2010年08月01日

次女との冷戦とシェ松尾・広尾

先週、5日間くらい、高2の次女と口をきかなかった。

きっかけは、夕焼け。


あまりにキレイだったので、屋上でしばし鑑賞。

2階に降りて書斎に戻るとき、1階にいた次女に階段上から声を掛けた。
「凄くキレイだよ。見に行きなよ」

次女は、だだだと階段を上っていったがその時、私には聞こえないように文句を言った。
「勉強してるのに何で行かなきゃ行けないの」

それが私の耳に入ったものだから、さあ大変(笑)

文句があるなら行かなきゃ、いい。
いや、行く行かないの問題でなく、陰で文句を言う態度が気に入らん!


彼女にも言い分はある。

お父さんにNoとは言いにくい。それでさんざん苦労していた姉の姿を見ているし。
そんなことになるなら、ガマンしてでも言われたとおりやった方が良い。
だから私はガマンしてやることにしている。それじゃ、ダメなの?


なるほどね。

でも、陰口は、ダメ。


てな、わけで私は怒っていることを示すために、彼女と口をきかないことにした。
まあ、要は無視したわけだ。

そして5日。

彼女も自主的に折れるタイプでもないし、もう伝わったかなと思い休戦を決意。
冷蔵庫からお茶を出すときに声を掛ける。

「あなたも飲む?」

彼女も普通に返事をする。「飲む」

お茶をついで、一応一言。

「これでケンカは終わり」

「はぃ」

「あなたもイヤだったんだろうけれど、お父さんも(陰で言われて)スゴくイヤだったことは理解してね」

「はぃ」


その午後、彼女の高校で三者面談。
仲直りしていたので、私が行くことにし、先生と談笑。

終了後、早稲田まで時間があったので広尾ガーデンヒルズのシェ松尾の喫茶に。
matuo.jpg PA0_0261.JPG


前に長女と来たことがあったが、久しぶりだ。


雨降って地固まる。
いや、まあ、固まんなくても良いけど、あんまり溜め込まないようにね。

2010年07月30日

『ルークの冒険』執筆スタート!

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今日会議があり、企画が正式決定されたとのこと。 

編集者は「3巻同時刊行」という恐るべきことを考えていたらしいが、まずは1冊しっかりと、ということに落ち着いた。 

十分である。 


行動的ワークブックであり、 

楽しいキャラがいて、 

紡がれる深いストーリー。 


小学生に楽しめて、 

親も一緒に引き込まれ、 

親子で話したくなる本。 



そんな本に、是非したい。 

今年最大のチャレンジが、始まる。いや、人生最大、か。

2010年07月30日

3D、クアトロン参上。おまけにPS3デビュー

いつかフルハイビジョンにしようと思いながら早 4年。

クアトロンに惹かれて シャープのLC-52LV3を購入。
ついでに「白」が出たので遅ればせながらPS3も。

それが思っていたよりも早く、昨夕、届いた。

で、接続と設定にたっぷり2時間。
でも頑張ったお陰で、配線がものスゴくすっきりした。 

いやまあ、配線のことはどうでも良くて問題は
・3D
・クアトロン
・PS3
・トルネ
のことである。

まずはクアトロン。
52型だがこれまでも45型だったので、大きさとしての差はそれほどでもない。デザインがすっきりしているし。

でも、色の鮮やかさの差は圧倒的。
黄色系統はほんとうにキレイ。これだけでリアリティが変わる。
これだけで満足(笑)


さて3D。
何せソフトがないので評価のしようがない。
TVに入っている「サンプル画像」も超しょぼいし。

と思っていたら、PS3の@Storeで3Dゲームの体験版を見つけた。
WipEout HDってやつだ。
とにもかくにも、ダウンロードしてみる。

今度は3Dメガネがちゃんと動かない・・・
よくよく調べていたら、TVの下部にある赤外線発信部を、ホームシアターセットのフロントスピーカーで隠していたことを発見!ふ~

そして、WipEout HD。
なかなかのもの。これは楽しいや。少なくとも、ゲームには役立つね。
酔いそうだから、短時間じゃないとダメだけど。
これでFFを数時間やったら死んじゃう。


最後に弟推奨の「トルネ」
簡単な地デジチューナーがついていてソフトをインストールすると、テレビ(地デジのみ)の録画が出来るようになる。

これがまた楽しい。
昔、PSXでテレビを録画していたときも楽しかったが、この操作感と美しさがたまらない(笑)
2TバイトのHDDも接続したので、300時間分の録画が可能。

