2010年07月29日

朝焼け

東京 世田谷 4:48の空。 

南の空には、白い月。 

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東の空には、小さな黒雲が足早に流れていた。 
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風が気持ちよく、しばらく屋上に。 



5時過ぎに西の空を見たら、微かに虹が。 
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朝、地から湧き出る龍のようだった。



2010年07月28日

7/28日経朝刊 2面に広告!『特別講義 コンサルタントの整理術』、そして…

さっき、気がついた(笑)

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そしてまた、何気なくAmazonをみたら、なんと総合ランキングで400位台に上がっていた。
仕事術・整理法のカテゴリーでは7位!

さらに今(11:00)見たら、総合242位、仕事術・整理法カテゴリーの5位に。


実は最近、「新聞広告は本の拡販に繋がらない」というのが、感じとしてあったのだけれど、今回は違った。
やはり、発刊時でなく、重版時に出したのが良かったのだろうか。


ともかく、売り切れていた書店さんにも増刷分が回り、またちゃんと列べていただけるようになった。
店頭でも動くと良いな。

今回は、多くのヒトに手にとってもらい、読んでもらうための工夫をいっぱいした本、なのだ。

2010年07月26日

ロウソク問題の解答例~『特別講義 コンサルタントの整理術』重版記念!

『特別講義  コンサルタントの整理術』の重版が刷り上がってきた。
これまでお買い上げいただいた皆さんのおかげであり、また、全国の書店さんが扱っていただいているお陰である。

さて、もう独自に調べられた方も多いだろうけれど、予告通り、こちらのHPでも「ロウソク問題」の解答例を示そう。
(以下は先日、「学びの源泉」で書いた内容と一部を除いて同じである)


#難しい問題、の存在

通常、日々取り組む作業テーマには、さまざまな難易度のものがある。

超簡単:誰でも出来るが、振る相手がいないか、暇つぶしでやるもの(大抵前者…のハズ)
超難問:全く解決策が見えないが、振る相手がいないか、一攫千金狙いでやるもの
難問:頑張れば出来そうだが、新しいアイデアと労力が掛かりそうなもの
簡単:労力は必要だが解決策は見えているもの

問題は、難問、の扱いだ。

超難問は基本的に避けるべきで、よほどの余裕があるときに取り組めばよい。でも、難問クラスにトライしないと、儲けたり稼いだりしたりはしにくい。
簡単な問題の解決で儲けられるほど、世の中は甘くない。いや、甘くなくなってきた、というのが正しい表現だろう。
でも、その扱いがみな、上手ではない。ただ頑張ったって、ダメなのだ。

#ドゥンカーのロウソク問題

心理学者のKarl Dunkerは、ある実験をした。被験者に図を見せて「マッチと箱一杯の画びょうがあります。テーブルに蝋がたれないようにロウソクを壁に取り付けてください」と尋ねたのだ。

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被験者たちはなかなか正解に辿り着けない。この問題は、ちょっとした発想の転換を必要とする(でも労力は要らない)、結構な難問なのだ。
この実験では、もう一枚の図が用意されている。大きな差はない。パーツは全て同じだ。
でもその図(下図のA)では、画びょうが箱の外に出ているものだ。テーブルの上にあるのは、マッチと画びょうとロウソクと、箱。
これで同じことを被験者に求める。「テーブルに蝋がたれないようにロウソクを壁に取り付けてください」
こうすると、被験者たちは易々と正解に辿り着く。(下図のB)

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もともとの問題が解けない理由は「機能的固着」のためだとされている。
人々は、画びょうが入っている箱の存在に気がつかない。気がついてもその真の価値に気がつかない。「箱」の機能を無意識に固定してしまっているからだ。画びょうの入れ物、と。

#グラックスバーグのロウソク問題

17年後、ニューヨーク大学 の大学院生だったグラックスバーグ氏は、同級生たちを集めて実験を行った。
「この『ロウソク問題 』を解いて欲しい」
示したのはドゥンカーのもともとの図だ。

< font class="Apple-style-span" style=" ">彼は被験者たちを2グループに分け、こう説明した。
・グループ1 「この問題をどれくらいの時間で解けるのか平均を知りたい」
・グループ2 「速く解けた人には5ドル払うよ。一番だったら20ドルだ」

片方には無償で問題を解かせ、片方には報酬を出して急かしたわけだ。被験者たちは校訓に従いこの難問に、屈せず立ち向かった。

グラックスバーグは、被験者たちが何分で正解に辿り着くかを、ハカっていった。
結果は、
・グループ1(無償) 平均7分
・グループ2(有償) 平均10.5分
だった。なんと金銭的報酬を約束された方が、3分半、5割も余計にかかったのだ!

