2018年07月10日

大規模災害にどう立ち向かうのか。家族避難訓練からの学び

今回の西日本大雨災害で改めて思ったこと。

黄色は「注意」でなく「止まれ」。
避難勧告は「準備」でなく「避難せよ」
警報は「特別警報のひとつ前」ではなく「行動せよ」

ここは大丈夫、でなくハザードマップを見る
こうすればOKね、でなく実際家族で避難訓練してみる

2011年の東日本大震災を受けて、家族でやった避難訓練の様子とそこからの学びをこちらで。


要点は、
・首都直下地震で備えるべきは「火災避難」
・大震災時の火災避難は難しい ~デスマーチに加わるな
・三谷家避難訓練、開始! 5つの「指令書」
・避難訓練でわかったこと1:想定避難場所は適切か
・避難訓練でわかったこと2:テンデコに逃げろ!?
・避難訓練でわかったこと3:3分で家から出られる準備
・実際に、やってみなくちゃ、わからない。ぜひみなさんも家族で「避難訓練」を

です。

2018年07月01日

2018年7月の講演・研修予定です

暑い夏が始まりました。
今月は、京都に2回、福島、福岡、埼玉!ま ずは明日の福岡イベントから~。

7/2 1600~1730 富士通九州ネットワークテクノロジーズ 創立記念日講演 「仕事の流れを整える~ダイジなことから考え・伝える~」

7/3 1330~160 看護学生実習指導者講習会 特別講議

7/4 1900~2000 Loftwork@京都 「発想力1」

7/5 1300~1730 京都市役所職員研修 「重要思考」
7/5 1900~2015 御池中学校 保護者 「子育ては,最大の未来人材育成プロジェクト!」


7/7 945~1150 川崎市立橘小保護者向け 「ヒマと貧乏とお手伝い」

7/12 1630~2040 日本弁理士会関東支部 「ビジネスモデル・イノベーション:基礎編」

7/15 930~1330 Parsol ビジネスモデル演習

7/16 ルネサンス福島 「科学教室ルークの冒険」

7/19 1900~2100 Loftwork@京都 「発想力2」

7/20 1300~1730 京都市役所職員研修 「重要思考」
7/20 1830~2000 同 自主研修 「発想力の共育法~紙コップ演習」

7/23 1300~1430、1500~1630 芦花小サマーワークショップ 「科学教室ルークの冒険」

2018年06月28日

本日発刊『戦略子育て』!7/6にも記念イベントやります

『戦略子育て』本日発刊となりました!

これまでも主要5店舗でのテスト販売(先行販売?)がされていましたが、さっそく各地の書店さんに並び始めました。

JR大森駅のアトレにあるブックファーストはこんな感じ!

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ビジネス書の新刊コーナーにドーンと展開されていて、素晴らしい。
ビジネス書の中でも、自己啓発的なものに捉えられている感じでしょうか。

先行販売されていた紀伊國屋 梅田本店では東洋経済新報社としての特設コーナーらしき展開が。雑誌も添えてあってこれまた素晴らしい。

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今回、店頭展開上でのチャレンジは「どれだけビジネス書コーナーに並べてもらえるか」です。家庭教育書や育児コーナーではやはり弱い。ビジネス書として扱ってもらえることが、働く親たちにリーチできる手段だと思っています。

さて、6/22 アカデミーヒルズでのイベントに引き続き、7/6 KIT虎ノ門大学院で新刊記念イベントを開催します。もう申し込みは100名を超えたようですが、こちらからお申し込みください。


親向けの講演ですが、子ども連れの参加可能です。参加の際は1家に1冊『戦略子育て』をご持参ください

写真は先日、アカデミーヒルズでの講演の様子です。80名以上が集まりました~

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49階、さすがの風景。

2018年06月13日

6/28『戦略子育て』発刊!記念イベントやります

今月末、『戦略子育て』が東洋経済新報社より発刊されます。
その名の通り、親向けの子育て本です。

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「これから求められるのは、新しいものに向かって行く心と能力」「それは学校でなく家庭でこそ鍛えられる」「子育ては20年間の未来人材育成プロジェクトだ!」といった内容です。

それに伴い、下記イベントを行います。一般参加可能ですので奮って参加ください。



お待ちしています!

