2011年11月25日

三女と期末試験

中2の三女は、興味関心があることには極めて高い観察力と記憶力を持っている。
好きなドラマのあらすじは、仔細漏らさず語れるらしい(笑)

でも、学校での勉強自体は、それほど得意ではない。きらいでもないけれど。

そして今回の期末試験は、ちょっと頑張った。
前回の中間が、とっても悲しい出来だったので、捲土重来である。

試験勉強用に学校が配る勉強スケジュールも、予定と実績、そして反省を毎日しっかり書いていた。
「誰もいなかったので集中してできた」と書いてあっても、お昼寝が3時間で勉強が2時間であったりは、するが。

1日目:結構良かった!
2日目:ダメだった・・・

で、2日目の夜、とても珍しいことに「数学の問題の解き方を教えて」とやってきた。
問題集のもので、答えを見ても納得できなかったらしい。

図形の角度の問題で、見覚えのある、典型的なものだった。
図形と角度.jpg(←こんなの)

なので、似た問題も含めて、2回やった。
その後も彼女は、問題集の範囲分が終わるまで、なんと11時近くまでやっていた。ふだんは9時半か10時には床につく。テスト前でもあまり変わらないので、とても珍しいことなのだ。

3日目:う~ん。

数学は、やった問題も出たのだが、問題数が多くてあっぷあっぷだったらしい。
でも他の教科はまあまあの出来と。

なので3日間の全体としては、それほど悪くない感触だった模様。でも点数はやっぱり不安。
「月曜日にはもう3つも返ってくるよ~。やだなぁ」などと言う。
イヤって言っても点数は変わらないよ、と突っ込むとすかさず、
「でも今回は47時間もテスト勉強できたし、うまく出来た問題もあったから、よしとしよう」(笑)

そうだね。失敗した前回より、ちゃんと時間を取って勉強した。
いくつかの教科では「うまく解けた!」も味わった。
それらは自らつかんだ大きな進歩。よかったね。

ただ、結果が出たら、反省会はしよう。
特にうまく行かなかった英語と数学はね。

時間だけじゃなくて勉強の内容や仕方も、もっと上手にできるかもしれない。
(少なくとも次女はそう言っている(笑))
でもそれも、自分で試行錯誤しなきゃね。

塾とかに頼るのは、その後だ。


試験明けで急にヒマになった三女には、CDケース入れ替えを手伝ってもらった。
手際はバッチリ。
50枚くらいで飽きちゃったけどね(笑)ごくろうさん。

2011年11月25日

出版記念セミナーについて:お詫びと告知

読者のみなさまへ

今回『一瞬で大切なことを伝える技術』の初版本に限り、こういったチラシが同梱されています。

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無料のセミナーが受講できる用紙なのですが、発売前重版という状況の中「Amazonで予約していたのに届いたのは2刷の本で、チラシが入ってなかった」等の声を、いただきました。私も含めた出版側の甘さであったと思います。

12/3(土)1600~1730の回はまだ余席がありますので、「予約していたのに!」という方は下記までお申し込みください。


その旨、申し込み画面の最終項目にコメントいただければと、思います。
ご不便かけたことにお詫びするとともに、ふるってのお申し込みをお待ちしています。

2011年11月24日

第9戦:日体幼稚園「母の会」講演 11/16

春からじっくり準備してきた日体幼稚園での講演が、ついに。
自宅から自転車で10分くらいの場所に、日体幼稚園はある。世田谷区深沢8丁目、閑静な住宅街に囲まれている。
日体大が経営する、1955年設立の伝統ある幼稚園だ。定員は220名。家庭数だと200弱だろうか。
PTA組織があり「母の会」という。そこから講演のお声がかかったのは春のこと。
打ち合わせをし、話し合いがなされ、メールを幾度か交換して、今回の講演となった。
時間は前後が決まっていて、実質70分くらいのタイトな中だったが、あえて2つやることにする。
・サバイバル演習で決める力パート
・お手伝い至上主義パート
当日、会場は半地下だが明るく広い遊戯室。そこに園児用の低い長いすがびっしり列ぶ。「あれ?なんか多いですね。100人じゃありませんでしたっけ?」
なんと、190名がエントリーしたという。
その日は早帰りの日で、親は子どもを送ってきて講演に参加して、そのままお迎えという流れが出来ている。とはいえ、近隣の方が多いので、帰られる方もいて、いつもはこれほどではないらしい。
「初の体験・体感型講演!」という打ち出しが効いたのかしらね。
男性はたぶん、2名くらい。あとは全員女性の190名を相手に、まずは「サバイバル」演習。前後4~5人で組になってもらって話し合いだ。
みなさんとてもノリが良く、活発に発言がされている。Good!
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その後の講演部分も非常に熱心に聞いてくださった。
実は時間を勘違いしていて、10分オーバーした!と思っていたがちゃんと定刻に講演終了。そこからすぐ質疑応答に。
司会の方が問う「何か質問はございますか?」
一瞬シーンとなるが、すぐ手が挙がる。そこからはどんどん手が挙がって、どんどん質問が続く。

