2011年11月18日

書店回り紀行 11/17・18

かんき出版のみなさんと11/17は山手線西側、18日は東側の書店さんを訪問した。

いわゆる著者同行営業である。(私は一人でもやるけれど)

今の時期、どの店でも『スティーブ・ジョブズ』本が、大量に棚や台を占拠していて、おじゃまむしなこと、この上ない(笑)
白黒本が何百冊と積み上げられているのを見ると、恐怖さえ感じる。

それはともかく、今回は2日で12店あまりを回った。
そして各店が色々な性格を持ち、それぞれに異なった立地・客層・売れ筋・陳列法をとっていることに驚く。いままで、もっと単純にしか見てなかったなあ。

すでに書店でのランキング入りしていた店。

・有隣堂 ヨドバシAKIBA店 自己啓発・ビジネススキル書 1位!
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今のところ「『一瞬で大切なことを伝える技術』が日本で一番売れている店!」なのだ。
なんてったって『ルフィの仲間力』より上なのだから・・・。しかも「オススメする冊!」としてJobsの上に(笑)
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・三省堂 神保町本店 ビジネス書 6位!
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書店員さん曰く「あちこちにトラップをしかけてます」
その言葉通り、1面の平積みがあちらこちらに(笑)
プラス、入り口近くの右手壁沿いでは、書台にどーんと12面。
ありがたいこと。
・リブロecute日暮里店 ビジネス書 5位!
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こちらは本当に小ぶりでキュートなお店。奥半分はマンガで手前は雑誌。ビジネス書棚はごく一部。
そこで1面平積みなだけだったのがどんどん売れて、5位に食い込んだ!こんな売れ方は珍しい、と店長さん。
客層は広く、年配客や女性客も多い。こういうお店で売れていくのは、とても嬉しいこと。

・Paper Wall ecute立川店(推定。オリオン書房全体で8位だったから)

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ここは残念ながら、お邪魔できなかったので、営業さん情報。
Paper Wallはオリオン書房の新業態店。カフェ併設での洒落た駅ナカ書店。
立川店は小規模ながら抜群の販売力を誇るとか。
先行販売時からよい売れ行きを見せ、入り口正面の書台に5面 平積みしていただいた!その結果、オリオン書房全体で、堂々8位。

そしてランキング入りはしていないが一列面陳などをしていただいていた店。

・三省堂 有楽町店

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これは1階の新刊コーナー。2階のビジネス書売り場でも。
ただしそこでは1列分の在庫が(売れて)残っていなくて、3面のみ(笑)

・丸善 オアゾ店(丸の内本店)
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ここは、毎回、大きく取り上げていただいている。ただ今回はいきなりではなく、先行販売時の実績から徐々に広がっていった形。Good。
これは14日、上記の4日前の写真。

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書店員さんからは「うちでは『ペンギン、カフェをつくる』や『特別講義 コンサルタントの整理術』も売れてますよ!」とウレシイお話しあり。
「いつか、『著者コーナー』とか作ってくださいね~」とpush(笑)

・文教堂 二子玉川ライズ店

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・Book1st新宿店

実はとても売れているのだが、在庫補充が間に合わず、大陳は見られず。惜しい。
営業さんが巨大ポスターを渡していた。さてどうなったのかな~。

・Book1st渋谷店

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2面だが、ここ、駅地下通路からの正面で、超激戦棚なのだ。
・ブックエキスプレス上野店

蔵書20万点を誇る、駅ナカ最大級のお店。何カ所かに平積み&面陳。
書店員さんからは「一番減っている本!」との声も。おー。

・紀伊國屋 新宿本店

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泣く子も黙る、最大級のお店。1階と2階で各々2面程度の平積み。
これで結構売れているのだ。さすが。

・紀伊國屋 新宿南店

新宿高島屋の奥にあるお店。ある意味、不思議な立地なのだが、代々木方面客をつかまえて、立派にやってるスゴイお店。
ミニ講演会等、新しい試みをされている。これから期待!

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手書きPOPをその場でつけていただいた~(T-T)

・リブロ池袋本店

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ここもすごく販売力のあるお店。拙著を毎回、大きく取り上げていただいている。
正面の壁は照明が良い感じ。今後期待!