で、結局、こうなった。
DSC01533mini.JPG → DSC01540mini.JPG

箱から出したり台に置くときにはさすがに一人ではムリで、次女に手伝ってもらった。スタンド別でも25.5kgだからねえ。

ん、でもなんか腰が痛いような…

2010年07月29日

朝焼け

東京 世田谷 4:48の空。 

南の空には、白い月。 

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東の空には、小さな黒雲が足早に流れていた。 
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風が気持ちよく、しばらく屋上に。 



5時過ぎに西の空を見たら、微かに虹が。 
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朝、地から湧き出る龍のようだった。



2010年07月28日

7/28日経朝刊 2面に広告!『特別講義 コンサルタントの整理術』、そして…

さっき、気がついた(笑)

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そしてまた、何気なくAmazonをみたら、なんと総合ランキングで400位台に上がっていた。
仕事術・整理法のカテゴリーでは7位!

さらに今(11:00)見たら、総合242位、仕事術・整理法カテゴリーの5位に。


実は最近、「新聞広告は本の拡販に繋がらない」というのが、感じとしてあったのだけれど、今回は違った。
やはり、発刊時でなく、重版時に出したのが良かったのだろうか。


ともかく、売り切れていた書店さんにも増刷分が回り、またちゃんと列べていただけるようになった。
店頭でも動くと良いな。

今回は、多くのヒトに手にとってもらい、読んでもらうための工夫をいっぱいした本、なのだ。

2010年07月26日

ロウソク問題の解答例~『特別講義 コンサルタントの整理術』重版記念!

『特別講義  コンサルタントの整理術』の重版が刷り上がってきた。
これまでお買い上げいただいた皆さんのおかげであり、また、全国の書店さんが扱っていただいているお陰である。

さて、もう独自に調べられた方も多いだろうけれど、予告通り、こちらのHPでも「ロウソク問題」の解答例を示そう。
(以下は先日、「学びの源泉」で書いた内容と一部を除いて同じである)


#難しい問題、の存在

通常、日々取り組む作業テーマには、さまざまな難易度のものがある。

超簡単:誰でも出来るが、振る相手がいないか、暇つぶしでやるもの(大抵前者…のハズ)
超難問:全く解決策が見えないが、振る相手がいないか、一攫千金狙いでやるもの
難問:頑張れば出来そうだが、新しいアイデアと労力が掛かりそうなもの
簡単:労力は必要だが解決策は見えているもの

問題は、難問、の扱いだ。

超難問は基本的に避けるべきで、よほどの余裕があるときに取り組めばよい。でも、難問クラスにトライしないと、儲けたり稼いだりしたりはしにくい。
簡単な問題の解決で儲けられるほど、世の中は甘くない。いや、甘くなくなってきた、というのが正しい表現だろう。
でも、その扱いがみな、上手ではない。ただ頑張ったって、ダメなのだ。

#ドゥンカーのロウソク問題

心理学者のKarl Dunkerは、ある実験をした。被験者に図を見せて「マッチと箱一杯の画びょうがあります。テーブルに蝋がたれないようにロウソクを壁に取り付けてください」と尋ねたのだ。

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被験者たちはなかなか正解に辿り着けない。この問題は、ちょっとした発想の転換を必要とする(でも労力は要らない)、結構な難問なのだ。
この実験では、もう一枚の図が用意されている。大きな差はない。パーツは全て同じだ。
でもその図(下図のA)では、画びょうが箱の外に出ているものだ。テーブルの上にあるのは、マッチと画びょうとロウソクと、箱。
これで同じことを被験者に求める。「テーブルに蝋がたれないようにロウソクを壁に取り付けてください」
こうすると、被験者たちは易々と正解に辿り着く。(下図のB)

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もともとの問題が解けない理由は「機能的固着」のためだとされている。
人々は、画びょうが入っている箱の存在に気がつかない。気がついてもその真の価値に気がつかない。「箱」の機能を無意識に固定してしまっているからだ。画びょうの入れ物、と。

#グラックスバーグのロウソク問題

17年後、ニューヨーク大学 の大学院生だったグラックスバーグ氏は、同級生たちを集めて実験を行った。
「この『ロウソク問題 』を解いて欲しい」
示したのはドゥンカーのもともとの図だ。

< font class="Apple-style-span" style=" ">彼は被験者たちを2グループに分け、こう説明した。
・グループ1 「この問題をどれくらいの時間で解けるのか平均を知りたい」
・グループ2 「速く解けた人には5ドル払うよ。一番だったら20ドルだ」

片方には無償で問題を解かせ、片方には報酬を出して急かしたわけだ。被験者たちは校訓に従いこの難問に、屈せず立ち向かった。

グラックスバーグは、被験者たちが何分で正解に辿り着くかを、ハカっていった。
結果は、
・グループ1(無償) 平均7分
・グループ2(有償) 平均10.5分
だった。なんと金銭的報酬を約束された方が、3分半、5割も余計にかかったのだ!