「具体体にはどんなお手伝いを?」
「報酬制にするのはまずいのか?」
そして最後、とてもすてきなバラの花束をいただいた。ビックリするほどキレイなもので、家に帰ったらさっそく三女が花瓶に生け変えてくれた。
そのセンスもなかなかのものでしたな。
水曜の午前中、190名のお母さん方との、とても楽しい90分。実行委員長の村木さん、ごくろうさまでした。
これにて怒濤の9連戦は、おしまい。
でも、翌週は郡山と四日市での子ども向け出張講義があるのでした(笑)
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2011年11月24日

第8戦:文教大での「決める力」授業 11/15

書く順番が逆転してしまったが、9連戦の8戦目のお話。
神奈川県にある文教大湘南キャンパスの中條さんにお招きいただき、彼女の授業で講義を90分。
バイクだと東名高速を使って自宅から50分弱で着く。電車だと1時間半以上・・・。
幸い晴れたのでナイトロッドでびゅーん。
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スタートのしばらく前に教室についたのだが、まだ前の講義が続いている。
なのに学生たちがドアの前で大声で騒いでいる・・・不安
前の講義が終わり、学生たちが入っていく。席はドンドン埋まっていくが、プロジェクターのスクリーン前の特等席を中心に、同心円状に遠くから埋まっていく。つまり、教員の前だけが空いている・・・不安
でも、ちょっと杞憂だったかな。
授業が始まる。まずは席を移動させる。そして4人チームを作らせる。ほとんど問題なく、スムーズに行く。
いよいよ講義を始める。
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「サバイバル」2連発で90分はあっと言う間。
アンケートでは、しっかりした内容もあり、?な内容もあり。
多かったのは「今まで決めることをしてこなかった」「決めることを避けてきた」という反省。
でもその反省は、大切。それが自覚できればきっと大丈夫。

あとは避けずに挑み続けるだけだよ。
帰りは道がちょっと混雑していて1時間かかった。ふ~。

2011年11月23日

特別講義 ルークの冒険@郡山市赤城小 11/21

『ルークの冒険 ~カタチのフシギ』の発刊を記念してキャンペーンを発表したのが3月4日。「全国10校まで出張講義に無料でお邪魔します!」 

その翌日には武雄市と郡山市から申し込みがあった。 
http://www.mitani3.com/blog/2011/03/post-277.html 
直後の震災で、郡山市赤城小での授業は、無期延期に。「落ち着いたら必ず!」と。 

11月21日月曜日、その日は来た。東京駅から新幹線で90分弱で郡山駅。そこから徒歩15分で(実際にはタクシーに乗ったが)赤城小だ。 
お呼びいただいた坂内先生は「学び合い授業」の達人。今回は機会がなかったが、是非その技と心を拝見したいと思う。 

さて、授業は午後から4年生全員に体育館で。 
子どもたちはてきぱき動き回り、お昼休みの時間を使って自分たちの学びの場をしつらえていく。 
1315過ぎ、坂内先生が子どもたちに挨拶を促す。そしてさっそく授業が始まる。 
・イロのフシギ 
・円柱を探せ 
・紙コップのフシギ 

ひとつひとつのテーマに、子どもたちは一生懸命取り組んだ。わいわい、わーわー、えーーーっ、と声を出しながら。 
60分ちょっとの授業。最高気温7℃、前日比マイナス15℃という日だったが、存外寒さを感じなかった。子どもたちの熱気のおかげかな? 