・ブックエキスプレス東京店

京葉線手前にある小ぶりのお店。ここでも伸びると良いなあ。

あと、自分で回ったのではないけれど、知人・友人などから寄せられた書店さん情報を一部。

・三省堂名古屋高島屋店
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名古屋の中心は栄から名古屋駅周辺に移りつつある。その書店での中核が駅上のこのお店。

・ブックストア談 新大阪店
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新装開店。新大阪駅構内。文教堂グループなのだ。

・紀伊國屋 梅田本店

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大阪の中心とも言えるこのお店。さてさてどうなるかなあ~。
関西にも、手書きPOPを送らねば!


さて、2日で12店を回って、思ったこと。
それは書店さん各店と、書店員さんと、かんき出版営業さんたちの個性の豊かさ。

エゲツナク押してしっかり売る、もあり。
押さずに本の力を見極める、もあり。
工夫して仕掛けていく、もあり。

いずれにせよ、書店員さんたちは、初動の良さを実感されていた。
ただ、この『一瞬で大切なことを伝える技術』の力が、本当に試されるのはこれからなのだろう。
重版によって再注文分が届き、いざ、大きく展開してみてどの程度の売れ行きになるのか・・・。

私も、最大限の努力をもって、より多くのみなさんに読んでいただけるよう、努力しよう。

2011年11月17日

第7戦:日経「丸の内キャリア塾」で女性300人と紙コップ ちょきちょき。 11/14

日経新聞が女性読者開拓のために立ち上げたのが女性対象のスペシャル講座「丸の内キャリア塾」である。いや、違う。 
女性だって日経新聞(のターゲット)読者である!に対して懐疑的だった社内外を、説き伏せるために創られたのが「丸の内キャリア塾」である。私の回でなんと第64回。 

毎月、レギュラー講演が行われ、その詳報が首都圏の日経夕刊に3面を使われて大きく載る。講師陣は著名人ばかりで、なんで私が、と思わないでもない。

でも、担当の橋本あゆみさんが良いというなら良いのである。私に異論などあろうはずもない。 

集客は主催者の責任だし、私はよい講演をするだけだ・・・。 

とはいえ、箱の大きさは小さくない。慶應MCC「夕学50講」でも使った丸ビル内の引き出し型階段会場だ。定員は300人。

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これが果たして埋まるのか!? 

申し込みが始まってしばらく経つと、100人を超えたが足踏みが続き、〆切り1週間前で218名。 
ちょっとやきもき。ところが新聞での広告も効いてその2日後には250名を超え、結局、当日ねじ込んできた2名(うち1名は知り合いの連れ(笑))も足して306名の申し込み。 

ふ~。 

あとは、私の責任だね。 
300余名の女性陣(95%が働く女性)にどう対峙しようか。 

11/14 1900。いよいよ開演だ!

まずは盛り上げ。 

イロの不思議、チームビルディング、話し合い、と駆け抜け、一体感とリラックス感をつくる。 

そしてバイアスとミューラー・リア錯視。 
ここで一気に感情が爆発する。あはは、やられた~~~。 

階段会場での紙コップ演習もうまくいき、あとは最後の締めだけ。 
子育て話に絡めて、「自由と制限」「放牧型共育」の話、そして「釜石市の奇跡」の話をする。 

みな、真剣に、聴いてくれた。 

100分プラス40分(懇親会)を振り返って、一番だったのは、会場に質問を振ったとき必ず何人もの手が挙がったこと 

それを一瞬で見つけるわが視力に感謝・・・。 
いやいや、みなさんの姿勢に感謝(笑) 

瀬戸市教育フォーラムでの小学生たちに負けないノリと、熱意であった。 

懇談会の間、丸ビル内の書店さんが著作の販売を行ってくれた。 
『一瞬で大切なことを伝える技術』を10数面、平積みしてくれたせいか、なんと30数冊売れたという。 
他の著作も数冊ずつ。Good 

いや、これは「発想力」の講座だったはず。なぜに「発想力」系の本でなく、『一瞬で大切なことを伝える技術』が??? 
おそらくそこに、今回の本が、大いに売れようとしている原因があるのだろう。