#なぜ「ご褒美」が効かないのか

この結果は、こう説明されている。
「答が明らかでない問題の場合、解くには試行錯誤や発想の転換が必要になる」
「しかし、報酬や〆切りに急かされると、ヒトは一つの考えに固執し、離れようとしなくなる」
「結果的に、気軽に取り組んだ方が早く答に辿り着く」
と。

ドゥンカーがロウソク問題で機能的固着を示したのが、1945年、そしてグラックスバーグがこの実験で難問における報酬系の失敗を示したのが62年。もう50年近く前だ。
そしてまさに今、世の中は「答が明らかでない問題」に満ちている。

故に、「早めにやる」ことが大切なのだ。
〆切り間際の追い込みは、あなたの意欲を高めるかも知れないが、創造性は抑圧する。

また、チームを叱咤激励やアメとムチだけで引っ張ることもリスクがある。それも、チームの柔軟で自由な発想を阻害するからだ。
アメとムチでなく、楽しさと自由でこそ、難問に立ち向かえる。そういった自分とチームを作り上げよう!

2010年07月25日

「修羅場」に関しての一考察

その一: 修羅場を作らぬよう努力せよ 


コンサルタントの整理術』の中でさんざん書いたのは、 
・〆切り間際の火事場のバカヂカラなど信ずるな 
・それより早めに手をつけて、ジワジワ進めよ 
ということだった。 

早めに手をつけることで、良いことはいっぱいある。 
生産性も上がるし、リスクも減る。 

もちろん精神衛生上も、よい。 
気の弱い(私のような)ヒトにはこれ以上の効用はない。 



その二: 修羅場でこそヒトは育つ 


一方、人材育成的側面を考えたとき、修羅場には大きなマイナスと共に、大きな効用がある。 
マイナスはもちろん、気力体力の摩滅だ。 
修羅場が続けば、退職率は跳ね上がるし、傷病者も続出する。 

しかし、ヒトは失敗の中でこそ多くを学ぶ。 
私が遭遇した人生最初の修羅場は学生時代の大失恋だったが、たしかにそれは私を大きく成長させた。 
まあ、それはともかく、社会人としてのそれは、2年目冬のプロジェクトだった。 

考えても調べても、分からない。 
どう解決して良いのかの糸口すら。 

苦しみ抜いた6ヶ月間を通して、私は「問題発見と解決へのアプローチ」を探し続けた。 

成功プロジェクトでは定義によりアプローチは一つ。 
でも失敗のお陰で、それをいっぱいいっぱい自分のものにすることが出来た。 

挫折と紙一重の、大きな学びの機会だった。 



その三: 修羅場で笑えなきゃ、プロじゃない 


これはもちろん、日産自動車 テストドライバー 加藤博義さんの言葉である。 
全くその通りである。 

その余裕無くして、プロとは言えない。 
出来ないなんて、簡単に言っちゃいけない。 
極限でこそ、アマとちがう、プロの力が試される。 


私のスキーは基本、高速系である。 
フラットな急斜面を、高速ターン3回で駆け下っていくのがスキだ。 
もちろんスピードは、限界ギリギリ。 

いや、限界内じゃ、意味がない。限界を超えたところにこそスリルと成長がある。 
転ばないスキーなんてスキーじゃない。 


急斜面に、加速しながら前傾姿勢で突っ込んでいく、あのゾクゾク感。 
自分の限界と接しながら、思わず、笑い声が出る。 

あ、加藤博義さんの「笑い」とはちょっとずれた。 



でも、実は一緒かな。

2010年07月24日

COBS X KIT虎ノ門 セミナー!

