カテゴリー: 02 決める力

2009年04月22日

田園調布雙葉 高3 情報システム論 第1回

SA3C1140 (3).JPG

無事終了した。
10分休憩を挟んで、1045から1235まで。

今回は「決める力」
ネタは「サバイバル」の「墜落」と「沈没」である。
最初に20分ほど寄り道をした後、24名を4人ずつ6チームに分けてのチームディスカッションを、2回やって貰った。

講義中、みなに振ってもなんらか答えが返ってくるし、議論もまあまあ活発であった。
直後に(光速で)打ち込まれた感想コメントを見ると、
「2時間あっという間でした」「今までにない授業で面白かった」
「決めることに対しての考えが変わりました。何が一番大切かをまず考えなくちゃいけない」

2時間を楽しみ、かつ、これからも学びを使っていこうというものが多かった。
「あと2回の授業も楽しみです!」

はい、頑張りましょう。
次回は5/27。Q&A力の新ネタなので、よく考えねば。

今日の反省点も色々あるし。
・もっと議論を活発に(レイアウトの工夫も)
・個人発表の場を増やす(時間との兼ね合いはあるが)

写真は九品仏寺の飛び石と桜。
良い天気だった。

2009年04月16日

4/22 田園調布雙葉で「サバイバル」講義

今年度は取り敢えず、高校3年生、情報システム論の授業において3回、講義を担当することになった。

4/22(水)10:4512:35

5/27(水)10:4512:35

9/30(水)10:4512:35

である。
初回の4/22は「決める力」のキーツールである「サバイバル演習」を行なう。
墜落と沈没の2本立てだ。

1回だけではスキルにならない。だから複数回繰り返す。
これを80分の余りの間でやるのは難儀だが、やれないことでもない。
楽しく、真剣に、何回も。

頑張ろう。

PS. 生徒さんたちは、まずこのHPで「予習」しているらしい・・・。エライ。

2009年03月16日

ヒルズアカデミー ライブラリートーク!

六本木ヒルズ49階、ヒルズアカデミーでのライブラリートーク。
ライブラリー会員(年10万円!)向けの限定イベントだ。

毎回、著者を招いての講演会なのだが、今回は「子育てネタ」と限定したにも拘わらず、60名あまりが集まった。

基本的には最近PTAや保護者向けにお話ししている「ヒマと貧乏とお手伝い」をプレゼンテーション。
90分弱話して、後はお茶を飲みながら30分ほどの個別Q&A。

突っ込んだ、真剣な質問も多数あった。
アンケートも、6~7割が4段階評価で4「大変面白かった」と答えてくれていた。(回収率は6割程度だが)

ご夫婦での参加も目立った。
もっともっとQ&Aの時間を取るべきだった、が反省点。

当日は、4/2から始まるNHK「ソクラテスの人事」での紹介ビデオの撮影も行なわれた。
最初の10数分だけだが、カメラさんと音声さん?がぐぐーーーっと。
使われるのはおそらく10秒?

参加者の方々からは「映して!」の声も(笑)

2009年03月12日

「正しく決める力」中国語版!

中国の出版社からのオファーがあり、「正しく決める力」の中国本土での出版が決まった。

非常に嬉しいことである。

翻訳のチェックなどはやりようもないが・・・

2009年02月11日

ナカハラジュン

こう書くと、まるでファッションのブランド名のようだが、本当は

中原淳

東京大学で教育学を研究する、新進気鋭の准教授さんである。

・社会人教育、企業研修をテーマとする

・外部との活動を活発に行う

・既存勢力と一定の距離を置く

点で特長がある。

先日、研究室にお邪魔してお話し。なかなか楽しかった。

先日の彼のブログ「「転職」と「学び」の関係!?」

http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/02/post_1432.html

がとても面白かったので、mailでコメントした。

そしたらそれをブログに載せましょうと言うことになり、

http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/02/post_1434.html

こうなった。

転職と学び、非常に面白いテーマである。

2009年01月10日

日経アソシエの記事依頼と見本刷

メールが舞い込んで、記事を一つ書くことに。

曰く、テーマは発想力。

アイデアの大量生産について書いて欲しいと。

数冊の本を紹介するコーナーだ。

大量生産はちょっと、違うなあと思ってmailでやりとりし、発見力で合意。

問題は締め切り。

本を14日までに選んで、記事は19日まで。

10日で書け、かあ。

誰か、引き受けておいて落としたのかな?