2011年11月15日

第6戦:瀬戸市教育フォーラム「はやぶさの奇跡」 11/13

規模的には今年最大なのがこのイベント。愛知県瀬戸市が企画した、「はやぶさ」絡みの大イベントだ。

(公式ブログはこちら

夏、瀬戸市の29の小中学校から「宇宙」をテーマとした作品を募集することから始まり、11/13日曜日には市の文化センターで約1000人の市民(と近隣のみなさん)が集まる中、講演と表彰式が行われた。

 

メイン講演は、はやぶさのイオンエンジン開発責任者の國中均 JAXA教授が60分。そのマエセツとして、レクチャートークなるものを20(と子どもたちの表彰式のコメンテーター)。

「はやぶさ」のマエセツなのでいつもと同じ内容というわけにも行かない。しかも20分という短時間。

どうしようかなあと頭を絞ること数ヶ月(ホントに)、前日に思いついたものも含めて、中身の濃い「体験・体感型」講演ができたかなと思う。

 

・サンプルリターンの価値と難しさ

・圧倒的スピード

・はやぶさの名前の秘密

・空気抵抗と涙滴型流線型

・はやぶさのカタチの秘密


という流れと説明をしつつ、なぜそうなのかを確かめる大実験を3発。

 

・空気の重さ大実験(巨大風船をどーーーん)

・流線型大実験(ロケット風船をびしゅっ)

・サンプルリターン大実験(会場3チームに分かれてロケット風船を後ろまで往復させる)

 

特に3番目は事前に練習もできない、一発モノ。会場の1000人全員が参加して、3本のロケット風船を前から後ろに、そして最後部のスタッフに渡して、また前にリターン!

これが意外と簡単ではない。あっちへ飛んだり、こっちへ飛んだり、戻っちゃったり。

早く早くと会場は大人も含めて大興奮。

 

でも、途中のプレゼンテーション部分も、とってもうまい会場との掛け合いになって、よかった。

 

「はやぶさの名前は、もともと何の名前~?」

「トリー!!!」と何人もの子どもたちが叫ぶ。

 

「じゃあ、他にはどんなはやぶさって名前の付いたものを知ってる?」

「新幹線!!!!」男の子中心の声が飛ぶ。

 

「大当たり。でもこんなのもあるよ」とスズキ隼を見せ「時速312kmだ!」

「おーー。すげー」と感嘆の声。

 

「こんなのもある。一式戦闘機
隼だよ。時速560km

大人向けのネタだったが、2階席から男の子の声が飛ぶ。

「かっこいいーーーー」

 

子どもたちは、1000人に囲まれても、臆さず、大声を張り上げていた。

大風船に触りたいヒト!という呼びかけにも、「はーい!!!」と何百人もの手が挙がったね。

 

たぶんこのノリは、トークの一番最初の「大声競争」で生まれたもの。  

こんにちは~と言えば、会場はこんにちは~と答える。そしておもむろに私は騒音計を取り出す。

みんなの元気をこれでハカるよ!

はやぶさは、とっても「元気」だった。どれだけの元気があったか見せましょう。

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M-V 5号機(はやぶさ搭載)の打ち上げ映像


会場にはこれを大音量で流す。みんなその音の大きさにビックリする。

 

「みんな、はやぶさと大声競争だ!」「4チームにわけますよ」

「まずはスタッフチーム!市職員や教育委員会関係の方立ってください。少数ですが模範演技をお願いします」

最前列の関係者席に座る議員さんたちが「俺たちも?」という顔だったので、笑顔で促す。「そうです」

せーの、こんにちは~!

 

おお、見事100デシベル超え!

 

次は小学生とそれ以下の子どもチーム。3400人が「はやぶさーーー!

中学生・高校生チーム。10人?(笑)が「イトカワーーーー」

その他の大人チームが数百人で「こんにちはーーー!

