2011年07月12日

靴屋の夢 ~月と地球と小天体

月は地球から、徐々に離れて行っている。その距離、年4cm。

笑っちゃうくらい小さいが、10億年を掛けるとどうだろうか。 

4cm x 10億 = 40 億cm = 4000万m = 4万km 

これは結構な数字である。 
月が地球の衛星となったのは45億年前だから、単純に掛ければ18万km。 
今の、月・地球間 38万kmの半分だ。 

月が生まれた頃、月は今よりずっとずっと地球に近かったのだ。 

実際には半分どころじゃなくて、2万kmくらいのところからスタートしたらしい。 
今の、20分の1の距離だ。 

と、いうことは巾が20倍で面積が400倍の月が、45億年前の地球の空には浮かんでいたのだよ。
 
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こりゃ、びっくり。 


小惑星や彗星が地球に衝突する危険を訴え続けていた、ユージン・シューメーカー。 
彼らがたまたま見つけたシューメーカー・レヴィ第9彗星が1994年、木星に激突して高さ2000kmのキノコ雲と、地球サイズの衝突痕を残したことで、彼の夢は叶った。 

地球近傍の小天体を発見・追跡するシステムが地球規模で整備されたのだ。 

その翌年、交通事故死した彼は、人類史上初めてその遺灰が月に送られた。 
月葬だ。 

月の上を歩くのが、もうひとつの彼の夢だったから。

2011年07月07日

執筆日記T3:前から順に。でも早めに

じわじわと、最初から順々に書いている。

実は、最初から書くのは珍しいのだ。
大抵は部品(すでに書いた記事とか)があるせいもあって、書けるところから書いていく。

構造(目次)だけ決めたら、あとは気の向くまま~~~


ところが今回は部品がほとんど無い。
9割方は書き下ろしなので、どこから書いても同じ。

とは言え、書きやすいところとそうでないところはあるのだけれど、なんとなく、前から順に書いている。
そのうち行き詰まったら、途中に手を出そうと思っているが、ここまでは保った(笑)

80ページ分くらいまで来たから、1/3だね。
あと、倍書くのかぁ。

なんとかなるかな。

とは言え、ヒミツのダイジなパーツはパスしているので(笑)、まだまだ先は遠いのであった。

今回は図も多用する。もう15枚書いた。
それが収まる様子を見たくて、ときどき原稿と図を打ち出しては、図を切り貼りして本みたいにしている。
生原稿を読んだり、こういう作業はわが三谷家の家業手伝いでもある。

今日は三女がやりました。ご苦労さま。


今週は、ダイヤモンドオンラインの原稿も書いた。学びの源泉も、なんとか。
なんだか作家さんみたいな生活である。
とはいえ、〆切りぎりぎりになるのはやっぱりイヤなので、どちらも〆切り数日前に入稿。

コンサルトの整理術』、実践してますよ、もちろん(笑)


