東日本大震災からの学び1:伝達でなく判断に問題あり
ウェザーニューズ社が行った調査結果が公表された。対象は全国の8.8万人。
調査では、
「警報を知るまでに平均16.4分かかっており、伝達に課題がある」
と分析しているが、大地震があって、沿岸部にいて、それでなぜ津波警報を待つ必要があるのか。
そうでなく、すぐさま高台に逃げよ、が「教え」だったのに。
盛り土をして全部高台に変えろとか、
もっと高い防波堤・防潮堤をとか、
いろいろ津波対策が言われているが、それでは結局同じこと。
「津波警報が伝わらなかった」といってまた犠牲者が出る。
「あの防潮堤が壊れるとは思わなかった」といってまた犠牲者が出る。
ヒトを守るのは、ハードでなくソフト(ヒト自身)。
今回の大震災の最大の学びはそこにある。
そしてそれは、座学を超えた訓練によってのみ可能になる。
その件はまた明日。