7/24土曜日午後、「考動学」を「少人数」で、かつ、キャリアの話(とKITの売り込み)付きというセミナーを、行った。

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前半が90分、後半が75分。
休憩含めて3時間もの。

参加費は1000円。でも実は「特別講義  コンサルタントの整理術」(とKITパンフレット)がもらえる。
事前には言っていないけれど。


COBS(毎日コミュニケーションズの若者向け媒体)で告知したところ、あっという間に100人を超えて、早々に募集を打ち切った。

KITの良さを伝えようと「少人数制」を謳った手前、100人集めてやるわけにも行かない。
かといって8割を落とすわけにもいかず、3回、開催することにした。

昨日、2回。8/4にもう1回。


20代が中心の参加者で、流石にみんな若い。
当たり前か。私が就職したときに生まれた人たちだものねえ。

でもまあそんなことはあんまり関係ない。
「考動学」研修は、ばしばしと。

後半のキャリアでは、ここまでの私自身の道のりのことを、一事例としてお話しする。
あとは自分で考えて、と(笑)


会場で出た質問のいくつか。

・今見えているもののなかで決めるべきか、別の答えを探しに行くべきか。その判断をどうする?

・今の仕事内容と自分の興味がずれている。まずは一人前になるために仕事を優先すべきか…

・繰り返さないとスキルにならない、は分かったが、どんなスキルに絞り込むべきかが自信がない。どう考えればよいのか

・天職が見えた瞬間の話があったが、それはどうやったら得られるのだろう?


みな、悩んでいる。

アドバイスは出来るが、所詮、自分より真剣に考えてくれるヒトはいない。
しかし同時に、どんな意思決定をしても、後悔することはない。なぜなら比べる対象(そう決めなかったときの自分)がこの世には存在しないから。

そして、悩むのではなく、考え、行動し、議論して進んでいこう。



そんなお話しをした。

2010年07月20日

小学生向けの本を作ってハカる!

今日は一日、次の本の「サンプル」を作っていた。 

出版社内で企画を通すのに、担当者さん曰く、 
「編集部内はOKだが全社会議で議論するのに数頁分でも良いから」 
と。 

結局、昨日ちょっと考えて、今日一日まるまる掛けて、書いた。 

20頁分(笑) 

このペースで行けば、2週間で書き上がる・・・なんてことは、ない。 
部品と全体は全く違う。 
ストーリーや全体のトーン合わせにはまだまだ時間が掛かる。 

それでも本気でやれば1ヶ月で書けるかも。 

小学生向けの本が、いよいよ現実になりつつある。 



それにしても「サンプル」を書いたことは良かった。 
感じやページの使い方(横書きで絵を多用)がよく分かった。 

一つのテーマを扱うのに何ページ掛かるかとか、それを書くのにどれくらい時間が掛かるかとか。 

今回の原稿は間違いなくワードでなく、パワポで書くことになるだろう。 
それほど絵が多い。 



分からないものは「作ってハカる」 
試作品の力だ。 

自分でまさか、即実践することになるとは(笑)

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内容(あくまで仮)を、ちょっとだけ、公開。

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主人公は、ルーク 

イワトビペンギンの子どもだが、近所の小学校に通っている。 

第一巻は、彼が挑む、カタチのフシギたち!

2010年07月17日

Frigeezoo in 冷蔵庫

フリッジィズー、と読む。
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うちには、シロクマと、ペンギンがいる。
シロクマは冷凍室に陣取り、ペンギンは冷蔵室。
ドアを開けると各々「ど~も~」とか「はろ~」とか言う。
何回も続けて開けると
「甘いもの食べ過ぎナンじゃないの」とか「開けすぎだよ」とかの憎まれ口を叩く。
開けたときに光を感知してしゃべるのだが、最適の置き場所をいろいろ考えていた。
なかなかうまく反応しない。
次の日、冷蔵室のドアを開けたら、軽やかに「はろ~」
でも、私が置いた場所にはいない。
あれ、どこにいったのかと冷蔵室の中を覗いていたら
「なに探してんの?」
と突っ込まれた。
「お前だよ」と思いながらなお探索。
そうしたら「開けすぎだよ」と追い打ち…
これは、楽しい。
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英語一言メモ
冷蔵庫は refrigerator
re- 再び、frig- 冷たくするもの。
長いのでよく fridge フリッジと略される。
d が入ることに注意。
アメリカNFL シカゴ・ベアーズの人気者、ウィリアム・ペリーは
The Refrigeratorとして親しまれた。
もちろん体格がそんな感じだったからのあだ名。
指輪のサイズは25号だったとか・・・

