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2010年06月03日
2010年06月24日
品川女子学院の「事業計画」
事業計画と言っても、学校のではなく、文化祭におけるクラス別活動の、である。
講堂に高校生全員が集まり、ほぼ全クラスの代表たちが、壇上で事業計画を「プレゼンテーション」
事業としては、
・品女オリジナルグッズの企画・販売
・有名食品(カレーパンなど)の販売
・その他
がある。
週末2日間で、5000人以上を集める文化祭「白ばら祭」。
今年は9/18.19に行われるという。
受験生やその親が来るので、品女オリジナルグッズなども2000個とか売れてしまうらしい。
そうなると、その準備は大変なことで、制作会社との交渉に始まって、その生産管理や納品チェック、そして当日のオペレーションまで、膨大な作業となる。
そして一昨日はその「事業計画」の発表会。
ここで「投資家」たちから許可が出ないと、そのための必要資金(主に商品の仕入れ代)が、手に入らない。
生徒たちはクラスごとに、数十時間もの準備をし、たった数分間のプレゼンテーションに臨む。
生徒たち自身による運営・時間管理は厳格で、途中でも容赦なく打ち切られる。
「ハイ時間です」「質問をお願いします」
質問を投げかける「投資家」たちは、品女のOG大学生15名。
彼女らの判断で、資金プールからの「出資」が決まる。
事前に「事業計画」資料は配られているのだが、商品企画の説明から、事業推進体制(トップは社長)、自分たちのウリや、アンケートによる証拠付け、収支計画、さらには利益処分案まで。
プレゼンテーションの内容で感心したのは
・売れ残りリスクを定量化し、その対応を考えている
・食品を扱うクラスは衛生管理や仕組みを徹底している
・当日のオペレーションをすでにシミュレーションしている(何秒で何人捌けるかとか)
ヘタな大人顔負けの内容であった。
プレゼンテーション自体も、準備万端の気合いが入ったもの。
「私たちはクラス一丸、すでに66時間もの時間を掛けてきました」
「これからも準備に邁進します!」
「必要投資額の出資、お願いします!!」
企画の穴は、いくらでも指摘出来る。
でも、ダイジなことはほとんど押さえている、いいモノばかりであったと思う。
感心したのはでも、企画内容で「その他」のところ。
品女ブランドにも頼らず、有名食材にも頼らず、独自の価値提供を目指したクラスだ。
よく決断したと思う。
その灯りが、うまく輝くと、良いね。
最後に、コメントする機会があったので1つだけお話しした。
プレゼンテーションの内容はよいが、「伝え方」が、まだまだだと。
・スピード : 速すぎる。初めて聞く人の身になろう
・コミュニケーション : 相手の反応を見て話しかける
そうそう、「笑顔で」というのも付け加えれば良かったな。
正式名称は「起業体験プログラム」
2010年06月21日
席替えにおけるクラス自治
そんな自治は存在していなかったような・・・
2010年06月18日
落とし物。
お昼、渋谷で打ち合わせ。
ビルを出たら、雨がぽつぽつ。
二子玉川に着いて駅から歩き始めたら、さらに、ぼつぼつぼつぼつ・・・
高島屋の交差点を越えたあたりで、落とし物発見。
ヒョウ柄の、髪ゴム?
周りを見るが、落とし主は分からず、拾ってガードに掛けておく。
もうしばらく行くと、また落とし物。
今度は赤ちゃんのクツ。片方。

すぐに拾うが、そんなには濡れていない。
おそらくは落とされたばかり。
周りを見るが、それらしき親子連れはいない。
これも道路脇の、濡れにくそうな木陰において歩く。
もう一つの交差点を越えマロニエコートの辺りでベビーカーのお母さん発見。
まあ、二子玉川にはベビーカーのお母さん、は一杯いるのだけれど。
ともかく、追い抜きざまに、赤ちゃんを見る。
片方靴が脱げてないかな?
