2014年05月10日

2014年のGW。田園調布雙葉高3授業と重要思考本の執筆と

次の本は『ビジネスモデル全史(仮)』(ディスカヴァー21)ですが、その次の本も「5月中旬には1章分のサンプル原稿を書く!」と筑摩書房さんと約束してしまったので、GWはそれに捧げました。


テーマはズバリ、重要思考なのですが、どう書くか、何を書くか、どんな構成にするかは、悩みどころです。
ここが一番面白いところでもあり、苦しいところでもあります。

経営コンサルティングの仕事をしていたとき、若者にこんなことを言っていたのを思い出しました。

「プロジェクトの方向性はある夜、マネジャーとパートナーが、部屋で立ち話して決まったりする」
「それを見逃すな」
「他のことと違って、そういった大きなジャッジの瞬間は、1プロジェクト当たり1~2度しか無い。だからそれを逃せば、経験できないで終わる」
「だから見逃すな。そしてムリヤリでも参加せよ」

本の構成と1章を書く作業も、それと似ています。
これが終われば、基本、あとは時間と腕力で書いていくしかないのです。
しかし、この本がみなに読んでもらえるものになるかどうかは、ここであらかた決まっているのです。たぶん。

構成は3回、変えました。
何を先頭に持ってくるのか、途中をどう流すのか。
いろいろ変えて、ちょっと書いてみたりして。
最終的にこれと決めて、図版も含めて、40頁分ほどを書きました。

スクリーンショット 2014-05-15 21.18.15.png

これがGW中の数日を掛けてやったこと。
(その後、数日かけてブラッシュアップし、5/15に編集者に方向性の確認のために送付。OKをもらう)

GW中もうひとつやったのは、高3向けの「決める力」授業です。
4/30午前中、大田区の田園調布雙葉高校にお邪魔して、選択授業 「情報社会学」を担当です。
12人を3チームに分け、3グループで「サバイバル」をやってもらいました。

いつもとちょっと違う入りをしてみました。みなを前に呼び寄せて、車座での座談会の雰囲気です。
それが功を奏したのかノリは全般的によく、最後まで集中も続きました。

100分授業後のfeedbackには、こんなコメントが。
わたしは日ごろから決断力がなく、優柔不断だなぁと思うことが多々あります。そのたびに、自分はそういう性格だからと思って流していました。
今回、三谷さんのお話を伺って、決めるのにはやり方があり、それをきちんと実行すれば決めることができるのだ、一つ一つ「なぜ」を追求し目的を定めれば自ずと決断できるのだ、と分かりました。
それも大変なことだとは思います。これから社会に出れば多くの課題に直面することもあると思いますが、リスクを省みず、捨てる勇気も必要なのだと思いました。頑張りたいと思います。本日はありがとうございました。


やった甲斐ありましたかね(^_^)v

ここから、みんなの人生を、自分で決めていこう。小さなことから、練習練習!