『創造者』について・・・その1
ビジネス界では普通、独自の大きな変革をイノベーションと言い、その主体者をイノベーターと言う。
でも今回、創造者、と言ってみた。
そうしたら、イメージが拡がった。
破壊と創造、創造と継続、それに創造主。
いつもはイノベーターから神サマには繋がらない。
そう、宗教とは創造主を造ってという意味において、革新的だったのだ。
生物種の上での創造者とは自分自身だが、要は大きな進化を遂げられるかどうかだ。
本にも書いたが、進化とは退化の反意語ではない。
進化の反意語は停滞であり、退化の反意語は発達である。
つまり、進化とは発達と退化とを同時に含んだ発展なのだ。
そこに意思としての方向性はないが、淘汰の結果としての流れが出来る。
そしてその流れは、ときおり大きく速くなるように見える。
それは、なぜか。
そこに関わるのが環境の断絶的変化による大絶滅と、競合の断絶的強化による淘汰圧の上昇だ。
そして、ほ乳類は大発展した。その小さく平凡な体と、短い寿命という「武器」を携えて。
話をビジネスに戻すと、マドンナという創造者がいる。
昨年度の収入は100億円に上り、世界の全てのミュージシャンのトップに君臨する。
そしてその収入の大部分が、リアル、である。
つづく。
つづく。