#なぜ「ご褒美」が効かないのか

この結果は、こう説明されている。
「答が明らかでない問題の場合、解くには試行錯誤や発想の転換が必要になる」
「しかし、報酬や〆切りに急かされると、ヒトは一つの考えに固執し、離れようとしなくなる」
「結果的に、気軽に取り組んだ方が早く答に辿り着く」
と。

ドゥンカーがロウソク問題で機能的固着を示したのが、1945年、そしてグラックスバーグがこの実験で難問における報酬系の失敗を示したのが62年。もう50年近く前だ。
そしてまさに今、世の中は「答が明らかでない問題」に満ちている。

故に、「早めにやる」ことが大切なのだ。
〆切り間際の追い込みは、あなたの意欲を高めるかも知れないが、創造性は抑圧する。

また、チームを叱咤激励やアメとムチだけで引っ張ることもリスクがある。それも、チームの柔軟で自由な発想を阻害するからだ。
アメとムチでなく、楽しさと自由でこそ、難問に立ち向かえる。そういった自分とチームを作り上げよう!

2010年07月25日

「修羅場」に関しての一考察

その一: 修羅場を作らぬよう努力せよ 


コンサルタントの整理術』の中でさんざん書いたのは、 
・〆切り間際の火事場のバカヂカラなど信ずるな 
・それより早めに手をつけて、ジワジワ進めよ 
ということだった。 

早めに手をつけることで、良いことはいっぱいある。 
生産性も上がるし、リスクも減る。 

もちろん精神衛生上も、よい。 
気の弱い(私のような)ヒトにはこれ以上の効用はない。 



その二: 修羅場でこそヒトは育つ 


一方、人材育成的側面を考えたとき、修羅場には大きなマイナスと共に、大きな効用がある。 
マイナスはもちろん、気力体力の摩滅だ。 
修羅場が続けば、退職率は跳ね上がるし、傷病者も続出する。 

しかし、ヒトは失敗の中でこそ多くを学ぶ。 
私が遭遇した人生最初の修羅場は学生時代の大失恋だったが、たしかにそれは私を大きく成長させた。 
まあ、それはともかく、社会人としてのそれは、2年目冬のプロジェクトだった。 

考えても調べても、分からない。 
どう解決して良いのかの糸口すら。 

苦しみ抜いた6ヶ月間を通して、私は「問題発見と解決へのアプローチ」を探し続けた。 

成功プロジェクトでは定義によりアプローチは一つ。 
でも失敗のお陰で、それをいっぱいいっぱい自分のものにすることが出来た。 

挫折と紙一重の、大きな学びの機会だった。 



その三: 修羅場で笑えなきゃ、プロじゃない 


これはもちろん、日産自動車 テストドライバー 加藤博義さんの言葉である。 
全くその通りである。 

その余裕無くして、プロとは言えない。 
出来ないなんて、簡単に言っちゃいけない。 
極限でこそ、アマとちがう、プロの力が試される。 


私のスキーは基本、高速系である。 
フラットな急斜面を、高速ターン3回で駆け下っていくのがスキだ。 
もちろんスピードは、限界ギリギリ。 

いや、限界内じゃ、意味がない。限界を超えたところにこそスリルと成長がある。 
転ばないスキーなんてスキーじゃない。 


急斜面に、加速しながら前傾姿勢で突っ込んでいく、あのゾクゾク感。 
自分の限界と接しながら、思わず、笑い声が出る。 

あ、加藤博義さんの「笑い」とはちょっとずれた。 



でも、実は一緒かな。

2010年07月24日

COBS X KIT虎ノ門 セミナー!

