2011年04月30日

東日本大震災からの学び1:伝達でなく判断に問題あり

ウェザーニューズ社が行った調査結果が公表された。対象は全国の8.8万人。


調査では、 

「警報を知るまでに平均16.4分かかっており、伝達に課題がある」 

と分析しているが、大地震があって、沿岸部にいて、それでなぜ津波警報を待つ必要があるのか。 
そうでなく、すぐさま高台に逃げよ、が「教え」だったのに。 

盛り土をして全部高台に変えろとか、 
もっと高い防波堤・防潮堤をとか、 
いろいろ津波対策が言われているが、それでは結局同じこと。 

「津波警報が伝わらなかった」といってまた犠牲者が出る。 
「あの防潮堤が壊れるとは思わなかった」といってまた犠牲者が出る。 


ヒトを守るのは、ハードでなくソフト(ヒト自身)。 

今回の大震災の最大の学びはそこにある。
そしてそれは、座学を超えた訓練によってのみ可能になる。

その件はまた明日。