 

最後、全員で「はやぶさーーーっ!」と叫んでまたまた100デシベル超え。

 

ああ、大声出すって気持ちいいねえ。

みんなの元気もワカッタよ。

じゃあ、これからはやぶさの話をしよう。

 

そんな風に始まった、レクチャートーク。

1000人との20分は一瞬で過ぎた。(よく20分で収まった、というべきか(笑))

 

最後にみなに語りかける。

「はやぶさは、宇宙で孤独だったでしょうか」

「いや、一杯の星に囲まれて、きっと楽しかったと思います」

「みなさんも、星空を見上げてください」

「そしたら宇宙がもっと好きになります」 

 

数百人が出してくれたアンケート。

・たいへん面白い 75

・面白い  22

・普通   2

・面白くない 1

(未記入を除く比率)

 

表彰式では私独自に「三谷賞」を2組に。賞品は『ルークの冒険』

そのせいか、会が終わったあと片付けのとき壇上で、小学生女子からサイン攻めに(笑)

みんな、また会おう。

 

写真は当日配布の素敵なパンフレット。

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それにしてもよくぞ1000人、集めたものだ。感服。

2011年11月15日

第5戦:KIT虎ノ門大学院 学校説明会 11/12

KIT虎ノ門大学院 ビジネスアーキテクト専攻。私のメインの職場である。 
(いや、正しくはこの書斎か・・・) 

KITってグーグルで検索すると1位が金沢工業大学!そして単独2位がKIT虎ノ門大学院なのだ。 

KITの努力はすごい。 

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さて、昨日で来年度に向けた第2期の出願が締め切られたわけだが、希望者に向けて定期的に公開講座を行っている。 
昨年は山田英二さんの「ビジネス論理思考」を中心に、ゲストがときどき、だったが今年は一セットを回していくイメージで作っている。 

・ビジネス論理思考:山田英二 
・ビジネスキャリア思考:鳥谷陽一 
・ビジネスマーケティング思考:山口信和 
・ビジネスマネジメント思考:殿村真一 

いずれも、KIT虎ノ門大学院が誇る、看板教員たちだ。 
あ、私もやってます(笑) 
・ビジネス発想思考:三谷宏治 

で、毎回、冒頭にKIT虎ノ門大学院の説明会が入る。 
40分の学校説明だ。 

何回も聞くヒトがでてしまうので、今は3パターン(前半だけだが)作っていて、楽しめるようにしている。参加型演習を前半やって、後半はKITの説明。 

KITは『教育付加価値日本一!』」 
「大学は教育サービス」 
KIT虎ノ門大学院の商品は教員!」 
「日本一の外部教員陣」 
「ゼミは最高の自己実現の場」 

さて、来期はどんな人たちがこの梁山泊に集まるのか。楽しみである。

 

2011年11月11日

第4戦:アカデミーヒルズ『一瞬で大切なことを伝える技術』出版記念セミナー 11/10

11/09は『一瞬で大切なことを伝える技術』の発売日(出版社からの配本日)であったのだが、そういう感慨にふけるヒマもない1日だった。
そして11/10の早朝、気がついた。
今日の夜の準備がまだじゃないか!?

プレゼンテーション資料は作った。PPT2007で。でもアカデミーヒルズには2003しかないので、PCを持ち込まねばならない。でも私はMacBookProしかもっていない。
なのでkeynoteに移し替えていたのだが、そこで作業が止まっていた。
しかも配布する抜粋版や、ワークシートもまだ!

担当の中村さんからは「当日午前中にください」と言われていたのに、昨日1030からの打ち合わせ@二子玉川を入れてしまったゾ。

朝5時から作業にかかり、1020完成を目指す。
でもこんなときに限って、新しいアイデアを思いつく。それもちゃちゃっと入れる。

電光石火の作業が終わり、ブジ、1020に、送信。
で、二子玉川ライズ カタリストBAに打ち合わせに向かう。


午後は、ダイヤモンドオンラインの記事を書く。そして夕方に向け、お出かけ仕度。これは5分(笑)
開始45分前に来てと言われていて、余裕を持ったら70分前に着いてしまい、しばし彷徨う。
六本木ヒルズはすっかり冬のたたずまい。暖色系が今年のメッセージらしい。
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1900、いよいよ出版記念セミナーが始まる。
今回初登場ネタも多いので、うまく行くか心配だったが、会場は最初の「自己紹介タイム」から盛り上がる。
いつものとはちょっとだけ違う、仕掛けのあるものだ。

