書店回り紀行 11/17・18
かんき出版のみなさんと11/17は山手線西側、18日は東側の書店さんを訪問した。
いわゆる著者同行営業である。(私は一人でもやるけれど)
今の時期、どの店でも『スティーブ・ジョブズ』本が、大量に棚や台を占拠していて、おじゃまむしなこと、この上ない(笑)
白黒本が何百冊と積み上げられているのを見ると、恐怖さえ感じる。
それはともかく、今回は2日で12店あまりを回った。
そして各店が色々な性格を持ち、それぞれに異なった立地・客層・売れ筋・陳列法をとっていることに驚く。いままで、もっと単純にしか見てなかったなあ。
すでに書店でのランキング入りしていた店。
・有隣堂 ヨドバシAKIBA店 自己啓発・ビジネススキル書 1位!
今のところ「『一瞬で大切なことを伝える技術』が日本で一番売れている店!」なのだ。
なんてったって『ルフィの仲間力』より上なのだから・・・。しかも「オススメする冊!」としてJobsの上に(笑)
・三省堂 神保町本店 ビジネス書 6位!
書店員さん曰く「あちこちにトラップをしかけてます」
その言葉通り、1面の平積みがあちらこちらに(笑)
プラス、入り口近くの右手壁沿いでは、書台にどーんと12面。
ありがたいこと。
・リブロecute日暮里店 ビジネス書 5位!
こちらは本当に小ぶりでキュートなお店。奥半分はマンガで手前は雑誌。ビジネス書棚はごく一部。
そこで1面平積みなだけだったのがどんどん売れて、5位に食い込んだ!こんな売れ方は珍しい、と店長さん。
客層は広く、年配客や女性客も多い。こういうお店で売れていくのは、とても嬉しいこと。
・Paper Wall ecute立川店(推定。オリオン書房全体で8位だったから)
ここは残念ながら、お邪魔できなかったので、営業さん情報。
Paper Wallはオリオン書房の新業態店。カフェ併設での洒落た駅ナカ書店。
立川店は小規模ながら抜群の販売力を誇るとか。
先行販売時からよい売れ行きを見せ、入り口正面の書台に5面 平積みしていただいた!その結果、オリオン書房全体で、堂々8位。
そしてランキング入りはしていないが一列面陳などをしていただいていた店。
・三省堂 有楽町店
これは1階の新刊コーナー。2階のビジネス書売り場でも。
ただしそこでは1列分の在庫が(売れて)残っていなくて、3面のみ(笑)
・丸善 オアゾ店(丸の内本店)
ここは、毎回、大きく取り上げていただいている。ただ今回はいきなりではなく、先行販売時の実績から徐々に広がっていった形。Good。
これは14日、上記の4日前の写真。
書店員さんからは「うちでは『ペンギン、カフェをつくる』や『特別講義 コンサルタントの整理術』も売れてますよ!」とウレシイお話しあり。
「いつか、『著者コーナー』とか作ってくださいね~」とpush(笑)
・文教堂 二子玉川ライズ店
・Book1st新宿店
実はとても売れているのだが、在庫補充が間に合わず、大陳は見られず。惜しい。
営業さんが巨大ポスターを渡していた。さてどうなったのかな~。
・Book1st渋谷店
2面だが、ここ、駅地下通路からの正面で、超激戦棚なのだ。
・ブックエキスプレス上野店
蔵書20万点を誇る、駅ナカ最大級のお店。何カ所かに平積み&面陳。
書店員さんからは「一番減っている本!」との声も。おー。
・紀伊國屋 新宿本店
泣く子も黙る、最大級のお店。1階と2階で各々2面程度の平積み。
これで結構売れているのだ。さすが。
・紀伊國屋 新宿南店
新宿高島屋の奥にあるお店。ある意味、不思議な立地なのだが、代々木方面客をつかまえて、立派にやってるスゴイお店。
ミニ講演会等、新しい試みをされている。これから期待!
手書きPOPをその場でつけていただいた~(T-T)
・リブロ池袋本店
ここもすごく販売力のあるお店。拙著を毎回、大きく取り上げていただいている。
正面の壁は照明が良い感じ。今後期待!
・ブックエキスプレス東京店
京葉線手前にある小ぶりのお店。ここでも伸びると良いなあ。
あと、自分で回ったのではないけれど、知人・友人などから寄せられた書店さん情報を一部。
・三省堂名古屋高島屋店
名古屋の中心は栄から名古屋駅周辺に移りつつある。その書店での中核が駅上のこのお店。
・ブックストア談 新大阪店
新装開店。新大阪駅構内。文教堂グループなのだ。
・紀伊國屋 梅田本店
大阪の中心とも言えるこのお店。さてさてどうなるかなあ~。
関西にも、手書きPOPを送らねば!
関西にも、手書きPOPを送らねば!
さて、2日で12店を回って、思ったこと。
それは書店さん各店と、書店員さんと、かんき出版営業さんたちの個性の豊かさ。
エゲツナク押してしっかり売る、もあり。
押さずに本の力を見極める、もあり。
工夫して仕掛けていく、もあり。
いずれにせよ、書店員さんたちは、初動の良さを実感されていた。
ただ、この『一瞬で大切なことを伝える技術』の力が、本当に試されるのはこれからなのだろう。
重版によって再注文分が届き、いざ、大きく展開してみてどの程度の売れ行きになるのか・・・。
私も、最大限の努力をもって、より多くのみなさんに読んでいただけるよう、努力しよう。