2013年04月12日

音の力。MediaMonkey、WASAPI排他モード

また1つ、音楽再生の階梯を上がった気がする。

今回はコストゼロで。

もともと書斎では、DENONのミニコンポで音楽を聴いていた。
CDを買って、PCに入れて、ミニコンポで再生。それで十分便利で満足だった。マンション2階の5畳半だったしね。

ある日、ダイヤトーンのおっきなスピーカーが2本、お下がりでやってきた。
1本42kgの巨大スピーカーである。

DS-2000HR.JPG

そのまま素直に、ミニコンポにつないで聴いていた。やっぱりスピーカーは大きいのがいいねと思った。格段にいい音になったと感じていた。

それから数年後、アンプが壊れてしまい、買い換えを考えた。
気になってこのスピーカーの素性を調べたら、なんとビックリ、ダイアトーンの往年のフラッグシップ機 DIATONE DS-2000HR だった。
定価で1本20万円・・・。2本で40万円を4万円のアンプで鳴らしていたのであったorz

困ったときの価格コム。オーディオ板を読み込むと、最低これくらいのアンプは必要、とあった。素直にそのうちの1つを買った。
Soul Noteのda1.0である。

da1_0.jpg

感動した。MP3の音ってこんなに凄いのかと。
本当に歌手がそこにいる。楽器のひとつひとつが、動いている。低音は位置が定まらないなんて誰が言った?
ゾクゾクした。

それならばとCDからMP3への変換レートを128kbpsから256kbpsに上げてみたりした。
これも音の深みが増した。高音が素直に出るようになったからだろう。

それからまた数年経って今度は、Windows7付属の、WMP12がおかしくなった。
新しい曲を取り込めない。取り込んでもライブラリーに認識できない。ライブラリーを再構築しても、すぐ元に戻ってしまう。

困ったなと思って他の選択肢があるのかMusic Playerで検索したら「MediaMonkey」や「foobar2000」が良さそうと、やっぱり価格コムのオーディオ仙人たちが教えてくれた
しかも、Windowsの音声機能をバイパスするWASAPI排他モードを使えると。

そう言えば、少しでもPCによる音楽再生音質を良くしようと、ONKYOのサウンドボードを付けたり、USB経由のSound Blaster Digital Music Premium HDを使ったりしてる。

pdt_19829.png.png

それらを調べていたときに、そんなモードのことを聞いたことがあったなあ…。WASAPI排他モード。よくわからなくて放置してしまったけれど。

とりあえず使いやすそうだった、MediaMonkeyの無料版をダウンロードし、セットアップの途中でWASAPI排他モードにした。
ネット上のNASにあるMP3ライブラリーを指定し、その取り込みを待っていたら・・・その速いことにビックリ。WMPだったら30分以上かかるのに、ものの数分で7779曲の取り込みを終了した。

で、鳴らしてみたらまたビックリ。
音が全然違う!!!!ほんとに!!!!

monkey-logo.png
うきーっ

MediaMonkeyのデータの整理やら、使い勝手を試しながら、夜中だけどいろいろな曲を大音量でじっくり聞き込んでしまった。


東京事変の『落日』も、Yuiの『TOKYO』も、RADWIMPSの『シザースタンド』も、BUMP OF CHICKENの『ギルド』も、10-FEETの『RIVER』も、2CELLOSの『Viva La Vida』も、Corneliusの『MUSIC』も、BRAHMANの『SWAY tucchi remix』も、音がひとつひとつ光り輝いている

Windowsでは7からこのWASAPI排他モードが備わったらしい。ありがたいことだ。
それを受け止める機器さえあれば、「音源」はこんなにも、その潜在能力を羽ばたかせる。
パソコンだからと簡単に妥協していたが、デジタル音源で、デジタル機器だからこそ、やれることはいっぱいあったわけだ。

ちょっとこの感動を伝えたくて、長文となりました。

音ってスゴイや。ゾクゾクする。テンション上がる。