そしてその後、どんどん本の中核である『重要思考』演習を進める。節電、TSUBAKI、伊右衛門・・・。
で、最初に戻ってくる。

「さてもう一度、自己紹介タイムデス。今度は『重要思考』で自分を説明してください」


ほめる力も少しやって、研修終了。
即、本の販売とサイン会開始(笑)

本持参の方や、昔の本のカバーを持ってきて「こちらのもサインを!」という方も。
でも大部分は、もともとのファンでなく初めての方。

なのに41冊もの本が、売れた。参加者の約50%!
感激である。


その後、かんき出版のみなさんとミニ打ち上げ。
これも珍しく、おつき合い。昨日のダイヤモンドHBR打ち上げがうらやましかったから?でもないけれど。

11時過ぎまで本の話で盛り上がる。
あー、良い仕事したねっって感じ。


翌日、アンケートをじっくり見る。

・大変満足した 60%
・満足した         36%
・ふつう             2%
・不満               1%
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個人的目標には届かなかったが、初物なのでヨシとしよう。

そして「普通」とされた2名、「不満足だった」とされた1名、の方のコメントは次への反省材料に。
さて、次へ!

2011年11月09日

第3戦:ダイヤモンドHBR35周年記念セミナー 11/09

田園調布雙葉での授業が終わってすぐ、九品仏の駅へ向かう。
自由が丘経由で日比谷線に入って、神谷町。
ホテルオークラまでは歩いて数分だ。

ダイヤモンドHBRが、35周年を記念して企画したセミナー
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KIT虎ノ門大学院はそのスポンサーの一社である。
なのでプレゼンテーション時間があるのだが、それはずっと後。

メインのスピーカをお願いしていた、野中郁次郎さん、紺野登さん、それにユニ・チャームの高原さんにご挨拶するためである。

野中さんのウィットの効いたスピーチ、ホントはもっとしゃべりたいことがあっただろうにガマンして合いの手で済ませていた紺野さん、ありがとうございました。

高原さんも「奇策はない。現場を理解しやるべきことをしっかりやるだけ」と。
ご挨拶したら、高原さんは社の方々と、その後のスポンサープレゼンテーションも聞かれるという。
俄然テンションが上がる私(笑)


2~3万円を払った(もしくは会社に払わせた)100余名が見つめる中、静かにスタートする。持ち時間は45分。

まずはいきなりのMr Brain話。
そこから認知問題、錯視問題と進んでいき、都度、客席に問いかけ、挙手を求め、書いてもらう。そしていよいよ紙コップ演習へ。

でも実は、プレゼンテーションの最初にやったのはチームビルディング。
こんなに意欲ある人たちが集まっているのに、ただ座って聞いているのはもったいない。
紙コップ演習では、チームでディスカッションしてもらいます。だから、3~4人でチームを組んでください。
その中で自己紹介デス。一人1分。
自己紹介は、名前と職業と、得意・不得意としてください。
今から1分、自己紹介内容を考えましょう。1分後、スタートです!

1分後、手を叩く。「自己紹介スタート!」
人々がいっせいにしゃべり出す。会場の温度が一気に上がる。

その熱気をうけながら、プレゼンテーションはスタートし、笑いやため息とともに流れていく。
いよいよ紙コップ演習では、頭だけでなく、手を動かしチームでの試行錯誤だ。

高原さんたちもちゃんと取り組んでいただいていた。さすが。

そして最後に3.11の話を。
ダイジなのは情報力ではなく、判断力。そしてそれは教育と訓練で身につけうるものなのだ。
奇跡は、起こせる!


50分間、持てる力をすべて出し尽くした感じのプレゼンテーションが終わる。
拍手を頂きながら、退場する。ふ~~。
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その後の懇談会も、珍しくおつき合いした。
2時間弱、本当に多くの方とお話しした。名刺交換41枚は新記録かも(笑)

次へとつながる、良い出会いの場であったと思う。
もちろんKIT虎ノ門大学院の宣伝もばしっとプレゼンテーションに入れたが、みな「宣伝には見えなかった」「魅力を感じた」と。
よしよし。

きっちり公私混同・・・ちがうか、WinWin、かな(笑)
ダイヤモンドHBRの関係者のみなさんからも直後、「ありがとうございました。今、打ち上げ中です~」とメール。
Good!

