算通りなら、このスピーカーもPCも、机の下に綺麗に収まるはずだ。
この日に備えて、ディスプレイはすでに、宙に浮かせてある(笑)

9時過ぎ、予定通りトラックが到着。Time & Styleのお二人も、同席のうえでの搬入作業が開始された。

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ちゃっちゃっと天板と脚部に分解され、書斎へと運び込まれていく。
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これが職人の手による接合部の延伸。もともと断面がリーフ型だから、難しいと思うがお見事である。
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そして、書斎3.0は、こうなった。

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比べると、
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こうだ。

でも、このミニマル状態を、さて維持できるのか・・・。
ま、頑張ってみましょう。ものをちゃんとあるべき所に戻し、紙はどんどんpdf化し、不要なものは捨てる。
そして半年に一回は必ず、蜜蝋ワックスを塗る。

このデザインと感触を、味わい続けるためなら、やってみようじゃないの。

人の習慣さえを変える力を、優れたモノは、持っている。


もちろん、まったく安くは無いのだが、『経営戦略全史』、3刷2万部のお祝いかな。