7/24土曜日午後、「考動学」を「少人数」で、かつ、キャリアの話(とKITの売り込み)付きというセミナーを、行った。

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前半が90分、後半が75分。
休憩含めて3時間もの。

参加費は1000円。でも実は「特別講義  コンサルタントの整理術」(とKITパンフレット)がもらえる。
事前には言っていないけれど。


COBS(毎日コミュニケーションズの若者向け媒体)で告知したところ、あっという間に100人を超えて、早々に募集を打ち切った。

KITの良さを伝えようと「少人数制」を謳った手前、100人集めてやるわけにも行かない。
かといって8割を落とすわけにもいかず、3回、開催することにした。

昨日、2回。8/4にもう1回。


20代が中心の参加者で、流石にみんな若い。
当たり前か。私が就職したときに生まれた人たちだものねえ。

でもまあそんなことはあんまり関係ない。
「考動学」研修は、ばしばしと。

後半のキャリアでは、ここまでの私自身の道のりのことを、一事例としてお話しする。
あとは自分で考えて、と(笑)


会場で出た質問のいくつか。

・今見えているもののなかで決めるべきか、別の答えを探しに行くべきか。その判断をどうする?

・今の仕事内容と自分の興味がずれている。まずは一人前になるために仕事を優先すべきか…

・繰り返さないとスキルにならない、は分かったが、どんなスキルに絞り込むべきかが自信がない。どう考えればよいのか

・天職が見えた瞬間の話があったが、それはどうやったら得られるのだろう?


みな、悩んでいる。

アドバイスは出来るが、所詮、自分より真剣に考えてくれるヒトはいない。
しかし同時に、どんな意思決定をしても、後悔することはない。なぜなら比べる対象(そう決めなかったときの自分)がこの世には存在しないから。

そして、悩むのではなく、考え、行動し、議論して進んでいこう。



そんなお話しをした。

2010年07月20日

小学生向けの本を作ってハカる!

今日は一日、次の本の「サンプル」を作っていた。 

出版社内で企画を通すのに、担当者さん曰く、 
「編集部内はOKだが全社会議で議論するのに数頁分でも良いから」 
と。 

結局、昨日ちょっと考えて、今日一日まるまる掛けて、書いた。 

20頁分(笑) 

このペースで行けば、2週間で書き上がる・・・なんてことは、ない。 
部品と全体は全く違う。 
ストーリーや全体のトーン合わせにはまだまだ時間が掛かる。 

それでも本気でやれば1ヶ月で書けるかも。 

小学生向けの本が、いよいよ現実になりつつある。 



それにしても「サンプル」を書いたことは良かった。 
感じやページの使い方(横書きで絵を多用)がよく分かった。 

一つのテーマを扱うのに何ページ掛かるかとか、それを書くのにどれくらい時間が掛かるかとか。 

今回の原稿は間違いなくワードでなく、パワポで書くことになるだろう。 
それほど絵が多い。 



分からないものは「作ってハカる」 
試作品の力だ。 

自分でまさか、即実践することになるとは(笑)

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内容(あくまで仮)を、ちょっとだけ、公開。

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主人公は、ルーク 

イワトビペンギンの子どもだが、近所の小学校に通っている。 

第一巻は、彼が挑む、カタチのフシギたち!

2010年07月17日

Frigeezoo in 冷蔵庫

フリッジィズー、と読む。
fridgeezoo.jpg
うちには、シロクマと、ペンギンがいる。
シロクマは冷凍室に陣取り、ペンギンは冷蔵室。
ドアを開けると各々「ど~も~」とか「はろ~」とか言う。
何回も続けて開けると
「甘いもの食べ過ぎナンじゃないの」とか「開けすぎだよ」とかの憎まれ口を叩く。
開けたときに光を感知してしゃべるのだが、最適の置き場所をいろいろ考えていた。
なかなかうまく反応しない。
次の日、冷蔵室のドアを開けたら、軽やかに「はろ~」
でも、私が置いた場所にはいない。
あれ、どこにいったのかと冷蔵室の中を覗いていたら
「なに探してんの?」
と突っ込まれた。
「お前だよ」と思いながらなお探索。
そうしたら「開けすぎだよ」と追い打ち…
これは、楽しい。
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英語一言メモ
冷蔵庫は refrigerator
re- 再び、frig- 冷たくするもの。
長いのでよく fridge フリッジと略される。
d が入ることに注意。
アメリカNFL シカゴ・ベアーズの人気者、ウィリアム・ペリーは
The Refrigeratorとして親しまれた。
もちろん体格がそんな感じだったからのあだ名。
指輪のサイズは25号だったとか・・・