認定看護管理者制度ファーストレベル研修@AMG 第2回
認定看護管理者を目指す看護師さん、80名が受講する2ヶ月にわたるファーストレベル研修。
初日午後に「決める力・伝える力」研修をやって、昨日は「ほめる力・ビジネス分析」研修を3時間ちょっとやりました。
ほめる力は、「重みと差」の重要思考の、ちょっとした応用です。
相手がダイジと思っているところで、素晴らしいと差を具体的に言ってあげる。
相手のモノ(お財布)をほめ、そして相手の印象をほめました。
2人組、2分ずつ互いをインタビューして、相手(モノやヒト)をチームのみんなにほめる!
大いに盛り上がり、笑い声や歓声があちこちで。
チーム毎にNo.1を決めてもらい、そのうち何人かに発表をしてもらいました。
「○○さんは、明るく元気、をモットーにされて、仕事をしています」「ご覧いただいてもわかりますよね。ホントに元気な様子、明るい雰囲気が伝わってきますよね!」
素晴らしい。
でも、こうすると、もっとうまく伝わるかも。
「私たちの職場で一番ダイジなコトは、明るく元気であることですよね。その点、彼女は明るく元気、そのものです・・・」
おお~~、と感嘆の声が巻き起こります。
相手の価値観を、自分たちみんなの価値であると、言い切っちゃうのです。
それによって、その人の「差」は、みんなにとっての素晴らしさになるんです。
後半はビジネス分析。
日経ビジネスの課長塾でも行った内容で、特に、看護師さん向けにカスタマイズはしていません。
みな、頭をひねりひねり、演習に取り組んでいました。
でも実は、看護師さんたちは、医療過誤の撲滅に向けてさまざまなデータを取り、それを処理することを日常からやっています。
もしくは、患者さんからアンケートを採って、サービス向上に努めるなどしている病院も多いでしょう。
なので、「拡げる」「見通す」「絞る」分析の各演習は、かなりピンときてもいたようです。
合わせて3時間20分、みっちり楽しくやりました。
ホントに楽しい時間でした。講師として何より楽なのは、みなさんの意思や感情がわかりやすいこと。
「休憩は5分!」というとすぐ「え~~~、5分~~」と声が上がります。(なので10分にしました(笑))
集中すれば静かになり、話し合いでは大いに盛り上がります。
女性中心だから、だけでなく、きっとそういう性格の人たちが多い職業なのでしょう。
前向きに、ひたむきに。人をケアしつながる喜び。
途中の「重要思考」経験シェア演習では、多くの方が自らの実践経験を、チーム内でシェアされていました。シーンとなったらどうしよう、と思っていただけに、うれしかったです。
「災害対応マニュアル作成のとき、伝わらなくては意味がない、と思い切りシンプルに絞り込んだ」
「部下への指導で、指示を出すばかり出なく、相手の意思やダイジに思っていることを聞くようになった」
などなど。
これからも、是非、使い続けてくださいね~。