残念ながら、両足とも脱げていた。否。裸足だった。
7~9ヶ月児の男の子。
無印良品の向こうの自転車置き場で自転車を拾い、走り始めたら、またさっきのお母さん。
気になったので、もう一回、横から観察。
ん、ベビーカーの座面の下に、メッシュの荷物入れ…
そこにさっき見たベージュの靴が1つだけ見えた!
間違いない。
お母さんに話しかける。
「クツを落としてませんか?」
きょとんとする若いお母さん。
ベビーカーの下をのぞき込んで「あっ」
「向こうに落ちてましたよ」
すぐにお礼を言って戻ろうとするお母さん(たち)。
でも、落とした場所からはもう100メートル以上あったので、そこで待っていてもらい、取りに行く。
雨中とは言え、自転車ならあっという間。
待っていたお母さんに、クツを渡して、一件落着。
よかったよかった。
観察眼(一回目は見落としたが…)と、行動、だね。
2010年06月16日
6/18 『特別講義 コンサルタントの整理術』発刊!!!
2010年06月14日
はやぶさ さようなら Good-bye Hayabusa
昨晩、世界初のサンプルリターンを成し遂げた(たぶん)小惑星探査機 はやぶさ が還ってきた。
2010年06月11日
「宇宙エレベーター」@放課後NPO アフタースクール
「宇宙エレベーター」を知っているだろうか。
ひと言で言えば、地上から宇宙(静止衛星くらい)までのエレベーターを作って、それでスイッと宇宙に行っちゃおう、というものだ。
出来てしまえば、宇宙旅行は格安となる。
宇宙ステーションの建設や、宇宙船の建造も、ラクチンだ。 そもそも宇宙船が頑丈じゃなきゃいけないのは、宇宙を旅するためではなくて、地球から宇宙に出る(入る)ためである。そこがなくなれば、宇宙船の在り方も、劇的に変わる。
放課後NPO アフタースクールのメルマガを読んだら、なんとその宇宙エレベーターが、題材だったという。
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聞くのはもちろん小学1~3年生!
宇宙エレベーターを理解するには、静止衛星はなぜ落ちてこないのか、とか、遠心力って何かとかを宇宙スケールで理解しなくてはいけない。
それを実感させる工夫が必要なのだが、それがうまくできている感じ。
因みに、私が「宇宙エレベーター」を知ったのはもちろんSF。
アーサー・C・クラークの『楽園の泉』とチャールズ・シェフィールドの『星ぼしに架ける橋』が、そうだ。


いずれも1979年に書かれたものだが、たまたまらしい。
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日本語訳は『星々に架ける橋』The Web Between The Worlds が1982年。
衝撃だった。
リアリティのある、宇宙進出。
重力の井戸(地球のこと)から抜け出さえすれば、そこには無限の世界が待っている!
2010年06月09日
最近買ったCD。『EARTH』by 世界の終わりがイチバンかな
2010年06月08日
6/12.13 希望ヶ丘高校「記念祭」!