いつものアンケートでは「とても面白かった」が98%! 
感想はイロイロだったが、みな、身近なフシギを堪能し、その発見・探究の仕方を味わってくれたのじゃないかな。 


その後、校長室でしばらく休憩して、1500からは保護者と教員のみなさん向けの講演を。 
テーマは「子どもたちの生きる力を伸ばすためのヒマと貧乏とお手伝い」 
途中、「ミューラー・リヤ錯視」「世界の渋滞」「世界の言葉」など、考えたり手を挙げたり、声を出したりする話題も含めて、子どもたちに何を与えるべきか、与えないべきかのお話を60分。 
質問の手は挙がらなかったが、アンケートにはみなびっしり書いてくださっていた。 

話の内容を真剣に受け止め、たとえば反省し、たとえば安心し、次へと向かおうとするものが多かった。 
ありがたいこと。 

Z会の寺西さんのご紹介から赤城小とのつながりが生まれた。感謝である。 
そして「特別講義 ルークの冒険」と親・教員向け「お手伝い至上主義」講演が実現したのはもちろん、坂内先生、渡邉校長先生のおかげである。 
楽しい一日を、ありがとうございました。

2011年11月21日

次女と『25時のバカンス』との、出会いと再会

昨日夕方食卓で、突然次女が「25時のバカンスってあるでしょ」 

と話し始めた。 

私が買ったマンガである。 
市川春子、という作家の作品集で、3編が収められている。 

「あれさ、ちょっと前、本屋さんで買おうかどうか、すっごく迷ったんだよね」 
「でも、カバーとか見て(中身は見られない)、これならきっとお父さんも好きに違いない、お父さんに買わせヨ、って思って買わなかったんだ」 
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「なのに、家に帰ったらお父さんに言うのを忘れちゃってた」 

「それが何日か前に、本棚見たら置いてあったから一瞬『あれっ??私これ買ったんだったっけ!?』って思っちゃった」「びっくりした」 

「あの3つめのお話がコワイよねぇ」 

と、その後は印象に残った部分のお話しに。 
そう、とても素敵で、でもドキッとするストーリーであり、絵なのだ。 


それにしても「あれっ??私これ買ったんだったっけ!?」が面白かった(笑) 

ちなみに彼女が買わなかった理由は「高かったし」なのだが、さっき確認したら、620円でありました。 
あはは。 


竜の学校は山の上』 九井諒子、もお奨め。ヒトとケンタウロス族の日常的共生の物語。1050円。
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スキエンティア』戸田誠二、は絶品。近未来のヒューマンドラマ。泣ける。650円。
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生きよう。精一杯。そう気がつかせてくれる、科学の物語。

2011年11月18日

書店回り紀行 11/17・18

かんき出版のみなさんと11/17は山手線西側、18日は東側の書店さんを訪問した。

いわゆる著者同行営業である。(私は一人でもやるけれど)

今の時期、どの店でも『スティーブ・ジョブズ』本が、大量に棚や台を占拠していて、おじゃまむしなこと、この上ない(笑)
白黒本が何百冊と積み上げられているのを見ると、恐怖さえ感じる。

それはともかく、今回は2日で12店あまりを回った。
そして各店が色々な性格を持ち、それぞれに異なった立地・客層・売れ筋・陳列法をとっていることに驚く。いままで、もっと単純にしか見てなかったなあ。

すでに書店でのランキング入りしていた店。

・有隣堂 ヨドバシAKIBA店 自己啓発・ビジネススキル書 1位!
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今のところ「『一瞬で大切なことを伝える技術』が日本で一番売れている店!」なのだ。
なんてったって『ルフィの仲間力』より上なのだから・・・。しかも「オススメする冊!」としてJobsの上に(笑)
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・三省堂 神保町本店 ビジネス書 6位!
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書店員さん曰く「あちこちにトラップをしかけてます」
その言葉通り、1面の平積みがあちらこちらに(笑)
プラス、入り口近くの右手壁沿いでは、書台にどーんと12面。
ありがたいこと。
・リブロecute日暮里店 ビジネス書 5位!
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こちらは本当に小ぶりでキュートなお店。奥半分はマンガで手前は雑誌。ビジネス書棚はごく一部。
そこで1面平積みなだけだったのがどんどん売れて、5位に食い込んだ!こんな売れ方は珍しい、と店長さん。
客層は広く、年配客や女性客も多い。こういうお店で売れていくのは、とても嬉しいこと。

・Paper Wall ecute立川店(推定。オリオン書房全体で8位だったから)

