クリスマス・イヴ
キリストの降誕祭、がなぜ12/25なのか定かではないらしいが、ナンにせよみなが明るいというのは良いことである。
教会暦では「日が沈むと次の日」だったために、クリスマス・イヴとは決して「前夜祭」ではなく、「クリスマスの夜」そのものである。
今夕、弟の新居に、2家族9名が集まって食事会。
七面鳥でなく鶏を焼くのは、日本だけらしいが、ともかく、鶏の丸焼きがメインのパーティだ。
食べて遊んで、さあ帰ろう。
星新一のSFに、こんなのがあった。
宇宙人が艦隊を率いて地球に近づいてくる。先発隊の報告によると、地球人はあまりに好戦的で内乱が絶えないらしい。
こんな種族は早めに駆除するに限る。
さあ攻撃だと言うときに最終確認で望遠鏡をのぞいたら、なんかおかしい。
地球中、なんとなく浮かれていて平和な感じ。
「攻撃中止!」「先発隊、なにやってんだよ。平和じゃん」
そのころ、地球上では酔っぱらいが2人くだを巻いている。
「神様なんているもんか!クリスマス・イブだってのにいいことないぞ」
「いやいや、きっと俺たちの知らないところで働いてくれているんだよ」
メリー・クリスマス!