2011年11月09日

第2戦:田園調布雙葉高校3年生「ほめる力」授業 11/09

第2戦はここ数年、毎年お邪魔している田園調布雙葉である。
HI350317.JPG(これは春の写真)

小林潤一郎さんの「情報社会学」での講義なのだが、春に「決める力」をやっている。

今年の受講者は8名。
少人数だが、だからこそできることがある。

4名ずつに分けて、まず反省会をしてもらう。
「決める力」を使ったか、役に立ったか、等々。
個人で考え、チーム内でシェアし、チーム内で一人を選んで全体に発表してもらう。

「学校祭の委員会で、話し合いを進めるのに役に立ちました」

これで「ほんとに役に立つんだ」がシェアされることにもなる。そして、私もやってみよう、となる・・・かな(笑)

さていよいよ「ほめる力」演習。

・携帯音楽プレイヤーをほめる
・ヒトをほめる

と進む、携帯音楽プレイヤーは
・iPod             5名
・携帯電話兼用 2名
・ウォークマン   1名
だった。さすがのiPod比率。でも携帯電話の多機能さに、みなが感嘆したり(笑)

まずは自分のモノをほめる、に始まって、相手のモノをほめる、にすすむ。
ただし、ちゃんと何と比べてほめるか、何についてほめるか、を明確に

そして次はインタビュー。ただほめてもダメだよね。
たとえばイロをほめても、相手がイロなんて気にしてなかったら、ほめたことにならない。
だから、まずは相手にちゃんと聞こう。

「あなたにとってダイジなコトは何ですか」

その上で、もう一回、ほめる。

50分授業の1コマ目はこれで修了。
2コマ目にはヒトをほめる。
同じことを相手をほめることでくり返す。

ただし最後は全員に発表してもらう。
つまり、インタビュー相手を、みんなに対して、ほめるのだ。

彼女らは幼稚園や小学校からの仲間たち。
エピソードも交え、上手にほめてあげていた。


彼女らがバババッと電光石火で打ち込んだfeedbackコメントの一部を。

「改めて見つめると友だちには本当に素敵な部分がたくさんあるのだなと感じました」

「やっぱりほめられるとうれしいし、相手をほめようと考えたときに、私には何が足りなくて、逆にこのヒトには何があるのだろう、それがどういいのだろうと考えるが楽しかったです」

「三谷さんの授業は、ここだけで終わらず、社会に出るにあたってとても勉強になるなと改めて思いました。このような授業は自分の考えるスキルを試すことができる機会でもあると思います」

「相手の長所と自分の短所を見つめ、精進していきたいです」


おとなしめのクラスだが、実は中はとてもしっかりしている子たちが集まっている。
その力を引き出し、鍛える授業が、できるといいな。
今度は一般社会人と混ぜてやってみよう。

いつも彼女らには、教えられることが多いのであった。


アシスタントを務めていただいた酒屋さん、佐藤さん、ありがとうございました。

2011年11月08日

第1戦:ラジオサンキュー 生出演 11/07

11月9日の新刊発売日と前後して、9連戦が組まれている。

その緒戦はラジオ出演。

今週末13日に行われる瀬戸市教育フォーラム
http://ameblo.jp/seto-hayabusa/
の、宣伝である。(私は前座マエセツと審査員担当(笑))
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ラジオサンキューは、愛知県の瀬戸・尾張旭・長久手をカバーするローカルFMである。
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その帯番組で、フォーラムの紹介をしてくださいるという。しかも私にインタビューまで・・・・。

生放送って、失敗できないし、時間も決まっている。
だから珍しく質問への回答原稿を書き起こし、事前にしゃべって時間を計って推敲し、と。

11月7日月曜1420からいよいよ本番。
家から電話で入るのだが、番組開始の音楽やパーソナリティの方の声が受話器から聞こえても、現実感がなく、なにやら別世界のことのよう。

でも、突然振られる「ということで三谷宏治さんと電話がつながっております。みたにさ~ん」


もうこうなったらやるしかない。
急斜面に突入したら滑るしかないのだ。
でも、スキーと違って滑っちゃいけない。
なるべくゆっくり、感情を込めて、滑舌に気をつけ、しゃべる。