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ここは残念ながら、お邪魔できなかったので、営業さん情報。
Paper Wallはオリオン書房の新業態店。カフェ併設での洒落た駅ナカ書店。
立川店は小規模ながら抜群の販売力を誇るとか。
先行販売時からよい売れ行きを見せ、入り口正面の書台に5面 平積みしていただいた!その結果、オリオン書房全体で、堂々8位。

そしてランキング入りはしていないが一列面陳などをしていただいていた店。

・三省堂 有楽町店

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これは1階の新刊コーナー。2階のビジネス書売り場でも。
ただしそこでは1列分の在庫が(売れて)残っていなくて、3面のみ(笑)

・丸善 オアゾ店(丸の内本店)
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ここは、毎回、大きく取り上げていただいている。ただ今回はいきなりではなく、先行販売時の実績から徐々に広がっていった形。Good。
これは14日、上記の4日前の写真。

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書店員さんからは「うちでは『ペンギン、カフェをつくる』や『特別講義 コンサルタントの整理術』も売れてますよ!」とウレシイお話しあり。
「いつか、『著者コーナー』とか作ってくださいね~」とpush(笑)

・文教堂 二子玉川ライズ店

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・Book1st新宿店

実はとても売れているのだが、在庫補充が間に合わず、大陳は見られず。惜しい。
営業さんが巨大ポスターを渡していた。さてどうなったのかな~。

・Book1st渋谷店

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2面だが、ここ、駅地下通路からの正面で、超激戦棚なのだ。
・ブックエキスプレス上野店

蔵書20万点を誇る、駅ナカ最大級のお店。何カ所かに平積み&面陳。
書店員さんからは「一番減っている本!」との声も。おー。

・紀伊國屋 新宿本店

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泣く子も黙る、最大級のお店。1階と2階で各々2面程度の平積み。
これで結構売れているのだ。さすが。

・紀伊國屋 新宿南店

新宿高島屋の奥にあるお店。ある意味、不思議な立地なのだが、代々木方面客をつかまえて、立派にやってるスゴイお店。
ミニ講演会等、新しい試みをされている。これから期待!

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手書きPOPをその場でつけていただいた~(T-T)

・リブロ池袋本店

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ここもすごく販売力のあるお店。拙著を毎回、大きく取り上げていただいている。
正面の壁は照明が良い感じ。今後期待!

・ブックエキスプレス東京店

京葉線手前にある小ぶりのお店。ここでも伸びると良いなあ。

あと、自分で回ったのではないけれど、知人・友人などから寄せられた書店さん情報を一部。

・三省堂名古屋高島屋店
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名古屋の中心は栄から名古屋駅周辺に移りつつある。その書店での中核が駅上のこのお店。

・ブックストア談 新大阪店
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新装開店。新大阪駅構内。文教堂グループなのだ。

・紀伊國屋 梅田本店

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大阪の中心とも言えるこのお店。さてさてどうなるかなあ~。
関西にも、手書きPOPを送らねば!


さて、2日で12店を回って、思ったこと。
それは書店さん各店と、書店員さんと、かんき出版営業さんたちの個性の豊かさ。

エゲツナク押してしっかり売る、もあり。
押さずに本の力を見極める、もあり。
工夫して仕掛けていく、もあり。

いずれにせよ、書店員さんたちは、初動の良さを実感されていた。
ただ、この『一瞬で大切なことを伝える技術』の力が、本当に試されるのはこれからなのだろう。
重版によって再注文分が届き、いざ、大きく展開してみてどの程度の売れ行きになるのか・・・。

私も、最大限の努力をもって、より多くのみなさんに読んでいただけるよう、努力しよう。

2011年11月17日

第7戦:日経「丸の内キャリア塾」で女性300人と紙コップ ちょきちょき。 11/14

日経新聞が女性読者開拓のために立ち上げたのが女性対象のスペシャル講座「丸の内キャリア塾」である。いや、違う。 
女性だって日経新聞(のターゲット)読者である!に対して懐疑的だった社内外を、説き伏せるために創られたのが「丸の内キャリア塾」である。私の回でなんと第64回。 

毎月、レギュラー講演が行われ、その詳報が首都圏の日経夕刊に3面を使われて大きく載る。講師陣は著名人ばかりで、なんで私が、と思わないでもない。

でも、担当の橋本あゆみさんが良いというなら良いのである。私に異論などあろうはずもない。 

集客は主催者の責任だし、私はよい講演をするだけだ・・・。 

とはいえ、箱の大きさは小さくない。慶應MCC「夕学50講」でも使った丸ビル内の引き出し型階段会場だ。定員は300人。

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これが果たして埋まるのか!? 