2018年05月02日

2018年5~6月の講演・研修予定です。

5・6月の講演・研修予定です。注目は、6/5から始まる京都3回シリーズ、6/22アカデミーヒルズでの『戦略子育て』発刊前イベント。後者は案内が出たらお知らせします~。

5/9 1045~1235 田園調布雙葉高校3年「決める力」
5/10 1330~1500 日本規格協会「ハカる力と発想力」
5/11 1930~2130 パーソル研修「決める力」2
5/13 9000~1300 パーソル研修「決める力」「伝える力と分析力」3
5/15 1045~1235 金光学園中3、1300~1400 親「未来人材育成プロジェクト~試行錯誤力でAIに勝つ!」
5/17 1400~1730 AMG主任初任者研修1
5/18 930~2130 パーソル研修「伝える力と分析力」2
5/24 1400~1730 AMG主任初任者研修2
5/27 1000~1215 粂井塾「発想力・決める力とお手伝い!」
5/30 1900~2020 高崎JC「子どもたちの生きる力の共育法(仮)」

6/1 1330~1640 AMG認定看護管理者ファーストレベル開講日 特別講議
6/5 1330~1450 長良高校PTA「AI時代の子育て戦略~親がすること、しないこと」
6/14 ?? ルネサンス 新任チーフ研修「科学教室ルークの冒険」
6/17 1000~1130 蒲幼稚園 父親向け「未定」
6/17 1430~1600 豊田ラヴィドファム「未定」
6/19 930~1100 二子幼稚園 父母会「発想力と決める力の育て方」
6/22 1915~2045 新刊イベント@アカデミーヒルズ「戦略子育て」
6/29 1330~1640 AMG認定看護管理者ファーストレベル「重要思考」

以上

2018年04月18日

『マンガ 経営戦略全史』がAmazon上位に!

今朝起きてみたら、『マンガ 経営戦略全史 確立篇』が突如、Amazon 総合208位に。経営戦略ジャンルでは2位だよ。びっくりだ。
 
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『革新篇』も7位。
 
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コミックでのランキングも2位で、あの『まんがでわかる 7つの習慣』の次。
 
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どこかで突如、教科書か副読本に採用されたのだろうか・・・・・・。
 
いずれにしても嬉しいことである。

2018年04月15日

スティーヴと竜巻の意外な関係~余剰知の集積

昨日、一昨日とテレビの科学番組を見ました。


NHKの『コズミック フロント☆NEXT「市民科学の最前線 謎の発光現象”スティーヴ”」』と『ブレイブ 勇敢なる者「Mr.トルネード~気象学で世界を救った男~」』です。

後者の主人公である藤田博士については原稿を書いたこともあり、8割方既知の内容でしたが、知らなかったこともありました。そしてそこには、最新の知見である「Steve(スティーヴ)」と驚くべき共通点があったのです。

まず前者の内容を簡単に紹介しましょう。

1. スティーヴ(1997~2017)
米アルバータ州のオーロラ追っかけ隊(Alberta Aurora Chasers)のひとりが1997年、不思議な光の帯を捉えました。

オーロラとは違う方向に出現し、紫色に輝く長い帯状の発光現象です。

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彼は仲間たちとともにこれを追い、ある日NASAのHP上で似た写真を見つけました。Proton Arc(陽子オーロラ)だとされていたので、そう呼ぶことにしました。ところがある日、専門家(カルガリー大学のエリック・ドノヴァン教授)に言われます。
「君たちのは未知の現象だ!」「NASAが間違ってる。それをProton Arcとは呼ばないでくれ」