7/28には芦花小で1~3年生向けのワークショップがある。
それの準備を早めにせんとなあ。
これはダイジ。うん。

2011年07月05日

閑話休題8:長女のつくった選択肢

スイスには、「選択肢が2つあるなら、3つめを探せ」という格言があるそうな。 
選択肢を無意味に狭めるな、新しい答えを求めろということなのだろう。 


長女の幼い頃のお話を、思い出した。 

お母さんと、お買い物して、パンを買った。 
でも今はお腹いっぱいで食べられない。 

冷蔵庫にしまおうとした彼女にお母さんが助言。 

「お父さんに食べられちゃいたくなかったら、パンに名前を書いておきなさい」 

長女に選択肢を2つ与えたわけだ。 
・食べられたくないなら、名前を書く 
・食べられてもいいなら、書かない 



ちょっと考えて彼女は書いた。 


「おとうさん どうぞ たべてください♡ 」 


彼女は与えられた選択肢の、表面ではなく、本質を理解した。 

・自分の意思を、書きなさい 

という。その理解力が、すばらしい。 
もちろん♡ も、ね。 

2011年07月03日

『奇跡』

くるりのNew Singleということで買った。
500円だった。映画のプロモーションも兼ねてと言うことだった。

あまりにも申し訳なかったので、他にCDとマンガを4冊一緒に買ってしまった。

曲は、ホントに素晴らしかった。
岸田繁が朗々と歌う。

「いつまでも そのままで  泣いたり 笑ったりできるように」

「気づかないような隙間に咲いた花  来年も会いましょう」


歌詞サイトを見ながら、歌ったりしてみる。

特設サイトがあったのでいってみる。
そして映画のサイトにも。

福岡と鹿児島で別々に暮らす兄弟の物語。
サイトの最初に、谷川俊太郎の詩が映し出される。


大人は毎日を<生活>しているが、
子供は今を<生きて>いる。
それがすでに奇跡なのだと、
信じる力をわたしたちは持っているだろうか。


渋谷ではシネライズでやっている。見に行こうかな。


訂正:谷川俊太郎のは詩じゃなかった。映画に寄せたコメントだった。
谷川俊太郎、恐るべし。

2011年07月03日

けるひゃー!?

ジャパネットタカタで高圧洗浄機を買った。K4.00という。
ケルヒャーという、ドイツメーカーのものだ。
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一昨年に次いで2台目だ。
2台欲しいわけではなくて、付属品に惹かれてのこと。
古いのは福井に送って活躍してもらおう。
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1戸建ての面倒なところだが、コンクリート部分やテラスや玄関アプローチとか屋上のウッドデッキとか、結構汚れる。
高圧洗浄機はものすごく便利である。

スカッと綺麗になる。爽快である。

でも今年のジャパネットタカタのカタログを見ていたら、UFOみたいなアタッチメントが。
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これで面をキレイにするのが楽になりそうだったので、購入してみた。


年に2回くらいしか使わないのだが、今日は玄関や庭周りに2時間半。
テラスと屋上で1時間。

面白かった(笑)


途中、お散歩中のおばあさんがすたすた寄ってきて
「どうこれ?」「何気圧?」と。


知りませんがな(笑)
でもこれで十分役に立ちますよ、と丁寧にご説明。
清掃屋さんに「業務用じゃないと圧力低くてダメ」と言われていたらしい。

「いいわ~、買おうっと!」
「これ、あれ?ジャパネットとか?」

その通りです。ジャパネットタカタ、恐るべし。
ケルヒャーの日本での販売は、ジャパネットタカタによって支えられている感じである。


そのおばあさんは、「買おうっと!」とリピートしながらスタスタ陽気に立ち去った。
一緒にお散歩中だったらしい連れのじいちゃんは、まったく気にすることなく、ずっと先を歩いていた・・・。

2011年07月01日

執筆日記T2「伝える」と「伝わる」は違う

今は10月出版予定の「考え伝え議論する本」の原稿書きの季節なのだけれど、先週くらいから8月出版の『ペンギン、カフェをつくる』の校正作業等が本格化。
昨日もバリウム飲んだあと、再校ゲラと格闘していた(笑)

今回の原稿では「伝わる」ようにする、が最大のテーマ。
図だけ見ても内容が分かるように。
パッと読んでも言いたいことが伝わるように。

ステップを跳ばさず、でも冗長にならないように。
楽しくしっかり社会人初心者が学べる本にしようと思う。

『正しく決める力』のさらに入門版かなあ。10月にかんき出版から。


メディアでの紹介

今をときめく受験塾、SAPIXの機関誌で、『ルークの冒険』が紹介された!
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中学受験向けのもので、親が読む内容だと思うけれど、そこから関心を持ってもらえるといいねえ。
さて、受験ママ・パパたちに響くかな~~~。


他にはバリバリの子育て本である
President Baby
AERA with Kids
にほぼ同時に取材を受けて、記事になった。

President Babyは「兄弟揃って頭のいい子の家ではお父さんが強かった」という内容。
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お父さんが云々と言うよりは、「稼いでいるヒトが偉いのよ」ということをきちんと示していることかね、とも思う。

AERA with Kidsは「夏休みにはお手伝いをさせよう!!!」という分かりやすいお話で、14ページの大特集。お手伝い本の権威である辰巳さんたちと一緒に、コメントをいっぱい取り上げていただいている。
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今日も暑いね。でも部屋で終日作業の予定(笑)