パーソナリティの方が突っ込みやすいように、しゃべる途中で、微妙な隙間も空けながら。

そして、緊張の13分が終わる。


燃え尽きた・・・・。「はやぶさ」なだけに。
でもちゃんと成果は残す。「はやぶさ」だから(笑)

いや、結果は今週末日曜の集客次第だよねえ。

2011年11月08日

閑話休題:コンサバ長女のキケンな一夜

前の日記から続く)
一方長女は保守的である。そんなに大きな変化は好まないし、リスクも取らない。
人と違うことは(さすがに三谷家で育ったせいもあってか)平気だが、基本は安定志向、目指せ玉の輿作戦なのである。

とはいっても、良い玉を見つけるには、自分たちも良い玉にならねばダメだと言うことに、親友との議論で気づき、頑張っている大学2年生なのである。

で、一昨日の夜、隣のD大の学園祭を手伝いに行き、財布を忘れ、バイト先で電車賃を借り、家に帰ったらアパートのカギは財布の中であることに気づき、凍っていたのであった。
深夜12時をまわり、友だちにメールしても返事がなかったり、あっても「今、実家」だったり。

そのうち寒くなってきて、困った長女はどうしたでしょう?

私では考えつかないのだが、なんと「交番に駆け込んだ」のである。
(次女に聞いても、そうする、と言っていた。世のおまわりさん、信頼されてます!)
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もちろん結構悩んだ末だったのだが、駅前の交番に入っていったそうな。

そしたらおまわりさんはおらず電話機だけがあって「なんかあったら電話して」と。

もう一回「どうしよう」と悩んでいるところに現れたのが、わりとチャライ服装(本人たちもそう言っていたらしい)をした男女若者2人。
女性が「どうしたの?」と。

事情を話すと「ほら、声かけて良かったじゃない!」と連れの男性に。
でも年齢を聞かれて答えると「え、もうハタチなの?もっとしっかりしなさいよ」と言われたり(彼女は23歳)。

ともかくいまから友人宅で宴会だが、そこに来ないかと誘われて、寒さにめげていた長女はフラフラ付いていきましたとさ。
その友人宅では歓待され、でも「俺たち明日朝起きる自信ない」「じゃあ今から財布を取りに行こう!」となって深夜2時のドライブでD大まで連れて行ってもらい、家まで送り届けてもらったのでした。

コンサバな長女の、深夜のアドベンチャーでした。
声かけてくれたお姉さん、ありがとう~~~。

人は外見や服装じゃないのだ!

2011年11月07日

閑話休題:チャレンジャー三女の意外な保守性

わがやは二子玉川駅の西側にある。
駅から玉川高島屋SCを通って、10分弱だ。その南館5Fには紀伊國屋がある。
老舗である。まあ普通の店である。
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一方、東側にできた二子玉川ライズのタウンフロント6Fには文教堂がある。
かなりの大型で、マンガや参考書、女性誌が非常に充実している。
ビジネス書もスペースとっていて、とても見やすい。
ジブリコーナーだってある。
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うちの三女は最近、よく本を読む。

3人の中で一番本を読んでいたのは長女で、彼女はよく本屋でヒマつぶしをしていた。
「一冊読んで、一冊買う」がモットー。でも今は、授業にバイトに卓球に調理実習で、手が回らない感じ。

三女は今、もくもく読んでいる。
王さまレストラン』から始まった三女の読書遍歴は、友人からの奨めに乗って、いまやさまざまな領域に及んでいる。

で、彼女のお気に入りは、紀伊國屋なのである。文教堂じゃなくて。

曰く

・「紀伊國屋の方が、近い」  (確かに家からは2分くらい近い)
・「紀伊國屋の方が、見つけやすい。どこに何があるかわかってるし」  (そりゃそうだけど)
・「文教堂は本、多過ぎ(-_-メ)」  (ダメですか・・・)

ナニゴトにつけ、チャレンジャーな三女なのだが、本屋に関しては違うらしい。
面倒くさいことは、イヤなのだ。

ただこれが「嵐ショップ」なら違うんだろうけどなあ。