三女の楽しみ
三女は昔から、一人で何かをするのが好きである。
そして尋常ならぬ観察力と洞察力をときどき発揮する。
「一人で料理」編
小三のとき「ピクニックをしよう!」と言い出した。場所は3階のベランダである。
そしてそのピクニック用の料理をするという。5人分だ。
そのとき最初に叫んだのが「お母さんはだまってて!」だった。
ひとりでモクモクつくり、みなに振る舞いましたとさ。
ただ、そのとき、ちょっと量が少なく、みなそれに気が付いたけれど何も言わず「美味しかったね」と。
そしたらそのあと一人で「ちょっと少なかったね」とつぶやいていたらしい。
いまでも彼女はクックパッドを調べながら、一人でモクモクつくってます。
一昨日はキーマカレー。少し細切れにしすぎて、わかんなくなっちゃった食材もあったね(笑)
「家族の秘密」編
ある朝、三女が超ハイテンション。
一体どうしたのかと、周りに尋ねると、こんなことがあったらしい。
これは、私が次女に入試前に渡した「入試心得」である。
まあ、書いて電子辞書に貼り付けておいただけで、本人からも特にレスはなかった。
さて、これをその朝、三女が見つけて、すぐにあることをしました。
それは、なんでしょう?
それは・・・
たまたまいた長女に向かって「ねえ、おねえちゃんのときは、こんなことしてもらった?」と尋ねること。なんと鋭い突っ込み。しかもそっち向きとは。
「いいや」と答える長女。あははははーっと大笑いしながら、三女さらに追い打ち。
「ちょっと、しんみりした?」
う~ん、いいとこ突いてくるねえ。
「鬼軍曹」編
三女は結構、暴君である。
入試直前の1週間、次女のお目付役をやっていた。
テレビもダメ、マンガもダメ、パソコンもダメ!
次女が、勉強に飽きてマンガに手を伸ばそうとすると、そのカサッという音を背中で聞いて、そのまま「おねえちゃん、ダメだよ!」と叫ぶ。
ちょっとだけいいでしょ、と言っても、ダメ。
もう少しで終わるからと言っても、ダメ。
普段は逆なことも多いのだが、相手が立場が弱いとみるや容赦なし(笑)
「見る?」編
そして昨日からテストだった三女は、昨日夕方からもう家の話題を「次女の入試」から「三女のテスト」に持っていったのであった。
「うまく行った!」「でもこの数学の最後の問題がわからなかった」「ちょっと解いてみて」
でも今日は「うまく行かなかった・・・」「社会は好きで得意っていつも言ってて、今回は9時間もやったのに、最高でも83点しか取ったことない・・・」といろいろ愚痴った後、「問題、見る?」
はいはい。見させていただきますよ。
日本近代史、勉強になるなあ(笑)