頑張りましょう。

今日、本の見本刷りを10冊受け取った。

2冊は虎ノ門に。

残りは、三谷研と、自宅。

早く書店に列ばないかなあ。

2008年08月28日

交渉力、で人生は楽しくなるのか

身につけたい、能力・スキルランキング

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=590597&media_id=45

イヤなことをなんとかしたい、という切実さは伝わってくる。

でも、そもそも

・正しい意思決定

がなくては、船が山に登ることになるかな。

と言うわけで、多少低いが

9位:判断力(78ポイント)

8位:決断力(81)

がもっと大切だろうねえ。

ここまで書いて、10代のランキングを見て驚いた。
1位:決断力(100)

2位:判断力(97)

これは、そういう自覚(決められない)があるということなのだろう。

逆に言えば、20代、30代は、そこに多少の自信が出来てきて、他の面に意識が向いていると。

甘い。

まだまだだよ。

2008年08月21日

福井県 女性校長教頭さん132人

この夏最大のイベントが、終わった。

福井県の公立小中学校 女性校長教頭さん132人を集めた夏の研修会。

なかなかに、壮観。

100分ほどで、「生きる力~発想力と決める力」をテーマにお話。

前半は講演、後半は「サバイバル」の演習付き。

皆さん、のりも良く、やりやすかった。

もちろん、改善すべき点も多かったが、満足してもらえたと思う。

今の校長教頭さんにとって、最大の関心事は「モンスター」対応。

今日の話はそことは違うものではあるが、未来の社会を生きる子ども達が身につけるべき姿勢や技、ということで、うまく伝わったのではないかな。

未来の(今の)社会が求める力!

最後に皆さんにお願いしたのは「出張講演」のご紹介。

早速、ある学校の校長さんが「郡でのPTA研修を」とお声掛けいただいた。その方は「帰ったら、これを教員たちにもやらせる!」と前向き。

よしよし。

さて、明日、帰京。

2008年08月11日

東洋経済:思考力


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いつの間にか、出てた。

8/11発売の2008年8月16・23合併特大号

http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/index.html

「超」速戦脳力を鍛える!

─夏期集中3日間─ 使える情報力、対人力、思考力

という題名で、その3日目、が私。

1日目 情報力

早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授 野口悠紀雄

小説家 真山 仁

2日目 対人力

ジャーナリスト 池上 彰

3日目 思考力

(1)本質を見抜くと発想がジャンプする

KIT虎ノ門大学院教授 三谷宏治

まだ私読んでないのだ・・・今回は原稿の校正も全くなかったし、ちと不安。

でも、最近私が「思考力」で何を考えたりやったりしているか、が分かるハズ。

2008年05月09日

中学生ってやつは・・・

約90分の授業、無事修了。

参加者は中学3年の23名。

同時に走った12のプログラムの中では最大の規模。

まず最初の10分、持参したPCが繋がらず、更には学校PCがUSBメモリーに反応せず・・・危なかった。

ようやくスタートしたが、

・考えなく軽口的発言を繰り返す男子

・うざったいなという感じの男子

・とりあえず仲間内だけでこそこそ話す女子

の集団で、さてさてという感じ。

前半のクイズ、発想力的なところはまずまずの盛り上がり。

ところが、肝心のサバイバル演習で問題が三つ。

1. 軽口男子のチームは考えなくあっさり結論

2. 3割くらいの生徒が進みがすごく遅い

3. うざったい男子は途中で睡眠

で、1は放置。答えも大きく間違っているし、良い薬になるだろう、と。

2で悩む。

進行から言えば、切り捨ててちゃっちゃと進まないと、間に合わないし、出来ちゃった子たちがヒマになる。

でも、ここは決断。

その子たちを(急かしながらも)待つことに。

このサバイバルは、個々人でも「点数」が出るので、それが無いと参加感が無くなっちゃう。待ったことで、その子たちも身が入ったんじゃないかな。

その代わり、全体の1/3は諦めてやらないことに。

3で困る。

ボスっぽい子。席をムリに変えたせいか、チームの一体感もない。

本人も個人回答途中で寝ちゃってる。

そばに行って声を掛けたり揺すったり。しかも途中までの答を覗くと、良い線いっている。

そっと囁く。

「答え、良い感じじゃん。最後までやろう~」

なんとかかんとか彼も最後までやり切る。

地元レンジャー部隊の出した「正解」との答合わせ。

最優秀チームは、Bチーム。

だけど時間オーバーだったから失格だねえ。

色々話した後、個人の成績も聞いてみる。

なんと、最優秀個人は・・・さっきの、うざったいなボス。

彼の目が急に輝く。

そのまま最後まで、顔を上げて、話に聞き入ってくれた、ように思う。

12のワークショップに先だって、講堂で全体会が行われた。

出し物は、慶應SFCのフラメンコ同好会の人たちによる、フラメンコの実演。

カンター(歌い手)のお兄さんの声と、踊り手たちの足踏みの音が、心に響いた。