申し込みが始まってしばらく経つと、100人を超えたが足踏みが続き、〆切り1週間前で218名。 
ちょっとやきもき。ところが新聞での広告も効いてその2日後には250名を超え、結局、当日ねじ込んできた2名(うち1名は知り合いの連れ(笑))も足して306名の申し込み。 

ふ~。 

あとは、私の責任だね。 
300余名の女性陣(95%が働く女性)にどう対峙しようか。 

11/14 1900。いよいよ開演だ!

まずは盛り上げ。 

イロの不思議、チームビルディング、話し合い、と駆け抜け、一体感とリラックス感をつくる。 

そしてバイアスとミューラー・リア錯視。 
ここで一気に感情が爆発する。あはは、やられた~~~。 

階段会場での紙コップ演習もうまくいき、あとは最後の締めだけ。 
子育て話に絡めて、「自由と制限」「放牧型共育」の話、そして「釜石市の奇跡」の話をする。 

みな、真剣に、聴いてくれた。 

100分プラス40分(懇親会)を振り返って、一番だったのは、会場に質問を振ったとき必ず何人もの手が挙がったこと 

それを一瞬で見つけるわが視力に感謝・・・。 
いやいや、みなさんの姿勢に感謝(笑) 

瀬戸市教育フォーラムでの小学生たちに負けないノリと、熱意であった。 

懇談会の間、丸ビル内の書店さんが著作の販売を行ってくれた。 
『一瞬で大切なことを伝える技術』を10数面、平積みしてくれたせいか、なんと30数冊売れたという。 
他の著作も数冊ずつ。Good 

いや、これは「発想力」の講座だったはず。なぜに「発想力」系の本でなく、『一瞬で大切なことを伝える技術』が??? 
おそらくそこに、今回の本が、大いに売れようとしている原因があるのだろう。

2011年11月15日

第6戦:瀬戸市教育フォーラム「はやぶさの奇跡」 11/13

規模的には今年最大なのがこのイベント。愛知県瀬戸市が企画した、「はやぶさ」絡みの大イベントだ。

(公式ブログはこちら

夏、瀬戸市の29の小中学校から「宇宙」をテーマとした作品を募集することから始まり、11/13日曜日には市の文化センターで約1000人の市民(と近隣のみなさん)が集まる中、講演と表彰式が行われた。

 

メイン講演は、はやぶさのイオンエンジン開発責任者の國中均 JAXA教授が60分。そのマエセツとして、レクチャートークなるものを20(と子どもたちの表彰式のコメンテーター)。

「はやぶさ」のマエセツなのでいつもと同じ内容というわけにも行かない。しかも20分という短時間。

どうしようかなあと頭を絞ること数ヶ月(ホントに)、前日に思いついたものも含めて、中身の濃い「体験・体感型」講演ができたかなと思う。

 

・サンプルリターンの価値と難しさ

・圧倒的スピード

・はやぶさの名前の秘密

・空気抵抗と涙滴型流線型

・はやぶさのカタチの秘密


という流れと説明をしつつ、なぜそうなのかを確かめる大実験を3発。

 

・空気の重さ大実験(巨大風船をどーーーん)

・流線型大実験(ロケット風船をびしゅっ)

・サンプルリターン大実験(会場3チームに分かれてロケット風船を後ろまで往復させる)

 

特に3番目は事前に練習もできない、一発モノ。会場の1000人全員が参加して、3本のロケット風船を前から後ろに、そして最後部のスタッフに渡して、また前にリターン!