2010年07月12日

芦花小で家庭教育学級

家庭教育学級、ってなんだろう。 

保護者を集めて講演や研修をやるものなので、いかにも純粋なPTA活動のようだが、正確にはちょっと違う。 

予算の出所がPTA会費ではなく、(東京では)区から出ていて、いわゆる区の委託事業、なのだ。 
年間3回くらい開いて、予算は各回3万円程度。そしてその用途や成果について区に報告義務を負う。

大抵はPTA組織の中に「文化厚生委員会」なるものがあって、そこが企画・運営をやっている。 


今日は1000から、芦花小の第1回 家庭教育学級にお邪魔した。 
格技室に60人弱の保護者の方が集まり、「サバイバル」に取り組んだ。みな真剣! 
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もちろん他にも子育て話やお手伝い至上主義、等々についてお話。 


あっという間の2時間強。 
参加された皆さんの反応(乗り)が非常に良かったので、つい15分ほど時間オーバー。 

でも終了後のアンケートには「有意義だった」「もっと聞きたかった」とのコメントが。 
他にも「お手伝いの大事さがよく分かった。やらせます!」「いろいろ家でも工夫次第で出来ることが分かりました」と。 

ありがたい。 


これからもガンバリマス~

2010年07月10日

北信越地区高等学校PTA連合会研究大会 福井大会

ナンと長い・・・


高校のPTA代表が集まって、発表会をするというイベントで、毎年各県の持ち回りで開かれるらしい。
出席者は1000人を軽く超える。
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たまたま今年が郷里の福井で行われる、ということでお手伝いをすることになった。
場所はフェニックスプラザ。

初日金曜の『特別分科会』での発表とファシリテーター、二日目土曜の『全体講演』での報告とコーディネーターである。

土曜は西川福井県知事が講演した後の、報告講演であり、かつ知事も含めてのパネルディスカッションの仕切り役ということで、大いに緊張した。

よい報告をしようということで、前日は2時過ぎまで『特別分科会』のまとめに腐心した。

特別分科会のテーマは「生徒どうしの学び合いの仕組み」である。
親からでも教師からでもなく、子どもたち同士がともに学び会う機会をもっと作っていってあげよう。
それによってこそ、子どもたちは真の人間力を身につけるはずだ。

そんな問題意識から生まれた分科会である。

福井県下のさまざまな先進事例を紹介するとともに、全高校アンケートからの学び(分析結果)をお伝えした。結構、手間が掛かっているのである。

さらには当日、会場からの質問を紙で出してもらい、それをもとにパネルディスカッション。

結構面白いものになったと思う。

それらを踏まえて、翌日の報告プレゼンはなされなくてはいけない。
事前に作ったままではツマラナイ。
そう思って2時まで粘った。


当日は、開き直って、まあのびのび出来たかな。
パネラーの方々の素晴らしい反射神経と洞察、コミュニケーション能力に助けられ、よいお話が一杯聞けた。

最後のまとめとして私が提示したのは
「教育から共育へ」

親と子、教師と生徒、子どもどうしの共育を。しかも放牧型で。

参加された皆さんの、少しは役に立っただろうか。


お昼は友人たちと近くのお蕎麦屋さんに。
美味しかった!聞けば友人のお姉さんのお店。


その後電車で東京に戻り、夕刻から2時間半、KIT虎ノ門の説明会。
大変盛況だった。期待出来そう。

2010年07月08日

重版決定!『特別講義 コンサルタントの整理術』

昨日、実業之日本社より連絡あり。「重版決定」と。


これは素直にウレシい。

Amazonでも300位くらいにあがったりしているが、書店さんの店頭でも動きは良いみたい。
10冊仕入れてほとんど売切った、とか40冊仕入れて半分売った、というお店もある。

面白い(?)のはそうでもないお店もあること。
列べ方の力なのかなあ。

先日作った、POP再掲。
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ベスト16、で終わったなあ…
さて、後は決勝戦を残すのみ。