岩田先生の高3 総合学習。テーマは「オトハナ」
大人と話そう、というやつで、面白い大人を連れてきては、話を聞き、問い、ランチをともにするものだ。
今日は私の番。「ほめる力」演習をやった。
女史18名、男子6名の計24名。
昨年、「決める力」を受けてもらった有志も、数名、混じっている。
彼女・彼らは、学校祭の実行委員長を初めとした猛者でもある(笑)
自己紹介から始まり、「ほめる力」へ。
まずほめる対象は「iPod」
2人一組で、相手のiPodをほめる練習をしてもらう。
ほめるポイントを定めて、自分のと比べて、定量的具体的に良い差を述べる。
かつ、そのポイントは、相手にとって重視する、ダイジなものであること。
これを身につけるために、
・勝手に誉める
・ポイント別にほめる
・相手にダイジなポイントを聞いてからほめる
というステップを踏む。
次は、「ヒト」をほめる。
相手の性格を、同じ枠組みで、ほめる。
・相手がダイジに思う性格を聞き、
・そのポイントで相手の優れている面を、
・自分のそれと比べて
ほめる。
最後が、チームで一人をほめる、だ。
これらは抽象的に言えば、「主張には、重みと差が必要」と言うこと。
しかも、その重みは、主に相手にとってのそれであり、そこに共通認識がなければ(これがダイジな点だよね、が揃わなければ)、まったく主張は通じず、況んや議論にもならない。
2010年06月06日
北信越地区高等学校PTA連合会研究大会
なんと長い名前…
毎年、各県が持ち回りで「研究大会」なるものを開く。
北信越の全高校から、PTA会長と学校長らが集まる。その数、1000人超。
なぜか、そのお手伝いをしている。
私はPTA活動の専門家でもないので、付加価値を付けるとすれば、アンケート分析とかファシリテーションである。
なので、福井県全高校にアンケートを行い、その分析をやっている。
テーマは「生徒の人間力向上」
特に、生徒相互の創発、が関心事だ。生徒たちが自分たち自身で何かを行い、やり遂げることによって、初めて得られる「人間力」がある。
アンケートは、福井の各高校における現状を探り、その先進事例を研究しようとするものだ。
学校祭の自主運営一つにしても、レベルはさまざま。
商業高校であれば、地域のイベントにお店を出すことで、学んだことを活かしつつ、ヒトとの接触や関心が深まっていく。
エイズに関する性教育を、高校生から中学生に対して行う、という活動もある。
なかなか、面白い。
かつ、多くの高校がこういった活動を、人間力向上に繋がるものとして、前向きに捉えていることも分かった。
これらが他の地域への刺激となり、また、福井県各校での取り組みの深化に繋がればよいのだが。
自主自立の活動をすすめるための壁は、じつは親だったりもする。
2010年06月03日
なぜ今、カワイイ、が流行るのか?
日本人はとにかく、カワイイ物好きである。
それ自体はいいのだが、最近はその対象が、人間全てに及んできている。
ペンギンがカワイイのはともかく、なんで高校生や大人まで、全部カワイくないとダメなのか。
カワイイとはそもそもどういった感情なのだろうか。
古典に学べば、最高にカワイイ存在は「小さきもの」である。
元来、小さいモノはなんだってカワイイのだ。
ヒトは、小さきもの、つまり幼いものを見たら「良い!」と自動的に思うように、できているのだ。
それはつまり、カワイイという感情が、生後間もないものを見たときに、それを保護しようとする自動の脳内プログラムみたいなものだということだ。
その陰には、ヒトの幼体が、生物種としては極端に弱いと言うことがある。
(他にもパンダやカンガルーもそう)
仕方ない。だってヒトはみんな(生物的には)未熟児で生まれているのだ。
頭脳を発達させすぎたため、胎児の頭が母体の骨盤を通らなくなり、外にそのまま出たら死んじゃうような状態(未熟児)で出産するしかなくなった。他の多くの動物のように、生まれ落ちたらすぐ立ち上がって、えさを食べたり母乳を探したりなんて、できない。
だからヒトという種を存続させるには「幼体保護」の特別プログラムが必要だった。
・幼体は生命の危険を感じたら、泣いて知らせる
・成体は幼体を優先的に助ける
これらを動かすための心の仕組み(=感情)が、
・幼体→「不快」
・成体→「カワイイ」
だったのだ(多分)。
小さきもの、幼いもの、弱いものを大人が助けるための心のプログラムが「カワイイ」なのだ。
ではなぜ、今、日本人はなんでもかんでも互いにカワイイを連発するのか
子ども同士、大人同士、みんなだ。
それはきっと、「助けて」「守って」という無邪気な叫びなのだろう。
責任を果たす側でなく、権利だけを主張する側でいたいという願望なのだろう。
大人である(大人になる)ことの放棄なのだろう。
「守ってあげたい!」ではなく「守ってもらうっていいよね」という確認の叫びなのだろう。
ちょっと極論だが、そんなことをふと、思った。
ちなみに、なぜ女性の寿命が長いのか、についても上記の理由から来る「おばあちゃん仮説」というものがある。これはまた今度。