2011年06月27日

坂井市 東十郷小学校でPTA文化講演会

10の郷があったから十郷。
その東部分だから東十郷。
田んぼと十郷用水に囲まれた、農業の地。

そう校長先生に伺った。

ばりばりに働くお母さんたちと、数名のお父さんたち、それに教員の方々、60名を集めての講演会。
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決める力:サバイバル演習
子育て論:ヒマと貧乏とお手伝い

で85分ほど。最後には何名かの質問もでた。
「子どもたちにやらせたいから、子ども向けの資料も欲しい」と言ってくださった教員の方も。

終わってから、椅子を丸く並べて、10名ほどと懇談タイム。
私へのQ&A、というよりは、みなさんそれぞれのご苦労やチャレンジ、スタンス、をイロイロ伺えてよかった。


懇談タイムに移る間に、事務局のみなさんが書籍販売をしていただいたのだが、なんと8冊売れていた。
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しかも、5冊用意したルークの冒険は完売。「もうないの?」の声もあったとか。

講演では全く取り上げなかったのだが、手にとって見て、良いと思ったから、なのだろう。だいぶ、うれしい(笑)


私を呼ぶ中心になっていただいた佐々木さんは、昔「トップコンサルタントがPTA会長をやってみた ~発想力の共育法」を読まれていて、いつかきっと、と思っておられたとか。
ありがたいことである。


さて、今日は午前中は母のあっしー。昼は庭師さんと相談。午後は原稿書き。夜は講演とちょっと忙しかった。
明日は午後、秋葉原で「ペンギン、カフェをつくる」の打ち合わせである。

がんばろー

2011年06月26日

なにを探しているのか

と、書いてみたが、べつに何かを探しているわけではない。

なにをつくろうとしているのか

と、問うてみても、ぴんと来ない。


なにを・・・
が違うと言うことだ。

べつに、なにでも良いのだ。


どう「ある」か、がダイジであって、その帰結はダイジではない。
どう考え、どう行動するかがダイジであって、それがどう結実するかは、まあ、時の運。


もちろん、小さな喜びは大歓迎である。
子どもたちの驚きの声、歓声、応援の言葉。
親たちの決意の言葉。



今日は若くして逝った従兄弟の一周忌。
明日夜は、坂井市の東十郷幼稚園・小学校PTA文化講演会、である。

2011年06月22日

渦巻きと来たら、ぶた

だそうである。
2_20110622k0000m040023000c.jpg昔ながらの自然乾燥で生産される蚊取り線香@和歌山県有田市

煙の出ないタイプも売れているのかな?渦巻きだけ?

私は煙の出る渦巻きの、ファン。

昔から大好きで、冬でも焚くことも(笑)


学生時代、閉めきった六畳一間で焚いて、しばらくして起きたら視界が真っ白。
部屋の上半分だけ、煙が溜まっていたのだった。

久しぶりに、ぶたさんも買おうかなあ。
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それにしても渦巻き蚊取り線香、まだ日本国内で生産されていたとは。
それが一番の驚きであった。

2011年06月21日

「大人と話そう」神奈川県立希望ヶ丘高校3年生

神奈川県立希望ヶ丘高校には、岩田晴之さんという吹奏楽の鬼がいる。

いや、ふだんは柔和な先生なのだけれど、きっと鬼に決まってる。
そうでなきゃ、逗子高校時代にあんなに吹奏楽が強かったわけがない(笑)

それはともかく。
彼の担当する3年生の総合学習の時間のテーマは「大人と話そう」
彼がいろんな「面白い」大人を連れてくるから、そのヒトと話してみよう、というもの。
もちろん生徒たちもただ聞くだけではすまない。

事前の連絡から当日の運営、お土産準備にお見送り。
いろいろなことを体験することになる。

一人は事前の連絡で「連絡内容が不親切」と私に怒られ(笑)、一人は頑張って発言したのに「考えてないな」と返される。そう、これが大人と話すと言うことなのだ。


もちろん授業自体は楽しんでもらった、と思う。
なぜか女生徒が9割なのだけれど、授業後のランチも含めて、楽しい2時間でした。