追っかけ隊のひとりが映画『森のリトル・ギャング(Over the Hedge)』を思い出し、「じゃあ、Steve(スティーヴ)と呼ぼう」と提案します。動物たちが正体不明の壁のことを、そう呼んでいたからです。

ドノヴァン教授の学会発表後、TVやSNSで取り上げられ「スティーヴ」は一躍有名になりました。スティーヴの観測記録サイトが整備され、市民科学者(Citizen Scientist)たちのパワーが加速されます。専門家裸足の観測機器と技術と、そして情熱を持った市民科学者たちは、どんどんスティーヴの記録をアップし始めました

専門家が「地磁気観測衛星SWARMのデータと照らし合わせたいから、この時間にここで出たスティーヴの写真はないか?」と問いかければ、数分で答えが写真とともに返ってきます。市民科学者たちのお陰で、スティーヴの正体が解き明かされようとしているのです。

ああ、これこそが「知の余剰」の時代におけるITネットワークの力、「分散知の集積」だなあと感心しました。

そして次に見たのが竜巻研究・マイクロバースト研究の巨人、藤田哲也博士の物語です。

2. 藤田哲也博士(1920~98)
この異端の気象学者(もともと物理学専攻で気象は素人)こそが、竜巻を強度を図る「Fスケール」の生みの親であり、何機もの飛行機を墜落させたマイクロバーストを発見し、その対策を世界に働きかけた救世主なのです。

彼は徹底した観察のヒトでした。思い込みを排し、真実を見極めるために、常にカメラを持ち歩き、竜巻被害の状況をつぶさに記録し続けたそうです。

でも、竜巻は台風と違って非常に局所的かつ短時間の現象なので、そのものを観察することがなかなかできません。できることは被害が出た後の、瓦礫の山を歩くだけ・・・・・・。

藤田博士はある日、ふつうの専門家がやらない手法に打って出ました。地元のラジオやテレビで市民に呼びかけたのです。
「被災地のみなさん、もし竜巻の写真を撮っていたら提供してください」

あっと言う間に200枚が集まり、彼はそれを綿密に計測し、竜巻の形状だけでなくその大きさや進路、風向きなどを、導きだしました。これも市民パワーの結集の成果です。

「分散知の集積」は、科学の世界で昔から行われていたことだったのです。

そういえば、古地震の研究もそう。研究者たちは日本中の「古い日記」を集め、その記述から古代の地震の発生日時や震度、規模(マグニチュード)を推定しています。これは時間を超えた「分散知の集積」と言えるでしょう。日本人にはマメなヒトが多い(毎日日記や手紙を書く)のと、和紙に墨なので保存性が高いことが功を奏しているとか。

さあ、他にはどんな例があるでしょう。これからどんな事例が生まれるでしょう。
知の余剰時代の分散知の集積、つまり「余剰知の集積」が楽しみです。


参考:『竜巻を図る「藤田スケール」』ダイヤモンド・オンライン

2018年04月08日

お花見パーティ2018

わが家では1992年末に仏INSEAD留学から帰国して以来、続けている風習があります。それがお花見パーティです。

今年で26回目。連続開催しています。


当時住んでいたマンションは、居間の東側全体がソメイヨシノ並木に面し、春には一面の桜が楽しめたのでした。居ながらにして蕾から咲き始め、二分咲き、三分咲き、満開、夜桜、桜吹雪が楽しめる素晴らしい場所でした。

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なので、お花見パーティ。1200~2400、いつ来ていつ帰っても良い、ただしBYOB。自分の飲み物(と食べ物)持参でというホームパーティが始まりました。(今は1300~2300

最初の頃は来場者20名くらい。それでも12畳ほどの居間は満杯です。

ただ13年前に近くの一軒家に引っ越してからはそれが週末2日制になり(土曜はムリ、いや日曜はムリ、の声があったため)、最盛期には延べ200人の来場者に!! 3階建てプラス屋上をフルに使えば60~70人は入れるので、なんとかなりました。

