2017年01月12日

豊田市立 小原中部小からお手紙と色紙が!

昨年11月10日、愛知県豊田市の北部にある小原中部小学校にお邪魔しました。

豊田市役所の次世代育成課による出前授業の一貫だったのですが、それまで小学校での授業は高学年対象としていました。
ところが小原中部小の校長先生から「ぜひ全校児童に!」というご要望があり、であればと早め(5時起きで始発に乗って……)に行って、低学年向け90分と高学年向け90分の連続授業としました。テーマは発想力。

実は小原中部小は全校で48名の小さな学校です。
旧小原村が2005年、豊田市に編入されてその中核であった中部小が改名して小原中部小となりました。
学校名を変えるのは珍しいことですが、聞けば「むしろ小原という元の地域名を学校名に残したかったのでしょう」とのこと。郷土愛にあふれた地域なのです。

さて、当日の様子はこちらで。みんなの元気な授業の様子がわかります。

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お昼を一緒に食べて、校庭でみんなで記念撮影をし、なんと最後はお見送りまで!

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その小原中部小から数日前、お手紙と色紙が送られてきました。
色紙は児童会の有志からだそうでこんな感じです。
ハートは地元の「小原和紙」でしょう。もしかしたら子どもたちの手造りかもしれません。

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1年生から6年生まで、女の子が中心ですが、感謝の言葉や感想、そしていくつかの実践報告が。
曰く、
自分に見えるものがすべてではないと知りびっくりしました」(3年女子)
ふだんでも、座って悩まず動いて考えろ、を使っています。その方が楽だしわかることも多いので、これからも使っていきたいです」(4年女子)、
「動くことを心がけたら、わからなかったことがわかるようになりました」(5年女子)
「授業を受けてからは、動いて考えることで新しいものが見えてくることがわかりました」(6年女子)

なんと素晴らしい!

お手紙は担当の先生からで、読むと
「三谷先生の授業を受けた子どもたちは、「座って悩むな。動いて考えろ」という言葉に背中を押され、「後ろの掲示物を見に行っていいですか」、「図書室に調べに行っていいですか」など、まずはやってみようと動き出す姿がとても多く見られるようにもなってきました」
と。この色紙も、児童会が自発的に「お礼の色紙を届けたい」と作られたものだとか。

これだけ即、学校ぐるみでの実践につながる例は本当に珍しい。
小規模校であること、教員のみなさんも全員授業を受けて理解いただいたこと、などなどのお陰でしょう。

たった一度の90分授業で、変えられることもある。
みんな、このまま頑張れよ~