これが意外と簡単ではない。あっちへ飛んだり、こっちへ飛んだり、戻っちゃったり。

早く早くと会場は大人も含めて大興奮。

 

でも、途中のプレゼンテーション部分も、とってもうまい会場との掛け合いになって、よかった。

 

「はやぶさの名前は、もともと何の名前~?」

「トリー!!!」と何人もの子どもたちが叫ぶ。

 

「じゃあ、他にはどんなはやぶさって名前の付いたものを知ってる?」

「新幹線!!!!」男の子中心の声が飛ぶ。

 

「大当たり。でもこんなのもあるよ」とスズキ隼を見せ「時速312kmだ!」

「おーー。すげー」と感嘆の声。

 

「こんなのもある。一式戦闘機
隼だよ。時速560km

大人向けのネタだったが、2階席から男の子の声が飛ぶ。

「かっこいいーーーー」

 

子どもたちは、1000人に囲まれても、臆さず、大声を張り上げていた。

大風船に触りたいヒト!という呼びかけにも、「はーい!!!」と何百人もの手が挙がったね。

 

たぶんこのノリは、トークの一番最初の「大声競争」で生まれたもの。  

こんにちは~と言えば、会場はこんにちは~と答える。そしておもむろに私は騒音計を取り出す。

みんなの元気をこれでハカるよ!

はやぶさは、とっても「元気」だった。どれだけの元気があったか見せましょう。

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M-V 5号機(はやぶさ搭載)の打ち上げ映像


会場にはこれを大音量で流す。みんなその音の大きさにビックリする。

 

「みんな、はやぶさと大声競争だ!」「4チームにわけますよ」

「まずはスタッフチーム!市職員や教育委員会関係の方立ってください。少数ですが模範演技をお願いします」

最前列の関係者席に座る議員さんたちが「俺たちも?」という顔だったので、笑顔で促す。「そうです」

せーの、こんにちは~!

 

おお、見事100デシベル超え!

 

次は小学生とそれ以下の子どもチーム。3400人が「はやぶさーーー!

中学生・高校生チーム。10人?(笑)が「イトカワーーーー」

その他の大人チームが数百人で「こんにちはーーー!

 

最後、全員で「はやぶさーーーっ!」と叫んでまたまた100デシベル超え。

 

ああ、大声出すって気持ちいいねえ。

みんなの元気もワカッタよ。

じゃあ、これからはやぶさの話をしよう。

 

そんな風に始まった、レクチャートーク。

1000人との20分は一瞬で過ぎた。(よく20分で収まった、というべきか(笑))

 

最後にみなに語りかける。

「はやぶさは、宇宙で孤独だったでしょうか」

「いや、一杯の星に囲まれて、きっと楽しかったと思います」

「みなさんも、星空を見上げてください」

「そしたら宇宙がもっと好きになります」 

 

数百人が出してくれたアンケート。

・たいへん面白い 75

・面白い  22

・普通   2

・面白くない 1

(未記入を除く比率)

 

表彰式では私独自に「三谷賞」を2組に。賞品は『ルークの冒険』

そのせいか、会が終わったあと片付けのとき壇上で、小学生女子からサイン攻めに(笑)

みんな、また会おう。

 

写真は当日配布の素敵なパンフレット。

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それにしてもよくぞ1000人、集めたものだ。感服。

2011年11月15日

第5戦:KIT虎ノ門大学院 学校説明会 11/12

KIT虎ノ門大学院 ビジネスアーキテクト専攻。私のメインの職場である。 
(いや、正しくはこの書斎か・・・) 

KITってグーグルで検索すると1位が金沢工業大学!そして単独2位がKIT虎ノ門大学院なのだ。 

KITの努力はすごい。 

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さて、昨日で来年度に向けた第2期の出願が締め切られたわけだが、希望者に向けて定期的に公開講座を行っている。 
昨年は山田英二さんの「ビジネス論理思考」を中心に、ゲストがときどき、だったが今年は一セットを回していくイメージで作っている。 

・ビジネス論理思考:山田英二 
・ビジネスキャリア思考:鳥谷陽一 
・ビジネスマーケティング思考:山口信和 
・ビジネスマネジメント思考:殿村真一 

いずれも、KIT虎ノ門大学院が誇る、看板教員たちだ。 
あ、私もやってます(笑) 
・ビジネス発想思考:三谷宏治 

で、毎回、冒頭にKIT虎ノ門大学院の説明会が入る。 
40分の学校説明だ。 

何回も聞くヒトがでてしまうので、今は3パターン(前半だけだが)作っていて、楽しめるようにしている。参加型演習を前半やって、後半はKITの説明。 

KITは『教育付加価値日本一!』」 
「大学は教育サービス」 
KIT虎ノ門大学院の商品は教員!」 
「日本一の外部教員陣」 
「ゼミは最高の自己実現の場」 

さて、来期はどんな人たちがこの梁山泊に集まるのか。楽しみである。