最近は、宣伝をちょっと控えるようになったので、来場者は延べ100人強ですが、そのうち2~3割は私も初めて会う方々。友だちの友だちOKなオープンな場なのです。

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今日は、少年のジャグリング披露あり、タカタ先生による爆笑授業ありの10時間でした。

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今回は2階和室の宴会部隊も撤収が完璧で、楽チンでした(笑)

さてまた来年~



2018年03月13日

2018年4~5月の講演・研修予定です

4/18 1320~1630 愛知教育大学 1年必修「決める力」(865人でサバイバルだ!)
4/18 1900~2100 名古屋「思考のコア:伝える力」
4/19 1930~2030 パーソル研修「決める力」1
4/23 1000~1130 建中寺幼稚園 保護者向け「発想力と決める力の育て方」
4/24 1900~2030 WBS嶋口内田研究会@六本木「発想力の鍛え方」
4/25 1930~2030 パーソル研修「伝える力と分析力」1

5/9 1045~1235 田園調布雙葉 高校3年「決める力(仮)」(これは選択授業なので10人弱でこぢんまり)
5/10 1330~1500 日本規格協会「ハカる力と発想力」
5/11 1930~2030 パーソル研修「決める力」2
5/17 1400~1730 AMG主任初任者研修1
5/18 930~2030 パーソル研修「伝える力と分析力」2
5/24 1400~1730 AMG主任初任者研修2
5/30 1900~2020 高崎JC「子どもたちの生きる力の共育法(仮)」

以上です。小中学校はこの時期忙しいのでなかなか講演とかはないですね。
「依頼したはずなのに書いてないっ」は早めにご連絡を・・・・・・m(__)m

2018年03月11日

親子で学べる発想力講座レポート

ここ数年、ご要望が多く、「親子で参加できる」発想力講座をやっています。

まあ実は、子ども向けのものに親も参加する、というだけなのですが、たいてい親の方が熱心に取り組んだりします。親と子は、子どもが前で親は後ろ、といった風に離れて座るので、最初は子どもたちのことを気にしていた親たちも、すぐに問題そのものに真剣に取り組み始めます。

それもそのはず、子ども向けといってやっている内容は、大人向けのビジネス研修でやっているものと同じなのですから・・・・・・。ん? つまり、私の場合、大人向け研修と子ども向け授業に内容の差はほとんどないのです。そして「成績」は子どもたちの方が上だったりします。

ただ難しいのは、こういうイベントの場合、子どもの対象年齢が広いこと
小学1年~6年、とか、小中学生、とか。これは相当の難題なのです。興味の対象、語彙の幅、コミュニケーション力。子どもの頃の1年差は、大人のそれの比ではありません。
でも任せなさい、なんとかしましょう(笑)

2017年

10/28 福井市立東郷小

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体育館にて。前は全学年230名、後ろは親たち150名です~


11/4 AMG親子向け講座


12/17 上尾市大石南スポーツ少年団

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少年団のお父さんたち、もう子どもの方なんて見ていません(笑)

2018年

1/7 探プロ親子イベント@KIT虎ノ門大学院
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座ってないで動いて考えよう! 虎ノ門に100人の親子が集まりました~

3/4 Nei-Kid・ミサワホーム@新宿NSビル

こちらも小学生と親たち120人! やってみなくちゃわからない、みんなで塗り塗り。


もし親たちが発想の本質を理解したとしても、子どもたちへの接し方を変えないと意味がありません。だからこそ一緒の研修が役立ちます。親自身が「自分は頭が堅い」「子どもの方が発想豊か」と気がつくからです。

参加者からは「家に帰るまで、みんなでずっと円柱を探してました~」などのfeedbackが。
みんなで楽しく学べる親子講座「科学教室ルークの冒険」のレポートでした。